2021年9月27日 19時30分 広島市や朝日新聞社などが市中心部(広島市中区基町)を再開発して大規模な複合施設を建設する。県庁や商業施設などが並ぶ「紙屋町・八丁堀地区」にある約1万平方メートルの敷地に、地上31階、地下1階(高さ約160メートル)の高層ビルを建てる計画で、2027年度に完成予定。オフィスやホテル、店舗のほか、広島商工会議所が入り、広島のビジネス拠点をめざす。 本社などが27日、住民説明会を開いた。計画では、老朽化した基町駐車場を廃止し、高層ビルのほか、5階建ての変電所や5階建ての駐輪場を整備する。21年度中に広島市が都市計画決定し、22~23年度の着工を予定する。再開発を進めるのは広島市と本社のほかに、中国電力ネットワーク、朝日ビルディング、広島商工会議所の各地権者と都市再生機構。 原爆ドームに近い広島商工会議所が、再開発地域にある基町駐車場と財産交換して高層ビルに入居。老朽化した商議所ビルは解体され、平和記念資料館側から原爆ドームを見た際、商議所ビルが背景に入り込む景観面の問題も解消できる。 高層ビルの建設予定地には1958年、朝日新聞広島支局(当時)が入る広島朝日ビルが開館。老朽化を理由に2010年に解体されて以降、駐車場として活用されてきた。 広島市ではJR広島駅南口でも地上20階、地下1階の新たな駅ビル(高さ100メートル)建設工事が進んでいる。ホテルやショッピングセンターなどが入る予定で事業費は約600億円。25年春の開業をめざす。 広島市内では、広島駅周辺と「紙屋町・八丁堀地区」の2地域が建物の容積率の緩和や優遇税制が得られる「特定都市再生緊急整備地域」に指定され、「広島経済をより活性化するための両輪」とみられている。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
外務省、核兵器禁止条約に否定的な見解 意見交換会で被爆者ら落胆
10月から核軍縮などが議題となる国連総会第1委員会が開かれるのを前に、被爆者らでつくる市民団体「核兵器廃絶日本NGO連絡会」のメンバーと外務省の担当者が27日、オンラインで意見交換した。 終了後に記者会見した核兵器廃絶国際キャンペーン(ICAN)の川崎哲(あきら)・国際運営委員によると、外務省の担当者は「北朝鮮の脅威」に言及しつつ米国の核抑止力が日本の安全保障に不可欠と説明し、1月に発効した核兵器禁止条約について否定的な見解を示した。来年3月に開催予定の締約国会議のオブザーバー参加についても「慎重に見極めたい」と述べるにとどまった。会見に同席した田中熙巳(てるみ)・日本原水爆被害者団体協議会代表委員は「落胆した」と語った。 また、外務省側は、米バイデン政権が検討しているとされる核の先制不使用宣言についても、一般論とした上で「すべての核保有国が同様に対応しないと意味がない」と消極的な見解を示したという。(武田肇) Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
国内で新たに1147人感染 東京と大阪で100人台に
新型コロナウイルスの国内感染者は27日午後8時現在で、1147人が新たに確認された。東京都の新規感染者数は154人と半年ぶりの100人台に、大阪府も2カ月半ぶりの100人台となった。死者は28人だった。 東京都の感染者数は前週の月曜日(20日)から148人減少。前の週の同じ曜日を36日連続で下回り、今年3月22日以来の100人台に。27日までの1週間平均の感染者数は341・6人で、前週の44・3%となった。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
小室圭さん帰国、警察官らに囲まれ 成田空港に報道陣170人
2021年9月27日 21時00分 【動画】小室圭さん帰国=多田晃子、上沢博之、青山祥子撮影 秋篠宮家の長女眞子さま(29)との婚約が内定している小室圭さん(29)が米国から帰国した27日。3年2カ月ぶりの姿をとらえようと、成田空港には報道陣約170人が詰めかけた。千葉県警や空港の職員など関係者約70人が対応に追われた。 小室さんが到着するゲート前には、早朝から報道陣が撮影場所を確保しようと多くの脚立が並んだ。米ニューヨークのケネディ国際空港を発った飛行機は予定より1時間ほど早く成田空港に到着。乗客の最後に飛行機を降りた小室さんは午後3時50分ごろ、千葉県警の警察官や航空会社のスタッフら20人ほどに囲まれて報道陣の前に姿を現した。 長髪を後ろで一つに束ねた小室さんは、首元のボタンを一つ外した青のシャツに、黒っぽいスーツ姿だった。紫色のスーツケースとビジネスバッグを持ち、報道陣を正面に見つめると足を止めて一礼した。 一般の乗客とは別のルートで空港検疫に向かい、新型コロナウイルスの検査で陰性を確認した後、午後5時前に入国審査に向かった。 一連の手続きを終えると、警備上の理由から、一般客が使わない空港の地下駐車場へ。出口付近には小室さんの行き先を追うため、バイクで待機する報道関係者やカメラを構えた人らも詰めかけていた。 小室さんは、待ち構えた報道陣に何度もお辞儀をしながら落ち着いた足取りで車へと向かった。周囲から「眞子さまにはいつ会われますか」という声も飛んだが、無言のまま黒のワゴン車に乗り込んだ。緑ナンバーでハイヤーとみられ、前後には警察車両がつき、計4台の物々しい車列となった。 ただ車が動き出そうとした瞬間、スタッフが慌ただしくワゴン車に駆け寄ると、車と空港内を往復。小室さんを乗せた車はその場に6分ほどとどまった。関係者によると、通常とは異なるルートで生じた入国手続きの不備を修正したという。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
アルコール消毒液が呼気検査に影響か 山陽新幹線が区間運休
鈴木智之2021年9月27日 21時30分 JR西日本は27日、山陽新幹線の新岩国発新大阪行きのこだま838号を、乗務員手配のため、新岩国―広島間で運休したと発表した。呼気検査で、乗務予定の運転士と車掌からアルコールが検知されたためだが、同社が現場で再現実験をしたところ、近くにあった消毒液のアルコールが気化し、検知器が反応した可能性が大きいという。 同社によると、60代の男性運転士と30代の女性車掌は27日朝、新岩国駅(山口県岩国市)での検査で、基準値を超えるアルコールが検知された。しかし2人は飲酒を否定。再度、別の場所で検査したところ、検知されなかった。その後の調査で、検査場所の近くにあったカバンの中で消毒液が漏れていたことが判明したという。 こだま838号は午前6時38分に新岩国駅を出る始発列車で、約20人の乗客には後続列車を案内した。同社は今後、検知器に影響を及ぼさないよう、消毒液の置き場所を見直すという。(鈴木智之) Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
虫歯治療の麻酔で2歳児死亡、歯科医師は無罪主張 「予見不可能」
布田一樹2021年9月27日 21時55分 福岡県春日市の歯科診療所(現在は閉鎖)で2017年、虫歯治療で麻酔を注射された山口叶愛(のあ)ちゃん(当時2)が死亡した事故で、業務上過失致死罪に問われた元院長で歯科医師の高田貴被告(56)の公判が27日、福岡地裁(神原浩裁判長)で始まった。被告は「私には刑事責任はないと考えています」と無罪を主張した。 起訴状などによると、高田被告は17年7月1日、治療直後の叶愛ちゃんの様子について両親から「顔色が悪い」「目の焦点が合わない」などと繰り返し伝えられたが、疲れて眠っていると考えて全身状態を十分に確認するなどせず、同3日に死亡させたとされる。司法解剖の結果、死因は急性リドカイン(麻酔)中毒による低酸素脳症だった。 検察側は「小児に対するリドカインの安全性は確立されておらず、治療の予後には十分に注意しなければならないのに、注意義務を怠った」と主張。 弁護側は、リドカインの投与量は中毒を起こすほどではなく、死因はリドカイン中毒ではない可能性があると反論。さらに、叶愛ちゃんにはリドカイン中毒を疑う客観的な症状はなく、搬送先の病院でも疾患は特定されていないとし、死亡の予見や回避はできなかったと訴えた。 叶愛ちゃんの両親は代理人弁護士を通じて「最愛の娘の命が奪われた日の出来事は、今でも鮮明に記憶に残っています。今後も、私たちは心を強くし、二度とこのような事件が起きないよう真相の解明を求めていきます」とコメントを出した。 叶愛ちゃんの両親は、高田被告や治療を担当した別の歯科医師などに計約1億500万円の損害賠償を求める訴訟を福岡地裁に起こしている。(布田一樹) Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
河野氏は受け取り拒否、回答は野田氏だけ 「桜を見る会」公開質問状
阿部峻介2021年9月27日 19時33分 安倍晋三前首相の後援会が「桜を見る会」の前日に開いた夕食会の費用を安倍氏側が補塡(ほてん)していた問題で、安倍氏らを刑事告発した弁護士有志の会が27日に会見し、自民党総裁選の候補者らに一連の問題への見解を尋ねる公開質問状を送ったと明らかにした。同日までに野田聖子氏だけが「丁寧に説明すべきだ」と回答し、岸田文雄氏と高市早苗氏は回答せず、河野太郎氏は質問状の受け取り自体を拒否したという。 同会は17日、4氏の事務所に質問状を発送した。安倍氏が多数の支援者を招いた会のあり方や、検察審査会が公職選挙法違反(選挙区内での寄付)容疑で安倍氏を不起訴不当にした議決に関し、首相に選ばれた場合の対応などを問うた。 唯一回答した野田氏は「希望する全ての国民と桜を楽しみたい」とし、疑惑については「政治家は国民のせめて過半数が納得するまで粘り強く説明する責任を負う」と答えた。河野氏宛ての質問状は「受け取り拒否」などというメモ付きで戻ってきたという。 会見した同会の小野寺義象(よしかた)弁護士は「野田氏以外が政権を引き継げば、政治の私物化の問題はあいまいにされ続けると危惧する」と指摘。河野氏の対応については「国のトップになるかもしれない人がやることではない」と批判した。(阿部峻介) Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
広島の東広島市職員ら逮捕 市内の道路工事めぐり贈収賄容疑
戸田和敬、三宅梨紗子2021年9月27日 19時44分 広島県東広島市が発注した道路の維持管理工事で便宜を図った見返りに現金を受け取ったとして、県警は27日、東広島市建設部維持課主査、平岡尚之容疑者(47)=東広島市西条町寺家=を収賄容疑で逮捕し、発表した。また、市内の土木工事業「誠華」の前社長岩岡芳晃容疑者(44)=東広島市志和町志和堀=を贈賄容疑で逮捕した。いずれも認否を明らかにしていない。 逮捕容疑は、平岡容疑者が今年4月21日ごろ、東広島市が発注した昨年度の東広島市安芸津町の道路や河川の維持業務をめぐり、受注した元請け業者に「誠華」が下請けになるよう働きかけるなどの便宜を図った見返りに、岩岡容疑者から現金50万円を自宅前で受け取ったというもの。 捜査2課によると、同社は実際に樹木の伐採などをする下請け業務を受注した。両容疑者は知人同士で、平岡容疑者は道路や河川などの維持修繕業務に関する事務執行の職務権限があったという。関係者によると、岩岡容疑者は県警からの事情聴取を受け、自身の責任を認めて8月末で社長を辞任したという。 職員の逮捕を受けて、高垣広徳・東広島市長は「今回の逮捕を重く受け止め、市職員全員で共有し再発防止を図る」とのコメントを出した。誠華は「取引先、発注者に迷惑をかけている。市民、県民に謝罪したい」としている。(戸田和敬、三宅梨紗子) Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
来年の大学入学共通テスト、出願始まる
2021年9月27日 19時49分 来年1月に実施される大学入学共通テストの出願書類の受け付けが27日、始まった。東京都目黒区の大学入試センターでは、郵送されてきた封筒を職員が開封し、書類に記入漏れや誤った記載がないかを手作業で確認した。初日は8222人分の出願を受け付けた。 出願は10月7日まで。本試験は来年1月15、16日、追試験は新型コロナウイルス対策で2週間後の同29、30日に実施される。いずれも全都道府県に会場が設置される予定で、会場名は年内に公表される。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
Three-team race for Central League pennant could go down to wire
Yoshio Itoi, Joe Gunkel and Robert Suarez helped the Hanshin Tigers earn a one-run win over the Yomiuri Giants on Sunday afternoon. Later that night, Munetaka Murakami hit a two-run homer for the Tokyo Yakult Swallows in a 16-0 destruction of the Chunichi Dragons. Those results left the Swallows and […]