群馬県は6日、米モデルナ社製の新型コロナウイルスワクチンを使う県営「東毛ワクチン接種センター」で、館林市の60代女性に誤って同日に2回接種したと発表した。今のところ女性の体調に異常はないというが、しばらくは県が電話で健康観察を続ける。 県によると、女性は6日、1回目の接種後、経過観察のブースに入るはずが、誤って別の予診・接種ブースに入室。このブースで予診を担当していた医師は、女性の予診票に別の医師のサインがあることに気付いたが、接種場所への移動を促した。誘導担当の事務員も予診票を確認せず、2回目の接種が行われた。 その後、事務員が接種済みを示すシールを予診票に貼ろうとしたところ、1回目のシールに気付き、重複がわかったという。 県は、誘導担当の事務員を増やすなどして、再発防止に努めるとしている。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
ETC不正通行容疑で逮捕 「200回以上」供述 大阪
2021年6月6日 16時30分 バイクでETC専用レーンを突破し、高速道路の通行料金を支払わなかったとして、大阪府警は6日、門真市松葉町、会社員泉谷繁浩(いずたにしげひろ)容疑者(60)を道路整備特別措置法と道路運送車両法違反の疑いで逮捕し、発表した。「3年ぐらい前から200回以上やった」と容疑を認めているという。 高速道路交通警察隊によると、逮捕容疑は4月11日午前10時半ごろ、守口市の阪神高速守口線の本線料金所で、バイクのナンバープレートの一部をテープで隠し、料金960円を支払わずにETCレーンを通行したというもの。前の車に追随し、ETCレーンのバーが下がる前に走り抜けていたという。 今年2月、阪神高速道路会社から府警に「悪質な車両がある」と相談があり、料金所を警戒していた高速隊員が泉谷容疑者のバイクを確認していたという。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
米軍艦撃沈、犠牲880人 潜水艦乗組員が戦後知る悲劇
太平洋戦争が終わる半月ほど前、旧日本軍の潜水艦「伊58」は米国の巡洋艦インディアナポリスを撃沈した。大戦果に、ある乗組員は当時大喜びした。しかし戦後、憎しみが憎しみを呼び起こしていたこと、想像以上に多くの人が犠牲になったことを知り、複雑な思いを抱くようになった。 「インディアナポリス撃沈」。清積勲四郎さん(92)=愛媛県松前町=の自宅の客間には、そう大きく書かれた皿が飾られている。知人が作ってくれた皿だという。自宅にはインディアナポリスの悲劇を描いた映画のDVDや雑誌のコピーなども取ってあった。 拡大する旧日本軍の潜水艦「伊58」の乗組員だった清積勲四郎さん=2021年3月7日、愛媛県松前町、伊藤繭莉撮影 愛媛県の出身で、15歳で海軍に。山口県にあった潜水艦の乗組員を養成する学校を卒業し、1945年2月、潜水艦の伊58に配属された。16歳。上官の指示に従って働く従兵だった。 伊58は沖縄へ向かったのち、広島県呉市の母港に戻り、7月にフィリピン方面へ。29日夜、黒い艦影を捉えた。清積さんは潜水艦の浮き沈みを調整する先輩兵のそばで、じっと指示を待った。 魚雷発射後、伝声管を通じて「命中」と聞こえた。「やった」。心の中で思った。 前日も敵の大型油槽船と駆逐艦を見つけていた。搭載していた人間魚雷「回天」が出撃し、2人が犠牲になった。 今回は日本側の犠牲はなく、しかも大型の軍艦。赤飯でお祝いしたという。 「回天の時は、ニコニコできないわけよね。インディアナポリスを沈めた時は万歳だよね」 日本に戻ったのは終戦後。そこで敗戦を知った。 毎年、伊58の戦友会が全国… Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
江戸期庶民の定番ツアーと言えば… 「お伊勢参り」の道
コロナ禍で以前のような旅行もままならない日々です。江戸時代に目を向けると、庶民のレジャー旅行の定番といえば、「お伊勢参り」でした。ひしゃくを持って神宮を目指せば沿道の住民から施しを受けたとされ、その気になればいつでも旅が始まりました。当時の道中はどのようだったのでしょうか。 拡大する伊勢神宮内宮に続くおはらい町通りから、五十鈴川に続く路地へ。白壁沿いの桜が満開をむかえていた=三重県伊勢市 繰り返す「おかげ参り」ブーム やれ「Go To トラベル」だ「不要不急の外出を控えろ」だ。お上の朝令暮改ぶりときたら、かつての上司を見るようだ。 指図はご無用、庶民は余暇があったら出歩くのが大好き。レジャー旅行の定番は、お伊勢参りにとどめをさす。「神宮」が正式名称の伊勢神宮へ修学旅行や団体旅行、パワースポット巡りをした人は多いはずだ。 江戸時代には「おかげ参り」なる大ブームが60年に1度は起きた。1830(文政13)年は450万人が訪れたとされる。親や主(あるじ)に黙って旅立つ「抜け参り」が許されたとも伝わる。 よし、当時の道中を三重県でたどるとしよう。「東海道中膝栗毛」の弥次さん喜多さんのつもりで、ひしゃくをリュックに引っ掛けて。 まずは東海道と伊勢街道が分… この記事は会員記事です。無料会員になると月5本までお読みいただけます。 残り:2610文字/全文:3089文字 2種類の会員記事が月300本まで読めるお得なシンプルコースはこちら Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
ぼくのご飯、どこに埋めたっけ? エゾリスが聖地を捜索
駐車場で車から降りると、何だか、背中に視線を感じた。その方向に目をこらすと、10メートルほど先の木の幹から、くりくりした二つの目が、こちらをジーッと見つめている。 エゾリスだ。 ここは、カーリング女子の強豪、ロコ・ソラーレの拠点となっている北海道北見市常呂(ところ)町の常呂カーリングホールのすぐそば。エゾリスは周辺の木々を登ってはジーッと辺りをうかがい、少し下りて来ては頭を下にしたまま、また辺りをうかがう。 やがて、こちらに近づく気は… Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
本音語れる保健室 女子生徒たちに伴走してきた養護教諭
拡大する3児の母となったかつての生徒とは今も頻繁にLINEでやりとりをする。詩梨(ことり)ちゃんの事件のあとには「頭から離れなくて辛(つら)い」とメッセージがきた=2021年6月5日午後2時37分、札幌市、川村さくら撮影 「あのね……」 保健室にいると、女子生徒たちの本音が見えてくる。 「親から暴力受けている」 「妊娠した」 「貧しくて食べるのに困る」 札幌市の高校で養護教諭をしている50代の女性は、生徒たちの声に耳を傾けてきた。「具合が悪い」とふらりとやってくる生徒たち。話すうちに、ぽつりぽつりと、自分たちの暮らしを語り出す。 心に残るかかわりがある。 その彼女は幼いころ、母親を病気で亡くした。生活保護を受給する父親と暮らしていた。 小学校から、ほとんど通わなかった。中学生のとき、不審に思った住民が児童相談所に通報し、児童養護施設に預けられた。 そして、養護教諭のいる高校に入ってきた。 慣れない学校生活。授業中じっと座っていることができない。入学して3日目に保健室へやってきた。彼女はドアの横から顔をのぞかせた。「入っておいで」 「頭がいたい」。彼女はにこにこしている。眠れているか、食事をとっているか。2人は会話をつづけた。 ふと、彼女がこぼした。「早… この記事は有料会員記事です。有料会員になると続きをお読みいただけます。 残り:1433文字/全文:1869文字 2種類の会員記事が月300本まで読めるお得なシンプルコースはこちら Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
東京で新たに351人が感染 週平均は前週比76.3%
東京都は6日、新型コロナウイルスの感染者を新たに351人確認したと発表した。6日までの1週平均の感染者数は426・4人で前週比は76・3%だった。死者は5人だった。 感染者351人を年代別で見ると、20代と30代がいずれも82人で最多。40代が64人、50代が43人、60代が23人と続いた。65歳以上の高齢者は30人だった。 「人工呼吸器か体外式膜型人工肺(ECMO)を使用」とする都基準の重症者数は60人で、前日から2人減った。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
