2021年10月22日 21時00分 【動画】パネル討論「『未来』に愛こそ注ごう 少しでもマシな世界のために」 国際シンポジウム「朝日地球会議2021」(朝日新聞社主催)はオンラインで開催され、最終日の21日、パネル討論「『未来』に愛こそ注ごう 少しでもマシな世界のために」を配信した。ヤフー・CSO(チーフストラテジーオフィサー)で慶応大学教授の安宅和人さん、NO YOUTH NO JAPAN代表理事の能條桃子さん、早稲田大学政治経済学部2年生の吉田裕喜さんが登壇した。 この国は、人類はこれからどうなるのか――。多くの人が未来に漠然と不安を抱くいまの世の中。どうしたら少しでも「ましな」未来が描けるのかを、事細かに、かつダイナミックに提言した「シン・ニホン」が話題を呼んでいる。AI時代に若者はどう生き延びればいいのか。どんな力をつけていけばいいのか。大人はいったい何をすればいいか。「どんなことを仕掛けたら未来を変えられるのか。それを考え、仕掛けていくのは楽しい」と説く著者の安宅さんと若者たちが語り合った。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
コロナ禍が現代文明の弱点浮き彫りに 五箇公一さんらが語る
2021年10月22日 21時00分 【動画】コロナ禍と文明 国際シンポジウム「朝日地球会議2021」(朝日新聞社主催)はオンラインで開催され、最終日の21日、パネル討論「コロナ禍と文明」を配信した。国立環境研究所生態リスク評価・対策研究室長の五箇公一さんがリモートで参加し、京都大学人文科学研究所准教授の藤原辰史さんが登壇した。 新型コロナウイルスの流行を始め、新しい感染症の多くは、野生動物が保有している未知のウイルスからもたらされていると指摘されている。熱帯林などの自然が破壊され、野生動物と人間の距離が縮まった。背景にあるのは、食料などを安く作るために自然環境を破壊して、単一作物の農地を作り食卓に届けるというフードシステム。行きすぎた経済効率、不平等、格差という、現代文明の弱点がコロナ禍で浮き彫りになっている。この先の社会をどう築いていくのか考えた。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
「田中理事長側に現金6千万円渡した」 日大背任事件、容疑者が供述
日本大学板橋病院の建て替え工事をめぐり、背任容疑で逮捕された医療法人「錦秀会(きんしゅうかい)」(大阪市)前理事長・籔本雅巳容疑者(61)が東京地検特捜部の調べに対し、日大の田中英寿理事長(74)側に「現金3千万円を2回、計6千万円を渡した」と供述していることが、複数の関係者への取材で分かった。日大から設計事務所を通じて籔本容疑者側に流出した疑いがある2億2千万円とは関連しないと主張しているとされ、特捜部は授受の有無や趣旨を慎重に調べている。 籔本容疑者は現金提供の理由について「板橋病院に関する謝礼ではなく、2億2千万円とは関係ない」と説明する一方、「日大関連の様々な取引でコンサルタント料を得ていることに対する一般的な謝礼だ」などと供述しているという。 朝日新聞の取材に、田中氏の代理人弁護士は「回答できない」とした。 特捜部の調べでは、籔本容疑者が全額出資する実体のないペーパー会社は2020年8月5日、新しい板橋病院の設計・監理業者に選ばれた東京都内の設計事務所から不正に2億2千万円の送金を受け、日大に損害を与えた疑いがある。 複数の関係者によると、籔本容疑者はその2日後の同月7日ごろ、個人口座から引き出した3千万円を、東京都内の飲食店で田中氏に渡したと供述しているという。 2回の現金提供、指示したのは 籔本容疑者は翌9月末、ペー… Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
「飲み行かない習慣が」「不安が半分」 時短全面解除 浮かぬ飲食店
飲食店への時短要請が解除され、客でにぎわう老舗バー「サンボア」=2021年10月22日午後4時16分、神戸市中央区、田辺拓也撮影 京都府や兵庫県で22日、半年以上続いてきた飲食店への営業時間の短縮要請が完全に解除され、街に人が戻った。大阪府でも25日に解除される。ただ、長期間の制限で飲食店には打撃が残り、冬の「第6波」の懸念もある。コロナ禍前の日常は、まだ見えてこない。 神戸・三宮の老舗バー「サンボア」。10席ほどのカウンターに、夕方から代わる代わる客が訪れた。 東京から出張で来た会社員男性(48)は「全面解除で遅くまで気兼ねなく飲めるようになり、気持ちが晴れた」と笑顔。ただ、「飲みに行く時はしっかりと感染対策をしながらにしたい」と続けた。神戸市須磨区のアルバイトの男性(69)は、久々に会った友人とグラスを傾けた。「対策に気をつけながら友人たちと再会したい」 9カ月ぶりの神戸 老舗バーに客が戻る 兵庫県での時短要請全面解除は1月11日以来、約9カ月ぶりだ。 文豪の谷崎潤一郎も常連だったというサンボアは、神戸が発祥で関西や東京に広がった。神戸の店は閉じられ、今年4月に復活予定だったが、3度目の緊急事態宣言で延期に。6月下旬に午後8時までの営業で始めた後、休業と時短営業を繰り返し、今月22日から午後11時までの通常営業を始めることができた。 多くのバーの客の入りは深夜だ。自らカウンターに立つオーナーの新谷尚人さん(59)は「うちの営業は正午からだが、待ってくれていたお客さんのためにも解除は良かった」と話す。 ただ、来店客の中には「自粛が続き、毎日店に繰り出すことはなくなった」と話す人もいる。新谷さんは「飲みに行かない習慣ができてしまった。元に戻るのに3~5年ほどかかるのではないか」と不安も口にする。(森直由) 半年ぶりの京都 料理店「仕入れは昨日と同じ量」 京都の完全解除は半年ぶりになる。 「いよいよっすね」「えらい長かったなあ」。22日午後、京都随一の繁華街・木屋町通(京都市中京区)では、配達のおしぼり業者と居酒屋の店員らがあちこちで声をかけあっていた。 営業時間の掲示を掛け替えるスペイン料理店「プラテロ」の野々山久夫さん=2021年10月22日午後3時8分、京都市中京区、小松万希子撮影 スペイン料理店「プラテロ」は21日まで、京都府の時短要請に従って午後9時で閉めていたが、22日からは午後11時半まで営業する。店主の野々山久夫さん(57)は午後1時ごろから開店準備に追われた。 「やっとです。初日はそこまで戻らないんじゃないかな。楽しみ半分、不安も半分」。仕入れる食材の量は、前日とほぼ同じにとどめた。 もともとは明治時代に創業した醬油専門店。徐々に酒類も扱うようになり、野々山さんが旅行で訪れたスペインに魅了されたことがきっかけで、現地での修業を経て2007年に今の店に作り替えた。 「時短要請全面解除」を、店の人たちは前向きに受け止めます。ただ、中にはまだ再開できない店も。「辞めた働き手をどうするかが課題」と専門家は指摘します。 緊急事態宣言や府独自の措置… Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
車上荒らし?の証拠品を共謀し強奪か 大阪・パトカー車列襲撃事件
2021年10月22日 21時44分 【動画】パトカー車列を車3台のグループが襲撃=通行人の男性提供 大阪市阿倍野区の路上で21日午後10時半過ぎ、大阪府警が窃盗事件で押収した乗用車をレッカー車で移動していたところ、3台の車が近づき、うち1台から降りた人物が押収車両から荷物を奪って逃走した。残り2台も走り去った。府警は強盗容疑で捜査しており、同日あった車上荒らし事件との関連も調べている。 府警によると、移動していたのは21日午後、大阪市東成区で起きた車上荒らし事件の現場から走り去った疑いがあった黒の高級外車。防犯カメラ映像から割り出され、東成署員が阿倍野区の駐車場で発見した。ナンバープレートが偽造されていたことなどから、その場では車内を詳しく確認せず、東成署へ運んで調べる予定だった。 押収車を引くレッカー車の前後をパトカーと捜査車両で挟み、阿倍野区の府道(天王寺バイパス)を走っていた際、白い車が車列に割り込もうとして走り去った。レッカー車が減速すると、後ろから来た別の白い車の助手席から降りた人物が押収車のドアを開け、中から何かを奪って車に戻った。 この車はレッカー車とぶつかり、後続の一般車にも接触を繰り返して止まった。車内から2人が降りて逃走した。後ろにいた3台目の赤い車も逆走して逃げた。けが人はいなかった。 府警は、3台に分乗した人物が共謀して荷物を奪ったとみている。 東成署は証拠品である車の移送について「2台の警察車両で同行するなど適切な方法をとっていた」とし、荷物が奪われたことには「コメントできない。捜査を進める」とした。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
眞子さま30歳に 小室圭さんとの結婚控え、皇族として最後の誕生日
【動画】秋篠宮家の長女眞子さまは23日、30歳の誕生日を迎えた=2021年10月6日午前、赤坂御用地、宮内庁提供 秋篠宮家の長女眞子さまは23日、30歳の誕生日を迎えた。眞子さまは26日に小室圭さんと結婚するため、皇族としての誕生日はこれが最後となる。 宮内庁によると、昨年に続いてコロナ禍で活動が制限され、この1年は地方訪問がなかった。眞子さまは、昨年11月の立皇嗣の礼を始め皇室行事に参加したほか、今年8月には総裁を務める日本工芸会の総裁賞と高松宮記念賞の受賞作品を選定した。 名誉総裁を務める日本テニス協会での活動はなかったが、東京五輪・パラリンピックのテニスや車いすテニスをテレビで観戦し、選手の活躍に感銘を受けていたという。眞子さまは結婚で皇室を離れるため、26日付で工芸会とテニス協会からも退く。テニス協会の名誉総裁は、妹の佳子さまが27日付で就任する。 眞子さまは皇族としての30年で、様々な公務に携わってきた。海外への公式訪問も数多く務め、2015年のエルサルバドルとホンジュラスをはじめ、7カ国を訪れている。このうち、パラグアイとブラジルからは今年10月、日本との友好関係に寄与したとして勲章が贈られた。(杉浦達朗) Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
同性婚カップルの父、法廷で訴え「2人は切っても離せない存在」
米田優人2021年10月22日 22時00分 同性婚を認めない民法の規定は「婚姻の自由」を保障する憲法24条に反するとして、近畿などに住む同性カップルが国に損害賠償を求めた訴訟の口頭弁論が22日、大阪地裁であった。原告の父は証人尋問で、息子が同性愛者と知った時は「自分の子どもがまさか、としばらく悩んだ」と述べた。だが、食事などで交流を深めるうちに考えが変わったとし「2人は切っても離せない存在。(国には異性カップルと)平等に扱ってほしい」と訴えた。 この日は、原告6人の本人尋問もあり、原告らは「同性カップルが安心して暮らせる社会になってほしい」と訴えた。 同性カップルの場合、財産の相続権などは認められない。原告の川田有希さん(36)は、同性カップルには「不利益がたくさんある」と主張。8年前から川田さんと同居する田中昭全さん(44)も、川田さんを相続人として自宅を残せないのは問題だとし「日本ではなかなか(議論が)進まない。司法から法整備が必要だと言ってほしい」と求めた。 川田さんらは、同性パートナーとの婚姻届を提出したが同性であることを理由に自治体で受理されなかったため、2019年2月に国を提訴した。国側は「憲法24条は『婚姻は両性の合意のみに基づいて成立する』と定めており、同性カップルを想定していない」として、請求を棄却するよう求めている。 同性婚をめぐる訴訟では、札幌地裁が今年3月、同性婚を認めない民法などの規定は「法の下の平等」を定めた憲法14条に違反するとの判断を示した。 男性パートナーと同居する40代男性はこの日の本人尋問で「日本社会が少しずつでも前進しているという、希望を見いだすような判決だった。(大阪地裁では)結婚できることに希望を持って生きていけるような判決がでたらうれしい」。女性パートナーと京都市内で暮らす坂田麻智さん(42)は、「札幌地裁判決より踏み込んで、一刻も早く、立法につながる勇気ある判決を期待しています」と述べた。(米田優人) Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
空飛ぶクルマ、SDGs…万博が残す後世への遺産とは
2021年10月22日 22時00分 【動画】パネル討論「大阪・関西万博 未来社会どう描く」 国際シンポジウム「朝日地球会議2021」(朝日新聞社主催)はオンラインで開催され、最終日の21日、パネル討論「大阪・関西万博 未来社会どう描く」を配信した。2025年日本国際博覧会協会広報戦略局長兼企画局長の堺井啓公さんとWAKAZO代表で東京医科歯科大医学科3年生の木島優美さんが登壇した。 25年に開かれる大阪・関西万博のテーマは「いのち輝く未来社会のデザイン」。世界各国や企業のパビリオン(展示館)が並び、空飛ぶクルマなどの新技術も披露される。SDGs(国連の持続可能な開発目標)の達成に向けた進み具合を確認し、取り組みを加速させる機会でもある。どんな企画が進んでいるのか。かかわる方法はあるのか。後世にレガシー(遺産)を残せるのか。開催に向けて動き出している2人のパネリストから最新の動向を聞き、万博の意義や可能性を考えた。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
城山・東大未来ビジョン研究センター長 対話重ねる重要性を指摘
2021年10月22日 22時00分 【動画】特別共催者あいさつ 東京大学未来ビジョン研究センター長 国際シンポジウム「朝日地球会議2021」(朝日新聞社主催)はオンラインで開催され、最終日の21日、城山英明・東京大学未来ビジョン研究センター長の特別共催者あいさつを配信した。気候変動や生物多様性、海洋酸性化など様々なリスクが相互に結びついていると述べ、問題解決への担い手となる政府や地方自治体、NPO、企業が対話を重ねることの重要性を指摘した。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
「出席停止」欄、名称変更OK 不安の声受け文科省
伊藤和行2021年10月22日 20時27分 コロナ禍の影響で児童生徒が在宅でオンライン授業を受けるなどした際、その日数を記載する「指導要録」上の欄について、文部科学省は22日、「出席停止・忌引等の日数」という現行の名称を変えることを可能とする通知を教育委員会などに出した。受験生の保護者らから「オンラインという形で授業を受けているのに『出席停止』の欄に日数が記載されると、入試で不利になるのでは」などと心配する声が出ていた。 児童生徒がコロナの影響による分散登校などで登校しなかった場合、成績証明などの原簿として残す「指導要録」には、「欠席」ではなく「出席停止・忌引等の日数」の欄に日数を記載することになっている。 今回の通知では、欄の名称を変更する場合の例として「出席停止・忌引・その他出席しなくてよいと認めた日数」や「オンラインを活用した特例の授業・出席停止・忌引等の日数」を挙げた。名称変更するかは各教委などの判断に委ねる。 文科省は今月1日、入試の際に受験先に送る調査書に「出席停止・忌引等の日数」を記載しないよう求める通知も出していた。(伊藤和行) Source : 社会 – 朝日新聞デジタル