沖縄県石垣市の八重山郵便局で社員1人の新型コロナウイルス感染が判明した。この影響で、石垣市や与那国町など、約5万5千人が暮らす八重山地方の郵便業務が26日夕現在、すべてストップしている。 日本郵便沖縄支社によると、24日に検査で陽性が判明。保健所から濃厚接触者などに関する連絡が入れば状況に応じて業務を再開したいが、見通しが立っていないという。 同支社によると、陽性の結果がでたのは、郵便物の仕分け作業を担当する社員。局内の消毒作業は25日のうちに終えたという。 12の有人島からなる八重山地方への郵便物は那覇中央郵便局(那覇市)に集められた後、八重山郵便局に送られ、そこからさらに島々に配送されている。業務休止中は、郵便物は那覇中央郵便局に留め置かれているという。 沖縄県には国の緊急事態宣言が発令されている。県によると、26日も新規感染者は302人で、過去最多を更新。八重山地方でも連日感染が確認されている。(光墨祥吾) Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
北海道が公道での聖火リレーを中止へ 鈴木知事が表明
北海道の鈴木直道知事は26日午後、道新型コロナウイルス感染症対策本部会議後に記者団の取材に応じ、道内で6月13、14日に行われる予定の東京五輪の聖火リレーについて、「緊急事態宣言が延長されれば公道での実施は難しいと考えている」と述べた。 道は26日午後、政府に対し、31日までが期限の緊急事態宣言の延長を要請。政府は他都府県とともに6月20日ごろまで延長する方向で調整している。鈴木知事は「最終的には政府が判断するが、関係自治体や五輪組織委とそうした(公道実施の中止の)方向性で考えたい」とした。 道は公道での聖火リレーの中止とともに、13日に白老町の民族共生象徴空間(ウポポイ)、14日に札幌市北3条広場(アカプラ)で予定されている聖火リレーのセレモニーについては無観客で行う検討を進めている。 3月25日に福島県を出発した聖火リレーは現在、関西地方を巡っている。北陸、東北を経て、北海道には全都道府県で38番目に6月13、14日に実施される予定だった。1日目の13日は函館市や白老町など、2日目の14日は胆振東部地震の被災地などを回り、札幌市がゴール地点だった。(榧場勇太、中野龍三) Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
五輪聖火リレー、千葉県も公道は中止の方向
吉江宣幸、稲田博一2021年5月26日 19時14分 千葉県内で7月1~3日に予定されている東京五輪の聖火リレーについて、県が公道での実施を中止する案を関係自治体に示し、調整を進めていることがわかった。 県内の聖火リレーは、東京湾アクアラインのパーキングエリア「海ほたる」(木更津市)からスタートし、3日間で計258人・グループが21市町を走る予定だった。 初日に公道を聖火ランナーが走る予定だった君津市には24日、県から中止案の連絡があったという。市幹部は「県内12市で、まん延防止等重点措置が適用されている。県民の安全安心を第一に考えた県の最終判断に賛同したい」と県の判断を評価した。 また、五輪のサーフィン会場になる一宮町も、24日に県から「中止の方向で検討したい」と伝えられたという。聖火は隣のいすみ市から町内にかけての約3キロの波打ち際を14人でつなぐ予定だった。波打ち際も公道扱いになるとされ、見送りになるという。 馬淵昌也町長は「聖火ランナーのことを思うと胸が痛むが、どこでも公道では聖火リレーができない現状をみれば、仕方がない」と話した。(吉江宣幸、稲田博一) Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
近鉄「ひのとり」ブルーリボン賞 「伝統的景観と調和」
鈴木智之2021年5月26日 19時30分 全国の鉄道愛好家らでつくる「鉄道友の会」は26日、ブルーリボン賞に近畿日本鉄道の特急電車80000系「ひのとり」を選んだと発表した。 ひのとりは2020年3月から大阪難波と近鉄名古屋を結ぶ名阪特急として運行している。外観はつやのある深い赤色が特徴で、座席にはリクライニングしても後ろに影響しないバックシェルを採用している。同会は「沿線の伝統的景観とも調和しており、完成度が極めて高く魅力あふれる車両」と評価した。 同賞は前年に営業運転を始めた車両の中から、会員の投票に基づき、最優秀と認められた車両に贈られる。近鉄の受賞は14年の観光特急「しまかぜ」以来7年ぶり9回目。 名阪特急では1960年に10100系「2代目ビスタカー」、78年に12400系「サニーカー」、79年に30000系「3代目ビスタカー」、89年に21000系「アーバンライナー」、2003年に21020系「アーバンライナー・ネクスト」が受賞している。同社は「より快適に、より楽しんでいただける車両づくりに努める」とコメントした。(鈴木智之) Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
