斎藤徹2021年5月23日 19時00分 北海道夕張市の特産品「夕張メロン」の出荷が5月23日早朝から始まった。栽培農家のビニールハウスでは、丸々と実ったメロンが次々と収穫されていった。 約3・6ヘクタールのビニールハウス104棟で栽培している同市滝の上の小林貴洋さん(39)の農場では、緑の葉が一面を覆ったビニールハウスで熟れ頃を迎えた直径15~20センチ、重さ約1・6キロのメロンが、一つひとつ丁寧に収穫された。昨冬は大雪で、春の融雪作業に一苦労し、その後の天候も安定せず調整が難しかったという。それでも、表面の網目もきれいにでき、実入りは上々、味も例年通りのできばえに仕上がったという。 「コロナ禍が続くが、全国の皆さんには、甘みも香りも最高の夕張メロンを食べて笑顔になってほしい」と小林さん。メロンは午前中に初出荷され、24日に札幌市中央卸売市場で初競りがある。収穫のピークは6月~7月で、9月初めごろまで続く。 夕張市農協によると、市内では102人の生産者が190ヘクタールでメロンを栽培しており、今年は昨年並みの3675トンの販売を予定している。(斎藤徹) Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
「映画看板のまち」になかった映画館 半世紀ぶりに復活
「映画看板のまち」として知られながら、半世紀近く映画館がなかった東京都青梅市に6月、ミニシアター「シネマネコ」がオープンする。歴史ある建物を活用し、映画鑑賞だけでなく地域交流の場もめざして、その名にちなんだ作品で幕を開ける。 拡大する青梅市にオープンする映画館「シネマネコ」。国の登録有形文化財でもある旧都立繊維試験場を改修した=東京都青梅市 文化財が映画館に 水色のレトロな木造建築のシネマネコは、JR青梅駅と東青梅駅の間にある。国の登録有形文化財に指定された旧都立繊維試験場を改修した建物だ。 屋根裏の梁(はり)を見せる形で天井を高くした映画館は63席で最新の音響設備を導入。カフェも併設し「映画を見るだけでなくコミュニティー形成の場として開かれた空間」をめざして6月4日にオープンする。 青梅にはかつて三つの映画館があったが、1973年までにすべて閉館になった。 拡大するJR青梅駅に飾られた映画看板=東京都青梅市 一方で、商店街には手描きの映画看板を掲げ、昭和レトロの雰囲気を演出してきた。だが3年前に地元の映画看板師が亡くなり、看板は老朽化して一部は撤去された。 「商店街の景観が寂しくなった」「昔は映画館があったのに」 住民のそんな声に、映画館の復活へと乗り出したのが、地元で複数の飲食店を営む菊池康弘さん(39)。自身、幼い頃は親と一緒でないと立川の映画館まで行けなかった。 拡大する映画館「シネマネコ」代表の菊池康弘さん=東京都青梅市 「学校帰りとか、気軽に行ける映画館があるのは文化的にもいい」。周辺地域にシネコンはあるが、ミニシアターは少なく「商圏は広い」ともにらみ、長年温めていた映画館構想の実現に乗り出した。 「ネコ」の由来は 改修などにかかった費用は約… Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
超高級? 破格の安さ? 1回千円のガチャの値打ちは…
1個のお値段、1千円也。強気な価格設定のガチャガチャ(カプセルトイ)が福岡市のみやげ店に登場した。それって高くない? いえいえ破格の安さなんです。 ガチャガチャが設置されているのは、福岡市の複合施設「ベイサイドプレイス博多」にあるみやげ店「博多銘品蔵」。 旅行や出張で訪れる人向けにおみやげを販売するこの店に今月1日、マシンが設置された。以降は地元の人が入れ代わり立ち代わり訪れる。お目当ては「あこや真珠ガチャ」だ。 アコヤ真珠とは、アコヤ貝か… Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
Dominant Lions ace Kona Takahashi has no plans to visit barber
A message from a fan was relayed to Saitama Seibu Lions pitcher Kona Takahashi during his hero interview following a win over the Hokkaido Nippon Ham Fighters on Friday night. The fan praised Takahashi for his nice pitching and for showing the skill of an ace for the way he […]
富山県、過去最多64人が感染 県内累計1739人に
富山県は23日、新たに64人の新型コロナウイルス感染を確認したと発表した。1日の新規感染者としては5月19日の34人を上回り、過去最多となった。県内で確認された感染者は累計1739人となった。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
「手話ソング」ブーム 知ってほしい聴覚障害者の気持ち
私の視点 伊藤芳浩さん(NPO法人 インフォメーションギャップバスター理事長) 歌詞に手話をつけて歌う「手話ソング」が、人気を集めている。歌手がユーチューブで広めたり、耳が聞こえる人が、学校の手話サークルで学んだりしている。手話や聴覚障害者に関心を持ってもらう、いい機会になっている。その点を評価したうえで、聴覚障害者には、少し困ることもあることを伝えたい。 日本で使われている手話には、大きく二つある。一つは、日本語の文法に従って、単語ごとに手の動きを当てはめ、日本語を話しながら行う日本語対応手話だ。耳が聞こえる人たちの多くが、手話講習会などで学んで覚えるもので、ほとんどの手話ソングも、この手話が使われている。 もう一つは、日本手話というものだ。日本語とは全く文法体系が異なり、別の言語と考えてもいい。これは、聴覚障害者どうしが、コミュニティーで自然に覚えていく。私は、就職した会社でろう者の先輩から習った。私自身は日本語対応手話も使えるが、自分らしさを表せる日本手話の方を積極的に使っている。 私のように日本手話に慣れているろう者が、手話ソングを見ると、頭が混乱し誤解することがある。日本語の文法に従っている手話ソングが、文法体系の異なる日本手話と同じ「手の形」(単語に相当)を振り付けで使っていることがあるからだ。 例えば、英語の単語を日本語… この記事は会員記事です。無料会員になると月5本までお読みいただけます。 残り:504文字/全文:1087文字 2種類の会員記事が月300本まで読めるお得なシンプルコースはこちら Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
埼玉にまん延防止の空白地域 店、忙しくなると思ったら
新型コロナウイルス対策として埼玉、神奈川、千葉の首都圏3県がとっている「まん延防止等重点措置」に「空白地域」がある。東京23区と隣接する自治体のうち、2市だけが対象になっていないのだ。この2市では飲食店での「一人飲み」や「同居家族飲み」もできる。どんな状況になっているのか、取材した。 対象になっていないのは、埼玉県の八潮市と三郷市。 3県で重点措置が延長された12日夜、つくばエクスプレス(TX)八潮駅の北口にある焼き肉店「しちりん」は13席のカウンターが一人飲みの客らで埋まり、四つのテーブル席も満席でにぎやかな声が響いていた。ただ、酒のオーダーは午後8時で止め、午後9時までにすべての客が帰っていった。 店長の尾山和也さん(42)によると、市内や近隣から来る常連客が中心だったこの店に変化が表れたのは、大型連休の頃からだ。 予約の電話がかかり、これま… Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
阿伏兎山上の展望台が壊される 広島県福山市が被害届
佐藤英法2021年5月23日 8時52分 広島県福山市は21日、福山市沼隈町の「海後(かいご)山」(阿伏兎(あぶと)山)=約180メートル=にある阿伏兎山上園地展望台が損壊したと発表した。床板や階段の踏み板などが外れて、柱や梁(はり)が残った状態という。市は広島県警福山西署に器物損壊で被害を届け出た。 市観光課によると、展望台は瀬戸内海を望む山頂付近に1990年に設けられ、木造で階段がある。高さは約3・5メートル。老朽化が進み市は約10年前から立ち入りを禁止し、撤去などを検討していた。 点検は年2回で、昨年10月の点検では異常が見つかっていない。今年最初の点検が今月14日にあり、損壊を確認した。(佐藤英法) Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
自死した家族との最期の別れ かけがえのないものに
納棺師・「おくりびとのお葬式」代表 木村光希さん 納棺師の多くは、葬儀社の依頼を受けて納棺の儀を行います。いわば葬儀社の「下請け」として働きます。ですから、葬儀社の意向に応えなくてはなりません。 今回紹介するのは、葬儀社の意向に反してしまったケースです。 ご自宅に入ると、50代の男性を囲み、奥さまと3人のお子さんが号泣されていました。まさに働き盛りの年代でしたが、硫化水素による自死でした。突然の別れに、ご家族の悲しみは深いものがありました。 こうした有毒気体が原因で亡… Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
ラッコの母子、誕生から親別れまで 写真100枚に記録
北海道浜中町の湯沸(とうふつ)岬(霧多布岬)。その沖合に生息するラッコを毎日のように見続けている人がいる。今回、その記録をまとめた本を出版。約100枚の写真からは、ラッコたちの生き生きとした暮らしぶりが見えてくる。 本を出版したのは、海鳥や海洋生物の調査、保護活動などをする「NPO法人エトピリカ基金」の理事長、片岡義広さん(72)。野生の親子ラッコの生態を記録した写真読本のタイトルは「ラッコ 霧多布で生まれたA子の物語」だ。 片岡さんは霧多布岬近くでゲストハウスを30年以上営みながら、毎日のように岬から海洋の鳥や生き物の観察を続けてきた。数頭のラッコを約5年前から見かけるようになり、2017年から本格的に生態の観察を始めた。 岬の沖合に生息する成獣のメス2匹は、18年からそれぞれ3匹ずつ計6匹の子どもを生んだ。ただ死産だったり、生後1、2カ月で不明になったりして、生後6カ月程度まで成長し、親別れするのを確認できたのは2頭だけだった。 今回の写真読本は、母ラッコ… Source : 社会 – 朝日新聞デジタル