Yusei Kikuchi gives up homer to Shohei Ohtani in injury-shortened start
Anaheim, California – Shohei Ohtani crushed his 16th home run of the season Saturday off countryman Yusei Kikuchi, who made an early exit from the Los Angeles Angels’ 12-5 win over the Seattle Mariners after being hit in the leg by a groundball. Despite falling behind 1-0 on Ohtani’s first-inning […]
爆音、衝撃波に思わず息のむ 「総火演」火器の威力体感
【動画】陸上自衛隊最大の実弾訓練「富士総合火力演習」(総火演)。昨年に引き続き、コロナ禍で一般公開が見送りとなる中、現場で取材した記者が間近で火器の威力を体感した=成沢解語撮影 耳をつんざくような爆音、空気を震わせるほどの衝撃波――。先月下旬にあった陸上自衛隊最大の実弾訓練「富士総合火力演習」(総火演)。昨年に引き続き、コロナ禍で一般公開が見送りとなる中、現場で取材した記者が間近で火器の威力を体感した。 「装甲車。対榴(りゅう)。撃て」。5月22日午前、静岡県の山あいにある東富士演習場に、無線の指示が響き渡った。「敵の装甲車を見つけたので、当たると破裂する対戦車の『榴弾』を射撃せよ」という意味だ。 報道陣が取材するエリアから200メートルほど先の演習場内で、動き始めたのは丸みを帯びたフォルムの「74(ななよん)式戦車」。陸自が1974年に採用したもので現在、保有する戦車のうち、最も古いタイプだ。 口径105ミリの戦車砲が向くのは、標的のある高台。白い煙を吐き、高い機械音を上げながら坂道を進む。登り切ったところで止まると、戦車砲が一瞬、火を噴いた。 とどろく爆音、腹に響いた衝撃波 「ボカーーーン!」。想像を… この記事は会員記事です。無料会員になると月5本までお読みいただけます。 残り:1737文字/全文:2164文字 2種類の会員記事が月300本まで読めるお得なシンプルコースはこちら Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
五輪「しゃべるな」批判受けたけど 元メダリストの思い
新型コロナウイルスが猛威を振るい、東京五輪の開催に懐疑的な声が国内外で強まるなか、大阪府内在住で2004年のアテネ五輪競泳の銅メダリストの中西悠子さん(40)も複雑な心境で行方を見守っている。朝日新聞の取材に「私の周囲でもコロナで亡くなった人はいる。安易に開催してほしいとは言えないが、アスリートの立場としては五輪をやってほしい」と打ち明けた。 拡大する2004年のアテネ五輪で銅メダルとなり、歓声にこたえる中西悠子選手 中西さんは2010年に現役を引退。現在は府内のスイミングスクールで後進の指導・育成に努めている。 中西さんは5月15日、在阪の民放番組に出演し、「アスリートの気持ちを代弁したら、やっぱり(五輪を)やってほしいと思う」と発言。日本医師会の会長が4月、自民党の国会議員を支援する政治資金パーティーに参加したことを引き合いに、「パーティーしてるなら五輪をしてほしい」とも述べた。「感染抑制を国民に呼びかけている医師会トップがパーティーに行く。矛盾している。そんな行動をするなら五輪に向けて少しでも環境を整えてほしいと思った」と話す。 公の場で五輪を「開催してほしい」と言ったことで批判を受けた中西さん。選手時代に抱いた五輪への思いや、現在のコロナの医療体制について思うことなどについて語ります。 ■メッセージに「人殺し」… Source : 社会 – 朝日新聞デジタル