教室の子も画面の子も…先生苦戦 大阪市オンライン学習
今回の緊急事態宣言下での学習は「自宅オンラインが基本」となっていた大阪市立小中学校に、市教育委員会が対応や課題を尋ねた調査結果を26日にまとめた。家庭と教室をつなぐオンライン双方向通信の学習について、1回でも取り組んだ学校は中3で全体の50%、小6で54%。低学年ほど割合が下がり、小2で実施した学校は28%にとどまった。 調査対象期間は4月26日~5月11日。全287小学校と全131中学校が学校名を記入して回答した。 他の学年では、中2で取り組んだ学校が47%▽中1は44%▽小5は47%▽小4は39%▽小3は35%▽小1は5%だった。ただ小1は端末操作に慣れていないことから、タブレット端末やパソコンの持ち帰りは、各校で判断するとしていた。 市教委によると、双方向通信の学習の回数は尋ねていない。調査上は、1回のみでも「取り組んだ」計算になる。 「接続テストを含む」オンライン双方向通信は小中ともに92%が取り組んだ。できなかった8%の小中は、理由について「1人1台端末の貸し出し準備をする時間を確保できなかった」「機器の操作について指導の時間を確保できなかった」などと回答した。 双方向通信「接続できたが不安定」95校 市教委は、通信ネットワーク… この記事は会員記事です。無料会員になると月5本までお読みいただけます。 残り:1863文字/全文:2397文字 2種類の会員記事が月300本まで読めるお得なシンプルコースはこちら Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
携帯の補償サービスを悪用か スマホ不正入手容疑で逮捕
松沢拓樹2021年5月26日 23時29分 携帯電話の補償サービスを悪用してスマートフォンなどを盗んだとして、佐賀県警は26日、ベトナム国籍で栃木県栃木市沼和田町、無職グエン・バ・ルアン容疑者(27)を私電磁的記録不正作出・同供用と窃盗の疑いで逮捕し、発表した。「私がやったことだと思います」と容疑を認めているという。 佐賀県警サイバー犯罪対策課によると、グエン容疑者は昨年1月25日、同県鹿島市の20代男性のアカウントを不正に使い、携帯電話会社の会員専用サイトにログイン。「携帯電話が故障した」などと申請し、翌26日に交換用のスマートフォン1台(8250円相当)とSIMカード1枚(2200円相当)を自宅に配送させ、盗み取った疑いがある。 グエン容疑者は今年3~4月、広島県警に同容疑などで逮捕、起訴されている。佐賀県警などは、同容疑者が転売目的で他地域でも同様の犯行をしていた可能性があるとみて調べている。(松沢拓樹) Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
世界の投資家、日産に345億円請求 ゴーン事件で損失
2021年5月26日 21時22分 日産自動車のカルロス・ゴーン元会長が有価証券報告書に役員報酬を虚偽記載したとされる事件をめぐり、世界の約90の機関投資家が事件で日産株が下落して損失を被ったとして、同社に計約345億円の損害賠償を求める訴えを東京地裁に起こした。26日に第1回口頭弁論があった。 ゴーン元会長は2010~17年度の8年間の報酬を実際より計約91億円少なく開示したとして、金融商品取引法違反の罪で逮捕、起訴された。訴状で機関投資家らは、18年11月の最初の逮捕を受けた株価下落で被った損害について「虚偽記載という誤った情報提供によってゆがめられた市場価額を前提にした投資判断を行わざるを得なかった」と主張している。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
玄関に鍵ささったまま、侵入の跡か 熊本の元町議殺害
長妻昭明、屋代良樹2021年5月26日 21時30分 熊本市南区の住宅で、元城南町議の農業中村尊徳(たかのり)さん(74)が殺害されているのが見つかった事件で、遺体の発見時、自宅玄関は外から鍵がささったままだったことが、捜査関係者への取材で分かった。熊本県警は何者かが玄関から侵入し、室内で殺害したとみて捜査している。 中村さんは24日朝、自宅の寝室で、鼻と口を粘着テープで塞がれ、両手足をひものようなもので縛られた状態で死亡していた。捜査関係者によると、前夜は玄関が施錠されていたとみられ、犯人が鍵を入手して侵入した可能性があるという。 中村さんの寝室には中村さんの携帯電話と財布が残されていたが、タンスなどに物色された跡があった。これまでの調べでは、自宅や、現場から4キロ離れた国道沿いで見つかった中村さんの軽トラックからは、犯人のものと思われる指紋や足跡は見つかっていないという。(長妻昭明、屋代良樹) Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
富士通ツール経由で政府機関の情報流出 成田空港も被害
2021年5月26日 21時39分 富士通が管理・運営し、顧客らとデータなどをやり取りするプロジェクト情報共有ツールが不正アクセスを受け、顧客の情報が流出していたことがわかった。このツールを使っていた内閣サイバーセキュリティセンター(NISC)や国土交通省、外務省は26日、情報流出があったと発表した。 富士通によると、不正アクセスを受けたのは、「ProjectWEB」と呼ばれるツール。同社とシステム開発などを進める官公庁や企業が使っていた。6日に不正アクセスの可能性を把握して調べたところ、複数の顧客の情報が外部に流出したことを確認。25日に発表した。ツールの運用を止め、流出の経緯などを調べている。被害組織や流出したデータの詳細など「顧客に関することは答えられない」としている。 NISCではこれまでに、情報システムを構成する機器類などの情報流出を確認したという。担当者は「すでに被害拡大防止の対策を講じた。現時点で不正アクセスの被害は確認されておらず、当該システムの障害や関連業務への支障は生じていない」としている。官公庁や企業からの情報流出を防ぐための政策を担うNISCは、今回の情報流出を受けて24日に政府機関やインフラ事業者に注意喚起をしていた。 国交省は、赤羽一嘉国交相を含む職員や有識者会議の委員、関係事業者ら少なくとも7万6千人分のメールアドレスが流出したと発表。省内のメールやインターネットのシステムに関する情報なども含まれるという。メールの内容や業務に関する情報の流出はないという。共有システムは停止しており、「通常業務に支障はない」としている。 外務省は、同省が進めていたデジタルガバメントの実現に向けた検討資料が流出したと発表した。資料には省外の63人分の名前や所属組織が記載されており、一部はメールアドレスも含まれていた。63人の所属組織などは明らかにしていない。全員に流出した旨を連絡したが、被害の報告は受けていないという。他の省内システムなどにも影響は出ていないという。 また、このツールを使っていた成田国際空港会社は20日、同空港に駐機する航空機の運航情報を管理するシステムに関する資料が流出した可能性が高いと発表していた。 富士通は「関係者の皆様には多大なるご心配、ご迷惑をおかけしておりますこと、深くおわび申し上げます。関係当局へのご相談を進めるとともに、被害に遭われたお客様の支援に全力で努めてまいります」とのコメントを出した。 加藤勝信官房長官は26日の記者会見で、東京五輪・パラリンピックに向けた対応にも触れ、「運営にあたってインフラに対する様々な攻撃も想定される。サイバーセキュリティーの強化にしっかり取り組まなければならない」と述べた。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
26日夜から九州で非常に激しい雨 気象台警戒呼びかけ
棚橋咲月2021年5月26日 17時29分 発達した低気圧の影響で、九州北部と南部では26日夜遅くから27日朝にかけ、局地的に雷を伴い非常に激しい雨が予想されている。竜巻などの激しい突風のおそれもあり、気象庁が警戒を呼びかけている。 福岡管区気象台によると、前線や低気圧に向かって暖かく湿った空気が流れ込む。27日にかけて予想される1時間降水量は、いずれも多いところで熊本県70ミリ、福岡、佐賀、長崎、大分、宮崎、鹿児島の各県で60ミリ。27日午後6時までに予想される24時間降水量は、いずれも多いところで熊本県200ミリ、宮崎と鹿児島の両県で180ミリ、福岡、佐賀、長崎、大分の各県で150ミリ。 気象台は、最新の情報に注意し、土砂災害や低い土地の浸水、河川の増水や氾濫(はんらん)に警戒するよう呼びかけている。(棚橋咲月) Source : 社会 – 朝日新聞デジタル