愛知県常滑市で8月下旬に開かれた音楽フェスについて、経済産業省は7日、新型コロナウイルスの感染対策が不十分だったとして、開催を支援する最大3千万円の補助金の交付を取り消す方針を固めた。主催者に通知したという。 問題のフェスは「NAMIMONOGATARI2021」。経産省によると、国や自治体の感染対策の方針を守ることが交付の条件だったが、これに反して会場で酒を提供するなどしていた。マスクを着けずに大声を出した観客を退場させるなどの措置もとっていなかったという。 経産省は、コロナ禍で音楽イベントなどを中止した事業者が公演を再開する場合、経費の半額の補助金を交付している。このフェスも昨年は中止され、今年再開したことで最大3千万円の補助が決まっていた。 愛知県は7日、フェス参加者ら14人の陽性を確認し、クラスター(感染者集団)に認定した。(若井琢水) Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
接種の有無を挙手させ確認 愛知・犬山の2中学で教諭11人
愛知県犬山市教育委員会は7日、市立中学2校の教諭計11人が教室などで新型コロナウイルスワクチンを打ったか生徒に挙手させて確認していたと発表した。「接種への同調圧力を生む恐れがあり、差別につながりかねない不適切な行為」として注意喚起した。 市教委によると、8月17日~9月6日、夏休みの登校日や部活動、2学期の授業時に、接種や副反応で休んでも欠席扱いにならないと伝える際などに挙手させたという。7日に保護者から苦情があった。市教委が14の市立小中学校を調べ、2校で挙手させたことがわかった。教諭らは「軽率だった」と話しているという。 滝誠教育長は「接種は任意で問いかけは不適切。生徒や保護者に不快感を与え申し訳ない」とコメントした。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
松井大阪市長「保健所は限界」 感染者への連絡、持ち越し3000件
大阪市保健所は7日、新型コロナウイルス感染者に症状や濃厚接触者などを聞き取る最初の連絡について、感染把握の翌日以降に持ち越すケースが9月初めごろに約3千件にのぼったと明らかにした。感染把握から2日後までに連絡することを目指し、7日に疫学調査チームを約180人から約200人に増やした。 市保健所によると、市内の1日あたりの新規感染者が1千人を上回るようになった8月後半から、感染者への最初の連絡を持ち越すケースが増え始めた。連絡をとるまでに最大4日かかったという。松井一郎市長は「保健所は限界に来ている」との認識を示す。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
地震に備え、自衛隊や海保参加し防災訓練 北海道花咲港
大野正美2021年9月7日 21時00分 千島海溝沿いの巨大地震で津波被害が懸念される北海道根室市の花咲港で7日、自衛隊の掃海艇やヘリコプター、海上保安庁の巡視艇などが参加する大規模な防災訓練が行われた。 津波の高さが最大18メートルになると道が想定する巨大地震に備え、毎年実施してきた。新型コロナの緊急事態宣言下の今年も、感染防止に配慮した救助活動などを探る目的から、国や北海道、市などが実施を決めた。 訓練では、自衛隊ヘリが空輸したオートバイで隊員が被災状況の調査に出たり、市建設協会が提供した重機を使って倒壊家屋から被災者を救助したりした。 また、災害時に公共機関に燃料を緊急輸送する態勢をとる根釧地方石油業協同組合根室支部(魚谷直世支部長)からも、タンクローリー8台が参加した。(大野正美) Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
秋元司議員の保釈、東京地裁が許可 保証金1億円は納付済み
三浦淳2021年9月7日 17時44分 カジノを含む統合型リゾート(IR)事業をめぐり、収賄と組織犯罪処罰法違反(証人買収)の罪で懲役4年などの実刑判決を受けた衆院議員・秋元司被告(49)について、東京地裁は7日午後、保釈を認める決定を出した。1億円の保釈保証金は納付されたという。 東京地検は決定を不服として抗告したが、高裁が抗告を棄却すれば秋元被告は保釈される。 東京地裁は7日午前、秋元被告に懲役4年、追徴金約760万円(求刑懲役5年、追徴金約760万円)の実刑判決を言い渡した。秋元議員は判決前に保釈されていたが、実刑判決を受けたことでその効力はなくなった。弁護側が判決後に改めて保釈を地裁に請求していた。 保釈保証金1億円のうち、今年6月の保釈時に納めた保証金8千万円を使い回せるため、秋元議員は今回新たに2千万円を納付したという。 秋元議員は2019年12月に収賄容疑で逮捕され、20年2月に3千万円の保証金で保釈されたが、贈賄側に報酬を示して裁判でうその証言をさせようとしたとして、20年8月に再び逮捕。保証金3千万円が没取されたが、今年6月に新たに保証金8千万円を納付して保釈されていた。(三浦淳) Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
土砂にのまれた妻子と従業員 「なぜ俺だけ助かった」社長の後悔
椎葉村で昨年9月に起きた土砂災害で、崩れた土砂にのまれた建設会社長の相生秀樹さん(71)は一緒にいた妻子と従業員2人を失った。「何でおれだけ助かったっちゃろか。それが情けなくて……」。自責や後悔の念に押しつぶされそうになりながら、今も被災現場のそばで暮らしている。 土砂災害から1年となった6日、現場には献花台が設けられ、4人の捜索にあたった消防団員や村内外の建設業者らが次々と訪れた。相生さんは朝、被災現場から数百メートル離れた対岸の仮設社屋前で黙禱(もくとう)をささげ、「これからもみんなと共に頑張っていきたい」と従業員に語りかけた。 昨年9月6日夜、「過去最強クラス」とも言われた台風10号が九州の西側を北上。周辺地域での豪雨被害に備え、椎葉村下福良の十根(とね)川右岸にある「相生(あいおい)組」の社屋兼自宅で、妻勝子さん(当時68)、長男泰孝さん(同39)、ベトナム人技能実習生のグエン・ヒュー・トアンさん(同22)、チャン・コン・ロンさん(同23)と待機していた。 真っ暗になった視界 「ああ、死ぬんだ」 早めに夕食を済ませてテレビを見ていたら、食器を洗う勝子さんに「はよ風呂に入って」と促された。事務所にいた泰孝さん、実習生2人を残し、浴室に向かった。 ほどなく「ドーン」という音… この記事は有料会員記事です。有料会員になると続きをお読みいただけます。 残り:1217文字/全文:1770文字 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
「検察庁」看板に黄色い塗料、容疑の男を逮捕 検察に不満か
2021年9月7日 18時19分 7日午後3時ごろ、東京地検などが入る東京・霞が関の中央合同庁舎6号館の警備員から「正面玄関近くに塗料をかけた男を確保した」と110番通報があった。 「検察庁」と書かれた石看板に塗料がかけられており、警視庁は関与を認めた60代くらいの男を器物損壊容疑で現行犯逮捕した。容疑を認めているという。警視庁は検察に不満を持っていたとみて調べている。 丸の内署によると、男は同日午後2時50分ごろ、東京都千代田区霞が関1丁目にある庁舎の正面玄関近くの石看板に黄色の塗料を振りかけ、損壊した疑いがある。庁舎の警備員が取り押さえ、駆けつけた警察官に引き渡したという。塗料は水性ではない可能性が高いといい、署が成分を調べている。 現場は皇居の桜田門から南東に約300メートルの霞が関の官庁街。法務省の「赤れんが棟」や東京地高裁に隣接し、近くには警視庁本部や日比谷公園もある。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
Face à son voisin chinois, le Japon renforce sa coopération militaire
Le ministre japonais de la défense Nobuo Kishi s’adresse aux médias après avoir inspecté le porte-avions « HMS Queen Elizabeth » de la Royal Navy britannique à la base navale américaine de Yokosuka, dans la préfecture de Kanagawa, le 6 septembre 2021. KIYOSHI OTA / AFP Par petites touches militaires et diplomatiques, […]
京王線の踏切で新聞配達員?はねられ死亡
2021年9月7日 12時42分 7日午前0時半ごろ、東京都府中市片町1丁目の京王線府中―分倍河原間の踏切で、下り電車と70代くらいの男性が接触した。男性は頭を打つなどして死亡した。現場には、男性が乗っていたとみられる新聞を積んだ原付きバイクがあり、警視庁は亡くなったのは新聞配達員の可能性もあるとみて身元の確認を進めている。 府中署によると、現場は遮断機のある踏切。通りかかった人や電車の運転士が、男性が踏切内で転倒したバイクを起こそうとする様子を目撃していたといい、署は事故とみている。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
「雨なのに…」声聞いた40分後 留学直前、絶たれた21歳の夢
世界で活躍するジャーナリストになる――。そんな夢を抱き、米国留学を2日後に控えていた上智大4年の小林順子さん(当時21)が25年前の9月9日、東京都葛飾区の自宅で殺害された。警視庁は、重要未解決事件の一つとして捜査を続けている。母親は「事件がなければどんな人生を送っていたか。想像するだけでつらい」と嘆く。 中学から英語が得意で、高校は専門コースのある学校に進んだ。猛勉強で第1志望の上智大に現役合格し、授業やサークルで英語力に磨きをかけた。学内の交換留学制度の選考を突破し、1996年9月から米シアトル大に留学することが決まっていた。国際的なジャーナリストになるという夢も見つけていた。 出発まで2週間に迫った8月末、順子さんは荷造りに追われていた。衣類や勉強道具、尊敬するジャーナリスト筑紫哲也さんの本、中島みゆきさんのカセットテープ、即席みそ汁……。出し入れを繰り返し、段ボール3箱にまとめた。 母幸子さん(75)はその数日後、玄関で順子さんの髪を切った。美容学校を出た幸子さんがずっと続けてきたことだった。娘の旅立ちを前に、この日は緩くパーマをあてた。 外ではしっかり者のイメージを持たれていた。サークルでは中心的な存在で、後輩への面倒見もよかったと聞いていた。ただ、家では違った。大学生になっても幸子さんに「髪を結んで」とねだる甘えん坊だった。留学を楽しみにする姿を見ながら、「ちょっとは大人になって帰ってくるかしら」と考えていた。 幸せの絶頂、家族の食卓で 出発4日前の9月7日夜。父… この記事は会員記事です。無料会員になると月5本までお読みいただけます。 残り:603文字/全文:1258文字 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル