新型コロナウイルス対応の3度目の緊急事態宣言が出てまもなく1カ月。昨春の1度目の宣言時より感染者数は桁違いに多く、人出も増えている。宣言の効果はどこまであるのか。1度目と比べた今回の緊迫度は? 緊急事態宣言に代わって名付けるとしたら何宣言? 街で尋ねた。(藤野隆晃、山口啓太) 「自粛し続けるのはもったいない」 18日と19日、JR新橋駅周辺で19~74歳の男女20人に話を聞いた。昨春の1回目の緊急事態宣言で感じたコロナへの緊迫感を10点とした場合、今回は何点かを尋ね、「下がった」と答えた人が16人に上った。平均は6点だった。 東京都北区の男子大学生(1… Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
「FBIに振り込む」という客 行員は後悔から決意した
原田達矢2021年5月20日 10時45分 特殊詐欺の被害防止に協力したとして、中京署は14日、りそな銀行千本支店(京都市中京区)で窓口業務を担当する中浜愛さん(29)に感謝状を贈った。過去に顧客が被害にあってしまった経験から、「出金の時は引き下がらずに理由を聞く」を徹底したことで、詐欺の未然防止につながった。 署などによると、4月14日、70代の男性が同支店の窓口を訪れ、「FBIに25万円を振りこまないといけない」と話した。対応した中浜さんが確認すると、振込先は、京都市内の別の銀行の口座で、名義もFBIとは関係なかった。 男性は、振り込み内容が書かれた英文のメールを機械翻訳して持参していた。その内容は、FBIを語る相手から「あなたがマネーロンダリングに関わった疑惑がある。回避したければ指定された口座に49万円を振り込め」というもので、脈絡がなく詐欺だと察知。その場で上司と相談して110番通報したという。 中浜さんは以前つとめていた別支店で窓口業務を担当していた時、顧客が特殊詐欺にあってしまうという経験をした。顧客に遠慮してしまい出金理由をきちんと確認できていなかったという後悔から、「お客様を守るために怪しいと思ったら嫌がられても話を聞く」と心に決めたという。 今回、男性は「いつも入金しているから」と慣れた様子だったが、「これは絶対におかしい」と説得。話を聞くうちに男性は「不安だった」と打ち明けたという。中浜さんは「出金を止められてよかった。少しでも不安に思った時は銀行にもぜひ相談してほしい」と話している。(原田達矢) Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
「断れなかった」 柏児相の外壁に落書き、被告が認める
藤谷和広2021年5月20日 10時48分 県柏児童相談所(柏市)で昨夏、銃弾が送りつけられるなど悪質な嫌がらせが相次いだ一連の事件で、関わったとされる男2人の初公判が19日、千葉地裁松戸支部でそれぞれあった。 児相に銃弾を送りつけたとして、脅迫罪に問われた武藤栄治被告(51)の初公判では、武藤被告は起訴内容を認めた。起訴状などによると、武藤被告は昨年9月7日、銃弾1発をアルミホイルに包んでレターパックに入れ、児相に送付して脅迫したとされる。 また、児相の窓ガラスを割ったなどとして、器物損壊などの罪に問われた山中健司被告(27)の初公判もあった。起訴状などによると、山中被告は昨年9月4日、児相の外壁にスプレーで落書きをしたり、コンクリート片を投げつけて窓ガラスを割ったりしたとされる。 山中被告は起訴内容を認めた上で、被告人質問では暴力団関係者の男から「ガラス割ってこい」などと指示されたと証言した。男から暴力を振るわれたこともあり、「こわくて断れなかった」と話した。 二つの事件に先立つ昨年8月12日には、長男を一時保護されたことに逆上した進藤友久被告(48)=脅迫罪で公判中=から、児相の職員を脅す電話があったとされる。その後、敷地内で割れた火炎瓶が見つかるなど悪質な嫌がらせが相次いでおり、県警は進藤被告と一連の事件との関連性を調べている。(藤谷和広) Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
White Sox manager Tony La Russa defends criticism of Yermin Mercedes
Los Angeles – Old-school Chicago White Sox manager Tony La Russa said Wednesday he still thinks rookie Yermin Mercedes should not have swung at a 3-0 pitch on Monday night when the White Sox had a huge ninth-inning lead — even if some players in his own clubhouse and around […]
White Sox manager Tony La Russa defends criticism of Yermin Mercedes
Los Angeles – Old-school Chicago White Sox manager Tony La Russa said Wednesday he still thinks rookie Yermin Mercedes should not have swung at a 3-0 pitch on Monday night when the White Sox had a huge ninth-inning lead — even if some players in his own clubhouse and around […]
「頭にタオルの事務局長、指5本使って…」関係者は見た
拡大する「100万筆」の果て リコール署名偽造 昨年11月3日、名古屋市中区のホテルは活気にあふれていた。 大村秀章・愛知県知事へのリコール署名の「公開開票」イベント。ボランティアらが署名簿に番号を振り、運動を率いた美容外科「高須クリニック」の高須克弥院長がユーチューブで生配信した。 「きょうだけで3万票が集まりました」 中継開始から1時間20分後、スタッフの男性が段ボールいっぱいの署名簿を机に置いた。「いま愛知県はものすごく燃えているんですよ」。高須氏が興奮ぎみに画面に訴えかける。 受任者の男性は違和感を覚えた。「なぜこんなにぎりぎりに集まってくるのか」。署名提出の期限は大半の自治体で11月4日。その前日に、いきなり3万筆も届くなんて……。 ◇ 拡大する田中孝博容疑者が署名簿に指印を押していたとの目撃証言がある生涯学習センターの集会室=2021年5月19日、名古屋市千種区、村上潤治撮影 このイベントの前日夕方。リコール運動団体事務局長の田中孝博容疑者(59)は同市千種区の千種生涯学習センター3階の集会室にいた。 関係者は証言する。「集会室… Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
点検放置で幻となった「夢の原子炉」 もんじゅ廃炉へ
拡大する半世紀余り、高速増殖原型炉「もんじゅ」(奥)を見つめてきた地元の元区長・橋本昭三さん=2016年9月21日、福井県敦賀市 2013年5月13日付の朝日新聞朝刊1面に「もんじゅ 停止命令へ」の見出しの記事が載った。日本原子力研究開発機構が高速増殖原型炉「もんじゅ」(福井県敦賀市)で1万点に及ぶ点検を放置し、原子力規制委員会が運転再開の作業を禁じることを特報した。 この不正行為が、もんじゅ廃炉の引き金となった。 「陸の孤島を豊かにしてくれた夢の施設だった」。冷たい風が吹きつける砂浜から巨大な原子炉建屋を見つめ、橋本昭三さん(92)は言った。 15世帯が暮らす敦賀市白木地区の元区長。旧動力炉・核燃料開発事業団(現機構)の職員3人が自宅を訪ねてきたのは、1970年2月のことだ。「新しい原発を造りたい」。もんじゅ建設の申し出だった。これを逃せば、「集落は消える」と思った。港や道路が造られ、働き先ができた。 ■「信じられないほどの税金」… Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
「生徒と先生、対話しよう」 動き出した高校生たち
3月下旬、学校の自由を問い直すドキュメンタリー映画「北園現代史」の編集作業が大詰めに入った。東京都立北園高校3年生だった監督の中村眞大(まさひろ)さん(18)は映像に映る教師らのプライバシーに配慮し、濃いモザイクをかけた。卒業生を介して弁護士に映像の内容に問題がないと確認してもらい、4月2日にネット公開した。 次々とツイッターに感想が投稿された。「社会全体から自由、寛容さが失われていく縮図を見た気がする」「高校生が作ったと思えない」。ある卒業生は「君たちのような生徒が在籍していることを自慢に思います」と書いた。好意的な投稿が大半で、中村さんは「ホッとしました」。 拡大する「自由の北園交流会」に参加した北園高校の生徒たち。(右から)林倫太郎さん、中村日向子さん、安達晴野さん、平岡裕葉さん。