田中啓介2021年8月19日 19時00分 HTB北海道テレビ放送の人気番組「水曜どうでしょう」のスタッフらによるオンライン無観客イベント「水曜どうでしょうエアキャラバン2021」が、29日午後1時から開催される。出演は藤村忠寿、嬉野雅道両ディレクターや、HTBマスコットキャラクターのonちゃんら。6時間にわたって無料で生配信する。 札幌市内の会場(入場不可)から両ディレクターのトークやアーティストのライブなどを届ける。配信用アドレスは当日公開する。 HTBは全国6県で3年ぶりの「キャラバン」を開く準備を進めていたが、新型コロナウイルスの感染拡大を受けて中止した。(田中啓介) Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
北海道に緊急事態宣言適用を 国に文書で依頼
新型コロナウイルスの感染拡大で、北海道の鈴木直道知事は19日、緊急事態宣言の道への適用を検討するよう国に文書で依頼したことを明らかにした。道は宣言の適用を巡り国と協議を進めてきたが、鈴木知事は「道内の感染状況は緊急事態宣言レベルであり、依頼文書で道のスタンスを見える形にした」と述べた。 道内では19日、新たに575人の感染者を確認。人口10万人あたりの1週間の新規感染者数は61・0人で、国の指標で緊急事態宣言の目安となるステージ4の水準を大きく上回っている。とりわけ札幌市では同94・1人で、18日時点の病床使用率もステージ4相当の56・8%にまで上昇している。 鈴木知事は19日の会見で「… この記事は会員記事です。無料会員になると月5本までお読みいただけます。 残り:351文字/全文:651文字 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
相模原市が小中学校を月末まで臨時休校 感染急拡大で
相模原市教育委員会は19日、市立小中学校と義務教育学校の夏休みは今月24日までの予定だったが、新型コロナウイルスの感染が急激に拡大していることを受けて、25~31日を臨時休業とすると発表した。 お盆などの影響で8月後半に感染者が増える可能性があるとみて、臨時休業を決めた。休業中の体調を確認し、感染者が多い学校やクラスについては9月1日以降、個別に休校や学級閉鎖を検討するという。 市内の106校が対象で、児童生徒数は約5万1千人。(土居恭子) Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
岐阜・八百津の突風は「竜巻」 気象台発表、33棟被害
2021年8月19日 20時00分 岐阜県八百津町で17日に発生した突風について岐阜地方気象台は19日、竜巻と認められると発表した。現地を調査し、住宅の屋根の飛散状況などから判断した。 17日午後3時半ごろ、八百津町伊岐津志(いぎつし)から野上にかけて発生したとし、風速は毎秒約40メートルと推定した。竜巻の強さを表す日本版改良藤田スケールで、6段階のうち弱い方から2番目のJEF1に相当する。町によると、直線距離約1・5キロの範囲で、住宅など建物33棟の被害が確認された。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
自粛下でのパラ、小池知事に向いた怒り 届かぬ呼びかけ
東京都内で新型コロナウイルスの感染が爆発的に広がる中、東京パラリンピックが24日に開幕を迎える。その一方で、小池百合子知事はお盆期間中の帰省や旅行をやめるよう都民に呼びかけ、政府は緊急事態宣言の再々延長を決めた。パラを実施する中でさらなる自粛生活を強いることに対し、都庁内からも「知事のメッセージが伝わっていない」と説明責任を求める声が上がる。 「旅行、帰省の計画を立てている方ですが、延期、中止をもう一度改めてお考えください。それから、お考えくださいじゃなくて、もうここは今年も申し訳ありませんけれども、あきらめていただきたい」 お盆期間が始まった13日の定例会見。「人流の5割削減」を掲げた小池知事は都民に呼びかけた。コロナ禍の現状を「最大級、災害級の危機を迎えている」とも表現した。 こうした小池知事の発言は後日、SNS上で厳しく批判されることになる。契機のひとつが、週明けの16日にあった政府、都、大会組織委員会、国際パラリンピック委員会(IPC)4者の代表者協議だ。 開催都市のトップとして参加した小池知事に対し、「帰省はあきらめてと言いながらのパラ開催宣言」「感染爆発は五輪とは無関係と言いながら外出自粛」「五輪やっといてそれは無理」などと矛盾を指摘する書き込みが相次いだ。 人出の公表データ、都民の実感と乖離 批判の根底には、五輪開催が感染拡大につながったとの見方をかたくなに嫌う小池知事の姿勢があるとみられる。 小池知事はこれまで「五輪の… この記事は会員記事です。無料会員になると月5本までお読みいただけます。 残り:471文字/全文:1106文字 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
兵庫・明石市長に「議会軽視」と反発 5千円配布めぐり
天野剛志2021年8月19日 21時00分 兵庫県明石市の泉房穂市長が経済支援策として市内で使える利用券(5千円相当)を議会の決定なしに市民全員に配ると決めたことについて、正副議長を含む市議10人は19日、「議会軽視」だとする意見書を泉市長に提出した。29人の市議のうち25人が賛同したといい、発送の経費などを問題視している。 利用券は、明石市が30日から使えることをめざして、経費約17億円を盛り込んだ補正予算案を11日開会の臨時市議会に提案した。だが市議会は12日、発行や配布にかかる約1億5千万円の関連費用などを審査するとして継続審査を決定。これに対して泉市長が「待ったなしの案件」と、地方自治法の「専決処分」を根拠に、議会の決定がなくても配布すると表明した。 意見書では「今回の専決処分は法の要件に該当しない違法な処分と言われても過言ではない」と指摘。榎本和夫議長は「議案に反対しているわけでない。市がわれわれの問題提起にきちんと答えていないので継続して議論したいだけだ」と訴えた。 意見書を受け取った泉市長は「法にのっとり違法でない。費用の削減など意見を踏まえて対応をしたい」と述べて、予定通り配る姿勢を改めて示した。(天野剛志) Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
「学校行きたくない」 子どものSOS見逃さないで
伊藤和行2021年8月19日 21時00分 小中高生の自殺が、過去最多だった昨年を上回るペースで増えている。「夏休み明けは特に増えるおそれがある」として、不登校をめぐる情報を発信する専門紙「不登校新聞」の石井志昂(しこう)編集長(39)が19日、記者会見を開いて「子どもの『学校に行きたくない』という訴えを見逃さないで」と訴えた。 厚生労働省の自殺統計によると、今年1~6月に自殺した小中高生は計234人(暫定値)。過去最多の499人にのぼった昨年の同期間は203人だった。昨年はコロナ禍を受けた長期休校の後の6月と、短縮された夏休みが明けた8月、11月に急増した。原因は「進路の悩み」「学業不振」「うつ病など病気の悩みや影響」が多かった。 不登校の子らの声を多く載せている同紙。石井編集長は、今年は不登校になる子どもが例年以上に多いと感じているという。「どこに危険があるかわからないコロナ禍の状況で終わりが見えず、ストレスがたまっているのだろう」と分析。夏休み明けが近づく今は、不登校だった子どもが学校で苦しかったことを思い出し恐怖感が高まる時期だとし、「『学校に行きたくない』という訴えは命に関わるSOS」と訴えた。 さらに、保護者や教師ら大人がとるべき対応も説明。子どもからSOSを受け取った際、心配していることを伝える(Tell)▽自殺を考えているか率直に尋ねる(Ask)▽話を聴く(Listen)▽学校を休ませるなどの安全を確保する(Keep safe)という「TALKの原則」で対応することが必要だとした。(伊藤和行) 子どものための主な相談窓口 ◆NPO法人チャイルドライン支援センターが運営するチャイルドライン(毎日午後4~9時)電話0120・99・7777 ◆「24時間子供SOSダイヤル」電話0120・0・78310 ◆いのちの電話フリーダイヤル(毎日午後4~9時)電話0120・783・556 ◆児童相談所虐待対応ダイヤル(24時間)電話189 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
JR九州、大雨で128カ所被害 一部で復旧見通せず
松本真弥2021年8月19日 21時41分 JR九州は19日、大雨による被害状況をまとめた。11日から降り続いた雨で、久大線の橋の上の線路がゆがみ、佐世保線でも信号機器室が浸水するなど、17日時点で15路線計128件の被害が確認された。久大線の日田―豊後森は復旧の見通しが立っていない。 久大線の杉河内―北山田では「第十玖珠川橋りょう」の線路が22メートルにわたり変形した。橋脚が損傷した可能性があるという。この区間を含む日田―豊後森は再開時期が見通せず、23日からはバスによる代行輸送を開始する。 佐世保線の大町、北方、高橋の3駅では信号機器室の電気設備が水につかった。北方で停車中だった特急みどりの車両も浸水。不通になっている肥前山口―武雄温泉は復旧工事中で、23日の再開をめざす。 11~17日に運休した列車は約6200本で、約38万人に影響がでた。(松本真弥) Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
4度目の緊急事態、効果いかに? 福岡県で20日から
新型コロナウイルスの「第5波」が広がる福岡県に20日、4度目の緊急事態宣言が適用される。県全域で酒を提供する飲食店への休業要請が出され、「デパ地下」への入場制限も追加される。感染力の強いデルタ株の猛威に対抗し、行動変容につなげることができるか。「自粛疲れ」も広がるなかで効果は未知数だ。 19日の昼下がり。福岡・天神では買い物客やビジネスマンが行き交い、夏休み中の若者でにぎわう、いつもの風景が続いていた。 福岡県大野城市の会社員男性(46)は度重なる自粛要請にため息をついた。「外に出るな、出るなばかり。この1年半、国や自治体は何をやってきたのか。今さら宣言を聞く気はない」ときっぱり。福岡市早良区の公認会計士の男性(57)はワクチン接種を2回済ませた。仕事は通常に戻りつつあるが、緊急事態宣言の効果に疑問を感じている。「若い人は『感染しても大したことはない』と思っているのではないか。『自粛してください』だけでは、メッセージは届かない」 県内では、福岡市や北九州市… この記事は会員記事です。無料会員になると月5本までお読みいただけます。 残り:945文字/全文:1383文字 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
「だめだめ」 片言の日本語で諭す 川から女性を救助
藤牧幸一2021年8月19日 17時54分 自殺しようとした女性を川の中に入って助けたとして、愛知県警港署は19日、中国人の男性2人に感謝状を贈った。 2人は、いずれも名古屋市港区の飲食店「中国上海料理豫園」の従業員で、張宝勤(チョウホチン)さん(44)と楊立波(ヨウリボ)さん(49)。 7月13日午後1時ごろ。この日休みだった2人は、自転車を走らせていた。港区の中川運河にかかる東海橋を渡っているとき、高架下の駐車場付近から川に飛び込む女性の姿が目に入った。 自殺かもしれない――。2人は自転車を置き、高架下に向かった。川の中に足までつかりながら、水中に沈んでいこうとする女性を引きあげた。 川の中に入ろうと抵抗する女性を制し、片言の日本語で「だめだめ」「まだまだ」と諭した。その間に通行人に消防への通報を頼み、女性は保護された。命に別条はなく、けがもなかったという。 港署によると、女性は港区内に住む50代。悩みを抱えており、飛び込む1時間ほど前に家族から「行方不明になった」と110番通報があったという。 感謝状を受け取った2人は「人の命だから助けないといけないと思った」と話した。(藤牧幸一) Source : 社会 – 朝日新聞デジタル