2021年5月2日 9時43分 山形市は4月30日、希望しながら成人式に参加できなくなった県外在住の新成人に対し、貸衣装や美容室などのキャンセル料を9万円を上限に補助するなどの対応策を発表した。 補助を受けられるのは、県外在住で成人式への参加を希望し、市からPCR検査キットを送付した人と自前でPCR検査を受けた人、およびその2親等以内(両親、祖父母、兄弟姉妹)の親族。補助のほか、成人式に参加できなくなった県外在住の新成人には5月中旬、米や乾麺などの市特産品を選ぶことができるカタログをおわびの手紙とともに送るという。 佐藤孝弘市長は30日午後の記者会見で、成人式に参加できなくなった県外在住の新成人に対し「たいへん申し訳ない。誠実に対応したい」などと話していた。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
「最終的には生活保護」なのか 老後を描けないコロナ禍
新型コロナウイルスの感染が再拡大するなかで迎えた1日のメーデー。厚生労働省によると、新型コロナの影響で解雇や雇い止めをされた人やその見通しにある人は、4月23日時点で10万人を超える。労働者からは怒りの声が漏れる。 「どこまでギリギリの生活になれば、国は守ってくれるんでしょうか」 東海地方に住む会社員の男性(60)はこぼす。 今年1月、菅義偉首相が国会で口にした「最終的には生活保護」という言葉が忘れられない。感染拡大で生活が苦しい人への対応を問われ、答えたものだ。 男性には、将来のための蓄えも家も全て手放さなければ、国は支援しないという意味に聞こえた。 昨秋、解雇された。コロナ下の不況で、事業の縮小が決まったからだった。 その企業には、2019年秋… Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
3度目の宣言、早くも延長論 専門家「連休明けが心配」
3回目の緊急事態宣言が始まって、2日で1週間になる。政府は宣言で感染者を一気に減らそうとしているが、効果はまだ見えていない。重症者の急増で医療現場は逼迫(ひっぱく)するばかりだ。宣言の期限は11日だが、「延長は避けられない」との見方が専門家の中で強まっている。 宣言は東京、大阪、京都、兵庫の4都府県を対象に4月25日から始まった。飲食店への時短営業の要請を中心とした「まん延防止等重点措置」では感染者の増加がとまらず、今回の宣言では居酒屋や大型商業施設、テーマパークなどに幅広く休業を求めた。 過去7日間の平均で1日あたりの感染者数をみると、30日は東京で773人、京都で137人、大阪で1111人、兵庫で483人。1週間前と比べ、東京、京都は1割増、大阪、兵庫はほぼ横ばいだ。 新型コロナウイルスは感染から5日ほどで発症することが多く、検査、公表までにさらに時間がかかる。直近の感染者数は1週間ほど前の感染状況を表している。宣言の効果はまだ判断できる段階ではない。 過去2回の宣言では発症日ごとの感染者数で見ると、宣言が出る前に流行のピークが過ぎていた。感染状況の悪化に反応して、多くの人が外出の自粛を始めていたためだ。今回は宣言から間もないため、発症日ごとの感染者数ははっきりしない。 いま、人流はどうなっているのか。東京都医学総合研究所の西田淳志・社会健康医学研究センター長によると、ここ数日で東京と大阪の主要繁華街の人流は急激に減り、「酒類を提供する飲食店の休業要請など宣言に一定の効果は見られている」と話す。 西田さんによると、24日に都内では「駆け込み会食」と見られる人出の増加があったものの、30日までの1週間とその前週の人出を比べると、昼(正午~午後6時)は2割あまり、夜(午後6時~午前0時)は3割近く減っているという。西田さんは「とくに感染リスクの高い夜の時間帯に滞留人口が下がっているかが大事になる」と指摘する。 大阪でも25日と30日を比べると各時間帯とも2~3割減。人出の減少が見られてから1カ月ほどたつという。だが感染の収束は見えてきていない。感染力の強い変異ウイルスが影響している可能性もあり、西田さんは「感染の減少には時間がかかる可能性がある。しっかり下がるのを見てから解除を判断してほしい。リバウンドすれば人流抑制に協力している人の努力が水の泡となってしまう」と話す。 東京の人流が減る一方、周辺の埼玉、千葉、神奈川の3県では減る傾向が見られないといい、「大型連休明けに一気に感染者数が増えないか心配だ」と話す。 宣言の解除は、政府の分科会が示した6指標が、最も深刻な「ステージ4」から脱することが目安になる。指標の一つの病床使用率は50%未満が基準だが、内閣官房のまとめでは、大阪は29日時点で95%。使える病床は使い尽くしている状況だ。治療や療養が必要な人もステージ4の基準の7倍。兵庫も病床使用率が88%。治療や療養が必要な人は基準のほぼ3倍だ。 東京の病床使用率は32%で、関西と比べれば逼迫度は低い。しかし、変異株が急拡大しており、予断を許さない状況だ。 全国の重症者は30日時点で1020人と、「第3波」のピークの1043人に迫る。変異株は20~30代でも重症化しやすい懸念もある。感染者を一気に減らさなければ、コロナ以外の医療も立ちゆかなくなり、宣言が長引くことで経済も甚大なダメージを受ける。連休中は検査数が少なくなる傾向にあるため、感染状況を正確に把握するのが難しいとの指摘もある。 東京医大の濱田篤郎・特任教授(渡航医学)は「連休中にステイホームする人が増え、ある程度は感染者は減るかもしれないが、11日の期限までに流行が収まるとは思えない。延長する場合、単に今の対策を続けるのではなく、より広く休業を要請するなど次の手を考えておく必要があるだろう」と話す。(阿部彰芳、石塚広志) Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
「感染者宅に投石」デマ拡散 知事も発信した未確認情報
新型コロナウイルスの第3波が拡大していた今年1月。宇都宮市にある呼吸器内科の医院の敷地に、3枚のビラが貼られていた。 「コロナが拡大したのは(院長が)TVに出たため。責任とって下さい」 黒いペンでの殴り書き。朝、出勤してビラを見つけた倉持仁院長(48)は「なんでこんなことをするのか」と思った。 コロナ禍で医者としての責務を果たそうと、テレビに300回以上出演し、コロナ対策を発信してきた。 ビラを貼った女性は2月に逮捕され、威力業務妨害罪で略式命令を受けた。捜査関係者によると、女性は60代で独り暮らしだった。 後日、倉持さんのもとに女性の兄が謝罪に訪れた。「母親が別の病院に入院しており、妹は面会制限などでコロナに対する不安が増しすぎてしまい、紙を貼ったようだ」と説明された。女性からは「自分のことだけしか見えていない、軽率な行動だった」などとつづった謝罪文が届いた。 コロナへの不安が妄信を生んだのか。記者は女性にも会った。「本当に反省しております」とだけ繰り返した。 臨時会見で知事は… 昨年4月20日。三重県の鈴木英敬知事は臨時の会見を開いた。 「患者やご家族のご自宅などに石が投げ込まれ、ガラスが破られたり、壁に落書きをされたり。実際にそういう心ない、人を傷つける状況が起こっています」。県民向けメッセージとして差別・中傷行動の発生を伝え、「事実に基づく冷静な対応」を呼びかけた。 県などによると、保健所にこの2日前、「明和町の住宅に投石や落書きなどの嫌がらせが行われ、感染者や家族が悩んでいる」という情報が電話で寄せられていた。4月9日に町内で初めて感染が確認された男性の「関係者」からだった。 ある町で最初に感染が確認された患者をめぐって流れた一つの「デマ」。県も情報を信じ、臨時会見では知事までも…。なぜデマは広がるのか、記事後半でお伝えします。 記者は今年4月、明和町に向… Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
Dragons’ batters come up big against Giants
The Chunichi Dragons beat the Yomiuri Giants with a great performance on the mound on Friday. On Saturday afternoon, they got their bats going. Dayan Viciedo hit a two-run homer to help the Dragons build a big lead and Yohei Oshima drove in a pair of insurance runs with a […]
ミャンマーのクーデターから3カ月 都内で抗議デモ
伊藤進之介2021年5月1日 20時02分 ミャンマーでの軍事クーデターから1日で3カ月が経った。東京都渋谷区の国連大学前では在日ミャンマー人ら約200人が集まり、国軍に対して抗議し、国際社会に支援を呼びかけた。 抗議デモでは国軍に対抗し、民主派が新たに結成した「国民統一政府(NUG)」への各国の支援を求めたり、少数民族の出身者がそれぞれの旗を掲げ、共闘の意を示したりしていた。 主催者の一人、マイチョウウーさん(52)は「国軍との会話の道はなく、ミャンマー人のデモだけでは民主主義を取り戻すことはできない。NUGを認めてもらい、国際社会から国軍に圧力をかけてほしい」と話した。 2日にも、アメリカ、ドイツ、韓国、台湾など世界各地で「春の革命」と題して集会が開かれる予定で、東京でも霞が関でデモ行進を行うという。(伊藤進之介) Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
資産家元妻、殺害方法検索か 掃除機からは微量の覚醒剤
和歌山県田辺市で2018年5月、「紀州のドン・ファン」と呼ばれた資産家の野崎幸助さん(当時77)が急性覚醒剤中毒で死亡した事件で、元妻の須藤早貴(さき)容疑者(25)=殺人と覚醒剤取締法違反の容疑で逮捕=が人を殺害する方法について、インターネットで検索していたことがわかった。検索記録の一部はスマートフォンに残っておらず、県警は経過を調べている。 捜査関係者によると、須藤容疑者から任意提出を受けたスマホを調べたところ、殺害方法や覚醒剤について検索サイトで調べていたほか、SNSで密売人とやり取りしていたことが確認された。 検索サイトで調べた履歴は基本的に残るが、一部については残っていなかったという。 野崎さん宅の1階にあった掃除機の中から微量の覚醒剤が検出されていたことも新たにわかった。 県警は須藤容疑者が、野崎さ… Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
鹿児島の聖火リレー、6人がコロナ感染 交通整理を担当
東京五輪の大会組織委員会は1日、4月27日に鹿児島県奄美市と霧島市であった聖火リレーに関わっていた自治体職員ら計6人が、新型コロナウイルスに感染したことが確認されたと発表した。 同県では4月27、28両日、リレーが行われた。組織委によると、奄美市では20代と30代の市職員2人を含む3人、霧島市では市職員3人の感染が確認された。6人ともそれぞれの市で交通整理にあたっていた。 奄美市では、市内の接待を伴う飲食店で9人が感染するクラスター(感染者集団)が発生。今回、このうちの2人が聖火リレーに関わっていたことがわかった。霧島市の3人は市内の別々の場所で業務に従事しており、市民らとの濃厚接触などはないという。 組織委は自治体などに対し、感染症対策ガイドラインの順守徹底を改めて呼びかけたといい、「安全・安心な聖火リレーの実施に向けて必要な対策を講じていく」としている。(斉藤佑介) Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
Yu Darvish strikes out 12 in win over division-leading Giants
San Diego – Yu Darvish struck out 12 over 6⅓ innings and improved to 3-1 on Friday as the San Diego Padres held off the National League West-leading San Francisco Giants 3-2. Darvish walked three, hit a batter, and surrendered four hits, including a solo home run to Giants catcher […]
避難所で出会ったユカちゃん 25年後、私に会いに来た
車から降りた内倉浩支さん(51)の目に飛び込んできたのは、大人になったユカちゃんの姿だった。「お久しぶりです。急にすみません」。でも、くりっとした目元はあの頃と変わらない。 20年以上も前から年賀状を交わしていたものの、直接会うのはそれ以来だった。突然電話をもらい、父の営む東京都あきる野市のバーベキュー場に駆けつけた。レジャーを兼ねて家族で来てくれたのだという。「3人の子どもの母になりました。長女は、あのときの私と同じ年頃です」。2020年夏。日の傾きかけた山あいに、セミの鳴き声が響いていた。 1995年1月28日、大学4年だった内倉さんは、阪神・淡路大震災直後の神戸市にボランティアとして入った。派遣された中学校には1千人以上が避難し、足の踏み場もなかった。家族を捜す大量の貼り紙。寒気にさらされる入り口に場所を見つけ、1時間半ほどまどろんでは、また働いた。 一斗缶で廃材を燃やすと、暖をとりにぽつぽつと人が集まってきた。元気のいいおばちゃんがいた。家が倒壊した時、娘に覆いかぶさって助けたのだという。その娘が13歳のユカちゃんだった。ユカちゃんと当時何を話したのかは、よく覚えていない。思い出すのは、無我夢中で過ごした日々と無力感だ。 毛布がたくさんあるのに、全… Source : 社会 – 朝日新聞デジタル