今だからこそ、ひとり=ソロの時間に向き合ってみる「ソロでいこう」企画。第5回は、現在放送中のドラマ「ソロ活女子のススメ」の原作者、朝井麻由美さんです。なぜ「ソロ活」をするのか。そこで発見したこととは? 朝井さんのさまざまなソロ活写真と共にどうぞ。 リレーおぴにおん 「ソロでいこう」 子どもの頃から集団行動が苦手で、学校の班活動や修学旅行が苦痛で仕方ありませんでした。「人生はつらい」。そう思っている私にとって、「ソロ活」は、せめて1人の時間を楽しくすることで、人生の楽しい時間を増やす意味があります。他人も社会も変えられないけれど、自分の時間は自分でいかようにも変えられます。 ひとりリムジン、ひとり遊園地……。たくさんのソロ活を体験しました。最初のうちは「人からどう見られるんだろう」と気になったものです。この「恥じらい」が、ソロ活最大の壁。初めて挑戦しようとした「ひとり焼き肉」では、店の入り口で「やっぱり無理だ」と引き返してしまいました。 記事後半には、朝井さんが「ソロ活」を通して発見したことのほか、「ひとり人生ゲーム」「ひとりリムジン」などの写真も。 でも、よく考えると全然恥ず… Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
「生きたい」と進もうとした娘 池田小事件、両親の年表
会員記事 瀬戸口和秀 森嶋俊晴2021年6月7日 18時02分 大阪府池田市の大阪教育大付属池田小学校に包丁を持った男が侵入し、児童8人が殺害され、児童と教諭の15人が重軽傷を負った事件から8日で20年になる。発生時刻の8日午前10時過ぎから開く予定の「祈りと誓いの集い」は、新型コロナウイルスの影響で参加者を減らして開く予定。 集いでは、犠牲になった8人の名を刻んだ「祈りと誓いの塔」の鐘が鳴らされ、参加者が黙禱(もくとう)する。例年、全校児童約600人が出席してきたが、昨年は新型コロナの感染拡大を受けて学校が完全再開しておらず、当日は臨時休校して児童の参加は各学年から1人ずつに絞った。今年は全校児童や遺族、教職員らが出席するが、来賓や保護者の参加を取りやめる。 付属池田小の事件は2001年6月8日午前10時過ぎに起きた。宅間守元死刑囚(04年に死刑執行)が包丁を持って校内に侵入。児童らを襲い、1、2年生8人が亡くなり、児童と教諭の15人が重軽傷を負った。(瀬戸口和秀) 2人が見いだした生きる意味 大阪教育大付属池田小学校の事件で、長女麻希(まき)さん(当時7)を亡くした酒井肇(はじめ)さん(59)と妻智恵(ちえ)さん(60)は今年5月、20年の出来事を「年表」にまとめた。学校が安全な場所になるよう願った2人の歩みの記録だ。 講演や研修の資料の日付と手帳の記録を照合して拾い出した出来事は170項目、A4判8ページ。2001年6月の事件当日から04年までの詳細な記録は、25ページの年表としてすでにまとめており、17年ぶりの「続編」だ。合わせて計33ページになる。 年表の項目をたどると、当時の心境がよみがえる。 《01年9月》 麻希さんの最後の足取りがわかった 麻希さんは、担任が110番… この記事は会員記事です。無料会員になると月5本までお読みいただけます。 残り:1219文字/全文:1949文字 2種類の会員記事が月300本まで読めるお得なシンプルコースはこちら Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
Tomoyuki Sugano and Seiya Suzuki return to action as Olympics draw near
A few hours after the United States national baseball team qualified for the Tokyo Olympics, two players expected to be key members of Samurai Japan’s Olympic effort returned to the field in NPB. Yomiuri Giants ace Tomoyuki Sugano and Hiroshima Carp outfielder Seiya Suzuki might have been a little rusty […]
「世論が間違ってますよ」竹中平蔵氏、五輪中止論を批判
竹中平蔵元総務相(現・パソナ会長)が6日の読売テレビの番組「そこまで言って委員会NP」で、東京五輪の中止や再延期を求める世論が高まっていることに関連し、「世論が間違ってますよ。世論はしょっちゅう間違いますよ」などと発言した。 竹中氏は番組で「例の分科会っていうのがね。あの座長の発言なんかひどいじゃないですか。別に分科会がオリンピックのこと決めるわけじゃないのに、明らかに越権でね」と述べた。政府対策分科会の尾身茂会長が国会で、五輪のリスクを指摘する発言をしたことが念頭にあるとみられる。竹中氏は続けて「専門家として個人で言うならいいんですよ。しかし、国会でね、要するに座長として言ってるわけだから。あれは明らかにのりを超えてますよ」「オリンピック、やるかやらないかって議論を何であんなにするか、私にはよくわからない」とも語った。さらに「世界のイベントをたまたま日本でやることになっているわけで、日本の国内事情で世界のイベントをやめますということは、やっぱりあってはいけない」と続けた。 五輪の中止などを求める世論… Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
泉州の水ナスが旬 「かっこええ」農業へ、若手の挑戦
大阪・泉州を代表するブランド野菜の水ナスが旬を迎えている。みずみずしく、さっぱりした味で、定番の浅漬けのほか、生でサラダなどでも楽しめる。産地を維持し、高いブランド力を次世代につなげていこうと、ICT(情報通信技術)を活用したスマート農業の導入や、一度途絶えた品種の復活など、若手農家の挑戦が始まっている。 大阪府泉佐野市の住宅街の中に立つ三浦農園の水ナスのハウス。内部の温度や湿度、二酸化炭素濃度などのデータをセンサーで常時観測し、生育に適した環境に自動で調節する。最新技術に興味を持っていた三浦淳さん(35)が数年前から、府などと協力してデータを集め、取り組みを進めてきた。 ■「ボケナス」にならないよう… Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
「国民の自主努力に頼りすぎ」 英国帰りで考える日本
公衆衛生学が専門で、この春まで英国キングス・カレッジ・ロンドンの教授だった渋谷健司さんは5月に帰国し、福島県相馬市で新型コロナワクチンの接種事業を支援しています。接種が迅速に進むコツや、日本の新型コロナ対策をどうみるか。話を聞きました。 ――相馬モデルと呼ばれる方法の特徴は。 接種する日時を地区ごとに決めた、集団接種を基本としています。予約は不要で、その日に会場にくればいい。 自力で来場できない方には送迎をするなど、とり残される人がいないようにもしています。 市では昨年12月からシミュレーションをして、個別接種だけでは期限内に終わらないとわかったため、集団接種にしたのです。 市長のリーダーシップと、東日本大震災を乗り切った危機対応への備えがあった。この二つが背景にあったことが大きい。 相馬市医師会とも非常によい連携ができていて、9割の先生が会場に来て接種をしてくれています。 ――接種が進んでいると聞きます。 6月4日時点で、高齢者の約半数は2回目の接種が終わりました。7月中には、16歳以上の希望する人全員に打ち終わるのではないかとみています。 新型コロナに打ち勝つにはスピード勝負で、総力戦です。会場設営の仕方や、どうやって滞在時間を短くするかとか。ノウハウをほかの自治体とも共有できたらいいなと思います。 相馬市が何か特別なことをしているということではなく、きちんと準備をして、皆がやるべきことをする。日々、改善すべき点は改善しているということです。 国民の自主的努力頼り ――日本の新型コロナ対策をいま、どうみていますか。 感染症対策の基本は三つです。一つ目が感染経路の遮断、つまりマスクや手洗い、三密を避けるなどの社会的距離をとること。二つ目が、検査をして感染者を見つけて隔離する。三つ目が免疫をつける、つまりワクチンです。 日本ではいまだに一つ目がメインで、国民の自主的努力に頼っている。飲食店の時短営業もそうですが、持続には限界があります。皆さん疲れて、緊急事態宣言が出ている地域でも人が出ています。何よりも社会経済が疲弊します。 ワクチンの承認プロセスは何… Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
漂着マスクが激増、海へ年15億枚? ペンギンの胃にも
新型コロナウイルス流行によるマスクの大幅な消費量の増加が、海洋プラスチックごみ問題に拍車をかけている。マスクの多くは実はプラスチック製だ。海に流れ出たマスクは1年間に15億枚との環境団体の試算があり、野生生物の命を脅かす例も報告されている。 5月末、記者が大阪府の関西空港近くの海岸を訪ねた。沖方向に向かって突き出た突堤のブロックの隙間をのぞくと、ペットボトルやポリ袋のごみに交じって白い不織布のマスクが流れ着いていた。波にさらされ続けたのか、ぼろぼろになっているものもある。 海岸には、捨てられて間もないであろう真新しいマスクも落ちていた。不織布だけでなくウレタン素材のものもあった。海岸の一部を30分ほど歩いただけで、6枚のマスクを見つけた。 「かながわ海岸美化財団」によると、新型コロナの流行以降、海岸に流れ着くマスクは増えているという。財団は神奈川県内の海岸約150キロを30年にわたって清掃活動している。職員は「これまで冬にちらほら見られるものだったが、コロナ以降は夏でも年中見かけるようになった」と話す。 分解まで450年 不織布マスクやウレタンマス… Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
「若者は使い捨て」 部活で疲弊 噴き出した教師の本音
教師の働き方改革の「本丸」と言われる部活動をめぐり、中高の教員計4人が語るオンラインのイベントが5月、開かれた。現場の教員が語った本音とは――。(編集委員・氏岡真弓) 黒い画面に「中学校・篠田」と白い文字が浮かぶ。中学教員の篠田先生(仮名)が語り始めた。カメラはオフで声は加工されている。「20代から運動部の顧問でしたが、連休(は十分休める)という感覚は全くなかった」「5連休あるから2日や3日は練習できるよね、というのが運動部の了解です」 「若者は使い捨て。やったことのない部活顧問を押しつけられる」 このオンラインイベントを開いた名古屋大学の内田良准教授(教育社会学)が言葉をはさんだ。「休みだから休むのではなく、休みだから練習するんですね」 同じく中学教員の井上先生(仮名)は、コロナ禍のもとでも試合のある競技とない競技があることにふれた。「試合の有無を決めるのは中体連(中学校体育連盟)の競技ごとの組織、つまり教員の集まりです。ずっと指導に当たってきた先生で、部活をやりたくない先生とは違う集まりです」 研究者として参加した千葉工業大学の福嶋尚子准教授(教育行政学)が、事前に寄せられた中学の20代男性教員の言葉を読み上げた。 〈若者は使い捨ての駒のように、やったことのない部活顧問を押しつけられている。断ったら後ろ指をさされ、かわりに任された同僚が苦しむ。こんなの体が持ちません。顧問は断れるはずなのに、選択の余地はありません。部活をしたくて教員になったわけではありません。授業をしたくてなりました〉 「学校は何で変わらないのか」 問いかけに教師は…… 「ずっと不思議なことがある」と内田准教授。「学校は何で変わらないのか」 篠田先生は答えた。「1ミリ… この記事は会員記事です。無料会員になると月5本までお読みいただけます。 残り:1491文字/全文:2232文字 2種類の会員記事が月300本まで読めるお得なシンプルコースはこちら Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
響くサイレン、廊下駆ける不審者…緊迫の付属池田小訓練
【動画】大教大付属池田小事件から20年。教職員の訓練や大学の講義で、教訓を伝え生かす試みが続いている 大阪教育大付属池田小学校(大阪府池田市)で児童8人が死亡、児童13人と教諭2人の計15人が重軽傷を負った事件から6月8日で20年になる。同校では毎年この時期、事件の反省と教訓を踏まえた不審者対応訓練を続けている。4月5日、約2時間にわたる訓練の様子を取材した。 春休みで児童がいない校舎に、警報サイレンの音が鳴り響いた。不審者が侵入した知らせだ。職員室のパネルに、非常用ボタンが押された場所が表示される。1階の105教室。すぐに荒川真一副校長(47)が「アトム班の先生、105に行ってください」と校内放送する。アトム班とは、不審者に対応する災害対応班の通称で、7人いる。副校長は「児童のみなさんは先生の指示に従って、教室に入って鍵を閉めましょう」と続けた。 訓練に参加したのは真田巧校長(53)ら教職員35人。「犯人」がどこから侵入してどのように行動するかは、一部の教職員しか知らない。臨機応変に対応する力を養うためだ。 付属池田小事件20年 受け継がれる五つの悔いと教訓 事件の教訓を再発防止に生かそうと、小学校は年5回の不審者対応訓練を続けています。大教大は教員を目指す学生たちに、必修科目で事件当時の状況を伝え、その教訓を赴任先の学校に広めるよう呼びかけています。 「下に行った」「AEDを」 飛び交う情報と指示 同小の教職員は非常時には、五つの班に分かれることになっている。訓練の冒頭、班ごとに訓練の目標を話し合い、全員の前で発表した。 司令塔となる職員室の「対策本部」の目標は、「指示をしっかり出す」ことと「情報の共有」。アトム班は「ペアで行動」「子どもから遠ざけるよう動く」などを掲げた。 児童の避難誘導や安否確認をする「児童対応班」▽負傷した児童を捜したり救急車に同乗したりする「救助班」▽被害の全体像を把握し救急隊や医療機関の連絡窓口となる「救護班」も、目標を発表した後に持ち場に分かれた。 拡大する不審者対応訓練の前に話し合って書き出した目標。「ペアで行動」「子どもから遠ざけるよう動く」などの文字が並ぶ=2021年4月5日、大阪府池田市の大阪教育大付属池田小学校 職員室で110番通報する間に、3階の教室の非常用ボタンが押された。「アトム班の先生、305」。校内放送と同時に、不審者と遭遇した教員から職員室に電話が入った。「下に行った」 しばらくして、2階にある職員室の前の廊下を走る不審者役の姿が見えた。「2階奥に向かっています。1人」。目撃した職員が声を上げ、走って追いかける教員の姿が見えた。 「不審者が入って暴れている」「先生たちがさすまたで取り押さえているみたいなんです」。110番や119番の通報は、警察役や消防役の教員の携帯電話に実際にかける。 訓練で不審者役の教員は、非常階段から1階に入り、教室にいた女性教員に「管理職どこや」「呼んでくれるか」と声をかけた。近くの教室の教員が気づいて「どうしました」と声をかけると、女性教員を襲い、非常階段で3階へ。 3階では男性教員が、走って… Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
エリック・カールさん悲報、ツイート分析にみる人気作品
「はらぺこあおむし」など、世界中から愛される絵本を生み出した絵本作家のエリック・カールさんが亡くなった。ツイッター上では、絵本に親しんだ人たちから様々な思い出が投稿された。SNS分析ツール「ブランドウォッチ」(BW)を使ってつぶやきの傾向を調べたところ、「はらぺこあおむし」以外の名作をあらためて挙げる投稿も目立った。SNSで広まった哀悼の声をたどった。 「はらぺこあおむし」以外で多かったのは…… エリック・カールさん死去に関して、「エリック・カール」「エリックカール」「はらぺこあおむし」のいずれかを含むツイートは、亡くなったことが国内で報道された5月27~31日にかけて計約9万件あった。性別が推定できたツイートの内訳は、男性が4割、女性が6割だった。 作品だけでなく、エリックさんの言葉をかみしめる投稿も少なくなかった。 <とちゅうで投げだしたくなることもあるでしょう。それでも向き合いつづけること。ただし、あまりがんばりすぎてはいけません。そのうち、しぜんと自分の絵が生まれるのです> 絵画に取り組む姿勢について語った場面を、エリックさんの画像とともに紹介したツイートは、約7万8千「いいね」がつき、約2万回リツイートされていた。 わかる、わかる! ツイッターで人気だった作品は? 9万件のツイート分析からわかった、エリックさんの人気作品。「はらぺこあおむし」以外にも挙がったのは…… 代表作「はらぺこあおむし」… この記事は有料会員記事です。有料会員になると続きをお読みいただけます。 残り:1574文字/全文:2114文字 2種類の会員記事が月300本まで読めるお得なシンプルコースはこちら Source : 社会 – 朝日新聞デジタル