担任するクラスの複数の女子児童の下着を校内で盗撮したとして、愛知県教育委員会は14日、知多地区の公立小学校の男性教諭(31)を懲戒免職処分にしたと発表した。 教諭は昨年2回盗撮したことを認めたという。県教委は被害児童の特定につながるとして、教諭の名前は明らかにしていない。 県教委によると、教諭は昨年8月と10月、理科の授業中にしゃがんで実験などをしていた複数の女子児童の下着をスマートフォンで盗撮したという。 教諭は5月3日未明、自宅近くの住宅の壁にぶら下がるなどして遊んでいたところを通報され、半田署員が職務質問した際にスマホから動画が見つかった。 教諭は同13日、事情聴取を… この記事は会員記事です。残り116文字無料会員になると月5本までお読みいただけます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
園児らも心配、涙をぬぐったかえる橋 高圧洗浄で「笑顔」が復活
勝部真一2021年9月14日 10時00分 「涙を流しているの」と近くの園児からも心配されていた和歌山県印南町のシンボル「かえる橋」が洗浄され、「笑顔」が復活した。 JR印南駅近くにかかるかえる橋は、カエルをシンボルにした町づくりを進める町が、9億3500万円をかけて1995年に完成。長さ48メートル、高さ14メートルのアーチ形の赤い親ガエルの上に長さ8メートル、高さ6メートルの黄色い子ガエルが重なる。 2003年に塗り直したが、その後は全体的に黒ずみが目立ち始め、特に子ガエルは泣いているようにも見えていた。 今回、橋の点検に合わせて洗浄作業を実施。作業員が高所作業車に乗り込むなどして、高圧洗浄機で水を噴射して汚れを落とした。(勝部真一) Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
交際女性に同意なく中絶薬投与の疑い 「結婚後の将来に不安」
布田一樹2021年9月14日 10時30分 妊娠中の交際女性に無断で中絶薬を投与して流産させたとして、福岡県警は13日、福岡県宮若市長井鶴、無職浜村隆治容疑者(35)を不同意堕胎の疑いで逮捕し、発表した。容疑を認め、「結婚後の将来に不安があった」と供述しているという。 宗像署によると、浜村容疑者は6月11日午後10時~10時40分ごろ、妊娠していた県内在住の無職女性(当時29)の自宅で、女性の承諾を得ずに中絶薬を投与し、6月12日午前10時半ごろまでに堕胎させた疑いがある。 女性は妊娠9週目で、体調不良を訴えて6月12日に病院を受診。流産と診断され、署に通報した。2人は昨年9月、マッチングアプリで知り合い、交際していたという。(布田一樹) Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
「うちの学校の子かも」と気づいた娘 幼い迷子の兄妹を母子で保護
松島研人2021年9月14日 10時30分 迷子になっていた7歳と4歳の兄妹を保護したとして、愛知県警南署は13日、名古屋市南区のピアノ講師松岡美佳さん(42)に感謝状を贈った。 松岡さんが迷子の兄妹を見つけたのは、8月22日午後1時ごろ。夏休み終盤の暑い日だった。 松岡さんの小学6年の娘が、家の外に見知らぬ子どもがいるのを発見した。松岡さんが様子を見に行くと、自転車に乗った男児のそばで女児がうずくまっていた。近くには女児のものとみられる自転車が倒れていた。 「いったい何があったの?」 松岡さんが慌てて問いかけても、ふたりの返事は要領を得なかった。保護者や知り合いが近くにいないか探したが見つからず、迷子と判断して署に通報したという。 署員が到着するまでの間、「名前は」「どこに行く予定だったの」などと声をかけ続けた。男児の顔を見た娘が「もしかしたらうちの小学校の子かも」と気づいた。兄妹の名前や男児の小学校がわかったことで身元の確認もスムーズに進み、その日の夕方に保護者のもとへ返されたという。 署によると、兄妹は南区に引っ越してきたばかりで、祖父の家を訪れた帰りに道に迷ったという。斎藤和樹署長は「真夏の暑い日で、命に関わる事態になりかねなかった。的確な対応で、早く保護者のもとに返すことができた」と話した。松岡さんは「無事に帰れて安心しました」と笑顔で話した。(松島研人) Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
もう一度「お母さん」と呼ばせて 母子手帳に見つけた私の知らない母
今から20年ほど前、小学3年生だったさゆりさんは、そっと母の手を握った。 スーパーで買い物をして車に戻る途中、前を歩く母に近づいて、自分の右手を母の左手に重ねた。 「え~何よ~、甘えたいの?」 そんな風にからかわれると思ったが、母は何も言わなかった。 ギュッと強く握り返してくれて、今まで見せたことがない顔をしていた。 笑ってるような、泣いてるような。 いつもはおしゃべりで、よく笑う母だったから、何だか見てはいけないものを見た気持ちになった。 そのまま手をつなぎ、車までの短い距離を何も話さずに歩いた。 手をつないで歩いたのは、この時が最後。 母のカサカサした、温かい手の感触はしっかり覚えている。 毎年毎年、母の日がくるたびに思い出す出来事だ。 突然の別れ さゆりさんが19歳だった時、母との別れは突然やってきた。 晩ご飯の鍋料理を食べ終えた後、翌日の色彩検定の話題になった。 「絶対受からないよ~」と愚痴をこぼすと、母が腕時計をプレゼントしてくれた。 「あんたなら出来るから、頑張りなよ」 うれしくてすぐに腕に巻いてみたら、バンドが長すぎてぶかぶかだった。 調整の仕方を聞こうと思って、キッチンで食器を洗っていた母の隣に立った。 すると母は、遠くを見るような表情でこっちを向いて、そのまま後ろに倒れ込んだ。 高校の授業で習った「くも膜下出血」のことが頭に浮かんだ。 大急ぎで別室にいた父を呼び、救急車が来るまでの間、心臓マッサージと人工呼吸をしてもらった。 「お母さん、お母さん!」と必死に呼びかける父の声は、今も耳に残っている。 泣きながら子守歌を 「きっと助かる」と自分に言い聞かせながら、病院に到着。 医師からは「非常に、非常に… Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
子どもに広がる感染 それでも対面のわけは 開成・聖光・広尾学園…
対面か、オンラインか、その両方か――。新型コロナウイルスの感染が子どもにも広がるなか、首都圏の私立や国立の中学・高校で、授業形態の判断が分かれている。緊急事態宣言が今月末まで延長されることが決まり、秋の行事のあり方にも頭を悩ませる。(柏木友紀、川口敦子、編集委員・宮坂麻子) 陽性者続出の学校、当面オンラインに 「またオンラインだけど……。仕方ない」。東京都内の私立高校3年の男子生徒(17)はため息をつく。 夏休み中、学校から3日に1度程度は「陽性者が出た」と連絡が入り、様々な部活が中止になった。過去にない多さだ。10月上旬までほぼオンライン授業だが、大学進学に影響が出ないか心配だ。「通学時間がなくなる分も、1人で勉強するしかない」 中1の生徒らとオンラインでつなぎ、理科室で授業をする教諭=2021年9月6日午後1時7分、東京都調布市入間町2丁目のドルトン東京学園、宮坂麻子撮影(画像の一部を加工しています) 本郷(東京都豊島区)や日本大豊山(文京区)など、夏休み明けからオンライン授業を続けてきた私立中高は少なくない。ドルトン東京学園(東京都調布市)もオンライン授業で在宅が難しい生徒は登校して参加としてきたが、13日以降は分散登校で対面とオンライン授業のハイブリッド形式にする。足踏み式の消毒装置を20台増やし、感染対策を強化したという。 三田国際学園(世田谷区)も週2、3回、学年ごとに登校させて対面とオンライン授業のハイブリッド形式を取っている。今井誠副校長は「昨春の一斉休校時はずっとオンラインで、精神的に苦しいとの声も出た。定期的に登校させ精神面のフォローもしたい」。 目立つ対面 教育効果を重視 一斉休校時とは対応を変えて、対面授業で再開した学校もある。 昨年度は夏休み前まで双方向のオンライン授業にした広尾学園(港区)は、今回は1日から対面授業をしている。「オンラインでは、キャリア教育や海外との交流プログラム、医学や科学の実験など、授業以外の教育がなかなかできず、対面ならではの教育の価値も改めて感じた」と金子暁副校長。昨夏から、学校での感染が不安な生徒はオンライン授業も受けられる態勢を続けており、「集団感染などが起きれば、即日、全面オンラインに切り替える準備はある」という。 開成(荒川区)も、8日から対面で授業を開始した。昨年度行ったオンライン授業なども検討したが、家庭によって通信環境に差があるほか、実技科目や理科実験などを含め、オンラインでは学習効果にばらつきが出たりカリキュラムに遅れが生じたりした。「感染リスクと教育効果を考慮した上で判断した」 聖光学院(横浜市)も昨春はオンライン授業も行ったが、始業を6日に延期し、対面授業にした。「在宅でオンラインだと多くの場合、自身でのコントロールはなかなか難しい。生徒同士のコミュニケーションも大事で極力オンライン授業は避ける」という。 筑波大付属駒場(世田谷区)… Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
世界遺産の奈良・興福寺、新潟の醸造会社と酒造り そのわけは
国宝の阿修羅像などで知られる世界遺産の興福寺(奈良市)が、清酒「八海山」を手がける八海醸造(新潟県南魚沼市)と、新たな日本酒を造った。10月9日から始まる五重塔(国宝)の特別公開に合わせ、境内の国宝館で2千本限定で売り出すのだが、なぜ寺と酒なのだろう。 約1千トンの雪で冷やされた雪室に瓶詰の日本酒が貯蔵されている。左に森谷英俊興福寺貫首らが小さく見える=2021年3月25日午後0時5分、新潟県南魚沼市、岡田匠撮影 南魚沼市で八海醸造が展開する「魚沼の里」に、八海山を仕込む酒蔵やビール醸造所、そば店などが並ぶ。「雪室(ゆきむろ)」と呼ばれる建物も立つ。周辺に降り積もった約1千トンの雪を運び入れた天然の冷蔵庫だ。電気を使わずに雪だけで冷やし、室温は2~5度、湿度は約90%に保たれている。 この雪室に、興福寺と手がけた2千本の4合瓶が貯蔵されている。1月に仕込んだ。瓶詰めし、2月下旬に雪室に入れた。9月下旬まで熟成させるという。 雪室で杜氏の田中勉さん(左)から説明を受ける森谷英俊貫首=2021年3月25日午後0時2分、新潟県南魚沼市、岡田匠撮影 一帯は日本有数の豪雪地帯だ… この記事は会員記事です。残り1641文字無料会員になると月5本までお読みいただけます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
市立中学教諭を免職 住居侵入やストーカー行為で 札幌市教委
芳垣文子2021年9月13日 19時45分 札幌市教育委員会は13日、ストーカー行為をしたとして、市立中学校の男性教諭(41)を懲戒免職とする処分を発表した。 市教委によると、教諭は6~7月、被害者の女性宅に侵入したりつきまとったりするストーカー行為を繰り返したという。教諭は7月初めに札幌豊平署に逮捕され、9月7日、住居侵入とストーカー規制法違反の罪で札幌地裁で懲役1年、執行猶予3年の判決を受けた。「生徒、保護者の皆さんにご迷惑をおかけし深く反省している」と話しているという。 檜田英樹教育長は「児童生徒や保護者、市民の信頼を著しく損なったことを深くおわび申し上げる」とコメントした。(芳垣文子) Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
真夏なのに梅雨の大気、8月の大雨は「異常気象」 専門家が見解
吉沢英将2021年9月13日 20時19分 西日本を中心に、8月は各地で記録的な降水量となった。異常気象を分析する専門家でつくる気象庁の検討会が13日に開かれ、会長の中村尚・東京大先端科学技術研究センター教授は「真夏にもかかわらず梅雨時のような雨となった。異常気象と言って差し支えない」との見解を示した。 気象庁によると、西日本の8月の降水量は平年の3・31倍で、8月としては1946年に統計を取り始めてから最も多かった。全国1029地点のアメダスで観測された8月中旬の降水量の合計は23万5788ミリで、西日本豪雨があった2018年7月上旬(21万8844ミリ)を上回った。 8月以降、日本の北にあるオホーツク海高気圧が強まったとともに、南にある太平洋高気圧が平年より南に張り出したことで「梅雨後半のような大気の流れ」になったと検討会は分析した。二つの高気圧の間の前線に大量の水蒸気が流れ込み続けたため、広い範囲で大雨が長引いたという。 このほかにも、上空を流れる亜熱帯ジェット気流が平年よりも南下し、特に日本の西で南に蛇行したことが影響。地球温暖化で気温が上がり、大気中の水蒸気量が増えたことも関連しているとみられるという。 中村教授は記者会見で、「各地でこれまでにない雨量が観測される可能性は、以前よりはるかに上がっている」と注意を呼びかけた。(吉沢英将) Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
小6女児自殺、いじめ訴える遺書 配布タブレット端末に悪口か
東京都町田市で昨年11月、市立小学校に通う6年生の女子児童(当時12)が同級生からいじめを受けたという内容の遺書を残して自殺していたことが分かった。児童の両親と代理人弁護士らが13日、文部科学省で記者会見して公表した。町田市教育委員会はいじめ防止対策推進法の「重大事態」にあたるとして、調査している。 両親らによると、小学校に1人1台配られたタブレット端末のチャット機能を使って「うざい」「きもい」などの悪口が書き込まれていたという。「端末がいじめの温床につながった」として同日、端末の配備を進める文科省に、端末を使用する学校でのいじめ防止対策の再点検と徹底を要望した。 両親や代理人弁護士らの説明によると、遺書には複数の同級生の氏名といじめの内容が書かれていた。両親がクラスの友人や保護者らに話を聞いたところ、タブレット端末で女子児童への悪口が書き込まれていたと、複数の証言を得たという。ほかにも、「(女子児童の)ころしかた」と書かれたノートの存在も明らかになり、現在学校で保管されているという。母親は会見で「(娘は)天真らんまんで明るく、亡くなるまでいじめに遭っていることは知らなかった」と話した。 町田市教委によると、児童が通っていた小学校では昨年9月、「児童間でトラブルがあった」と把握し、経過観察をしていたという。市教委は今年2月に「重大事態」と認定し、3月にいじめ問題対策委員会をつくり、調査を始めたという。(前川浩之) ◇ 子どものための主な相談窓口 ◆NPO法人チャイルドライン支援センターが運営するチャイルドライン(毎日午後4~9時)電話0120・99・7777 ◆「24時間子供SOSダイヤル」電話0120・0・78310 ◆いのちの電話フリーダイヤル(毎日午後4~9時)電話0120・783・556 ◆児童相談所虐待対応ダイヤル(24時間)電話189 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル