北九州市は5日、新型コロナウイルスワクチンの集団接種会場の冷蔵庫が停電で止まったため、保管していた114人分が使えなくなり、廃棄したと発表した。いずれも予備分で、今後の接種に影響はないという。 市によると、会場の「香月スポーツセンター」(八幡西区)で3日の集団接種が終わった後、予備として残った分を、次の集団接種の5日に使う予定で冷蔵庫に収め、部屋を施錠した。その後、周辺で4日午前0時すぎに2分ほど停電が起き、同日午前11時半すぎに施設から停電の報告を受けて部屋を確認したところ、冷蔵庫の電源が切れたままになっていたという。通電後に冷蔵庫が再起動しなかった原因を調べている。 ワクチンはファイザー社製で、いったん解凍したワクチンは、冷蔵庫で2~8度で保管することになっている。停電に備えてバックアップ用の蓄電池を設置する予定だったが、品薄で入荷待ちだったという。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
高齢者施設の被災情報、共有システムを検討 脱アナログ
災害時に高齢者などの施設の被害状況をいち早く把握できるよう、厚生労働省が、国や自治体と施設をつなぐ情報システムの導入を進めていることがわかった。これまでは自治体の職員らが電話や訪問でけが人などの情報を集めていたため、緊急に支援が必要な施設の把握に時間がかかっていた。新システムでは施設側に専用サイトに情報を入力してもらうことで、迅速な情報共有や救援につなげたい考えだ。 すでに整備を終えており、事業者らへの説明を始めている。台風や豪雨などの災害が心配されるシーズンを控え、7月までには開始したい考えだ。 新システムは特別養護老人ホーム(特養)など、高齢者らが利用する全国20万以上の施設ごとにIDを設定。災害時に厚労省が立ち上げる専用サイトに、施設側が人的被害や建物の損壊状況、必要な物資、ほかの施設からの受け入れの可否などを入力する。国や自治体と情報が瞬時に共有される仕組みだ。 導入のきっかけは、2019… Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
郡山の銃砲店で男性刺される 殺人未遂容疑で少年逮捕へ
2021年6月6日 0時20分 5日午後6時35分ごろ、福島県郡山市本町2丁目の「大竹銃砲店」の男性従業員(79)から「店に来た人に刺された」と郡山署に通報があった。同署によると、従業員は刃物で顔や背中など数カ所を刺され負傷。署は事件に関わった疑いがあるとして、少年の身柄を確保しており、容疑が固まり次第、殺人未遂容疑で逮捕する方針。 同署によると、少年と刺された従業員に面識はなく、命に別条はないという。銃など奪われたものは確認されていない。 店主の妻(88)によると5日午後6時半ごろ、店に「銃を見せてください。これから行きます」と電話があった。その後、この少年とみられる人物が自転車で来店。店内にいた従業員が銃の説明をしていたところ、刃物のようなもので背中などを複数回刺し、逃走したと取材に証言した。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
9歳男児が車を運転 パトカー3台で追跡も、女性が軽傷
2021年6月6日 0時42分 5日午後5時35分ごろ、盛岡市北山の国道4号交差点で、乗用車が赤信号で停止中の軽乗用車に衝突した。乗用車を運転していたのは同市の男児(9)。盛岡東署によると、パトカーに追跡されていたところ、事故を起こしたとみられている。軽乗用車に乗っていた同市の30代女性が首に軽傷を負った。 同署によると、事故の10分ほど前に「子どもが車を運転している」と通行人から110番通報があった。同市上堂の交差点付近で乗用車を発見したパトカーが3台で追跡したところ、乗用車は時速20~30キロで走り続け、北山の交差点で前方の軽乗用車に衝突。押し出された軽乗用車は別の車にぶつかった。 事故の直前、男児の30代の母親が「子どもの姿が見えない。車と車の鍵もない」と通報していたといい、同署が経緯を調べている。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
ミナミジサイチョウ、千葉県内で捕獲 アフリカの巨大鳥
アフリカ南部に生息しているはずの巨大な鳥が、千葉県内の小学校周辺などに姿を現した。「ミナミジサイチョウ」と呼ばれる絶滅危惧種で、渡り鳥ではなく、ふだん国内でお目にかかれるのは動物園。茨城県内で飼われていたものが逃げ出し、千葉県内にすみ着いたとみられていたが、5日に捕獲された。 同県柏市内では昨年7月、目撃情報が市に寄せられた。手賀東小学校周辺でも今年2~5月に、姿が数回確認されたという。佐和伸明校長は、「プールの近くで黒い大きな鳥を児童が見つけた。びっくりした。児童が図鑑で調べてミナミジサイチョウだとわかった。危害を加えない鳥と知り、ほっとした」。 山階鳥類研究所(千葉県我孫子市)や国際自然保護連合(IUCN)などによると、ミナミジサイチョウは絶滅危惧種に指定されており、くちばしから尾までの長さが約1メートル。羽を広げると約2メートルになる。アフリカの赤道より南のサバンナなどに生息しており、長い距離は飛ばず、一カ所に生息している。何もしなければ、人間に危害を加えることはないという。 茨城県動物指導センターの話… Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
ワクチン2回接種後に感染 国HPは「100%防げず」
兵庫県加西市は、新型コロナウイルスのワクチン接種を2回受けた女性2人の感染が確認された、と発表した。市立加西病院で調理補助をしていた30代と40代の医療従事者で、ワクチンはファイザー社製という。 市によると、30代女性は5月11日と6月1日に接種を受けたが、今月2日夜に発熱を訴え、PCR検査で感染が確認された。症状は軽いという。40代女性も3月24日と4月14日に接種を受けたが、30代女性と昼食をとっていたため、PCR検査を受けた結果、感染が判明した。無症状という。 2回接種後の感染例は各地で出ている。厚生労働省のホームページは、接種から免疫がつくまで1~2週間ほどかかり、免疫がついても、100%の予防効果が得られるわけではない、としている。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
山梨県で過去最多の47人感染「非常に目立った増加」
山梨県は5日、新型コロナウイルス感染症関係総合対策本部の会合を開き、この日発表された感染者数が47人となり、過去最多を更新したと発表した。そのなかで、韮崎市内の障害者入所施設で32人が感染したクラスターも発生した。長崎幸太郎知事が会見し、障害者施設の職員も優先接種の対象とすることや、体調不良時などの適切な行動規範を県が作成して提供するなどの対策を公表した。 県によると、この施設は重度の障害者が多く利用者として入所している。利用者が50人、職員44人。これまでに、うち33人の感染が判明した。長崎知事は「利用者の健康観察を行うとともに、症状の重い患者が発生した時は、速やかに医療機関への入院調整を行うなど、万全を期す」と述べた。 今後の具体的な対策では、県立中央病院と山梨大付属病院にゲノム解析を依頼し、早期に変異株の確定をする。また、重点病院の検査機器を増設し、より多くのPCR検査の実施をしていく考えだ。 対策本部会合では、県感染症対策センターの藤井充総長が、県内では5月の連休の影響は見受けられず、首都圏などでも感染者数が落ち着き気味だったとし、「県内もこのままいくのかなと思っていたところ、非常に目立った増加を見ている」と話した。 最近の増加要因については、障害者施設以外でも集団発生の事例があることを懸念。大学生の仲間内の会合やバーでの感染が広がったケース、休みの店を開かせてカラオケをしたグループが感染した例などを挙げ、複数の感染が増えていることを指摘した。 「何らかの症状が出ても、PCR検査まで時間がかかり、その間に感染が広がるケースがある。気の緩みから会食やカラオケをし少し体調が悪くても受診を先延ばしにするそういう例のあるのではないか。基本に立ち返って感染が制御できるようになればいいと思っている」と述べた。(三ツ木勝巳) Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
全国で2652人感染 クラスター発生の山梨で過去最多
新型コロナウイルスの国内感染者は5日午後8時現在で、新たに2652人が確認された。重症者数は1157人(4日時点)で41人減り、新たに亡くなった人は64人だった。 東京都では436人の新規感染を確認。前週の同じ曜日より103人少ない。年代別で見ると、20代が127人と最多で、2番目に多い30代(96人)と合わせると半数を超える。大阪府は2日連続で200人を下回り174人だった。一方、沖縄県は261人と高止まりの状態が続き、山梨県は障害者施設で32人のクラスター(感染者集団)が発生し、過去最多の47人となった。 人口10万人当たりの4日までの1週間の新規感染者数は、沖縄県が約121人と最も多く、2番目の北海道(約39人)や3番目の愛知県(約26人)の3、4倍の人数となっている。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
都市ボランティア3800人超が辞退 競技がある9道県
五輪競技がある10都道県が募集した「都市ボランティア」のうち、9道県で少なくとも3800人超が辞退していることがわかった。東京は確認中としている。 都市ボランティアは、空港や駅、会場周辺で観客や観光客らを案内する。辞退の理由は進学や就職、引っ越しなど延期に伴う個人の事情が大きいが、海外客の受け入れ断念やコロナ禍への不安も響いた。 五輪パラで計8競技が行われる千葉県では、延期前に活動予定だった2826人のうち、4日までに1083人が辞退。成田空港を担当予定だった人も多く、「海外客が来ないため、語学を役立てる場が減ったことが一因」と県の担当者。サッカー会場のある宮城県では、昨年3月までに1700人が参加する予定で準備が進んだが、今年4月時点の研修受講者は約900人にまで減った。新型コロナの影響もあり、担当者は「職場が介護施設で感染リスクを懸念したり、家族にやめるよう言われたりする人もいたようだ」と話す。 自治体の担当者が注視するの… Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
農作物モー荒らさせない 耕作放棄地手入れに一石二鳥
山口県下関市豊北町の山あいで4日、農作物を荒らすシカとイノシシの通り道や隠れ場所になっている耕作放棄地に黒毛和牛の雌2頭が搬入された。 県が保有する牛を貸し出す「レンタカウ制度」を地区で利用した。草を食べて見通しが良くなると、野生動物が集落に近寄らなくなるという。 9歳の「なおこ」と6歳の「あおい」はともに妊娠中で、体重は約500キロ。県の担当者は「運動不足の解消にもなる」と、鳥獣被害を防ぎながら、一石二鳥の効果に期待する。(貞松慎二郎) Source : 社会 – 朝日新聞デジタル