芝生広場が封鎖されたり、バスケのゴールが外されたり……。緊急事態宣言下で迎えた大型連休。4都府県の身近な公園で様々な規制が始まっている。ただ公園によってばらばら。その理由を尋ねてみたところ……。 東京都が管轄する代々木公園では、芝生が広がる中央広場などがオレンジ色のネットで囲まれている。ネットは、飲食店の酒類提供ができなくなったことなどで増える「路上飲み」を防ぐためのバリケードで、花見客が集まり始めた3月下旬以降続けているという。 「飲食」「接触」防ぐ 細かに利用制限 「渋谷や原宿などの歓楽街も近く、50~60人の集まりもめずらしくない。声かけにも限界があった」と理解を求める。 東京都渋谷区も代々木深町小公園などの人工芝ゾーンを閉鎖。「飲食を控えてもらいたいとの思い」と担当者は話す。豊島区も南池袋公園とイケ・サンパークなどの芝生広場が終日閉鎖になる。 路上飲み対策以外でも、密集を回避するとして、細かく公園の遊具の利用を制限する自治体も目立っている。 東京都町田市では約50カ所… Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
秋田新幹線が運転再開 地震で一時運転見合わせ
2021年5月1日 15時08分 1日午前に発生した宮城県沖を震源とする地震の影響で運転を見合わせていた秋田新幹線は、午後2時14分に運転を再開した。 東北新幹線は大宮―新青森間の上下線で運転を見合わせており、JR東日本によると、全線での運転再開は午後4時ごろになる見込み。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
「1週間程度は注意を」識者が呼びかけ 宮城で震度5強
山野拓郎2021年5月1日 11時46分 【動画】海側のプレートが陸側のプレートに潜り込みプレート同士の押し合いから起こる海溝型地震(プレート境界型地震)、そのメカニズムをアニメで解説します。 1日午前に宮城で最大震度5強を観測した地震について、東京大地震研究所の古村孝志教授(地震学)は「今回の地震は、太平洋プレートと陸のプレートの境界で起きた逆断層型の地震とみられる。震源が約60キロと深く、地震の規模を示すマグニチュードも6・6と大きかったため、広域で強い震度を観測した。1週間程度は同じくらいの揺れが起きる可能性があるので注意が必要だ」と話す。 古村教授によると、この付近では1978年にマグニチュード7・4の宮城県沖地震が起きたが、同じクラスの地震が30~40年周期で繰り返し起きているという。(山野拓郎) Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
東北新幹線、アラーム響く車内は真っ暗に 記者が乗車中
徳島慎也2021年5月1日 12時03分 【動画】宮城沖地震の発生直後、新幹線の様子=坂上武司撮影 地震が起きたとき、複数の記者が東北新幹線に乗っていた。 仙台総局の徳島慎也記者は東京行きの「はやぶさ12号」にいた。5連休の初日だが、乗客はさほど多くない。 あちこちのスマートフォンから緊急地震速報のアラーム音が次々鳴り出すのと同時に、車内の電気が消えた。座席で揺れは感じなかった。車両は速度を落とし、トンネルの中で止まってしまった。「ただいま地震が発生しました」とアナウンスが流れた。場所は福島と郡山の間だという。 薄暗い非常灯がともり、乗客は携帯で地震の情報を見て「震度5強だって」「やばいだろ」と話したり知人と連絡を取ったりしていた。目立った混乱はなかった。 10分ほど後に電気が点灯すると、乗客から「あっ」とほっとした声が上がった。午前11時半現在で、運転再開の見通しはたっていないというアナウンスが流れた。 スポーツ部の坂上武司記者はJリーグの取材で、新青森行きの「はやぶさ11号」内にいた。車両は左右に大きく揺れ、白石蔵王駅付近で緊急停止した。 一時停電でエアコンが止まり、車両間のドアも手動でしか開かなくなった。午前11時55分、最徐行で仙台に向かい始めた。(徳島慎也) Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
揺れるアーケード、通行人が悲鳴 震度4の仙台市中心部
根津弥、三井新2021年5月1日 12時06分 仙台市中心部は震度4の揺れに見舞われた。仙台市青葉区の「北四番丁なかがわ皮フ科クリニック」では、地震を知らせるけたたましい音がスマホから流れると、間もなく窓がガタガタと揺れ始めた。ロビーで診療を待っていた人が不安そうに見つめる。職員が「窓から離れてください」などと呼びかけ、倒れそうな仕切りなどを押さえて揺れが収まるのを待った。 繁華街にある「日乃出寿司」の社長前田慶一さん(64)によると、地震の揺れでアーケードがガラガラと音を立てて揺れ、通行人は悲鳴を上げて、一斉に走り出したという。「大きな揺れだとは思ったが、最近になって地震が多いから慣れてしまった気がする」と話した。(根津弥、三井新) Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
尊厳死のタブー視に「違和感」 倉本聰さんの原稿公開
姫野直行2021年5月1日 7時27分 日本尊厳死協会が、同協会の顧問を務める脚本家の倉本聰さんが友人の死についてつづった直筆原稿を協会のホームページで公開した。倉本さんは、尊厳死や安楽死の議論がタブー視されている日本の医療の現状に対し、「僕は違和感を感じる」と疑問を投げかけている。 原稿は「そしてコージは死んだ」と題された200字詰め原稿用紙27枚のもの。コージさんは倉本さんの40年近く前からの友人で、倉本さんが開いた脚本家・俳優養成塾「富良野塾」の創設期からのスタッフという。2年半前に肺がんを患い、今年3月に62歳で亡くなった。 苦しい闘病の末に亡くなったといい、倉本さんは「(コージさんは)尊厳死協会の会員だったが、その会員証は何の役にも立たなかった」と振り返る。 そのうえで、「人命尊重という古来の四文字を未(いま)だに唯一の金科玉条とし、苦痛からの解放というもう一つの大きな使命である筈(はず)の医学の本分というものを、医が忘れてはいまいか」と訴えた。 また友人の「最後の日の苦しみ」に立ち会うことになったのは、「医学という一つの学問の中での思考のあやまり、いわば哲学の欠如である気がする」と記している。 日本尊厳死協会のホームページ(https://songenshi-kyokai.or.jp/)で全文を読むことができる。(姫野直行) Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
外階段の崩落、別物件も腐食か 業者は120棟以上施工
東京都八王子市で4月、賃貸アパートの外階段が崩れ住民の女性(58)が転落死した事故で、同じ施工業者が手がけた神奈川県厚木市のアパートでも事故現場と同様に外階段が腐食していたことが、厚木市への取材でわかった。市職員が確認したという。 この業者が建てたアパートは東京都と神奈川県で計120棟以上あるとみられ、国土交通省は両都県に緊急の調査を要請した。 業者は相模原市の則武地所。同社が2010年度以降に建てた2階建て以上の共同住宅が調査対象になる。大半は木造アパートという。 事故を受けて自主的に調査をしている自治体もある。厚木市では対象の16棟のうち1棟で外階段の腐食が見つかり、市が管理者に対策を求めた。相模原市には計画段階のものを含め55棟あるが、4月30日までの市の調査で、ただちに崩落の恐れがある物件はなかった。八王子市でも複数の物件で腐食を疑わせる階段が見つかったが、市は調査対象の件数を含め詳細を明らかにしていない。 ほかの自治体では、対象物件… Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
首つかみ投げる、ズボン下ろす 川崎の放課後デイで虐待
大平要2021年5月1日 8時53分 川崎市は30日、市内の放課後等デイサービスの2施設で、利用児童に対する虐待が確認されたと発表した。給付金の不正受給なども判明。同市は児童福祉法にもとづき、1施設を指定取り消し、もう1施設を指定のすべての効力を6カ月間停止する行政処分を出した。 市によると、2施設を運営する事業者は横浜市鶴見区の「Big Forest」。横浜市内でも1施設を運営している。 川崎市が虐待と認定したのは、首をつかんで児童を部屋に放り投げる▽プールでホースを児童の口に入れ放水する▽児童のズボンを下ろす▽きつい言葉を投げかける、などの行為。1施設の施設長と、もう1施設の従業員の2人が関わった。 2施設のうち「JOY KIDS GO」(川崎区、定員10人)は、開設時の2020年4月にさかのぼって指定を取り消す。従業員の実務経験証明書を偽造するなど、不正な申請で指定を受けたという。また2施設で給付金の不正請求が確認され、加算金も含め計約4370万円を返還させる。昨年11月ごろ、2施設の関係者からそれぞれ虐待についての通報を受け、市が監査を実施していた。(大平要) Source : 社会 – 朝日新聞デジタル