数年前に義父が亡くなった際、遺影探しに苦労した。結局、孫たちと撮ったスナップ写真を無理して拡大した。似たような経験を持つ人は少なくないだろう。最近は、遺影にも使える写真を生前に写真館などで撮影しておく人も増えたという。「生前遺影」に取り組むプロに話を聞いた。 名古屋市名東区にある写真館「スタジオ・クニ」は年間30~50件の生前遺影を撮影している。営むのは大西邦夫さん(73)と真人さん(42)の親子。「終活」の一環で自ら遺影撮影に訪れる人もいるが、きっかけは知人の葬儀で見た遺影が「その人らしくない写真で残念だったから」というケースが多い。また、本人がその気でも家族に「縁起でもない」と反対される人もいるという。 「デリケートなことだから、きっかけ作りは難しい」と真人さんは明かす。邦夫さんは「遺影は一番人に見られる写真。だからこそ、いい人生を送ったと思える写真、自然で最高の表情を残してあげるのが大切」と言う。 お勧めするのが、遺影とは呼ばずに「シルバーポートレート」としての記念撮影だ。 誕生日や孫の七五三参りや入… この記事は会員記事です。無料会員になると月5本までお読みいただけます。 残り:773文字/全文:1238文字 2種類の会員記事が月300本まで読めるお得なシンプルコースはこちら Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
U.S. baseball team clinches spot at Tokyo Olympics
The United States baseball team won a spot in the Tokyo Olympics after defeating Venezuela 4-2 on Saturday and securing the best record in the Americas qualifier tournament. Team USA will join reigning champion South Korea, host Japan and underdogs Israel and Mexico in the Olympics. A final spot will […]
金色のスッポン農道歩いてました 捕獲し水族館で展示中
寿柳聡2021年6月6日 10時51分 大分県佐伯市弥生上小倉の淡水魚水族館「番匠おさかな館」に金色に見えるスッポンが展示されている。市内の川の近くの農道を歩いているところを市民が捕まえ、館に託した。甲羅の長さ約20センチ。先天的に一部の色素が欠落した個体とみられる。宮島尚貴学芸員は「目立つので成長する前に他の生き物に捕食されることが多い。ここまで成長するのは珍しい」と話す。 スッポンはメス。5月28日に捕獲され、今月2日から館で展示し始めた。砂に潜るなどして鳥などの目を逃れながら成長してきたとみられる。宮島さんによると、スッポンは田んぼに水が張られエサが増えるこの時期、田と田を移動したり、繁殖や産卵のため陸上を移動したりするという。9月ごろまで展示予定で、その後は未定。 番匠おさかな館(0972・46・5922)は午前10時から午後5時。入館料は中学生以上300円、小学生以下200円、3歳以下無料。毎月第2火曜日は休館。(寿柳聡) Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
「極端な意見」が分断を深める…架け橋になる発信は
会員記事 デジタル機動報道部・水野梓2021年6月6日 11時00分 メディア空間考 水野梓(withnews副編集長) 車いすユーザーが無人駅を利用した際の不便さを訴えたブログに対し、ネット上で大きな「炎上」が起きた。SNSには、女性を支持するハッシュタグができる一方、「駅員だって大変なのに」「書き方がおかしい」といった批判が集まり、誹謗(ひぼう)中傷は1カ月以上たつ今も続く。発言が極端なものばかりになっていき、議論が深まらない。これはネットの限界なのだろうか。 ブログは、電動車いすを使うコラムニストの伊是名夏子さんが4月に電車の無人駅を訪問した際、階段を移動するときのサポートを鉄道会社に願い出たが、適切な支援を得られなかった、と訴えたものだ。 移動の自由の権利は認められるべきなのに、現状はまだまだ対応が不十分だ、という一例として書いたものだったが、ブログは大きく炎上した。 「感謝の気持ちを持つべきではないか」「配慮した書き方があったのでは」という批判だけでなく、伊是名さん個人や、過去の行動への誹謗中傷も起きた。 今「健常者」とされる人でも、けがをしたり、年をとったりして車いすを使うこともあるかもしれない。そのときに自由に移動できる社会であってほしい。それは、多くの人が共有している気持ちだろう。一方で、無人駅が増える現場の深刻な人手不足というのも、多くの人が共有している現実だ。 ■ネットには極端な意見しかない それなら、それぞれの事情を共有しながら接点を探れればいいのだろうが、ネットの議論によってその溝が埋まっていくようには感じられない。なぜなのか。 『ネット炎上の研究』などの著作がある国際大グローバル・コミュニケーション・センター准教授の山口真一さんに尋ねると、「ネットには能動的な発信しかない。強い思いを持って『言いたい』人、極端な意見の人が発信する。『双方の意見も分かる』という中庸の人はなかなか書き込まないでしょう?」 特にSNSは自分と同じ意見… この記事は会員記事です。無料会員になると月5本までお読みいただけます。 残り:915文字/全文:1730文字 2種類の会員記事が月300本まで読めるお得なシンプルコースはこちら Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
「ツトム君」のらんぼうさん、マルチな活躍支えた一言
公開中の映画「いのちの停車場」で44年ぶりに映画に出演したシンガー・ソングライターのみなみらんぼうさん(76)。音楽のほかテレビリポーターやラジオパーソナリティー、登山、エッセーの執筆、俳句とさまざまな分野で活躍してきたが、スクリーンへの登場は意外にもこれが2作目だ。だが、その多彩な活動を支えてくれた言葉に出合ったのも、映画がきっかけだった。 1944年、宮城県生まれ。71年に「酔いどれ女の流れ唄」で作詞・作曲家として、73年に「ウイスキーの小瓶」で歌手としてデビュー。映画「いのちの停車場」では新たに書き下ろした曲を劇中で歌っている。 1976年、作詞・作曲した「山口さんちのツトム君」がNHK「みんなのうた」で放送され、ミリオンセラーを記録する一大ブームを巻き起こした。ちょうどそのころ、詩人・北村透谷の半生を描く映画への出演依頼が舞い込む。それも主演の透谷役だった。「映画なんて、出たこともないし、出たいとアピールしたこともなかったのに」。おおいに迷って相談したのは、後にドキュメンタリー作品「地球交響曲(ガイアシンフォニー)」シリーズで知られるようになる映画監督龍村仁さん(81)だった。 龍村さんのテレビ番組にナレーターとして起用され、アフガニスタンへのロケに同行して帰国後すぐに飛び込んできた出演依頼だった。マネジャーの勧めで龍村さんに相談すると、龍村さんはこう言った。 「面白いと思ったらやってみろ」 面白いと思って挑めば、失敗しても傷にはならない。そんな内容のアドバイスだったと覚えている。 その言葉で腹をくくった、わけではなかった。「そんなものかなあ」と思いながら、それでも龍村さんの言葉に後押しされて出演を決めた。77年公開の「北村透谷 わが冬の歌」。芸術的な映画づくりで熱狂的なファンも多かったATG(日本アート・シアター・ギルド)の作品だった。 だが、初めての映画は最後まで納得できないまま演じた。「ほろ苦い経験といいますかね、そんな経験も必要なんだと知りました」。そういう意味では確かに「傷」にはならなかった。 吉永小百合さん主演の「いの… この記事は会員記事です。無料会員になると月5本までお読みいただけます。 残り:861文字/全文:1655文字 2種類の会員記事が月300本まで読めるお得なシンプルコースはこちら Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
Lions overpower Swallows in three-homer ninth inning
Takeya Nakamura, Hotaka Yamakawa and Wu Nien-ting homered in the ninth inning on Saturday to power the Pacific League’s Saitama Seibu Lions to a 6-3 come-from-behind interleague win over the Central League’s Tokyo Yakult Swallows. Nakamura led off the ninth at Tokyo’s Jingu Stadium with his fifth home run, off […]
巨大防潮堤で生き物は消えたのか 干潟に映る震災10年
東日本大震災の被災地に津波対策で築かれている防潮堤は、総延長432キロのうち約8割が完成した。巨大なコンクリートの壁の建設により干潟などが消え、海と陸が織りなす多彩な環境に暮らす生き物が追いやられる――。建設当初からあった懸念は、現実となったのか。 河川敷に残る自然、河口は… 「あっ、いた!」。5月17日、福島県いわき市南部。鮫川の河口に近い支流の河川敷で、国立環境研究所(茨城県つくば市)海域環境研究室の金谷弦主幹研究員は、ヨシ原の中をはい回るハマガニを見つけた。 「ヨシ群落の中に穴を掘って生息する東北では珍しい種。川べりがコンクリートで固められずに残ったおかげだ」とほおを緩めた。 拡大するヨシ群落に生息する、紫がかったハサミが特徴のハマガニ。ヨシ群落が干潟とともに減れば絶滅の恐れも高まる=福島県いわき市 だが、貴重な自然が残った支流の河川敷とは対照的に、河口周辺の干潟では多くの生き物が姿を消した。 震災時、鮫川の河口周辺は高… Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
