anaheim, California – Shohei Ohtani stole two bases — including a steal of home — but the hero of the night for the Angels was journeyman reliever Jake Petricka, whose eighth-inning performance helped Los Angeles hang on for a 6-4 victory over the New York Yankees on Tuesday in Anaheim, […]
終戦日に墜落死した英軍兵、供養を続ける寺 憎しみは仏心で乗り越え
1945年8月15日、千葉県旧土睦村(現在の睦沢町)で、英軍兵が墜落死した。地元の寺では、戦後間もない時期から毎年8月、英軍兵を供養してきた。地元の反発があっても、世代が変わっても、1人の青年のために追悼を続ける。 今年も8月18日、睦沢町の光福寺で、故人の供養をする「施食会」が開かれ、桂嶽和道(かつらだけわどう)住職(74)が檀家(だんか)らの前で読経した。故人の名前を読み上げる際、終戦の日に亡くなった英軍兵、ジョン・F・J・A・ボナス海軍少尉(当時22)の名前も読み上げた。 連合国軍総司令部(GHQ)の調査報告書や睦沢村史などによると、1945年8月15日早朝、ボナス少尉は東京周辺を攻撃するため、艦上攻撃機に乗り出撃。だが、空中戦の末、落下傘が開かないまま、水田に墜落して死亡した。住民が遺体を埋葬し、先代の住職で当時の区長だった、桂嶽住職の父、円応さんが墓標をたてたという。 桂嶽住職によると、連合国軍により遺体が掘り起こされた後、円応さんは境内に墓標を移し、毎朝線香をあげ、毎年8月には供養していたという。三十三回忌の節目に古くなった墓標を取り除いたが、位牌(いはい)は境内に飾っていたという。 周辺では、戦地で家族を失った人や、空襲で被害に遭った人もいた。敵兵の供養に対し、近所からの反発もあった。円応さん自身も、区長として出兵する人を見送っていたといい、「敵国への憎しみもあったと思うが、供養し続けたのは、人を助けるという仏心があったのではないか」と桂嶽住職は推察する。 先代の思いを引き継ぎ、寺では今後も供養を続けていく。 遺体は裸で道に放置、埋葬し直しは「戦犯逃れるため」との見方も 睦沢町の渡辺清さん(88)… この記事は会員記事です。無料会員になると月5本までお読みいただけます。 残り:910文字/全文:1635文字 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
コンラッド、名古屋・栄に進出検討 市内初の外資系最高級ホテル
根本晃2021年9月1日 16時00分 米ホテル大手ヒルトングループの最高級ブランド「コンラッド」が、名古屋市中心部の栄地区で開業を検討していることが、複数の関係者の話でわかった。実現すれば、名古屋市内では初の外資系最高級ホテルとなる。 進出を検討している場所は名古屋三越栄店の北側。名古屋市とパルコが所有する土地で、三菱地所などが計画している地上36階地下4階建ての200メートルビルに入るとされる。ビルは2022年着工、26年の開業を予定。ホテルは最上部に入り、中層部にオフィス、低層部に高級感のある専門店などが入る計画だ。 ヒルトングループの名古屋進出は1989年開業のヒルトン名古屋(名古屋市中区)以来、2軒目となる。コンラッドは26年に東京に開業する「ウォルドーフ・アストリア」と今月に京都でオープンする「LXR」ブランドと並ぶ同グループの最高級ブランド。国内では東京、大阪に次いで3軒目となる。(根本晃) Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
自宅に本が多い子の成績は?正答率の傾向は? 全国学力調査
5月に小学6年生と中学3年生を対象に行われた2021年度の全国学力調査の結果が31日、公表された。昨年度はコロナ禍で中止となり、2年ぶりの実施。データの活用や、複数の資料を結びつけて必要な情報を見つける出題の正答率が低い傾向にあった。特徴的な問題や正答率の傾向を、専門家の見方とともに紹介する。(高浜行人、三島あずさ、編集委員・宮坂麻子、同・氏岡真弓) 算数・数学 データの読み取りや記述に課題 算数・数学は、記述式問題の正答率が低く、無解答率が高い傾向がみられた。また、データから必要な情報を読み取り、それに基づいて判断する力に課題がみられた。宮崎大学の添田佳伸教授は「授業でも児童生徒が解き方を詳しく説明するといった機会は増えているが、まだ成果が十分には出ていないようだ」と話す。 小6では、図書室の利用が少ない理由を2学年に聞いた結果のグラフから、2学年で最も差がある項目とそれぞれの割合を、言葉と数を使って書く問題の正答率が52・2%だった。 中3では、砂時計の砂の重さと落ちきる時間を示す表とグラフを用いて、2分間をはかるのに必要な砂の重さの求め方を説明する問題の正答率が、28・2%。日照時間が長い日は気温差が大きい傾向にあると言える理由を、二つの度数分布多角形の特徴を比較して説明する問題の正答率は、11・2%だった。 添田教授は「教室での発表のように、グラフに線を書き込んだりしながら口頭で説明すれば多少言葉足らずでも伝わるが、文字だけで正確に説明するのは難しい。もう少し易しい内容の問題で、書いて説明する練習が必要だ」と指摘する。 国語 目的をもった読み取りや意見もつ力に課題 国語は、スピーチの原稿とメモ、資料を比べる問題(小6)や、各校代表によるテレビ会議での意見や資料の問題、SNSの言葉の使い方についての意見文の問題(いずれも中3)など、これまで以上に、日常の場面で複数の情報から課題を解決する力を問う出題が目立った。 平均正答率は、小6は前回並みだが、中3は8・3ポイント下がりどちらも64・9%。京都女子大学の水戸部修治教授は「もっと低い年もあり中学の力が落ちたとはいえない。ただ小中ともに、内容把握はできるが、目的を持って読み取り、考え、意見を持つ力が低い傾向が見られる。2003年の国際学習到達度調査(PISA)から指摘された課題だが、大きな改善がみられない」と指摘する。 小6の面ファスナーの説明文と図表から開発のヒントと仕組みを記述する問題の正答率は34・6%。中3の校外とのメールのやりとりで使う敬語の問題も40・9%と低かった。水戸部教授は「段落分けして内容をまとめる受動的な授業では対応できない」と指摘。「低学年から調べ学習の土台になる図鑑や本を多く見せ、中学年では新聞など複数資料を比較して意見を発信、高学年で質を高める段階的な授業展開が必要だ」 自宅に本が多い子は…… 文部科学省は今回、全国学力調査と同時に行ったアンケートで、自宅にある本の数と、家でどのくらい日本語を話すかを初めて質問した。 本の数は国際学力調査で文化… Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
ラーメン店ゼロの町ついに返上 切実な訴えに「究極の名店」が出店へ
ラーメン専門店が一軒もない栃木県茂木町に、茨城県土浦市の有名店「特級鶏蕎麦(そば) 龍介(りゅうすけ)」が出店することが31日、決まった。ツイッターでラーメン店の誘致を進めてきた町幹部は「究極の一杯を出す名店」と大喜び。今後も出店意欲があるラーメン店を呼び込むという。 「鶏白湯(ぱいたん)の究極のラーメンが茂木でも食べられるなんて、夢のようですよ」。31日、町商工観光課の滝田隆課長(53)は記者に興奮気味に語った。 人口約1万1千人、65歳以上の町民が4割を超える過疎の町。周囲も認めるラーメン党の滝田課長は、町内の交流人口の増加と地域活性化を図るため、ラーメン店の誘致を仕掛けた。 「茂木町にはラーメン屋が1軒もありません。ラーメン好きは日々の楽しみを失い、仕事が手につかない人もいるとか…。そこで、このような人々を救うため、町内でラーメン屋を始める方を募集します」 6月下旬、町の切実な思いをつづった募集告知は、町の公式ツイッターなどから全国に拡散されて話題となった。5事業者が計画書などを提出し、町長面談や書類審査を経て、役場近くの空き店舗に入居するラーメン店が決まった。 龍介は、全国のラーメン店を紹介する「ラーメンデータベース」の通算ランキングで、鶏白湯部門の全国1位に輝く人気店。鶏のうまみを凝縮した濃厚スープが特徴で、極太麺で味わうつけそばもある。 新たに「茂木店」を営むのは… この記事は会員記事です。無料会員になると月5本までお読みいただけます。 残り:282文字/全文:886文字 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
若年女性のシェアハウス、大阪府営住宅にオープン 自立を支援
家族の暴力や貧困など様々な事情で安住できる家がない10~20代女性を対象に、大阪府営住宅を使った初のシェアハウスが1日、茨木市内に開設された。市と地域住民、不動産業者の連携で実現した。女性の自立を支援し、公営住宅の空室対策も兼ねる取り組みで、関係者は他の自治体への広がりを期待する。 シェアハウスは3LDK(約70平方メートル)で、3人での共用を想定。4・5~6畳の3部屋を個室として使い、16畳のLDKや風呂、トイレを共用する。家賃は光熱水費やネット通信料など込みで1人月2万5千円。ベッドや家電は備え付けられ、敷金・礼金、保証人が不要で即入居が可能だ。 茨木市に住む社会福祉士の辻由起子さん(47)は、シェアハウスの開設を主導した一人。住む家がない10~20代の女性を支援してきたが、自立を妨げる大きな要因の一つが「住所」がないことだった。役所の手続きや就職活動など自立への一歩を踏み出すことが難しくなる。 住む家がなく、友人や男性宅を転々とするうちに妊娠したりトラブルに巻き込まれたりして困窮した女性は、貯金がなく保証人もいないため、賃貸住宅を借りられず住所をつくれないことが多い。辻さんは「身分証がない子は生きていけない」と困難を訴えてきた。 辻さんの訴えで動いたのが、兵庫県尼崎市に本社を置く不動産業者「アドミリ」の菊竹貴史社長(44)だ。2008年からシェアハウス事業を始め、一般向けのほか、シングルマザーや外国人、被災者らのシェアハウスも展開。現在、大阪と兵庫で約300室を運営する。 2人が専門家を交えて協議してたどり着いたのが、府営住宅の「目的外使用」だった。 府営住宅は原則、高齢や障害などの理由を除き単身者は入居できない。目的外使用は、空室活用のため住居以外にも使えるよう国が承認する制度だ。府内では、障害者のグループホームや介護を学ぶ外国人技能実習生らの寮、子ども食堂などに約600戸が使われている。シェアハウスは、茨木市の後押しを得てこの枠組みを利用した。 アドミリが、年約60万円の使用料を払って府営住宅を借り受け、居住者に貸して家賃を受け取る。居住者は、家賃負担を抑えて家を確保し、支援者や市の手助けを得ながら自立をめざすことができる。 辻さんは「若い女性が自立しようとしても行政の支援の選択肢は少なく、施設に入るか生活保護を受けるしかなかった。入居しやすく安心して暮らせる場ができたのは大きな一歩」と喜ぶ。入居の相談は「アドミリ」のウェブサイトや市の窓口で受け付ける。 初期費用を含めて持ち出しもある菊竹さんも「支援者や行政と連携して展開できる安心感は事業者にもメリット」という。府営住宅は約12万戸あり、空室は約1割の1万2千戸ほどにのぼる。「もてあますのはもったいない。空室の有効活用にもなる」と話した。 困窮する女性の住まいの問題に詳しい追手門学院大の葛西リサ准教授は「家というハコだけではなく、地域で一緒に自立を考えてくれる人がいる点が画期的だ」と評価する。困難を抱える人は、住まいだけでは精神的に立ち上がれないことが多いという。「ニーズは全国にある。貧困ビジネスに利用されないよう行政がしっかり計画し、ノウハウがある事業者や支援者と相互協力していけば、広がりが出る」と期待する。(中塚久美子) Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
聖火リレー観覧中、男性が心肺停止 小学生ら5人の「お手柄」で救命
仙道洸2021年9月1日 13時00分 路上に倒れた高齢男性の人命救助に貢献したとして、狭山署は8月17日、看護師の長田晃昌さん(39)と後藤文哉さん(26)、小学生の落合璃子さん(11)、小林祐理さん(10)と弟の祐爾さん(7)の5人に感謝状を贈った。 署などによると、狭山市の70代男性は7月6日、市内で行われていた東京五輪の聖火リレーを観覧中に倒れて意識不明になった。道路を挟んで反対側にいた長田さんらは、聖火リレーの一団が通り過ぎてから道路を横切り、駆けつけた。 「周りにちらほら人はいたが、そんな騒ぎになっていなくて『なんか倒れているな』という感じだった」というが、男性は心停止の状態だった。すぐにAED(自動体外式除細動器)を持ってくるよう周囲に呼びかけ、胸骨圧迫を開始した。 AEDを運んできたのは「付近のマンションにあることを知っていた」という落合さんら3人の小学生。「早く持ってこないと」と走って取りに行き、すぐに現場に戻って手渡した。受け取った長田さんらがすぐにAEDで蘇生を施すと男性は意識を取り戻し、救急車で搬送された。 真野益夫署長は「子どもと大人のすばらしい連係プレーで尊い命が救われた」と感謝した。(仙道洸) Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
ソフトコンタクト、簡単付け外しグッズ開発の「舞台裏」
視力を矯正したり、瞳の色を変えてオシャレを楽しんだりするソフトコンタクトレンズ。それを、指で直接触らずにつけ外しできる器具があります。 「meruru(メルル)」 ピンセットに似た形の器具です。 横浜市に本社がある「メディトレック」という会社が開発したのですが、2013年に発売されてから8年で出荷数が30万個を超えました。国内だけでなく、ドイツや中国、韓国、そして台湾などにも出荷されています。 「こんなもの売れないよ」 「だれも買わないよ」 そんな酷評も浴びてきました。でも、57歳で起業した社長の斉藤和子さん(66)は、あきらめませんでした。その原動力は、コンタクトの検査員の仕事をしていたときに感じていた悔しさ、です。 悔しくてたまらない 斉藤は商業高校を卒業後、しばらくメガネの販売チェーンなどで働く。そして10年間、専業主婦をした。 子育てが一段落し、コンタクトの検査員として東京の眼科で働き始めた。その人にあったコンタクトを探し、つけ外しの指導をする仕事である。 コンタクトを目につける練習にも付き添った。練習は、たとえばこんな感じである。 ――斉藤が、コンタクトをつけたいとやってきた人に言う。 「手でコンタクトを入れてみましょう」 やってきた人は、人さし指ですくったレンズを、おそるおそる自分の目に近づける。 「そう、その調子」と斉藤。 だが、手が止まる。 「がんばれ」と斉藤。 無事にコンタクトを目に入れることができると、その人は笑顔になって言う。 「わっ、こんなに見えるんだ」―― ほとんどの人は、すんなり入… Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
清洲橋や永代橋…強くて美しい関東大震災後の橋や公園
首都圏をマグニチュード8クラスの地震が襲い、約10万5千人の死者・行方不明者が出た1923(大正12)年9月1日の関東大震災からあと2年で100年を迎える。震災後は防災を重視した街づくりが進み、堅牢な橋や避難場所を兼ねる公園が造られたが、近年は都心回帰もあって再び人口が集中している。専門家は、次の首都直下地震に備え、復興の歴史をいま一度知るべきだと指摘する。 関東大震災は、近代化した首都圏を襲った初の巨大地震だった。江戸時代の街並みが残っていた木造住宅の密集地が炎に包まれ、橋も焼け落ち、多くの人が逃げ場を失って焼死した。 壊滅的な被害から復興するため、政府が作ったのが「帝都復興計画」だ。名古屋大減災連携研究センターの武村雅之特任教授(地震学・地震工学)は「この計画に基づく事業が今の東京の基盤になった」と話す。 隅田川や神田川に架かる橋は、耐震と耐火が重視され、鋼鉄をふんだんに使って設計された。永代橋や清洲橋などは太平洋戦争の空襲にも耐え、今も現役だ。 延焼を避けるため、区画整理と道路の整備が進み、東京都千代田区から江東区に延びる永代通りなど主な幹線道路が整備された。避難場所になる公園も造られ、今も多くの人が集う隅田、錦糸(きんし)、浜町の3公園はこの時できた。小学校に隣接する52の「復興小公園」は、普段は校庭の延長として使われるように設計されていた。 この時の街づくりでは、首都としての美観や品格が重視されたのも特徴だ。 清洲橋は当時、世界で最も美… この記事は会員記事です。無料会員になると月5本までお読みいただけます。 残り:288文字/全文:928文字 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
大雨で車が冠水、中には高齢男性 妻子といた夫は救助に向かった
杉山匡史2021年9月1日 10時08分 台風9号に伴う大雨で8月9日、冠水した島根県出雲市大社町のアンダーパスに90代の男性が運転する軽自動車が進入し、動けなくなる事故があった。目撃した後続の運転手2人が警察官と一緒に救助し、出雲署は31日、同市白枝町の会社員中野剛さん(38)に人命救助で感謝状を贈った。 署によると、中野さんは午前10時35分ごろ、同市内の建設現場に向かう途中、一畑電車の線路下を通る道路で事故を目撃。すぐに110番通報し、通りかかった男性と別の現場から駆けつけた署員との3人で、腰付近まで水につかりながら、運転席の男性を抱えるように助け出した。大雨が降りしきる中、水かさはどんどん増して男性の胸あたりまで上がり、水圧でドアが開けにくかったが力を合わせたという。 中野さんの車には妻真子(まこ)さん(28)、長男陽(ひなた)ちゃん(1)が同乗。無事に救助された男性が暖を取れるよう、車内にあった真子さんのブランケットを渡すと、お礼を言われたという。 署であった感謝状の贈呈式で、中野さんは「自分の家族も助けられることがあるかもしれないと思って夢中だった。無事でよかった」、真子さんは「かっこよかった」と話した。 松本好尚署長は「複数での対応や機転を利かした迅速な通報は立派で感謝している」とねぎらった。救助に協力したもう1人の男性も探しているという。(杉山匡史) Source : 社会 – 朝日新聞デジタル