2021年7月3日 16時54分 【動画】東海・関東の記録的大雨、3日午後2時ごろの静岡・黄瀬川の様子=熊倉隆広撮影 3日午前10時半ごろ、静岡県熱海市伊豆山で大規模な土石流が発生した。県によると、複数の家屋が流されたほか、2人が心肺停止、約20人が安否不明といい、現地で消防などが被害を調べている。県は同日正午、災害対策本部を設置し、自衛隊に救助を要請したという。 気象庁が設置している熱海市網代の観測地点では、3日午後0時40分までの48時間で雨量315・0ミリを観測。1976年の観測開始以降、7月としては最多を更新した。7月の1カ月間の平年雨量は242・5ミリで、2日間で上回った。 静岡県によると、同県熱海市で土石流が発生。10人以上が流された可能性がある Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
Shohei Ohtani belts two homers, scores winning run as Angels down Orioles
Jared Walsh singled home Shohei Ohtani with two outs in the ninth to lift the Los Angeles Angels to an 8-7 win against the visiting Baltimore Orioles in the opener of their three-game series on Friday night. Earlier, Ohtani homered twice to give him a major league-leading 30 on the […]
プラハ城もカレル橋も……砂の芸術といえば、鳥取です
会員記事 文・望月愛実、写真・上田潤2021年7月3日 13時00分 ラクダにも乗れる有名な大きな「砂場」。10万年がかりで堆積(たいせき)したというあの砂を存分に使って、本気でお城を造ったら……。 巨大な砂場に、世界の彫刻家の「本気」があった。 砂の美術館(鳥取市)の展示室に入ると、スメタナの音楽が耳に心地よい。吹き抜けの空間で出迎えてくれるのは、「世界一美しい」とも評される中世チェコの町並み。女性はほほえみ、スカートのひだや髪のうねりが再現されている。回廊を進むと、プラハ城とカレル橋が見えてきた。幅22メートル高さ10メートルというサイズ以上の迫力だ。 コロナ禍でも味わえる世界旅行の気分。砂色の町並みを形づくるのは、「古砂丘」と呼ばれる5万年以上前にたまった鳥取砂丘の砂だ。粒子が砂より小さく、粘土より粗いのが特徴で、「3千トンほどが使われています」と松尾真司館長(42)が教えてくれた。 砂丘をPRしようと、鳥取市が2006年に始めた野外展示が発展。12年に天候に左右されない施設になった。世界の建造物や自然、歴史を、毎年テーマを変えて砂と水で表現してきた。 記事後半では、地元で人気のグルメスポット紹介や会員登録すると応募できるプレゼントもあります。 4人の砂像彫刻家が共同で制作した「プラハ城」と「カレル橋とヴルタヴァ川の風景」=鳥取市の「砂の美術館」、上田潤撮影 昨年7月に始まった今の展示… この記事は会員記事です。無料会員になると月5本までお読みいただけます。 残り:824文字/全文:1295文字 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
静岡・熱海で土石流が発生 20人ほどが巻き込まれたか
2021年7月3日 13時18分 3日午前10時半ごろ、静岡県熱海市伊豆山で大規模な土石流が発生した。県によると、複数の家屋が流されたほか、20人ほどが巻き込まれたという情報があるといい、現地で消防などが被害を調べている。県は同日正午、災害対策本部を設置し、自衛隊に救助を要請したという。 気象庁が設置している熱海市網代の観測地点では、3日午後0時40分までの48時間で雨量315・0ミリを観測。1976年の観測開始以降、7月としては最多を更新した。7月の1カ月間の平年雨量は242・5ミリで、2日間で上回った。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
クリオネではなく・・・幼い兄妹が福岡の海で大発見!?
2021年7月3日 14時00分 【動画】泳ぐヤサガタハダカカメガイ=長井洋さん提供 6歳と4歳の兄妹が、福岡県内の海で遊んでいると、珍しい生き物を見つけた。 6月20日、福岡市の会社員長井洋(よう)さんと妻の志保さん、長男で小学1年の海里(かいり)ちゃん(6)、長女で幼稚園児の未来(みらい)ちゃん(4)が、家族で福岡県糸島市の海に遊びに来ていた。「変なのがいる」。妹の未来ちゃんが、海を漂っている何かを見つけた。 見た感じは小さなクラゲ。持ってきていた網ですくい、観察したところ、大人の小指の先ぐらいの大きさで、半透明だった。ゆらゆら揺れる羽のようなものもあった。撮影したあと、海に逃がす際には兄の海里ちゃんも見つけた。 一見、クリオネのよう。長井さんがインターネットで調べたり、水族館に問い合わせたりしたところ、クリオネの仲間で「ヤサガタハダカカメガイではないか」と思ったという。クリオネの標準和名は「ハダカカメガイ」だ。 撮影した写真と動画を、朝日新聞が福岡市東区の水族館「マリンワールド海の中道」に送り、調べてもらった。魚類課の鈴木泰也さんも「恐らく、ヤサガタハダカカメガイではないか」。クリオネに近い、巻き貝の一種で、本州の近海で見つかる生き物だという。鈴木さんは「『泳ぐ巻き貝』です。私たちに情報が寄せられた記憶はなく、この辺りでは初耳です」と驚いた様子で語った。 幼い兄妹の大きな発見!?――。そんな夏の思い出に、長井さんは「海にはちょこちょこ行っていて、子ども目線で何かを探していたんでしょう。いつもと違うものを見つけられて、うれしかったようです」と話した。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
Shohei Ohtani named AL Player of the Month for June
ANAHEIM, California – Los Angeles Angels two-way sensation Shohei Ohtani has been named the American League Player of the Month for June, Major League Baseball said Friday. Ohtani, who received the monthly honor for the first time in his four-year MLB career, batted .309 with an .889 slugging percentage, 13 […]
甲府で火災、焼け跡から遺体 90代男性と連絡とれず
藤谷和広2021年7月3日 9時33分 3日午前2時ごろ、甲府市城東4丁目の木造2階建て住宅が燃えていると近隣の住民から119番通報があった。甲府署によると、約3時間後に消し止められたが、住宅は全焼。焼け跡から一人の遺体が見つかった。署は、この家に住む90代の男性と連絡が取れていないとして、身元を調べている。(藤谷和広) Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
仙台七夕まつり、8月に開催へ「ご意見は色々あり得る」
申知仁2021年7月3日 9時46分 東北各地の夏祭りがコロナ禍で中止に追い込まれるなか、仙台の夏の風物詩「仙台七夕まつり」が8月6~8日に実施されることが決まった。ただし、コロナ対策で規模は縮小する。昨年は新型コロナウイルスの影響で中止になっていた。 主催する協賛会の役員会が2日、仙台商工会議所(仙台市青葉区)であり、正式に決まった。 役員会の冒頭、鎌田宏会長(仙台商工会議所会頭)は「例年全国から200万人余りの観光客を迎える、豪華絢爛(けんらん)なまつりの開催は難しい」としながらも、「規模を縮小して開催することで伝統や文化を継承し、来年の盛大な開催につなげる」と決意を語った。 協賛会によると、県外からの来客自粛を呼びかけて、混雑を避ける。来場者は例年の4分の1程度を想定するという。 また、「クリスロード」や「ハピナ名掛丁」など市内中心部のアーケード商店街に飾る吹き流しは例年の2~3割程度に減らして、60~70本にする。商店街などでのイベントを中止し、食べ物や酒類の店頭販売も禁止だ。 「秋田竿燈まつり」と「青森ねぶた祭」は中止 七夕まつりとともに東北三大祭として知られる「秋田竿燈(かんとう)まつり」と「青森ねぶた祭」は、すでに今年の中止が決まった。 協賛会の今野薫事務局長は「他のおまつりが中止になっている状況なので、(七夕の開催にも)ご意見は色々とあり得る」としつつも、「七夕は観客が1カ所にかたまったり、踊り手が演舞をしたりする要素がない」と説明。感染症の専門家も一定のルールを守れば「感染が起こりにくい行事」と指摘しているという。 また、まつりの前夜に花火を打ち上げる「仙台七夕花火祭」は、場所と時間を事前に公開せず、市内の複数箇所で打ち上げるという。(申知仁) Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
コロナ患者の郵便投票、伸び悩む 世田谷でもたった9人
