長沢幹城2021年5月1日 22時00分 【動画】新緑に囲まれる九年庵=金子淳撮影 新型コロナウイルスの影響で一般公開が中止された国の名勝「九年庵(くねんあん)」(佐賀県神埼市4月4月30日、県の特別な許可を受け、新緑がまぶしい姿を撮影した。 太陽に透かされて明るく輝くカエデの葉が風にそよぎ、水面に映る。足元では深緑色のコケが木漏れ日に照らされている。管理する県文化課の小野原公子さんは「写真を通して、少しでも多くの人に九年庵の春を感じてもらえたらと思います」と話していた。 九年庵は、県出身の実業家・伊丹弥太郎が造った別荘と庭園で、毎年春と秋に数日間だけ一般公開されてきた。(長沢幹城) Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
静岡で竜巻が発生か 10棟以上が全半壊、けが人も
気象庁は1日午後8時過ぎ、静岡県中部で竜巻などの激しい突風が発生したとみられると発表した。 静岡市消防局や牧之原市役所によると、牧之原市布引原(ぬのひきはら)地区を中心に突風が起き、少なくとも10棟以上が全半壊し、3人が軽傷を負ったという。市内では電柱が数本倒壊し、車が10台ほど横転しているという。多くの家屋で屋根瓦が飛んだり、窓ガラスが割れたりもした。1世帯2人が「自宅が倒壊した」として、市内の公民館に自主避難している。 静岡県警などには同日午後6時半ごろ、竜巻が発生したとの通報が相次いだ。中部電力によると、同市や周辺の菊川市、御前崎市など約4千戸で停電が発生しているという。 牧之原市布引原地区の平屋建てに住む70代女性は「午後6時半くらいから急に天気が悪くなり、7時過ぎに外で『ダーン』と音がした」。午後10時ごろに隣人から「屋根に角材が刺さっている」と言われて確認すると、直径10~15センチくらいの角材が屋根を突き破り、屋根裏まで達していた。周囲が暗いため、被害の全容はわからない。「こんな被害は初めて」と話した。 同地区に空き家を持っているという同市内の60代女性は、空き家の隣に住む親族から1日午後7時すぎ、「窓ガラスが割れている」と連絡があった。車で向かう際、茶畑に囲まれた県道を走ると、電線が垂れ下がって通れなくなっている箇所がいくつもあったという。 空き家は、1階の大きな窓ガラスが2枚割れ、近くの親族宅は屋根の瓦が飛ばされていた。近くでは、電柱が倒れていた。周辺は明かりが少ない場所で、「朝になってみないと、どれくらいの被害になっているか分からない」と心配そうに話した。 同地区のJA静岡経済連の「牧之原物流センター」の職員によると、農薬を保管している大型倉庫の屋根がはがれ、3カ所あるシャッターも破損した。周辺には「とにかく、いろいろなものが飛んできて散らかっている」と話した。 同市坂部地区に住む主婦(33)は、午後6時半ごろ、自宅で料理中に大きな音を聞いた。2階に上がって外を見ると、自宅を囲うフェンスが横倒しになり、近くの電柱も折れていた。「かつて聞いたことのないような大きな音で死ぬかと思った」と話した。 同地区に住む男性会社員(47)は、家族と買い物に出ていた。近所に住む親から「家が突風で壊れた。急いで帰ってこい」と言われ、慌てて自宅に戻った。2階の窓は割れ、家の中は家具などが横倒しになっていた。「今夜、寝られる部屋がない。どうしよう」と途方に暮れていた。 静岡県では1日午後、伊豆地方をはじめに対象地域を広げながら、竜巻注意情報が断続的に発表されていた。前線を伴った低気圧に向かって、暖かく湿った空気が流れ込んだことに加え、この時期としては強い寒気が列島の上空に入っていたこともあり、西日本から北日本の広範囲で大気が不安定な状態となっていた。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
Rising NPB stars making strong case for spots on Japan’s Olympic team
Wednesday marked three months until the start of the Tokyo Olympic baseball tournament — assuming the coronavirus doesn’t blow another fastball past the organizers, who, if we’re being honest, are probably sitting on a 2-2 count at best. Let’s assume, however, the games will take place. The original plan for […]
鹿児島、過去最多60人感染確認 県内累計2183人に
