2021年10月27日 19時13分 宮内庁は27日、皇室の戸籍簿にあたる「皇統譜」に、小室圭さんと結婚した秋篠宮家の長女眞子さんが、結婚により皇族の身分を離れたことを記した。この日午後、宮内庁の西村泰彦長官らが皇統譜への登録事項を確認して署名した。 2人は26日に婚姻届を提出して記者会見に臨んだ。眞子さんは30年間過ごした赤坂御用地を離れ、都内のマンションに夫妻で滞在している。今後、眞子さんのパスポート申請など準備が整い次第、小室さんの勤務先がある米国で新生活を始める方針。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
日大元理事側に7千万円送金予定、家宅捜索で中断 日大背任事件
日本大学板橋病院の建て替え工事をめぐる背任事件で、同病院に医療機器と電子カルテ関連機器を納入する取引でも日大に計約2億円高い契約を結ばせて損害を与えたとして、東京地検特捜部は27日、日大元理事ら2人を背任容疑で再逮捕し、発表した。医療機器の取引では、元理事の知人側に総額7千万円の送金が予定されていたが、約2700万円を送金後に特捜部の家宅捜索があり、残り約4200万円の送金が中断されたという。 再逮捕されたのは、日大元理事の井ノ口忠男容疑者(64)と医療法人「錦秀会(きんしゅうかい)」(大阪市)の前理事長・籔本雅巳容疑者(61)。関係者によると、井ノ口容疑者は事実関係は認めつつ「日大に損害は与えていない」と容疑を否認。籔本容疑者も違法性を否定しているという。 医療機器と電子カルテで新たに2億円損害か 特捜部の発表などによると、板橋病院は今春以降、海外メーカーのMRI、CT、血管撮影装置の計7台を導入した。井ノ口容疑者は「日本大学事業部」の取締役として7台を調達する過程で、籔本容疑者が実質経営する会社を必要がないのに介在させた。その上で今年3月、同社の利益として約1億3100万円を不当に上乗せした約14億6300万円で日大にリース契約を結ばせた疑いがある。 電子カルテ関連機器の納入でも、同様の手口で、籔本容疑者が全額出資するペーパー会社が不必要に調達に介在。日大が今年5月に約9億700万円のリース契約を結んだ際、ペーパー会社の利益分として約6700万円を不当に含ませた疑いがある。 特捜部は、2人が利益を得るため、無関係の籔本容疑者の会社を取引に組み入れ、計約1億9800万円の損害を日大に与えたとみている。 また、特捜部は27日、建て替え工事の設計・監理業務を請け負った設計事務所から籔本容疑者のペーパー会社に日大の資金2億2千万円を流出させたという最初の逮捕容疑について、2人を背任罪で起訴した。 井ノ口容疑者「また3、4回振り込むわ」 今回の再逮捕容疑の一つとなった医療機器の納入をめぐり、籔本容疑者側の利益として約1億3100万円が確保された後、井ノ口容疑者の知人側に総額で約7千万円の送金が予定されていたことが分かった。約2700万円は実際に送金されたが、その後に特捜部の家宅捜索があり、残り約4200万円の送金は中断されているという。 関係者によると、井ノ口容疑者は親族を代表にして設立した都内のコンサルタント会社を、2020年9月に知人に売却した。同月末、同社には籔本容疑者の実質経営会社から6600万円が送金された。特捜部は、板橋病院の建て替えをめぐって籔本容疑者側に流出した2億2千万円の事実上の一部とみて、最初の逮捕容疑の中で集中的に調べた。 知人はこの6600万円から、今年3月に500万円、6月14日に2千万円を井ノ口容疑者に手渡したとされる。6月14日の面会場所は大阪市にある井ノ口容疑者のゴルフ関連会社で、知人は井ノ口容疑者から「医療機器の関連で(売却した会社に)また3、4回振り込むわ。契約書送るんで」と伝えられたという。 送られてきた架空の契約書 後日、知人側の会社と籔本容疑者の実質経営会社の間で締結、合意したという「アドバイザリー業務基本契約書」(今年2月1日付)と「覚書」(同4月20日付)が作成された。日付はさかのぼったものだった。知人側の会社のおかげで、籔本容疑者の実質経営会社が7台の機器を納入できた「報酬」として、知人側の会社に利益の50%を支払うという内容だった。 覚書には、今年5月以降に機器が順次納入されるのに合わせ、7月に約1147万円、8月に約1574万円、9月に約2560万円、10月に約1647万円を送金すると記された。金額は1円単位で、総額は6929万9999円。このうち7、8月分の計約2700万円は予定通り送金されたが、特捜部による関係先の一斉捜索が9月8日に行われた後、9、10月分の計約4200万円の送金は止まっているという。 知人は特捜部に「契約に関する仕事は何もしていない。架空契約だ」と説明。特捜部は医療機器の不正取引で籔本容疑者側が得た利益約1億3千万円を井ノ口容疑者と山分けする仕組みだったとみて再逮捕した。 ■機種の選定委員会、開かずメ… Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
「過失考えられない」 証拠データ破損、弁護側が警視庁警察官告発
新屋絵理2021年10月28日 5時00分 薬物事件の証拠品となるDVD内の動画データが破損していた問題で、覚醒剤取締法違反の罪に問われた男の弁護側が27日、警視庁愛宕署の署員を証拠隠滅容疑で東京地検に告発した。弁護団は「映像には警察に不利な場面があったはずだ。過失で破損したとは考えられない」と主張し、男の公訴(起訴)取り消しも地検に求めた。 破損していたのは、警察側が男を確保した2020年1月8日の映像。検察側は東京地裁での公判前整理手続きで、破損データの解析結果として、書き込みを可能にする「フォーマット」が行われた痕跡が見つかったと説明した。 弁護側は告発状で、フォーマットはデータの初期化を意味し、データがすべて消去される行為と指摘。確保時の男や警察官の行動で警察側と言い分が異なることなどから、警察側に不都合な場面が映っていた可能性があるとした。ただ、検察側は、確保場面は撮影していないと主張している。 警部補は「記憶にない」、「推測するに上司か本職」 署員は所属署長に宛てた捜査報告書で、データ書き込みは「記憶にない」としつつ「業務日誌から推測すると書き込みは上司か本職の可能性が高い」などと説明。この報告書は証拠として、検察側が弁護側に開示している。 弁護側は、検察側が映像データを証拠開示するまで長期間かかり公判が始まらなかったため、接見禁止が長引いた点も「被告への重大な権利侵害だ」と批判している。男の初公判は11月1日の予定。(新屋絵理) Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
気づかれなかった暴行、死亡3歳児への容疑で母と交際相手逮捕
大阪府摂津市で8月末に3歳男児が死亡した事件をめぐり、府警は27日、6月にも男児に暴力を振るったとして、母親と交際相手の男を暴行容疑で逮捕し、発表した。市は母子を見守り支援の対象にしていたが、この容疑になった行為は把握していなかったという。 逮捕されたのは交際相手の無職松原拓海(たくみ)容疑者(24)=羽曳野市、殺人罪で起訴=と母親の無職行歩寿希(ぎょうぶじゅき)容疑者(23)=同市。6月20日に母親の長男新村桜利斗(おりと)ちゃんに対して母親が注意を引く間、松原容疑者が顔をクッションでたたき、ソファから転落させるなどした疑いがある。 松原容疑者は行為を認めた上で「クッションでたたいたのは遊びだった」。行歩容疑者は「逮捕されても納得です」とそれぞれ供述しているという。 松原容疑者は27日、5月5日に桜利斗ちゃんの顔を殴ってけがを負わせたという傷害容疑でも逮捕された。 桜利斗ちゃんは8月末に全身やけどを負って死亡した。府警は9月に松原容疑者を殺人容疑で逮捕し、大阪地検が今月13日に殺人罪で起訴した。松原容疑者は逮捕時、「(熱い湯を)故意に浴びせていません」と容疑を否認していた。 捜査過程で府警が松原容疑者のスマートフォンを調べたところ、6月に桜利斗ちゃんを暴行した様子を映した動画が見つかったという。母親が撮影したとみられる。 ■虐待リスク「最重度」から「… この記事は会員記事です。残り719文字無料会員になると月5本までお読みいただけます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
「最後のひと呼吸まで」貫いた核廃絶の訴え 被爆者の坪井直さん死去
被爆者運動を率いてきた被爆者の坪井直(すなお)さんが24日、96歳で亡くなった。広島に投下された原爆で大やけどを負って生死をさまよい、「ネバーギブアップ」を口癖に、核兵器廃絶を訴えてきた。国内外で活動を共にし、思いを引き継ぐ人たちはたゆまぬ取り組みを誓った。 口癖は「ネバーギブアップ」 世界で証言、オバマ氏とも対面 「核兵器は、なかなかなくなりません。それでも、あきらめちゃぁいけない。ネバーギブアップです」 坪井直さん 坪井さんは、会合でのあいさつや、広島に修学旅行に訪れた児童・生徒たちに被爆体験を語る時には必ず、この言葉で締めくくった。90歳を超えても、炎天下の平和記念公園で署名を呼びかけ、核実験に抗議して座り込みをした。杖をつきながら表舞台に立ち続けたその背中で、被爆者運動を率いてきた。最近は体調不良で、公の場には姿を見せていなかったという。 二十歳の時、広島に投下され… この記事は会員記事です。残り2545文字無料会員になると月5本までお読みいただけます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
黄色い道 鮮やかに 秩父ミューズパークのイチョウ並木
迫和義2021年10月27日 20時30分 埼玉県秩父市と小鹿野町にまたがる秩父ミューズパークで、イチョウ並木が鮮やかに色づいている。 約3キロ続く「スカイロード」の両側に、黄葉した約500本が並ぶ。秩父路上空から見ると、蛇行する「黄色い道」が深緑の中で映えていた。 イチョウ並木は今月末までが見ごろで、11月上旬には近くのモミジやカエデの紅葉が楽しめる。(迫和義) Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
Orix Buffaloes win franchise’s first pennant in quarter-century
The Orix Buffaloes captured their franchise’s 13th Pacific League pennant on Wednesday and the first since Ichiro Suzuki led the Orix BlueWave to the title in 1996. Orix completed its regular season with a 4-0 shutout by ace Yoshinobu Yamamoto. That win required the second-place Lotte Marines to win two […]
ゴーン元会長側近、来年3月判決 「罪犯していない」と再び無罪訴え
金子和史2021年10月27日 20時40分 日産自動車の元会長カルロス・ゴーン被告(67)が巨額の役員報酬を開示しなかったとされる事件で、金融商品取引法違反罪の共犯に問われた元代表取締役グレッグ・ケリー被告(65)が27日、東京地裁であった公判で「いかなる罪も犯していない」と最終陳述し、改めて無罪を訴えた。昨年秋に始まった公判はこの日で結審し、判決は来年3月3日に指定された。 検察側は懲役2年を求刑している。弁護側は最終弁論で、ゴーン元会長の報酬の一部を退任後に受け取る「未払い報酬」にして同法で義務づけられた開示を避けたと主張する検察側に対し、開示した以外の「別の報酬は存在しない」と反論。報酬の支払い方法は、社内外の弁護士らに相談し「合法的に検討していた」と強調した。 同法の両罰規定で起訴された法人としての日産は検察側の主張を認め、最終弁論で「犯行はゴーン元会長個人の利益を図った」と述べた。(金子和史) Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
リニア工事現場で「崩落」通報、作業員の男性死亡 岐阜のトンネル
2021年10月27日 21時59分 27日午後7時半ごろ、岐阜県中津川市瀬戸のリニア中央新幹線瀬戸トンネルの工事現場から「崩落事故があった」と119番通報があった。中津川市消防本部やJR東海によると、トンネル内部で作業をしていた2人が救急車で中津川市内の病院に搬送された。うち福井県美浜町の小板孝幸さん(44)の死亡が確認された。愛知県長久手市の男性(52)は左足を骨折するけがを負った。 JR東海によると、瀬戸トンネルでは資材などを運び込む作業用トンネル(斜坑)の工事をしており、斜坑入り口から60~70メートルの場所で崩落があったという。同社は「発破後の点検中に崩れ、作業員2人が巻き込まれた」と説明している。 瀬戸トンネルは長さ約4・4キロ。工期は2018年8月から26年6月の予定で、19年に着工し、今年6月に斜坑の掘削が始まり、現在、約1割を掘削中だという。 死亡事故はリニア工事では初めてという。同社は「亡くなられた方、おけがをされた方にお悔やみとお見舞いを申し上げます。原因を調査し、再発防止に努めてまいります」とコメントした。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
妻の親族2人刺し自殺か、事前にDV被害相談も 宮崎で男性3人死亡
平塚学2021年10月27日 22時11分 宮崎県高千穂町下野の会社員甲斐邦雄さん(67)方で26日午後8時45分ごろ、男性3人が血まみれで倒れているのが見つかった。県警捜査1課によると、3人は邦雄さんと、同居する父義人さん(91)、邦雄さんの義理の息子で鹿児島県志布志市の自営業須磨俊(さとし)さん(45)で、いずれも搬送先の病院で死亡した。県警は、義理の息子が甲斐さん親子を刺し、その後自殺したとみている。 県警によると、義理の息子は、邦雄さんの長女の夫。家には当時、80代の邦雄さんの母もいたが、けがはなかった。 県警が母から事情聴取したところ、26日夜、邦雄さんの義理の息子が刃物を持って居間に現れ、邦雄さん、義人さんの胸や腹を刺した後、自分の腹などを刺したという。3人の胸腹部にはそれぞれ複数の刺し傷があった。邦雄さんが刺される直前に110番通報したという。刃物は室内で見つかった。 県警によると、義理の息子からDV(家庭内暴力)を受けたとして、邦雄さんの長女や家族らが宮崎、鹿児島両県警に複数回相談していた。長女は8月以降、子どもを連れて別居。これに対し義理の息子が今月、宮崎県内の長女のアパートに現れ、宮崎県警が鹿児島に帰るよう促し、連絡を取らないよう口頭で注意していたという。 長女は居場所を知られたため、DV防止法に基づく住居や勤務先に近づくことを禁じる保護命令を申請。事件前日の25日には宮崎県内の別の場所に転居していた。 県警は、義理の息子が長女らを探して実家に向かった可能性があるとみて、殺人容疑で調べている。 現場は山あいに住宅が点在する集落。約5キロ南南西には国の名勝・天然記念物に指定される「高千穂峡」がある。(平塚学) Source : 社会 – 朝日新聞デジタル