左端は安達さんの母で次期PTA会長に内定している桃子さん=東京都北区、宮崎亮撮影 学校は中村さんの取材に応じなかったが、記者が副校長に対し、頭髪指導について尋ねると「長くいる先生に聞くと以前から指導の方向性は変わっていない。行き過ぎた髪染めは指導する」と話した。 同校のある教員によると、東京都教育委員会から連絡を受けた管理職が、映画のことを職員会議で周知したという。この教員は「映画は、生徒の生活指導全般への不満を代表して形にしたチャレンジ。学校をより良くするための問題提起だ」と感じた。「単なる『宣戦布告』のように捉えている教員は少ないのでは」といい、映画をきっかけにバリケード紛争などの歴史を知り、校風とされる「自由」について改めて考え始めた様子の同僚もいるという。 拡大するオンラインで開かれた「自由の北園交流会」の様子=安達晴野さん提供 「生徒の学校への疑問を単なる… Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
紀州のドン・ファン元妻、殺人罪などで起訴 和歌山地検
2021年5月19日 19時38分 「紀州のドン・ファン」と呼ばれた和歌山県田辺市の資産家、野崎幸助さん(当時77)が2018年5月に急性覚醒剤中毒で死亡した事件で、和歌山地検は19日、元妻の須藤早貴(さき)容疑者(25)を殺人と覚醒剤取締法違反(使用)の罪で和歌山地裁に起訴した。認否は明らかにしていないが、関係者によると黙秘しているという。 起訴状によると、須藤容疑者は18年5月24日夜、何らかの手段で野崎さんに致死量の覚醒剤を口から摂取させ、死亡させたとされる。 野崎さんは自宅の寝室で倒れているのが見つかり、死亡が確認された。死因は急性覚醒剤中毒だった。遺体に注射痕はなく、県警は覚醒剤を口から摂取させられたとみて捜査してきた。 県警は、野崎さんが死亡した日の午後、家事手伝いの女性が夕食を作って外出した後は4時間ほど、須藤容疑者と2人きりだったとみている。ほかに覚醒剤を飲ませることができた人はいないと判断し、今年4月28日に須藤容疑者を殺人などの容疑で逮捕した。 県警は任意提出を受けた須藤容疑者のスマートフォンの解析から、須藤容疑者が田辺市で覚醒剤密売人グループと接触したことも把握した、としている。 和歌山地検幹部は起訴後、朝日新聞の取材に「捜査を続けて起訴できる証拠が集まった。逮捕後に新たな証拠も見つかっている」と説明した。 須藤容疑者が野崎さんに覚醒剤を飲ませたという直接的な証拠は出ていないが、地検は状況証拠の積み上げから、野崎さんを殺害することができたのは須藤容疑者のほかにありえないと判断し、起訴に踏み切ったとみられる。 和歌山県警は19日、須藤容疑者を詐欺容疑で再逮捕した。関係者への取材でわかった。 関係者によると、当時19歳だった須藤容疑者は「知人女性にけがをさせて慰謝料などを求められている」とうそを言い、札幌市の知人男性(67)から16年1月に約1170万円を須藤容疑者の口座に振り込ませ、だまし取った疑いがもたれている。須藤容疑者はこの容疑についても黙秘しているという。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
「75歳以上」か「65歳から」か 高齢接種で対応様々
北海道内の各自治体で、新型コロナウイルスワクチンの65歳以上の高齢者向けの接種が本格化している。予約時の混乱を避けるために「75歳以上から」と年齢を区切って先行接種し、集団接種会場も用意するなど、スムーズな接種に向けて各自治体が工夫を凝らしている。国は高齢者向け接種の「7月末完了」の目標を掲げており、各自治体は接種を急ぐ。 旭川市は75歳以上の高齢者への接種を24日から始める。かかりつけ医など医療機関での個別接種と集団接種の両方を実施する。集団接種は土日祝日に、市総合防災センターとイオン2店舗を会場に行う。 小樽市でも75歳以上を優先して接種券を配布し、接種開始は24日から。集団接種は行わず、市内49医療機関で対応する。かかりつけ患者を優先する病院と一般接種が可能な病院を市のウェブサイトに掲載した。 釧路市では「80歳以上」「72~79歳」「65~71歳」と3グループに分けて順次接種する。6月7日の開始を予定する。市は当初、高齢者向け接種の完了時期を10月としていたが、9月上旬に早めた。さらに蝦名大也市長は18日の会見で「これを少しでも前倒しできるよう調整中だ」と語った。 留萌市では65歳から順番に接種してもらう方式にした。24日から集団接種を始める。市保健医療課は「若い世代の方が社会参加している人が多く、感染リスクが高いため」と説明する。 すでに予約が始まった自治体… Source : 社会 – 朝日新聞デジタル