鹿児島県と鹿児島市は1日、新たに計60人の新型コロナウイルスの感染者を確認したと発表した。1日あたりの発表者数としては、1月20日の59人を上回り、過去最多となった。県内の感染者は累計2183人。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
水俣病65年の祈り 公式確認の日に患者団体が慰霊祭
奥正光2021年5月1日 20時51分 水俣病が公式確認されてから1日で65年がたった。犠牲者をまつる熊本県水俣市の「乙女塚」では、患者団体の水俣病互助会による慰霊祭が営まれ、患者や遺族らが犠牲となった命に祈りを捧げた。 乙女塚には水銀汚染で失われたすべての命がまつられている。今年で41回目になる慰霊祭には約40人が参列。水俣病互助会会長の上村好男さん(86)は、胎児性患者の長女智子さん(1977年に21歳で死去)に触れ、「生きていたら65歳。今も夢によく見ます」と話した。 この日は例年、水俣湾埋め立て地で環境相や原因企業チッソの社長らが出席する犠牲者慰霊式も営まれるが、コロナ禍で昨年に続き中止となった。 水俣病は、チッソ水俣工場が不知火(しらぬい)海に流した廃水に含まれたメチル水銀が原因の公害病。1956(昭和31)年5月1日、水俣保健所に患者の多発が届けられ、公式確認された。認定患者2283人のうち、9割近い1988人(4月末現在)が亡くなった。患者が高齢化し症状の悪化も進んでいる。今も約1400人が熊本、鹿児島両県に患者認定を求め、国の被害者救済策の対象から漏れるなどした約1700人による損害賠償や認定を求める訴訟も続いている。(奥正光) Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
沖縄で聖火リレー始まる 64年東京五輪の出発地
光墨祥吾2021年5月1日 21時01分 東京五輪の聖火リレーが1日、沖縄県で始まった。米軍統治下の1964年の東京五輪では、最初に聖火が到着した。新型コロナウイルスの感染が広がり、「まん延防止等重点措置」(重点措置)が適用されるなか、再び聖火が走った。 県内の一部地域に重点措置が適用され、14市町村をつなぐ当初の計画を変更。本島は公道で走るのをやめ、二つの会場に集めて無観客で実施し、宮古島市ではリレー自体を中止した。名護市での出発式で、玉城デニー知事は「本来走行する予定だった沿道の風景も胸に描きながら走行してほしい」とあいさつした。 前回の東京五輪の聖火リレーは64年9月7日に那覇市をスタート。本島内を走り、名護市で1泊した。市内には当時の聖火台や記念碑が残る。 この日は名護市民会館の敷地内などを周回。沿道には「お帰りなさい!聖火」といった横断幕も掲げられた。前回は聖火が行かなかった離島の石垣市へ渡り、その後、再び名護市のコースでリレーが再開した。 第1走者を務めたタレントのガレッジセール・ゴリさん=那覇市出身=は、沖縄が復帰した72年5月に生まれた「復帰っ子」。聖火をつなぎ終え、「短い距離だったが、57年前もこの炎が沖縄に来たことを実感した。(聖火リレーを通して)沖縄を世界に知ってもらえれば、うれしい限りです」と話した。(光墨祥吾) Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
「1週間程度、強い地震警戒」 気象庁、宮城の地震受け
山岸玲2021年5月1日 17時43分 【動画】宮城沖地震で水道管破裂=三井新撮影 1日午前10時27分ごろ、宮城県沖を震源とする地震があり、同県大崎市と石巻市、涌谷町で最大震度5強を観測した。気象庁によると、地震の規模を示すマグニチュードは6・8、震源の深さは51キロ。津波は発生しなかった。 このほか、震度5弱を仙台市や青森県階上町、岩手県釜石市、福島県相馬市などで観測し、北海道から近畿の広い範囲で揺れた。気象庁は「発生から1週間程度は最大震度5強程度の地震に注意を」と呼びかけた。 宮城県沖では、今年3月20日にも最大震度5強の地震が発生。宮城県に津波注意報が出た。今回の地震との関連は不明だが、震源の位置は約40キロ離れているという。 気象庁は東北沖などで規模の大きな地震が発生した際、「東北地方太平洋沖地震(東日本大震災)の余震と考えられます」と発表してきた。だが地震の発生数が減って余震かどうかの判断が難しくなり、4月からこうした発表をやめた。(山岸玲) Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
「卒業式行くな」 コロナで入院中、自宅に中傷はがき
新型コロナウイルスの感染者への差別や偏見が、教育現場でも後を絶たない。昨年は集団感染が起きた学校に誹謗(ひぼう)中傷が集中し、政府の会議では全国の学校でのいじめや差別の実態も報告された。感染が急拡大するこの春も、文部科学省は新たな事例を防ぐための教材の活用を呼びかける。 「卒業式出るな。行くなよ。この常識なし家族が」。広島市東区の女性(44)が新型コロナウイルスに感染して3週間入院し、3月下旬にようやく帰宅すると、郵便受けにはがきが入っていた。消印は同10日。卒業式を控えた小学6年だった息子も感染して入院しており、親子が不在のときに投函(とうかん)されたものだ。 宛名は「○○(女性の姓)一家様」で、差出人の記載はなかった。パソコンで書かれていた。「なんてひどいことを。息子が感染を理由にいじめられたらどうしよう」。夫に伝え、小学校にも連絡した。卒業式は親子が入院中に終わっていた。 発熱してからは登校させていなかったが、はがきには「なんで学校行かせた」と書かれていた。知人との接触のなかで感染したとみられるという。 女性は迷ったが、息子にはがきを見せることにした。からかわれたとき、どう対処するかを知ってほしかったからだ。 読んだ息子は「学校に行きたくない」と言い、自室に2日間閉じこもった。夫は息子に「堂々としていればいい。何か言われたら、『感染したら本当につらいから、みんなも気をつけて』と言ったらいいよ」と励ました。さらに「登校したくなければそれでもいいよ」とも。女性は「負けないで。でも、中学校に入り、あまりにいじめられるなら転校しようね」と伝えた。父母の話を聞き、息子は「少し落ち着けた」と振り返る。 息子は4月、地元の中学校に… この記事は会員記事です。無料会員になると月5本までお読みいただけます。 残り:894文字/全文:1624文字 【5/11まで】デジタルコース(月額3,800円)が今なら2カ月間無料!詳しくはこちら Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
大阪 「1泊390円」再び 緊急事態受け西成のホテル
森直由2021年5月1日 18時00分 3度目の緊急事態宣言を受けて、大阪市西成区でホテル4カ所を運営するジュノングループは、「1泊限定390円」のプランを再び始めた。コロナ禍で生活に困った人たちを支援することが目的で、シーツの交換代や光熱費などを差し引くと、「大赤字」になることを今回も覚悟している。 コロナ禍の前、週末は訪日外国人客らの利用で満室状態だった客室稼働率は、感染拡大後に30%前後まで激減。「仕事を失った人などの役に立ちたい」と、1月中旬から1泊限定390円の特別料金プランを始めた。2カ月間で住まいを失った人など約1千人が利用し、3月の客室稼働率は約60%まで上がった。 しかし、感染者が増えた4月中旬からキャンセルが相次ぎ、客室稼働率は約40%まで減少。今後はさらに空室が増えることが見込まれる。前回は「赤字になるから無理」、「何の意味があるのか」など、激安プランに社内から反対の声が多かった。だが今回は、「また始めませんか」と従業員から進んで提案してきた。 宿泊客へのアンケートの結果によると、前回は利用客の約15%が就職活動のために来た人だった。「おかげで仕事が見つかりました」とお礼を言われたこともあった。「今回も仕事を失い困っている人などにぜひ利用してほしい」と担当者は呼びかけている。 緊急事態宣言中は続ける。終了時期は未定。(森直由) Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
里親の男、児童3人に性的・身体的虐待 県が検証委設置
遠藤和希2021年5月1日 14時14分 長野県は30日、里親を務めていた県内在住の男が、養育していた延べ3人の児童に性的や身体的な虐待を繰り返していた事案を確認したと明らかにした。県は「要保護児童に対する重大な虐待事案」と判断し、原因究明と再発防止のための第三者検証委員会を設けた。 里親による虐待事案について、県が同様の第三者検証委を設けるのは初めて。児童福祉法に基づいて検証作業をする。検証委は弁護士や児童精神科医らが委員で、年度内に6回開催し、報告書をまとめる。 県によると、里親の男は昨年度後半、養育していた児童1人に性的な虐待を、児童2人に身体的な虐待をした。うち1人が虐待について外部に伝え、その情報をつかんだ管轄の児童相談所が対応。被害児童を保護した。聞き取りに、男は虐待の事実を認めたという。 県は30日に記者会見して事案を説明したが、「被害児童の特定につながる恐れがある」として、男が養育していた児童数や里親を務めた期間、刑事事件として立件されたかなどの情報は明らかにしなかった。 県は定期面談で異状の有無などを確認しているが、今回は虐待の事前把握ができなかった。県の担当者は「面談は里親が同席しており、児童が虐待について伝えられなかったこともあったと思う」と話し、面談方法を見直す考えを示した。 県によると、県内の里親は193家庭(2019年度)。今回の事案を受け、里親に養育されている全児童の安全を確認したという。(遠藤和希) Source : 社会 – 朝日新聞デジタル