2021年9月16日 19時07分 16日午後6時42分ごろ、石川県能登地方を震源とする地震があり、同県珠洲市で最大震度5弱を観測した。気象庁によると、震源の深さは13キロ、地震の規模を示すマグニチュードは5・1と推定される。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
山口組、離脱状態の山健組に復帰認める 神戸山口組との抗争に節目か
指定暴力団山口組(本部・神戸市)は16日、抗争を続けてきた神戸山口組(本部・同市)の元中核組織で、離脱状態にあった山健組の組長と配下組員らが山口組へ復帰するのを認める決定をした。捜査関係者らへの取材でわかった。 岡山県警は16日、神戸山口組の有力組織だった池田組(岡山市)も離脱し、独立団体になったと発表した。 警察庁によると、昨年末時点の組員数は山口組3800人、神戸山口組1200人。相次ぐ離脱で神戸側の弱体化は決定的になった。警察当局は抗争終結に向けた節目になる可能性があるとみて注視している。 捜査関係者らによると、山口組は16日、山健組組長の中田浩司(ひろじ)被告=山口組系組員への殺人未遂などの罪で起訴・勾留中=と配下組員らの復帰を組内に通知した。山健組の幹部らも同日、兵庫県加古川市内で会合を開き、復帰の方針を確認したという。 山健組と池田組などは2015年、山口組を離れて約3千人の勢力で神戸山口組を結成し、当時の井上邦雄・山健組組長がトップに就いた。05年に山口組トップになった篠田建市(通称・司忍)組長と、出身母体の弘道会(名古屋市)への強い反発があったとされる。 対立抗争が続いたため、兵庫、大阪など6府県の公安委員会は昨年1月、山口組、神戸山口組を特定抗争指定暴力団に指定し、その後、岡山など4県の公安委も指定していた。 捜査関係者によると、神戸山口組内では昨年夏ごろ、運営などをめぐり、井上組長らと山健組を継いだ中田被告らの対立が表面化した。池田組が離脱したほか、中田被告は「除籍」された。山健組の多数の組員は中田被告に従ったが、一部の組員は同じ山健組の名で神戸山口組に残留しているという。 中田被告は19年夏に山口組系組員を銃撃したなどの疑いで同年末に起訴された。ただ、山口組側は中田被告を「幹部」として受け入れる方向だという。 2005年7月 山健組出身の… この記事は会員記事です。残り396文字無料会員になると月5本までお読みいただけます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
人目ない場所選びいきなり襲撃か 容疑の大学生「誰でもよかった」
会員記事 大村久、榎本瑞希2021年9月17日 5時00分 佐賀県鳥栖市で起きた女性殺害事件で、殺人容疑で逮捕された長崎大学4年の山口鴻志(こうし)容疑者(25)が「殺せるなら誰でもよかった」という趣旨の供述をしていることが捜査関係者への取材でわかった。被害者の大塚千種さん(79)は頭部以外に目立った外傷はなく、争った形跡もないため、佐賀県警は山口容疑者がいきなり襲いかかった可能性もあるとみている。 県警によると、山口容疑者は10日午後1時ごろ、鳥栖市酒井東町の民家敷地で、大塚さんの頭を鈍器で複数回殴って殺害した疑いがある。13日昼に大分中央署(大分市)に自首し、14日未明に殺人容疑で逮捕された。 大塚さんは当時、親類宅の敷地で1人で除草作業をしていた。捜査関係者らによると、額と後頭部に傷があったが、腕などには目立った外傷はなく、奪われた所持品もなかった。山口容疑者は「現場は初めて訪れた」と話しているといい、県警は人目につかない場所を選んだとみている。 山口容疑者は9日夜、住んでいた長崎市から福岡市に移動し、宿泊。10日にタクシーで鳥栖市へ向かった。商業施設に行くよう伝えたが、運転手が場所を知らず、市役所の看板が見えたところで「この辺でいいですよ」と降りた。その後、徒歩でJR鳥栖駅方面へ向かったとみられる。 事件現場は市役所付近から直線で数キロ。山口容疑者は事件後に服を着替えたと供述しており、県警は事件前、服を購入するために商業施設に向かおうとした可能性があるとみている。 一方、長崎市の山口容疑者の自宅マンションでは事件前日の9日夜、ぼや騒ぎがあった。長崎県警が放火の疑いもあるとみて捜査している。山口容疑者の関係者からは行方不明者届が出されていたといい、両県警は共同捜査を始めた。 佐賀県警は逮捕時の発表では… この記事は会員記事です。残り453文字無料会員になると月5本までお読みいただけます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
性犯罪やストーカー事件の被害者ら、起訴状で匿名に 法制審が答申
性犯罪の被害者を保護するため、法制審議会は16日、被告に送られる起訴状で被害者の氏名を秘匿できるようにするなどの法整備を上川陽子法相に答申した。被害者の氏名や住所などを「個人特定事項」とし、性犯罪や児童買春・ポルノ事件を秘匿できる対象犯罪と明記する内容で、ストーカー事件や暴力団らの組織犯罪を想定した規定も盛り込んだ。 答申をもとに法務省は刑事訴訟法などの改正案をまとめ、来年の通常国会に提出する方針。 起訴状には被害者の氏名が通常記載されており、その謄本を被告に送る決まりがあるため、氏名を知られることで新たな被害に遭う恐れが指摘されてきた。昨年9月から法務省で検討が本格化し、上川法相が5月に諮問していた。 答申では、被告に送る起訴状… この記事は会員記事です。残り433文字無料会員になると月5本までお読みいただけます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
小田急線の乗客刺傷、容疑者を再逮捕へ 男性客への殺人未遂容疑
2021年9月17日 0時28分 東京都世田谷区内を走る小田急線の車内で乗客10人が重軽傷を負った刺傷事件で、警視庁は女性客2人への殺人未遂容疑で逮捕した無職対馬悠介容疑者(36)=川崎市多摩区=を、男性客に対する殺人未遂容疑で17日に再逮捕する方針を固めた。事件直前に万引きを繰り返したとして、窃盗容疑でも再逮捕する。捜査関係者への取材でわかった。 対馬容疑者は8月6日午後8時半ごろ、登戸(川崎市多摩区)―下北沢(東京都世田谷区)間を走行中の快速急行の車内で、30代の男性客を包丁で切りつけて殺害しようとした疑いがある。男性は右腕にけがを負った。この事件前に東京都新宿区や川崎市の店舗でお茶やビールを万引きした疑いもある。 対馬容疑者は事件の経緯について、新宿区の店で万引きをしようとして気付かれたことに不満を持ったと説明。「店に復讐(ふくしゅう)しようと思ったが、閉店していて、電車に切り替えた」といった供述をしているという。一方で「以前から大量に人を殺したかった」とも話しており、警視庁が動機の解明を進めている。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
京都・木津川で住宅火災 住民1人が軽傷、他の3人と連絡とれず
2021年9月17日 1時14分 16日午後9時40分ごろ、京都府木津川市相楽台7丁目の木造2階建て住宅から火が出ていると、近隣の住民から119番があった。府警木津署によると、午後10時45分に消防が鎮圧したが、この家に住む3人と連絡が取れなくなっているという。 同署によると現場の住宅は夫(71)と妻(66)、長男(38)、次男(35)の4人暮らしで、出火当時は全員が在宅していたという。このうち、夫婦と次男の計3人が逃げ遅れた可能性があるという。長男は軽傷を負って病院に運ばれた。同署は出火原因を調べるとともに、3人の行方を捜している。 現場は、近鉄京都線の高の原駅から東に約1キロメートルの住宅街。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
分裂抗争相手の山口組になぜ復帰 暴力団幹部らが明かす「内情」
2021年9月16日 19時30分 2015年に山口組から分裂した神戸山口組の中核組織だった山健組の組長らが、山口組に復帰することがわかった。 山健組は山口組の前組長の出身母体。山口組系の組幹部は「離脱した中で最大組織である名門・山健組が元のさやに戻ることになれば、山口組の一本化に向けた大きな転機だ。他の組が戻る動きも加速するだろう」とみる。 復帰する山健組組長の中田浩司被告は、2019年8月に山口組傘下の弘道会系組員が銃撃された事件の実行犯とみられ、殺人未遂罪などで起訴されている。 ただ山口組は、中田被告を「幹部」として受け入れる準備を進めているという。 山口組系の組幹部は「一本化を優先に考えれば、これまでの経緯も大きな障壁にならないだろう」と話す。山健組が復帰する理由については「親分(中田被告)が長期不在になるとみられる中、組員が余計なけんかをしないで済むほうがいいと考えたのだろう」と語った。 神戸山口組内では昨夏ごろ、内紛が表面化した。トップの井上邦雄組長が、中田被告を「除籍」したことが判明していた。 元山健組系組幹部は「独立した状態では資金源を確保し、組織を維持していくのが難しい。山口組から『手を出すな』と指示が出ていても、いつそれが変わるかわからないという不安もあった」と話す。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
国内で新たに5705人感染 前週の木曜日から45%減少
新型コロナウイルスの国内感染者は16日、午後8時現在で新たに5705人が確認された。前週の木曜日(9日)と比べ、45%減った。死者は63人だった。15日時点の重症者は前日から91人減り、1743人となった。 東京都の新規感染者は831人で、前週の木曜の半数以下となり、前週の同じ曜日を25日連続で下回った。死者は24人で、1日の報告数としては、夏以降の「第5波」で最多だった。大阪府では858人の感染が確認され、死者は12人だった。 沖縄県では新たに229人の感染を確認。直近1週間の、人口10万人当たりの感染者数は全国最多の状態が続いている。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
大声で叱責、「さらし者」のようなときも トヨタ社員自殺の労災認定
会員記事 大野晴香 藤牧幸一 山本知佳、志村英司 近藤郷平2021年9月16日 22時32分 「何があったかを知りたかった」「本当のことを教えてほしかった」。トヨタ自動車に勤めていた男性(当時40)の自殺を労災と認めた16日の名古屋高裁判決。妻(50)は、判決後の記者会見でそう繰り返した。うつ病を発症した男性は、1年間にわたる執拗(しつよう)なパワハラを受けていた。 トヨタ自動車の社員だった男性(当時40)が2010年に自殺したのはパワハラや過重労働によるうつ病が原因として、遺族が国を相手取り、労災認定を求めた訴訟の控訴審判決が16日、名古屋高裁であった。古久保正人裁判長は「上司からの叱責(しっせき)に加え困難な業務の担当となり発病した」と述べ、労災と認めなかった一審・名古屋地裁判決を取り消し、訴えを認める逆転判決を言い渡した。 男性は1990年に入社し、自動車の部品の生産準備業務に従事。2008年4月には新型プリウスの部品の生産ラインの主担当(チームリーダー)になった。中国の子会社での部品生産準備を担当していた09年10月ごろにうつ病を発病、10年1月に自殺した。 「心理的負荷は強」 新型プリウスの業務 古久保裁判長は、男性が困難な海外関連業務や、新型プリウス関連業務により心理的負荷を受けたと指摘。さらに、一審判決(昨年7月)直前の昨年6月から適用された精神障害の労災認定基準をふまえ、男性が上司から受けた叱責について検討。同僚の面前で大声で威圧的な叱責を受けていて、「態様や手段が社会通念に照らして許容される範囲を超える精神的攻撃」と認めた。これらを1年近くにわたって反復、継続して受けたことによる心理的負荷は「強」にあたるとした。 判決は、男性が08年4月ご… この記事は会員記事です。残り2071文字無料会員になると月5本までお読みいただけます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
性交罪の要件拡大を議論、時効の延長も 法制審に諮問
性犯罪を適切に処罰できるようにするため、上川陽子法相は16日、刑法や刑事訴訟法の規定のあり方について法制審議会に諮問した。性交罪が成立する要件の拡大や公訴時効の延長を議論してもらい、答申をもとに、法務省は早期の法改正を目指す。 諮問したのはほかに、性行為が一律に処罰対象となる被害者の年齢を13歳未満から引き上げるかや、性的な姿や行為を盗撮して流通させるのを処罰する規定を設けるかなど。有識者らによる法務省の「性犯罪に関する刑事法検討会」が5月に報告書をまとめたのを受け、同省が検討してきた。検討会の委員には性犯罪の被害者や支援者も加わっており、当事者の視点も重視する考えから報告書の内容を幅広く盛り込んだ。 検討会の報告書では、「暴行、脅迫」という手段や、被害者が「心神喪失、抗拒不能」の状態であることが必要とする性交罪の要件に、「威迫」を用いたり「睡眠」や「酩酊(めいてい)」につけ込んだりする行為を追加して例示する意見が示された。さらに、性犯罪はその特性上、被害の認識や申告に時間がかかるとして、公訴時効の期間を延長したり、時効の進行が始まる時点を遅らせたりすることも検討課題とした。 報告書は、判断能力がまだ未… この記事は会員記事です。残り375文字無料会員になると月5本までお読みいただけます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル