須田世紀2021年9月26日 12時52分 静岡県浜松市の郷土史家が長年思ってきた地元の神社にまつわる疑問を解明した。今年の秋分の日の23日早朝、近所の人に集まって見てもらったら、歓声が上がった。この郷土史家は「地域の歴史に興味を持つきっかけになればうれしい」と話している。 23日の夜明け前、同市東区半田町。小高い場所にある六所神社。ここに回覧板を見た人たち50人以上が集まった。 秋分の日は、太陽が真東から昇って真西に沈む。鳥居の真ん中を太陽が昇っていけば、神社が朝日を意識して造られたことになる。それを確認してもらおうというねらいだ。 呼びかけたのは、浜松日体中・高校の事務職員で、地域の歴史を調べている小杉順哉さん(42)。神社の鳥居には「朝日宮」の文字があり、「どこに朝日と関係があるんだろう」と思い続けた。 一般的に神社は南向きが多いが、同神社は真東を向いている。「もしや」。2018年、真東から太陽が昇る春分の日と秋分の日に日の出を確認しに同神社に向かった。予想は的中。顔を出した太陽は鳥居の真ん中を通った。 さらに、日の出の瞬間、太陽光は拝殿の格子を通り、奥にある本殿まで届くことにも気づいた。太陽光がある場所を指し示すシーンがある冒険映画「インディ・ジョーンズ」がこの発見のヒントになったという。「朝のさわやかな日光を神様に届けようと設計されている」と小杉さんは考えている。 23日の見学会では、午前5時40分ごろに太陽が見え始めると小さな歓声が上がった。母親と見学に来た小学5年生の男児(11)は「神秘的だった」と満足そう。小杉さんは「普段は閑散とした神社に大勢の人が集まってびっくり。地域の歴史に興味を持つきっかけになればうれしい」。神社がパワースポットとなり、地域に元気をもたらしてくれることも願っている。(須田世紀) Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
北海道合唱コン、月寒東・月寒合同合唱団が全国へ
戸田拓2021年9月26日 17時00分 第72回北海道合唱コンクール(全日本合唱連盟道支部、朝日新聞社など主催)の小学校部門が26日、小樽市民会館で開かれ、合同で出場した札幌市立月寒東小・月寒小と同市立札苗緑小の2団体が出場した。いずれも金賞を獲得し、月寒東小・月寒小が11月に埼玉県で開かれる第74回全日本合唱コンクールへの出場を決めた。 小学校部門は2019年に創設され、昨年はコロナ禍で中止になった。月寒東は7団体で競われた第1回に続く全国大会出場となる。コロナ禍で新入団員の勧誘を十分にできず団員が減る中、同小合唱団をつくった高山しおり教諭(63)が現在月寒の顧問をしている縁で、両校の34人で一緒に歌った。自由曲「踊るミュージアム」(大田桜子作曲)では、夜の博物館で展示物が動き出すミステリアスな情景を独唱パートも交えて見事に表現した。指揮をした月寒東の顧問の上埜光規教諭(33)は「コンクールは各地の団体と交流できる貴重な機会。多くの団体が高め合う場に育ってほしい」と話す。 13人で臨んだ札苗緑は、きょうだい団員が多い仲の良さが演奏にも表れた。古川祥大団長(6年)は「課題曲の『さくらさくら』はしっとり、自由曲は元気に、雰囲気を変えて歌った」と話した。指揮者の鎌田倫子教諭(29)は「学校生活の制約が多い中、子供がモチベーションが上げる機会があってよかった」と振り返る。 コロナ感染拡大の影響で直前に1団体が辞退した。連盟道支部の大木秀一支部長は「始まって間もないコンクールの出ばなをコロナ禍にくじかれたかたちだが、人数制限なく全員が出られるコンクールとして、札幌開催の来年はぜひたくさんの団体に出ていただきたい。6年生は進学しても合唱を続けてほしい」と話した。(戸田拓) Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
富士山、改めて「初冠雪」 気象台が2度目の発表
2021年9月26日 23時09分 甲府地方気象台は26日、富士山が初冠雪したと発表した。今月7日にいったん初冠雪を発表していたが、その後、初冠雪の基準を満たさなくなり、今回改めて発表した。 富士山では、山頂付近でその年の日平均気温の最高値を記録した日以降に、同気象台(甲府市)から目視で冠雪を観測できたときに初冠雪と認定される。 今年は8月4日に山頂付近で日平均気温の9・2度を観測。9月7日に職員が冠雪を確認し、初冠雪として発表した。だが、20日に日平均気温が10・3度まで上がり、最高値を更新したため、気象台は初冠雪を発表しなおすと決めていた。 2度目の発表となった26日は、午後4時過ぎに気象台の職員が目視で冠雪を確認した。平年より6日早く、昨年より2日早い初冠雪の観測となった。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
レスリング川井姉妹が一日署長「見慣れている道こそ、油断せず」
岩田恵実2021年9月26日 19時28分 東京五輪のレスリング女子で、それぞれ金メダルを獲得した川井梨紗子さん(26)=57キロ級=と妹の友香子さん(24)=62キロ級=が26日、警視庁新宿署(東京都新宿区)の一日警察署長に就任した。秋の全国交通安全運動(21~30日)にあわせた催しで、小学生らに交通事故防止を呼びかけた。 2人はこの日、日頃から交通ルールやマナーについて学ぶ「交通少年団員」の小学生ら14人を前に、横断歩道に見立てたシートの上を歩きながら正しい渡り方を説明。事前の左右の確認▽車両への合図▽横断中の左右の再確認――の3点を守るよう呼びかけた。 梨紗子さんは「オリンピック選手として、しっかりとルールを守りたい。見慣れている道こそ油断しないよう心がけています」と話した。友香子さんは「スポーツも交通安全も基本的なルールを守ることが大事。学校の行き帰りなど、横断歩道を渡る際は左右の確認をしっかりしてほしい」と訴えた。(岩田恵実) Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
富士山、改めて「初冠雪」 気象台が2度目の発表
2021年9月26日 23時09分 甲府地方気象台は26日、富士山が初冠雪したと発表した。今月7日にいったん初冠雪を発表していたが、その後、初冠雪の基準を満たさなくなり、今回改めて発表した。 富士山では、山頂付近でその年の日平均気温の最高値を記録した日以降に、同気象台(甲府市)から目視で冠雪を観測できたときに初冠雪と認定される。 今年は8月4日に山頂付近で日平均気温の9・2度を観測。9月7日に職員が冠雪を確認し、初冠雪として発表した。だが、20日に日平均気温が10・3度まで上がり、最高値を更新したため、気象台は初冠雪を発表しなおすと決めていた。 2度目の発表となった26日は、午後4時過ぎに気象台の職員が目視で冠雪を確認した。平年より6日早く、昨年より2日早い初冠雪の観測となった。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
小室圭さん、帰国の途で空港に姿見せる 一礼し関係者通用口に入る
日本に帰国するためケネディ国際空港に姿を見せる小室圭さん=藤原学思撮影 秋篠宮家の長女眞子さま(29)と10月にも結婚する予定の小室圭さん(29)が26日午前(日本時間27日未明)、滞在先のニューヨークから帰国するため、ケネディ国際空港に姿を見せた。 空港には朝から多くの報道陣が詰めかけた。小室さんは出発時刻の約1時間45分前の午前11時半ごろ、到着フロアから空港建物内へ。黒のスーツ姿で、髪は長く伸び、後ろで結んでいた。チェックインカウンターは通らず、報道陣に笑みを浮かべながら一礼し、関係者通用口から入った。言葉は発しなかった。 小室さんは日本時間27日夕に帰国する予定。(ニューヨーク=藤原学思) Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
人とシステム、判断が対立したら… 事故から見えた自動運転の課題
東京パラリンピックの選手村で8月、自動運転の電気自動車が選手に接触する事故があった。事故で浮かび上がったのは、人による操作とシステムによる操作を使い分ける自動運転の難しさだった。 「実社会に非常に近い状況で起きた。様々な人が行き交う一般道での課題が見えてきた」。「他者との共生」を意識し、自動運転の制御システムに関する研究をする名古屋大大学院の鈴木達也教授はこう話す。 事故は8月26日昼に起きた。警視庁によると、視覚障害のある男子柔道の日本代表選手が横断歩道を歩いていたところ、自動運転のバス「eパレット」と接触した。選手は転倒し、2週間のけがを負った。現場は一般道ではなく、関係者以外は立ち入れない。 「eパレット」は、トヨタ自動車が「次世代の自動車」として開発した。五輪とパラリンピックでは選手の送迎などに使った。事故の翌日には豊田章男社長が、自社のオウンドメディア「トヨタイムズ」やオンライン記者会見で状況を説明した。 トヨタによると、バスは右折する際、交差点内の人を感知して停止した。バスに乗っていたトヨタ社員のオペレーターが交差点の周辺を確認したところ、誘導する警備員が選手を制止しているように見えたので発進させたという。 直後、横断してきた選手をセンサーが検知し、自動ブレーキが作動した。オペレーターも手動の緊急ブレーキを使ったが、バスが完全に止まる前に時速1キロほどで接触したという。 トヨタは事故を受け、誘導する警備員なども含めた安全対策ができるまで運行を取りやめた。「信号のない交差点での安全確保は、歩行者、オペレーター、誘導員の三位一体で仕組みを改善する必要があると判断した」としている。 ◇ 鈴木教授が挙げる「一般道の課題」とは何か。 国土交通省によると、自動運… この記事は有料会員記事です。残り1529文字有料会員になると続きをお読みいただけます。 フカボリ 旬の話題の舞台裏から事件の真相まで、気になるニュースの深層に迫ります。世の中に流れる情報の一歩先へ。「もっと知りたい」「ちょっと気になる」に応えます。[記事一覧へ] Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
全国で2134人感染、減少傾向続く 重症者は1133人
新型コロナウイルスの国内感染者は26日午後8時現在、新たに2134人が確認された。前週の日曜日(19日)より4割少なく、減少傾向が続いている。死者は21人だった。 東京都の新規感染者は299人で、35日連続で前の週の同じ曜日を下回った。ほかに200人を超えたのは大阪府(386人)だけだった。厚生労働省によると、25日時点の全国の重症者は1133人で、前日から52人減った。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
長野・箕輪中、名古屋・志賀中など7団体が全国に 中部合唱コン
第74回中部合唱コンクール(全日本合唱連盟中部支部、長野県合唱連盟、朝日新聞社主催)の2日目が26日、長野県松本市のキッセイ文化ホール(県松本文化会館)であった。 中学校部門の混声、同声、大学職場一般部門の室内、同声、混声の各部があり、長野、愛知、三重、岐阜、富山、石川、福井の7県の代表31団体について録音審査をした。13団体が金賞に選ばれた。 金賞のうち、中学混声の箕輪町立箕輪中(長野)と名古屋市立志賀中、中学同声の名古屋市立桜山中と伊勢市立五十鈴中(三重)、室内の女声アンサンブルTONICA(石川)、同声のSUONO・CONBRIO(長野)、混声のヴォーカルアンサンブル《EST》(三重)が全日本合唱コンクールの中部代表に決まった。また、2日間を通じ、最優秀団体に贈られる全日本合唱連盟理事長賞に高校部門Bグループの岡崎高(愛知)が選ばれた。 全日本は中学校部門が10月31日に大分市で、室内、同声、混声が11月20、21日に岡山市で開かれる。 結果は以下の通り。(演奏順… この記事は会員記事です。残り478文字無料会員になると月5本までお読みいただけます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
福島大などが全国へ、郡山一中が最高賞 合唱コンクール東北支部大会
第73回全日本合唱コンクール東北支部大会(全日本合唱連盟東北支部、山形県合唱連盟、朝日新聞社主催)は26日、大学職場一般部門が山形市のやまぎん県民ホールで行われた。5県の代表計11団体が参加。青森県の1団体が音源審査だった。 大学ユースの部は福島大混声合唱団、同声の部は合唱団P●(aに´(鋭アクセント)付き)linka(宮城)、混声の部はグリーン・ウッド・ハーモニー(宮城)、室内の部は会津混声合唱団(福島)が、11月20日、21日に岡山市で開かれる全日本合唱コンクールの東北代表に選ばれた。 また、3日間を通して最も優れた団体に贈られる全日本合唱連盟理事長賞に中学校部門の郡山一中(福島)が選ばれた。 結果は以下の通り。(演奏順、◎は東北代表) 【大学ユース】… この記事は会員記事です。残り212文字無料会員になると月5本までお読みいただけます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル