新型コロナウイルス感染の「第5波」を受け、文部科学省は9月1日時点の全国の公立の幼稚園と小中高校の休校状況について調査を始めた。期間や休校中の学習指導方法、子どもの居場所が確保されているかどうかなどの実態を把握する。 調査では、夏休みの延長や臨時休校の有無と期間▽短縮授業・分散登校の有無と期間▽休校中の学習指導をどうしているか▽学童保育など休校中の子どもの居場所は確保されているか▽自治体で教職員にワクチンの優先接種をしているか――について、都道府県教育委員会と各市町村教委から、管轄する幼稚園と小中高校の状況を報告してもらう。(桑原紀彦) Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
「かけ算楽しみ」 都内の小中学校で始業式 分散登校準備も
高浜行人2021年9月1日 20時30分 新型コロナウイルスによる緊急事態宣言下の東京都内の多くの小中学校で1日、2学期が始まった。世田谷区立用賀小学校ではコロナ禍でも95%ほどの児童が出席。1カ所に集まることを避けるため、各教室でテレビ越しに始業式があった。 同区では3日から、分散登校とオンライン授業が始まる。始業式では青鹿和裕校長が「オンライン授業もあり、皆さんにとっては不安な始まりだと思います。行事はあきらめずにできるようにがんばりたいと思いますので、夢中になって思い出をつくりましょう」とあいさつ。児童3人が2学期の目標を発表した。2年の斎藤実佳さんは「かけ算を勉強するのが楽しみ」と話した。 始業式の後は、各教室でタブレット端末を使ってオンライン授業の準備をした。4年生のクラスでは、担任の鈴木裕介・主幹教諭が遠隔会議システム「Teams(チームズ)」の使い方を説明。多くの端末が同時に通信したためか、つながらなかったり、映像がフリーズしてしまったりすることもあった。鈴木さんは児童に「いろんなトラブルが起きると思います。内容がわからなければ学校に来た時に聞いてください」と呼びかけた。 8月24日に分散登校が決まってから夏休みが明けるまでに、同校ではTeamsについての校内研修を開くなどして備えてきた。ただ、技術的な限界や教員の習熟度の差があり、対面授業と同じように進めるのは難しい面もあるという。鈴木さんは「無理に進めようとするより、在宅の児童とのつながりを保つというつもりでやっていきたい」と話す。(高浜行人) Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
見破れない店に「おかわり」 フェンディの偽物を質入れした疑い
高絢実2021年9月1日 20時30分 高級ブランド「ルイ・ヴィトン」の偽物の取引をめぐって弁護士らが逮捕された事件で、愛知県警は1日、「フェンディ」の偽物を質入れして現金を詐取したとして、同県一宮市の無職鈴木和也容疑者(37)=別の商標法違反罪で起訴=を詐欺と商標法違反の疑いで再逮捕し、発表した。 鑑定士でも誤認しかねないほど精巧な偽物は「スーパーコピー」と呼ばれ、生活経済課によると、鈴木容疑者が扱ったバッグも質屋の目をくぐり抜けていた。 鑑定能力がないとみた質屋には、「おかわり」と称し、繰り返し偽物を持ち込んでいたという。 県警によると、昨年8月以降、愛知、岐阜、静岡、大阪の4府県の質屋など35店舗で、計約4600万円の被害を確認。鈴木容疑者は詐欺グループの「指示役」とみられ、全国展開のブランド品買い取り店とフランチャイズ契約を締結し、愛知県内でブランド品のリサイクル店の出店を計画していたという。スーパーコピー品を売ろうとした可能性もあるとみて、仕入れ先などを調べている。 再逮捕容疑は、1月21日、フェンディのハンドバッグのコピー品など2個を浜松市の質屋2店舗に質入れし、現金計約32万円をだまし取ったというもの。この事件では、偽物の保管場所を提供したとして、弁護士の矢田政弘容疑者(70)=同県一宮市=も商標法違反の幇助(ほうじょ)罪で起訴された。(高絢実) Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
風俗店から用心棒代、3300万円以上か 山口組弘道会系組長ら逮捕
2021年9月1日 20時30分 名古屋市や岐阜市の風俗店から用心棒代を受け取ったとして、愛知県警は1日、指定暴力団山口組弘道会系組長で高山組幹部の棚町勝利容疑者(59)=名古屋市港区=と、会社員の蜂谷誠容疑者(54)=碧南市=を県暴力団排除条例違反などの疑いで逮捕し、発表した。 高山組は弘道会の最有力組織の一つで、県警は昨年、組長とナンバー2を相次いで摘発。主要幹部が不在のなか、棚町容疑者が実質的に組の運営に関わっていたとみている。 捜査4課によると、棚町容疑者らは6月30日、名古屋市中区と岐阜市のホストクラブやバーの経営者4人から、用心棒代として現金30万円を受け取った疑いがある。 県警は、棚町容疑者らが2013年1月ごろから21年6月まで、少なくとも3300万円以上を徴収していたとみている。現金は、店の経営者から棚町容疑者の知人の夫婦を介して蜂谷容疑者に渡っていたという。県警は用心棒代の支払いが発覚しないよう複数の人を介したとみている。 県警の調べに、棚町容疑者は「まったく知らない」と容疑を否認。蜂谷容疑者は「何も話したくありません」と話しているという。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
高3遺棄容疑の妻「気持ち整理つかず」 SNS交流に嫉妬し殺害か
東京都墨田区の高校3年生、鷲野花夏さん(18)の遺体が山梨県内の倉庫で見つかった事件で、死体遺棄容疑で逮捕された夫婦が「車に積んでいたロープを使って倉庫で首を絞めた」と供述していることが捜査関係者への取材でわかった。妻は「夫とSNSで交流していて嫉妬した。気持ちの整理がつかなくなり、殺した」とも話しているという。警視庁が経緯を慎重に調べている。 警視庁は1日、2人を送検し、群馬県渋川市の自宅や遺体が見つかった倉庫を捜索。倉庫からはナイフやロープが見つかっている。 逮捕・送検されたのは職業不詳の小森章平(27)と妻和美(いずみ)(28)の両容疑者。 捜査1課によると、2人は8月30日、山梨県早川町の民家の倉庫に生徒の遺体を放置して遺棄した疑いがある。遺体には背中に4カ所の刺し傷があり、首にはロープで絞められたような痕があった。司法解剖で、死因は首を圧迫されたことによる窒息の影響が強いとされた。2人は倉庫で殺害し、遺体を放置したことを認めているという。 被害者のスマホ捨て家族へ連絡遮断か 章平容疑者は生徒について「… この記事は会員記事です。無料会員になると月5本までお読みいただけます。 残り:331文字/全文:799文字 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
草彅剛さんが東京パラリンピック表彰式に 杉村英孝が金のボッチャ
2021年9月1日 23時32分 杉村英孝選手が金メダルを獲得したボッチャ個人(脳性まひBC2)の表彰式に1日夜、国際パラリンピック委員会(IPC)特別親善大使を務める草彅剛さんが登場した。 紺色のスーツに身を包んだ草彅さんは3人のメダリストを拍手で迎えると、盆に載った三つのメダルを選手の元へ。深く一礼をし、贈呈する役を担った。スタンドの関係者から選手をたたえるウェーブが起こる間も、拍手を送り続けた。 草彅さんは、今大会で金を含む計四つのメダルを獲得している競泳の鈴木孝幸選手らと対談したことがあり、開幕直前に「素晴らしいパフォーマンスを期待している」と語っていた。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
Vaccins Moderna au Japon : ce que l’on sait des particules étrangères trouvées dans les doses de la firme américaine
Un préparateur japonais s’apprête à effectuer une injection de vaccin contre le Covid-19 avec le produit de Moderna, à Tokyo, le 24 mai 2021. POOL NEW / REUTERS La suspension préventive de millions de doses de Moderna au Japon après la découverte de corps étrangers encore non identifiés suscite interrogations, inquiétudes et […]
「密フェス」主催者、 県庁で釈明 飲酒関連「事実でなかった」
新型コロナウイルス対策が不十分な野外音楽フェスティバルが中部空港島の愛知県国際展示場(同県常滑市)で開かれた問題で、大村秀章知事は1日、フェス主催者が8月31日夕に県庁を訪れ、酒を販売したことを「(準備した酒の)半分は買い取らなければならず、損になるので売らざるを得なかった」と釈明したと明かした。主催者がホームページで公表した経緯の説明のなかで「過度な飲酒でなければ提供は可能と県から話があった」と記述した点も、「事実ではなかった」と認めたという。 大村氏は、この問題に危機感を抱いた音楽業界や興行関係者に感染対策の徹底を申し合わせる動きがあると言及。それを踏まえ、経緯を検証する県の第三者委員会で業界関係者にも意見を聞き、イベントで守るべき感染対策や参加者への周知のあり方を提言に盛り込む考えを示した。(岡本智) Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
接種予約の電話、何度かけても「ブチッ」 設定ミス、通話料発生 堺
堺市は1日、新型コロナワクチンの接種予約のコールセンターで、用意した160回線の半分で着信直後に通話が切れてしまう設定ミスがあったと発表した。ミスのあった回線は所定の通話料がかかるナビダイヤルで、対象となる着信数は約5万5千回、約58万円の通話料が発生した。 発表によると、ミスをしたのは、市のコールセンターでシステム業務を担った業者(東京)。このシステム業者が誤って、増強した80回線の有効期限を6月11日夜に設定したという。 コールセンターの回線数は、市民から「つながりにくい」という声が上がったため、5月20日から増強。160回線が予約受け付け用だった。 市民が予約する際、0570で始まるコールセンターの番号にかけると、ひもづけされた160回線の番号に転送され、オペレーターが対応する仕組み。つながると、携帯電話は20秒11円、固定電話は3分9・35円がかかる。機能しない番号に割り振られると、すぐに切れるが通話料は発生する。 8月2日に40歳以上の予約を始めた際、電話がつながりにくい状況が続いたことを不審に思った市職員が受信状況を確認。通話時間が極端に短い着信が多数あることに気がついた。業者が原因を調べ、同日午前中に復旧したという。 6月12日~8月2日の復旧までの間にあった80回線への着信数は約5万5千回。市民らが負担した通話料は計約58万円。すぐに切れるため、機能していた回線に割り振られるまで何度もかけた人もおり、最もかけた人は計83回にのぼる。非通知でかけた約1千件を除き、特定できた番号約1万1500件にはコールセンター設置を市から委託された別業者(東京)が電話をして謝罪する。 この業者が窓口(0120・125・188)でも対応する。被害額が手数料より少ないケースがほとんどのため、「振り込みは考えていない」という。(井石栄司) 堺市役所 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
119番から3時間、救急車内で心肺停止 自宅療養の男性死亡、千葉
千葉県船橋市は1日、新型コロナウイルスに感染し、自宅療養をしていた同市在住の20代男性が死亡したと発表した。容体悪化で家族が119番通報したものの、入院調整に時間がかかり、救急車内で心肺停止になったという。 市によると、男性は家族と同居し、基礎疾患はなく、ワクチンは接種していなかった。8月23日に発熱などの症状が出て、24日に陽性と判明した。 男性は自宅療養中の30日に容体が急変。家族から同日午前7時40分ごろ、「酸素飽和度が低下し、息が荒くなった」と連絡があり、市は入院調整を開始。市内では受け入れ先が見つからず、県も市外の病院との入院調整を始めた。 家族は午前9時ごろ119番通報し、救急車が到着すると男性の酸素飽和度は90%以下だった。最初の家族の連絡から3時間あまり経過した午前11時、市外で搬送先が見つかったが、男性は意識レベルが低下。酸素飽和度や血圧なども悪化する中、午前11時47分にはより近い市外の病院が見つかったが、男性は午前11時50分に救急車内で心肺停止状態となった。搬送先の病院で午後0時45分に死亡が確認された。 千葉県によると、船橋市がある東葛南部地域の2次保健医療圏の病床稼働率は、31日現在で80%を超えている。(酒井祥宏) Source : 社会 – 朝日新聞デジタル