京都府と京都市は13日、府内で新たに450人(府184人、市266人)の新型コロナウイルス感染を確認したと発表した。12日の372人を上回り、3日連続で過去最多を更新した。死者はいなかった。累計の感染者数は延べ2万1805人。 京都市は2日から「まん延防止等重点措置」の対象になっており、市内の飲食店には酒類の提供禁止や午後8時の閉店が要請されている。17日からは府南部の宇治市や長岡京市など7市にも重点措置が適用される予定。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
食べるのかわいそう?超リアルな子豚メンチカツ、大阪
2021年8月13日 18時00分 大阪市淀川区の「とんかつkitchenかもめ亭」が子豚をかたどった超リアルなメンチカツを提供している。開業1周年記念の限定メニュー。 9年前から居酒屋を営業していたが、コロナ禍で売り上げが激減。昨年6月にとんかつ店に業態変更したという。居酒屋時代はほとんどが男性客だったが、とんかつ店になって徐々に女性客も増えた。今では女性客が3割ほどに。 そこで女性や家族連れにも喜んでもらえるよう「映える」メニューを開発したという。鹿児島県産の茶美豚と国産豚のミンチを使った「仔(こ)豚のやわらかメンチカツハンbu~bu~」は、1日5食限定(税込み1200円)。12月までの提供を予定している。 担当者は、「ワクチン接種でコロナの終息がとんとん進み、気持ちがメンチのようにカラッとあがりますように」。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
阿波踊り、2年ぶり復活 屋内で「えらいやっちゃ」
「踊る阿呆(あほう)に見る阿呆」で知られる徳島市の阿波踊りが2年ぶりに復活した。市内のあわぎんホールで13日から、例年の「本番」にあたる「選抜阿波おどり」が始まり、人気踊り手グループの有名連などが出場。三味線や太鼓などの鳴り物が奏でる二拍子のリズムがホールに響き、ライトを浴びた踊り手たちが舞台上で乱舞した。 昨夏、新型コロナウイルスの影響で戦後初めて中止となったが、主催する市は今夏、「伝統の継承」を掲げて開催に踏み切った。 ただ、市は屋外の有料演舞場の設置を断念。屋外開催の場合、会場周辺に県内外から多くの観光客が集まるため、観客や踊り手らの感染防止対策が難しくなる恐れがあったためだ。 踊り手も観客も県内に限定し、屋内会場の開催なら人流を抑え雑踏など3密発生を極力排除できると市は考えた。日程も短縮した。 舞台上で踊り手同士は間隔を空けて掛け声もできるだけ控え、観客はマスクを着け静かに観覧。例年なら多くの観光客でにぎわう街中だが、今夏は会場内だけが熱気に包まれた。 阿波踊りは15日、市内の陸上競技場で無観客で開かれるグランドフィナーレで幕を閉じる。(伊藤稔) 「やりきった。すがす がしい気持ちです」。13日の選抜阿波おどりでトップを切って演舞を披露した、徳島県立城西高校(徳島市)の阿波踊り部の小西真幸部長(17)=3年=は、安堵(あんど)した様子で話した。 城西高の生徒たちは毎年、阿波踊りに参加してきた。それが昨夏は中止となり、演舞を披露する機会がほとんどなくなった。 今年4月、今夏の阿波踊りに参加する意向の有無を問い合わせる市のアンケートが学校に届いた。3年生にとって最後の晴れ舞台。新型コロナの影響で、自宅に小さなきょうだいがいたり、体調に不安を抱えたりして辞退する生徒もいたが、部としては参加する方向で意見がまとまった。 だが感染の収束が見通せない中、主催する徳島市は6月末、有名連だけが出場できる屋内会場のみでの開催方針を明らかに。 「大舞台で踊りたい」という生徒たちの願いは、2年連続でかなわないかと思われたが、徳島市は7月、選抜阿波おどりに学生連の特別出演枠を設ける「救済策」を発表。市内の大学、高校から4連が出演できることになった。この日、演舞を終えた生徒たちは「ありがとうございました」と大きな声で一礼して舞台を下りた。 生徒たちは練習の時から感染対策を徹底。検温やマスクの着用、道具の消毒などを欠かさなかった。本番でも踊り手同士はいつもより離れて、掛け声もできるだけ控えた。 阿波踊り部OBで、顧問の仁志みのり教諭(24)は「出場できないと知ったときは、生徒もモチベーションが下がりすごくつらかった。普通の連だと今年なくても来年がある。でも高校3年生にとってはラストチャンス。頑張ってきた成果を見せる機会ができてすごくよかった」と話した。(伊藤稔) Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
大阪府、宿泊療養は40歳以上に限定 厳しい療養体制
久保田侑暉2021年8月13日 21時00分 大阪府は13日、新型コロナウイルス患者の療養方針について、宿泊療養施設への入所は40歳以上やリスクのある人に限定すると発表した。入院対象者も中等症以上か重症化リスクのある人に制限する。感染が拡大し、療養体制にも余裕がなくなってきたため、基準を設けることになった。 府の12日時点の宿泊療養者数は2520人で、4148室の使用率は60・8%。療養者の退所後の消毒・清掃に時間がかかるため、「実際は確保部屋数の7割稼働も難しい」(府の担当者)といい、余裕がなくなりつつある。病床使用率も、重症病床は22%だが、軽症中等症病床は64%にのぼる。 これまで府は入院の必要ない患者は原則全員を宿泊療養としていたが、40歳以上に絞って入所させる。無症状でも65歳以上は原則入院としてきたが、入院基準も変える。府は、比較的リスクの高い人を優先的に入院させ、早期治療をすることで重症化や入院の長期化を防ぎたい考えだ。 入院患者や宿泊療養施設の利用を制限することで、自宅療養者の増加が見込まれる。府は自宅療養をしている患者が地域の病院で受診できる仕組みを設けるなどの体制を整える方針。吉村洋文知事は「感染が拡大するなら、(入院や宿泊療養の)最適化を図っていかないといけない」と話す。 また、感染者の急増を受け、府は入院先が見つからない患者を一時的に待機させる「入院患者待機ステーション」を13日に再開させた。(久保田侑暉) Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
米軍オスプレイから1・8キロのパネル落下 普天間所属
2021年8月13日 21時58分 米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)所属のMV22オスプレイから12日午後9時半ごろ、重さ約1・8キロの部品が落下していたことが13日、沖縄県への取材でわかった。現場は沖縄本島またはその周辺の海上とみられる。米側は、けが人や物損被害は確認されていない、と説明しているという。 県によると、13日午後5時37分、米側から防衛省沖縄防衛局を通じてメールで一報が入った。その後、午後7時58分ごろに再びメールで連絡があった。 それによると、オスプレイは米海兵隊基地「キャンプ・ハンセン」(金武町など)などにまたがる中部訓練場から普天間飛行場に戻る途中で、重さ約1・8キロのパネル(約35センチ×45センチ)と、フェアリングと呼ばれる部品の一部が落下したという。 米側は「我々は全ての航空事業に関連する事案を真剣に捉えており当該ユニットが事案の究明に徹底的なレビューを実施する」と説明しているという。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
貨物船が座礁、船体割れて重油流出 青森・八戸港沖
磯部征紀2021年8月13日 22時02分 船体が割れた貨物船=海上保安庁提供 青森県・八戸港の沖合で11日にパナマ船籍の貨物船が座礁し、船体が折れて油の流出が確認される事故があり、船舶をチャーターする日本郵船などが13日にオンライン会見を開いて経緯を説明した。燃料タンクのうち重油282トンが入ったタンクが破損。大半が海に流出したとみられ、原状回復の見通しは立たないという。 会社側によると、座礁したのは、パナマ船籍「クリムゾン ポラリス」(3万9910トン)で、タイから木材チップを運んでいた。11日午前7時35分ごろ八戸港から北約8キロの沖合で座礁。自力で離礁したが、12日午前4時15分ごろ、船体が割れて油が流出した。21人の乗組員は救助され、けがはなかった。操船は船の所有会社側が行っていた。 管理会社などが流出した油の回収を進めるが、原状回復の時期について具体的なめどはたっていないという。(磯部征紀) 八戸港沖で座礁し、その後、船体が割れた貨物船=海上保安庁提供 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
渋谷駅員がコロナ感染 半月で12人 「運行影響なし」
2021年8月13日 22時37分 JR東日本は、12日までの約半月間に、渋谷駅の社員12人が新型コロナウイルスに感染したと13日発表した。12人は、みどりの窓口や改札などで業務を担当し、業務中は常にマスクを着けて接客していたという。同社は「クラスター(感染者集団)ではなく、列車運行などに影響はない」と説明している。 JR東によると、7月27日~8月12日に、20代6人、30代3人、40代2人、50代1人の社員の陽性が判明した。感染経路は分かっていないという。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
五輪と人出の関係否定 小池氏 専門家指摘は「印象論」
東京都の小池百合子知事は13日の定例会見で、東京オリンピック(五輪)と人出の関係について、「テレワークなどの推進もあり、ステイホームで応援して頂き(テレビの)視聴率も上がった」と述べ、人出を増やす要因にはならなかったとの考えを示した。 五輪と人出については、12日の都のモニタリング会議で国立国際医療研究センターの大曲貴夫氏が「競技場の周辺や沿道に多くの人が集まり応援する姿が見られた」と言及していたが、小池知事は「印象論でおっしゃっている。こちらは人数がどうだったか確認している」と主張。首都高の変動料金制度など交通需要マネジメントが人流抑制に役立ったとし、「エピソード(出来事)ベースではなくエビデンス(証拠)ベースで語ることが重要だ」と述べた。 都オリンピック・パラリンピック準備局は13日、一部の競技場周辺での人流のデータを公表。国立競技場周辺では開閉会式の日に、7月上旬に比べ約3千人増えたが、大会期間中を通してみると、大会前よりも最大で約3500人減少していたという。お台場の聖火台では、平日の午後8時台は大会前に比べて約400人増えたが、休日は約1千人減少していたとしている。 また、小池知事は「五輪を安全・安心に終えることができたか」との質問に対し「アスリートの協力もあり、感染拡大の抑止につながった」と強調。「同様にパラリンピックも経験をいかしながら安全・安心の大会としたい」と述べた。(軽部理人) Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
変わる景色、変わらない現実 沖国大ヘリ墜落から17年
女性はこの17年、ほぼ毎年この日に現場を訪れ、周囲の住宅街を歩き、写真を撮ってきた。家が建て替えられていたり、雑木林がお墓に変わっていたり。景色の変化がわかると、「変わらない現実」がいっそう際立ち、胸が苦しくなる。 女性は、切り紙作家の新川美千代さん=沖縄県浦添市。17年前の8月13日、当時の自宅から北に5キロの沖縄国際大学に米軍ヘリが墜落した。普天間飛行場のすぐ隣だった。テレビの速報で知り、車を走らせて現場へ。真っ黒に焦げた校舎の壁を目にした。 「いつ空から米軍機が降ってくるかわからない」 幼いころから聞かされてきた、戦前生まれの父の言葉を思い出した。米軍統治下の1966年、親族の男性が車で走行中に墜落した米軍機に激突され、亡くなった。33歳だった。 新川さんは大人になって現場を通るたび、慰霊碑さえない一方、次々と離着陸する米軍機の姿に違和感を覚えた。沖縄国際大学への墜落事故は住民にけが人はでなかったが、米軍が現場を7日間封鎖するなど、異様な日米関係の姿があらわになった。 事故の証拠を残したい。新川さんは学生らと「黒い壁」の保存運動を始めた。しかし、大学側の解体方針で断念。その後に始めたのが、学生や住民が撮影した現場写真を集めることだった。 墨汁をぶちまけたような焦げ… この記事は有料会員記事です。有料会員になると続きをお読みいただけます。 残り:1378文字/全文:1928文字 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
海保学校生40人、帰省先で陽性判明 7月には懇親会も
大野宏2021年8月13日 18時34分 海上保安学校(京都府舞鶴市)は13日、夏季休暇で帰省していた学生40人について、新型コロナウイルスの感染が判明したと発表した。 同校は全寮制で男女計582人が在籍。ほぼ全員が7月28日から帰省した。その後30日から今月12日までに北海道から沖縄までの18都道府県で、女子学生1人を含む10~30代の学生40人の感染が確認された。全員軽症で帰省先で療養しているという。また、夏季休暇前に20代の男子学生1人の感染が判明。学生の濃厚接触者9人は、寮で待機している。 学生24人が7月中に舞鶴市内の飲食店で、国土交通省の感染防止対策に違反して懇親会を計4件開き、参加者から10人の感染者が出たことも明らかにした。酒を飲んだと申告している参加者もいるという。同校は「極めて遺憾で重く受け止めている。改めて全学生に国家公務員としての自覚と緊張感をもたせ、ルール遵守(じゅんしゅ)を徹底させる」としている。 帰省中の学生にはPCR検査を実施し、陰性が確認された学生だけを16日以降に帰校させ、再度検査する。帰校後2週間は全員外出を禁止するという。(大野宏) Source : 社会 – 朝日新聞デジタル