新型コロナウイルスに感染し、自宅やホテルで療養中の有権者が郵便投票できる制度が、4日投開票の東京都議選で初めて導入された。都内に約2千人いる療養者の投票機会を確保するためだが、制度を活用しようとする療養者の人数は伸び悩む。手続きの煩雑さや周知期間の短さが課題になっているようだ。 制度は6月23日に施行された郵便投票特例法に基づく。これまでは、郵便投票の対象者は重度の身体障害者らに限定されていたが、今回の都議選から、自宅や宿泊施設での療養者、海外から入国後にホテルなどで待機を求められている有権者にも郵便投票が認められる。 都内には2日時点で、1238人の自宅療養者と1080人の宿泊療養者がいる。このうち18歳以上が郵便投票の対象となるが、投票用紙の発送を請求した有権者は一部に限られる。 都内で最多の有権者77万6千人を抱える世田谷区では、請求期限の6月30日までに請求を受け付けた療養者は9人。うち5人を経過観察中の海外からの入国者が占め、宿泊療養者は4人で、自宅療養者の請求はなかったという。 区選挙管理委員会は告示前、保健所の名簿を使い、区内の自宅療養者138人に制度の案内を郵送して周知した。担当者は「こんなに少ないとは驚いた。郵便投票を利用するつもりだったが、体調が悪化してあきらめた有権者もいた」と話す。練馬区(62万1千人)でも、請求の受け付けは5人にとどまったという。 郵便投票を申請する療養者が… この記事は会員記事です。無料会員になると月5本までお読みいただけます。 残り:590文字/全文:1205文字 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
助けられなかった父 募る無念、守る伝統 九州豪雨1年
昨年7月、記録的な豪雨が九州を襲い、災害関連死を含めて79人が死亡し、2人が行方不明になった。熊本県を流れる球磨(くま)川の氾濫(はんらん)で父親を亡くした男性は、助けられなかったと自らを責める。叔母が行方不明になった夫婦は再会へのかすかな望みをつなぐ。あれから4日で1年。大切な人を思う気持ちは時が経っても、変わることはない。 更地に黒ずんだ木材が置かれていた。ここにあった店の名残だ。少し歩いた先に球磨川が流れる。 「職人町だった江戸時代からの建物が残っていたので、解体するかどうか迷ったとです」。永尾禎規(ていき)さん(57)は言った。そばに大人が数人入るほどの樽(たる)や瓶(かめ)、漬物石も見える。家業の歴史を刻んだ品々が野ざらしになっていた。 商店が立ち並ぶ熊本県人吉市紺屋町。この地で87年前、祖父の代に創業した漬物製造販売会社の3代目だ。2代目の父は、球磨焼酎を隠し味に使うなど独自の製法で大根を漬け込んだ看板商品を育てた。その背中を追い、懸命に働いてきた。 記録的豪雨に見舞われた昨年7月4日午前7時ごろ。激しい雨音は防災無線の音をさえぎるほどだった。自宅兼店舗の前に出てみると、60~70メートル先の老舗うなぎ店辺りまで川からあふれた水が迫っていた。 同居する両親に「早く逃げよう」と告げ、雨がっぱを着ているうちに土間に水が入ってきた。「危ない」。母のムツ子さん(90)は身支度を始めたが、認知症があった父の誠さん(当時88)は動かなかった。 ひざまで濁流につかりながら、母をおぶって物干し場のある屋上へ避難させた。戻って父の体を引っ張った。「はよ逃げんば」。せかしたが動かず、父は「もうよか。もうよか」と言った。トタン塀を鎌で切り裂いて近所に助けを呼びに行った間に、濁流がどっと家の中へ入ってきた。水は胸の高さまで迫り、父に近づけなくなった。 水が引き始めたのは午後。うつぶせに倒れた父が見つかったのは、夕方になってからだった。 「助けきらんかった」 火葬は4日後。被災後の混乱で通夜も四十九日もできず、葬式をあげたのは2カ月後の9月4日だった。 9人きょうだいの長男だった父は人一倍、責任感が強かった。経験と勘を駆使し、季節ごとに違う漬物の仕込みに集中する時は、話しかけると「黙っとれ」と怒鳴られた。一人息子の禎規さんは高校卒業後は自衛隊に入り、一時人吉を離れた。家業を継ぐつもりで20代で戻ってきても、父は素っ気なかった。「うちのが帰ってきたとです」。取引先にはうれしそうに話していたと、後で知った。 人吉市では1965(昭和40)年にも大水害が起きた。当時の話を親族に聞かされたことがある。消防団員だった父は、水が迫るなか、1歳8カ月だった禎規さんを担いで救い出した。 自分は、その父を救えなかった。自責と無念の思いはいまも変わらない。最後の日の父の顔はよく思い出せない。でも最近はなぜかこう思うようになった。「あの時、父は家を守ろうとしたのではないか」 自宅兼店舗は濁流にのまれたが、父が79年に隣の相良村に移転させた工場は被害を免れた。従業員も無事だった。「父から継いだ家業をつぶしちゃいかん。何とか続けんといかん」。その一心で働き続けた。母親と人吉市内の仮設住宅に身を寄せている。「今日も一日よろしくお願いします」。毎朝、タンスの上の小さな仏壇の遺影に手を合わせ、工場へ向かう。 豪雨災害にコロナ禍も重なり、売り上げは大きく減った。資金不足と「また水が来たら」との不安がある。店舗再建の決意はできないが、それでも得意先の旅館やホテル、土産物店とともに立ち上がろうとしている。「悔いてばかりでは先に進めない。経験をプラスに変えなければ」。父が守った製法と味を、自分が守っていく。(奥正光) ◇ 梅雨の雨が降る6月、熊本県芦北町のはずれにある平屋の家を城文博さん(74)=芦北町=と妻の裕子さん(72)が訪れた。内装ははがれ、床板はない。玄関先に花を飾り、しばらく過ごした。「せめて服の布一枚でも見つかったら」 昨年7月の豪雨で、この家に住む文博さんの叔母の幸恵(さちえ)さん(90)が行方不明となった。球磨川と急斜面に挟まれている家は、濁流にのまれた。 10年ほど前まで、この家では幸恵さんと、文博さん夫婦、その両親らが暮らしていた。独身だった幸恵さんは文博さんの2人の息子をかわいがった。仕事の間は幸恵さんが面倒をみてくれた。「自分たちの母親のような存在だった」と文博さん。 息子たちが高校にあがるとき… Source : 社会 – 朝日新聞デジタル