2021年7月9日 18時41分 土砂を掘り起こすための重機を載せたトラック=2021年7月9日午後3時25分、東京都立川市、鶴信吾撮影 静岡県熱海市で発生した土石流災害で、警視庁は9日、行方不明者の捜索活動などにあたるため、機動隊員らでつくる広域緊急援助隊などの計約100人を被災地に派遣した。同庁からの派遣は2回目で、14日までの予定という。 同日午後3時半、東京都立川市の第4機動隊庁舎から、土砂を掘り起こす重機を載せた車や隊員らを乗せた車が列をなして被災地に向けて出発した。同庁ではこれまですでに約170人を現地に派遣している。 出発にあたり、同隊の鶴薗利弘隊長は「一人でも多く、早く救助する活動を展開してもらいたい」と訓示した。 この土石流災害では9日午前現在で、死者9人、21人が安否不明となっている。 広域緊急援助隊の出発式。後ろに並ぶ車に乗り込んで出発した=2021年7月9日午後3時22分、東京都立川市、鶴信吾撮影 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
「飯塚事件」2度目の再審請求申し立て 「新証拠ある」
布田一樹2021年7月9日 18時43分 福岡県飯塚市で女児2人が殺害された「飯塚事件」で、殺人罪などの有罪が確定し2008年に死刑執行された久間三千年(くまみちとし)・元死刑囚(当時70)の妻が9日、2度目となる再審請求を福岡地裁に申し立てた。 確定判決によると、元死刑囚は1992年2月、登校中の小学1年の女児2人をワゴン車に乗せ、首を絞めて殺害。山中に遺棄した。妻が09年に再審請求を申し立てたが、最高裁は今年4月に請求を棄却した。 弁護団によると、今回の第2次請求では、女児が行方不明になったとされる時間帯の後、遺体遺棄現場から十数キロ離れた場所で女児2人を乗せた車を目撃した、との「新証言」を示す。証言者によると、車内にはランドセルがあり、運転していた男は体格や髪形などの特徴が元死刑囚と異なっていたとしている。 弁護団は「(新証言は)元死刑囚が犯人ではないことを立証している」と主張している。 第1次再審請求審では、証拠とされた付着物のDNA型鑑定が、再審無罪となった「足利事件」と同じ30年前の手法であったため、その信用性が最大の争点となった。最高裁決定は「鑑定を除いても、犯人であることの高度の立証がされている」との判断を示した。(布田一樹) Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
Les Jeux olympiques de Tokyo, à huis clos et sous état d’urgence
La flamme olympique arrivée à Tokyo, le 9 juillet 2021. NAOKI OGURA / REUTERS La flamme olympique est arrivée à Tokyo, vendredi 9 juillet, presque en catimini dans le nouveau stade olympique, totalement vide. Elle a été remise symboliquement à Yuriko Koike, gouverneure de la capitale. Sous état d’urgence et à […]
「掃除きりがない」 漂着ごみ集まる離島で海水浴場が幕
海水浴シーズンを前に、伊勢湾に浮かぶ離島の海水浴場がひっそりと幕を閉じた。理由は漂着ごみ。運営していた男性は「まるで賽(さい)の河原。きりがなかった」と説明する。 三重県鳥羽市の答志島。大間(おおま)の浜海水浴場は、市営定期船が発着する和具港から500メートルほどのところにある。近くで旅館を営む中村吉次さん(63)が例年7月半ばから9月初めにかけて開設、運営していた。 答志島は鳥羽市のマリンターミナルから定期船で15分ほど。1980年代は幅約80メートルの浜辺を埋め尽くすほどの客でにぎわっていたという。 当初はほかの旅館と共同で運営していたが、近くに別の海水浴場ができたこともあり、20年以上前からは中村さんだけになった。 漂着ごみは多かった。海開き… この記事は会員記事です。無料会員になると月5本までお読みいただけます。 残り:661文字/全文:994文字 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
「覆面ラッパー」活動も 覚醒剤所持容疑で組員を逮捕
2021年7月9日 15時12分 覚醒剤や大麻を所持していたとして、警視庁は、指定暴力団住吉会系組員、古関健容疑者(31)=東京都福生市福生=を覚醒剤取締法違反(所持)などの疑いで現行犯逮捕し、9日発表した。古関容疑者は、覆面姿のラッパー「KENNY―G」として活動していたという。調べに対し「今は言えません」などと話しているという。 また同庁は、共犯として知人の住所職業不詳、手塚敏明容疑者(31)も同容疑で現行犯逮捕した。「私のものではありません」と、容疑を否認しているという。 組織犯罪対策5課によると、2人の逮捕容疑は7日午前1時ごろ、共謀して古関容疑者の自宅内で覚醒剤1袋(約0・9グラム)、乾燥大麻1袋(約1・6グラム)を保管していたというもの。同じ部屋からは使用済みとみられる吸引用のガラスパイプや「大麻リキッド」なども見つかったという。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
五輪ボラ7万人、無観客で削減? 組織委「別の役割で」
2021年7月9日 15時33分 首都圏で無観客開催が決まった東京五輪の大会ボランティアについて、大会組織委員会は9日、五輪・パラリンピックに従事する約7万人を削減しない方針であることを明らかにした。組織委は「別会場または別の役割で活動してもらいたいと考えている」としている。 1都3県の会場が無観客になったことで、観客案内などのボランティアが大幅に縮小される見通しとなったが、組織委は取材に対し、役割や活動がすでに決まっている大会ボランティアについて「別の仕事や役割を案内する予定。ご本人の希望を尊重し、丁寧なコミュニケーションを取っていく」とした。具体的な対応が決まり次第連絡するという。 無観客が決まった8日、武藤敏郎事務総長は記者会見で、ボランティアや観客輸送のバスについて「縮小について詰めていく」と語っていた。SNS上などでも「ボランティアスタッフはどうなるの」「削減されるのかな」と先行きを不安視する声が相次いでいた。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
「初回無料」のはずなのに 悪質商法に新ルール
会員記事 前田朱莉亜、小林未来2021年7月9日 12時00分 訪問販売やマルチ商法といった消費者トラブルの多い契約を規制してきた特定商取引法と預託法が6月に改正され、2年後までに順次施行されます。消費者保護を強化する改正内容が多い一方、気をつけなければいけない点もあります。改正のポイントをまとめました。(前田朱莉亜、小林未来) 勝手に送られてくる商品 どうすれば…… 「頼んでもいないマスクが突然自宅に届き、代金を要求された」。新型コロナウイルス感染症の影響で全国的にマスクが不足した昨年4月ごろ、こんな相談が国民生活センターに相次いだ。悪質な「送り付け商法」とみられ、代金として数千円を支払ったケースもあるという。 この商法で問題となるのが、一方的に送り付けられた商品を渋々、購入させられる被害のほかに、自分とは無関係だと思って商品を廃棄してしまった人に対し、業者が商品の返還請求を起こし、現金を要求するトラブルだ。 これまでは、購入契約を結んでいない商品の所有権は業者側にあるとの理由で、14日以内ならば、業者側は返還請求できた。このため保管が難しい高価な海産物などを送り付けられ、トラブルとなるケースが多かった。 改正で、業者は14日以内であっても返還請求ができなくなり、消費者側も商品を14日間保管せず、すぐに処分できる。業者から金銭の支払いを要求されても支払う義務はない。今月6日施行された。 クリックしたら「定期購入」、分かりにくい表示に刑事罰 通信販売で「初回無料」などとうたい、実際は高額な定期購入の申し込みをさせる行為の規制も強化される。 こうした相談は2016年の1万3673件から20年には約6万件に急増。SNSの広告で、健康食品や化粧品などを「初回無料」と宣伝し、悪質業者のサイトに誘導する手口が広がっていた。サイトは、効果効能などを強調する一方、契約条件は小さな文字で書くなど、多くは定期購入だとは気づきにくい。 改正法では定期購入であるこ… この記事は会員記事です。無料会員になると月5本までお読みいただけます。 残り:1267文字/全文:2080文字 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
ホテルのキャンセル「どっと一気に」 無観客決定に困惑
会員記事 柏木友紀、柴田秀並2021年7月9日 12時15分 首都圏1都3県で東京五輪の「無観客開催」が決まり、観客が泊まる予定だった都内のホテルには、キャンセルの連絡が続々と入っている。 有明アリーナや有明体操競技場など、五輪の関連施設が集中する江東区の有明地区。 昨夏にオープンした300室超のホテルの担当者は9日朝、記者の電話取材にこう語った。「こうして話している間も電話がやまず、ネットでもキャンセルが入り続けています」 菅義偉首相が東京都への4度目の緊急事態宣言を発表した8日夜から「どっと一気に予約のキャンセルが来た。急な動きでどうしていいのか、困惑しています」。キャンセルはすでに100件を大きく超えたという。 800室を超える別の大規模ホテルにも、8日夜からキャンセル連絡や問い合わせが相次いでいる。9日朝から旅行会社などと連絡をとりあい、対応を話し合っている。 担当者は「8月にかけては、ほぼ五輪関係の予約で埋まっていた。この土日にかけて、さらに多くのキャンセルがあるのでは」とため息をついた。 「無観客になったので新幹線、ホテル予約キャンセルした。もう絶望感しかない」「キャンセル不可のホテル3泊分。家族5人。諦めるしかないのか」 「せめて記念に、チケットの現物届けて」 ツイッター上では、観戦をあきらめる人たちの声が相次いでいる。 長野県に住む40代の看護師… この記事は会員記事です。無料会員になると月5本までお読みいただけます。 残り:359文字/全文:928文字 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
梅雨前線停滞 11日にかけて西日本で激しい雨の恐れ
2021年7月9日 12時34分 梅雨前線の影響で9日にかけて中国地方を中心に大雨が降り、気象庁によると山陰では降り始め(4日午後4時)からの降水量が400ミリに達し、平年の7月1カ月分の2倍近くを記録した。前線は停滞し、11日にかけて西日本全体で激しい雨が降る見通しで、気象庁は土砂災害などに厳重な警戒を呼びかけている。 平年の7月1カ月分の2倍近く 9日午前9時現在、広島県内では広島市など2市3町に、鳥取県内では鳥取市など3市6町に、島根県では松江市と出雲市の一部に警戒レベル4の避難指示が発令されている。9日午前10時までの24時間降水量は、鳥取市163ミリ、広島県廿日市市118ミリなど。 JR西日本の各支社によると、呉線の三原―広間、山陰線の出雲市―鳥取間、木次線の宍道―備後落合間で終日運転を取りやめた。山陽線の糸崎―岩国間▽呉線の三原―海田市間▽芸備線の備後落合―広島間▽福塩線の府中―塩町間▽可部線の横川―あき亀山間は、9日夕方まで運行を見合わせる。第三セクターの若桜鉄道は始発から運転を取りやめて線路点検中で、夕方の再開を目指している。 気象庁によると、梅雨前線に向かって暖かく湿った空気が流れ込み、11日にかけて大気の状態が非常に不安定となる。10日午前6時までの24時間に、北陸や中国地方で100ミリ、近畿で80ミリの大雨が予想されている。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
給食のパン、のどに詰まらせ意識不明 佐渡の小学5年生
2021年7月9日 9時05分 新潟県の佐渡市教育委員会は8日、市内の小学5年生の男児が給食の米粉パンをのどに詰まらせ意識不明の重体になっていると発表した。 市教委によると、7日午後0時25分、給食中に男児の異変に気づいた担任教師が背中をたたくなどしたがパンを取り出すことができず、意識を失った。心肺蘇生を試みたが意識は戻らず、ヘリコプターで新潟市内の病院に運ばれたという。パンは直径10~12センチ、厚さ3~4センチの丸形。市内の小中学校では2010年度から月2、3回、形の異なる米粉パンを提供。年1、2回の食育の授業などで食べ方の指導をしていたという。 新発田靖教育長は「児童の一日も早い回復を願っている。再発防止に向けて、安全な給食に努めたい」とコメントした。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル