全国でも数少なくなった駅弁の立ち売り。JR折尾駅(北九州市八幡西区)では、大正時代から続く東筑軒の「かしわめし弁当」の立ち売りが今も続いている。だが、ある日、こんな貼り紙が。「かしわめし弁当の立ち売り担当がしばらく休みます」。理由は「所用」のため、とだけ。いったいどうしたのだろう? 記者が訪ねた。 笑顔で弁当の入った木箱を持つ立ち売り担当、小南英之さん(61)の写真。その下に、こんな言葉が添えられていた。「4月4日~28日、所用のため、お休みします。楽しみにして頂いているお客様、本当に申し訳ありません」 東筑軒によると、この間、SNSでは「復帰をお待ちしています」「ゴールデンウィークには元気な声を聞かせて下さい」「お体を壊していなければいいですけど」といった、小南さんを気遣う書き込みがあったという。 一時途絶えた伝統、8年前から引き継ぐ 休みが終わると、いつもと変わらぬ小南さんの姿があった。「べんと~、べんと~」「おりお~め~ぶつ、かしわめしべんと~」。そして時折、「お疲れさまで~す」。 動きも独特だ。手を開いた右… この記事は有料会員記事です。有料会員になると続きをお読みいただけます。 残り:655文字/全文:1125文字 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
秋田で50人感染 過去最多を更新 作業船でクラスター
[PR] 秋田県内で24日、新たに50人の新型コロナウイルス感染が確認された。県と秋田市が発表した。県内の1日あたりの感染者数としては今月19日の39人を上回り、最多を更新した。 秋田港(秋田市)と能代港(能代市)で作業している洋上風力発電の作業船の乗組員14人の感染が判明し、クラスター(感染者集団)と認定された。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
海保が無人航空機1機導入へ、外国船など海洋監視を強化
海上保安庁は来年度、自動操縦が可能な無人航空機1機を導入する方針を固めた。領海や排他的経済水域(EEZ)での外国船の活動が活発になる中、無人機が広範囲の海域を効率よく監視し、人員や資機材をより必要性の高い警備に振り向ける狙いがある。 具体的な機体の選定は今後行うが、同庁は来年度当初予算の概算要求に機体のリース代など数十億円を盛り込む方針。2023年度以降も順次導入を進め、複数機での運用を目指す。 無人機は不審船警戒のほか、行方不明者の捜索、火山観測などを担う。カメラやレーダーで撮影・監視し、撮影画像や船舶の情報を地上に送る。機体は長距離の航続が可能な航空機で、操縦席はなく自動操縦できる見通し。 導入の背景には、日本の周辺… この記事は会員記事です。無料会員になると月5本までお読みいただけます。 残り:359文字/全文:677文字 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
陸自、宮古島に弾薬を本格搬入へ 地元は延期を要請
会員記事 藤原慎一、福井万穂2021年8月24日 20時13分 防衛省が28日にも、陸上自衛隊宮古島駐屯地(沖縄県宮古島市)に、地対艦ミサイルなどの弾薬を搬入することが関係者への取材でわかった。市は、新型コロナウイルス対応の緊急事態宣言が出ていることから、搬入の延期を求めている。 宮古島駐屯地は、対中国を念頭とする南西諸島防衛強化の一環で、2019年3月に新設された。ただ、弾薬をめぐる地元説明が不十分だったとして、19年4月に弾薬を島外に撤去した経緯がある。今年6月に一部を搬入し、関係者によると、今月28日から地対艦・地対空ミサイルなどの弾薬の本格搬入を始める。海自の輸送艦で島西部の平良港から搬入し、陸路で島東部にある関連施設の弾薬庫へ運ぶ計画という。 市によると今月12日、陸自から港の係留施設の使用を求める書類が提出された。書類には搬入日時やルートなど詳細が記されているが、公表しないよう求められた。このため市は過去の経緯も踏まえ、陸自が搬入日時やルートなどの詳細を公表するよう23日に申し入れた。 新型コロナの感染拡大で市は今月18日から「来島中止」を呼びかけていることから、「多くの自衛隊員の来島は市民の反発を招く懸念がある」として、緊急事態宣言明けまでの搬入延期も申し入れた。 駐屯地を管轄する陸自西部方… この記事は会員記事です。無料会員になると月5本までお読みいただけます。 残り:392文字/全文:926文字 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
消防署員、インスタで時計を宣伝し報酬 減給処分に
2021年8月24日 20時29分 消防署員であるにもかかわらず、自身のSNSで企業の商品の宣伝をしたとして、東京消防庁は24日、日野消防署の男性消防司令補(49)を減給100分の20(1カ月)の懲戒処分とし、発表した。消防司令補は「フォロワーから認められたいという承認欲求を満たすためにやった」などと話しているという。 同庁によると、消防司令補は2017年11月ごろから今年2月ごろにかけて、自身のインスタグラムで時計やレジャー用品を宣伝し、見返りに商品を無償で受け取っていた。 企業から依頼を受けて応じたという。また、消防司令補は雑誌の取材を受け、報酬も受け取っていた。商品の代金と受け取った報酬は計約50万円に達したという。 今年2月下旬、東京消防庁トップの消防総監あてに匿名の投書があり、同庁が消防司令補に事情を聴いたところ、認めたという。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
白金高輪駅で硫酸?かけられ通行人けが 野球帽の男逃走
【動画】硫酸かけられ?地下鉄白金高輪駅で男女がやけど。現場を調べる警察=岩田恵実撮影 24日午後9時10分ごろ、東京都港区白金1丁目の東京メトロ白金高輪駅で通行人が薬品をかけられてけがをした、と119番通報があった。 東京消防庁によると、20代前半の男性が顔と背中にやけどを負い、30代前半の女性が足にけがをした。2人は意識があり、命に別条はないという。中年とみられる男が男性に硫酸をかけたとみられ、警視庁が傷害事件とみて行方を追っている。 男性は駅の改札と地上の2番出口を結ぶエスカレーターの踊り場付近で、小瓶に入った硫酸とみられる液体を男にかけられた。近くにいた女性は滑って転んだとみられる。 逃げた男は40~50代で、身長175センチほど。黒い靴と野球帽姿で、白いマスクをしていた。現場から北の麻布方面に逃げたという。 近くにいた男性会社員による… この記事は会員記事です。無料会員になると月5本までお読みいただけます。 残り:229文字/全文:567文字 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
工藤会関係者「死刑が出るとは」 遺族は捜査進展を期待
北九州市を中心に、市民に銃口や刃を向けた特定危険指定暴力団・工藤会のトップに24日、福岡地裁が死刑判決を出した。被害者の遺族や暴力団排除運動に取り組んできた人々、工藤会関係者らはどう受け止めたのか。 「司法は正しい判断をしてくれた。ほっとした。ただ、まだ節目とは思えない」。1998年に工藤会系組員らに射殺された元漁協組合長(当時70)の親族は、朝日新聞の取材にそう話した。 福岡県警が2014年9月、工藤会トップらの逮捕に踏み切った「頂上作戦」の日、北九州市小倉北区の野村悟被告の邸宅に捜査員らが入る様子をテレビで見ながら、「いよいよか」と思った。ただ「あと1年早く逮捕できていれば……」という本音もこみ上げた。 その前年の12月、元漁協組合長の弟(同70)も射殺されていた。顔をくしゃくしゃにして笑う表情が印象的だったといい、親族は「なぜ殺されなくてはいけなかったのか」という悲しみと悔しさが残っている。 県警はこの殺人事件も捜査しているが、解明には至っていない。親族は「今回の判決が他の未解決事件も含め、捜査が進展するきっかけになれば」と期待する。 ただ、判決言い渡し後、野村… この記事は会員記事です。無料会員になると月5本までお読みいただけます。 残り:972文字/全文:1469文字 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
エアドロップでひわい動画送った疑い 麻酔科部長を逮捕
2021年8月24日 21時43分 福岡県警は24日、飯塚市立病院の医師、四宮宗一郎容疑者(49)=福岡市早良区西新4丁目=を、わいせつ電磁的記録等送信頒布の疑いで逮捕し、発表した。容疑を認めている。同病院によると、四宮容疑者は麻酔科の部長を務めているという。 飯塚署によると、四宮容疑者は7月26日午後2時25分ごろ、飯塚市吉原町のバスターミナルで、近くにいた同市在住の女子高校生(17)に対して、スマートフォンの通信機能「エアドロップ」でひわいな動画を送りつけた疑いがある。 女子高校生が署に被害を届け出て、近くの防犯カメラの映像などから四宮容疑者の関与が浮上した。2人はバスの利用客だったが、面識はないという。同じバスターミナルでは、別の女子高校生がひわいな動画を送りつけられる事案が発生しており、署が関連を調べている。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
車内から遺体、大雨で不明の男性か 広島県安芸高田市
戸田和敬2021年8月24日 22時50分 広島県安芸高田市で24日夕、大雨による土砂崩れに巻き込まれたとみられる車が見つかり、車内から遺体が発見された。安芸高田署によると、13日から行方不明になっていた安芸高田市内の70代男性の車とナンバーが一致したという。県警は遺体の身元の確認を急いでいる。 県警などによると、男性の車と遺体は安芸高田市美土里町横田の市道で起きた土砂崩れの現場で見つかった。現場の林道は両脇斜面が崩落しているという。13日に男性の家族から「車で出てから行方がわからない」と県警に届け出があり、捜索が続いていた。(戸田和敬) Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
新宿、文京でガス停止長引く 東京ガスが相談窓口を設置
武田啓亮2021年8月24日 18時33分 東京都新宿区と文京区内の一部地域で、21日からガスの利用ができなくなっている問題で、東京ガスは24日、同日正午時点で約4700戸が復旧していないと発表した。当初の想定よりも広範囲のガス管に水や土砂が流れ込んでいることが原因で、当初24日中としていた復旧のめどは、26日までずれこむ見通しだ。 同社によると、ガスの供給が止まっているのは新宿区山吹町や早稲田鶴巻町、文京区関口1丁目などの4697戸。ガス管内の水や土砂を取り除く復旧作業や、破損箇所の特定を進めている。ガス漏れの危険はないという。 この事態を受け、同社は現地の「タイムパーキング山吹町」に臨時の窓口を設置。住民からの相談対応やカセットコンロの貸し出しをしている。新宿区と文京区も、公衆浴場の無料開放などの支援を継続する。(武田啓亮) Source : 社会 – 朝日新聞デジタル