同期のために罷免され半世紀 弁護士が今、伝えたいこと
半世紀前、司法修習生の終了式で、同期のために発言した結果、最高裁から罷免(ひめん)され、法律家の資格を得られなかった青年がいた。2年後に再び修習生に採用され、弁護士として活動する阪口徳雄(とくお)さん(78)=大阪弁護士会=だ。この春、同期らと「司法はこれでいいのか。」(現代書館、税込み2200円)を出版した。司法の独立が揺らいでいないかと警鐘を鳴らす。 「今じゃあんなこと、ようやらんけどね。若くないとできん」。阪口さんは笑う。「あんなこと」は、50年前に起きた。 1971年4月5日。司法試験に合格し、裁判官など法律家になる人が受ける司法修習(当時は2年間)の終了式が開かれた。修習生として出席していた阪口さんは、祝辞のために登壇した研修所長に直訴した。 「不採用者に10分だけ話をさせてあげてほしい」 この年の3月、司法修習で同期だった裁判官志望の7人が採用されなかった。よほどの理由がない限り、希望通りに採用されるのが通例だった。同期の代表として、終了式で発言するよう促された阪口さんは、ともに机を並べた仲間を思い「何も言わないままでいいのか」と、腹を決めた。 だが、研修所は、阪口さんの… この記事は会員記事です。無料会員になると月5本までお読みいただけます。 残り:885文字/全文:1390文字 2種類の会員記事が月300本まで読めるお得なシンプルコースはこちら Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
横田滋さん死去1年、めぐみさんの同級生が追悼の合唱
宮坂知樹2021年6月6日 8時35分 新潟市内で北朝鮮による拉致事件に遭った横田めぐみさんの父、滋さんが87歳で亡くなって1年にあたる5日、めぐみさんの中学の同級生8人が合唱をし、滋さんに捧げた。 合唱は、めぐみさんの母校の新潟市立寄居中学校(中央区)であり、同級生の池田正樹さんらが中学のコンクールで歌ったという「翼をください」の歌声を響かせた。池田さんらは例年、めぐみさんが44年前に新潟市内で拉致された11月15日にあわせてコンサートを催している。 オンラインで参加しためぐみさんの母、早紀江さんは、滋さんについて「(めぐみさんに)会うことだけを楽しみに頑張ってきた。ものすごく残酷な人生でしたけど、大変なことが日本の中で起きていたことを国民の方々に分かっていただくことができた。大変なお仕事をしてくれた。感謝しております」と語った。滋さんの遺骨は自宅に置かれてあるといい、めぐみさんの弟の哲也さんは「姉の手で納骨してもらいたい」と話した。 同じくオンラインで参加した加藤勝信官房長官は「拉致問題は絶対に解決しなければならない問題であるという強い思いは、国民にも広く共有されている。滋さんが救出活動に全身全霊を捧げたたまもの」と滋さんの実績にふれ、「(めぐみさんとの)再会が実現することなく、お亡くなりになった。じくじたる思いで、本当に申し訳なく思っております。全ての拉致被害者の方々の一日も早い帰国実現に向け、あらゆるチャンスを逃すことなく全力で行動して参ります」と述べた。 池田さんは「歌っているとき、滋お父様が来ていたように感じた。(滋さんに)『僕たちが頑張るので、天国でゆっくりしてください』とお伝えしたい。早紀江お母様もご高齢。めぐみさんが一刻も早く、明日にでも帰ってくることを望みます」と話した。(宮坂知樹) Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
書留や小包積んだ郵便収集車盗まれる 盗難被害を確認中
長妻昭明2021年6月5日 17時49分 日本郵便九州支社は4日、熊本市の熊本中央郵便局で3日夜に、郵便物の収集車が盗まれたと発表した。車は4日に発見されたといい、日本郵便と熊本県警は、無くなった積み荷がないか確認している。 日本郵便によると、3日午後7時半ごろ、熊本市中央区新町2丁目の熊本中央郵便局で、局の従業員が郵便物を下ろそうと、施錠せず車を離れた隙に盗まれた。ゆうパック9個と書留郵便230通を積んでいたという。 警察に通報し、4日午後1時ごろに車は発見された。県警と日本郵便は車の発見場所を公表しておらず、積み荷の盗難がないか確認中と説明している。(長妻昭明) Source : 社会 – 朝日新聞デジタル