2021年11月1日 0時03分 【動画】京王線に刃物を持った男、車内にガソリン臭、男を確保=@siz33提供 31日午後8時前、東京都調布市を走行中の京王線の特急電車で「刃物を持った男がいる」と110番通報があった。東京消防庁は男女17人を搬送。警視庁によると、60~70代の男性が刺されて意識不明の重体で、ほかに約10人がのどの痛みなどを訴えている。ライターオイルがまかれたとの情報があり、電車内のシートが燃えたという。同庁は、車内で刃物のような物を持っていた自称服部恭太容疑者(24)を殺人未遂容疑で現行犯逮捕した。 京王電鉄によると、電車は京王八王子発新宿行きの特急(10両編成)で、午後7時54分ごろに調布駅(調布市)を出発。警視庁によると、服部容疑者は先頭から6両目で火を付け、8両目で男性を刺したとみられる。警察官が身柄を確保したときには9両目にいたという。 電車は調布駅から2駅目の国領駅で緊急停車した。車内には煙が充満しており、乗客は車両の窓などからホームに脱出したという。京王線は事件の影響で、直後から上下線で運転を見合わせた。 ツイッターには、走行中の車両で火の手があがり、乗客が別の車両に走って避難する様子を撮影した動画が投稿された。 投稿された動画によると、乗客らは「危ない」「燃えてる」などと悲鳴をあげながら、車内を走って逃げていた。車内で火が上がり、煙が立ちこめる様子も確認できた。電車が国領駅に着くと、乗客らは「降りよう」「止めて」と声を掛け合いながら、窓をあけてホームに次々と降りていった。 国領駅のホームから撮影された別の動画では、停車した電車にとどまっていた服部容疑者とみられる男を、複数の警察官が取り囲んで確保する様子も映っていた。 電車内で乗客が襲われる事件は8月にも小田急線で発生した。登戸(川崎市多摩区)―祖師ケ谷大蔵(世田谷区)間を走行中の快速急行で、乗客らが次々と刃物で切りつけられ、30代の男が殺人未遂などの疑いで逮捕された。男は車内にサラダ油をまき、火を付けようとしたとされている。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
神戸市長選、現職の久元氏が3選
鈴木春香2021年10月31日 20時16分 神戸市長選は31日投開票され、自民・立憲・公明・国民が推薦した現職の久元喜造氏(67)が3選を確実にした。 いずれも無所属新顔で、弁護士の鴇田(ときた)香織氏(53)、県労働組合総連合事務局次長の岡崎史典氏(52)=共産推薦、新社会支持=、元加西市長の中川暢三氏(65)、空手教室代表の酒谷敏生氏(50)の4人を破った。 市長選では久元氏の2期8年の市政への評価や、中心部・三宮の再整備事業の進め方、新型コロナウイルス対策の内容などが焦点となった。久元氏は地元市議や経済団体の支援を受けたほか、斎藤元彦・兵庫県知事が応援に入り、県と市の連携もアピールして支持を広げた。(鈴木春香) Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
「眼中になかった」維新の猛攻 辻元清美氏敗北、大阪10区でなにが
衆院大阪10区で、立憲前職で党副代表の辻元清美氏(61)が、維新新顔で前大阪府議の池下卓氏(46)に敗れた。辻元氏が小選挙区で負けるのは、民主党が下野した2012年の衆院選以来。抜群の知名度を誇り、「党派を超えた政治家個人の力」での当選を自負してきた辻元氏でさえ、維新の猛攻をはね返すことができなかった。 選挙戦最後の演説で、「最後のとりでの大阪10区で当選させてほしい」と訴える立憲前職の辻元清美氏=2021年10月30日午後7時38分、大阪府高槻市、細見卓司撮影 「最後のとりでなんです!」 「大阪は維新の候補者が勝つ勢いだと報道されている。最後の一つ、なんとか持ちこたえられるかどうかという瀬戸際が、この大阪10区。大阪の最後のとりでなんです!」 選挙戦最終日、10月30日夜の阪急高槻市駅前(高槻市)。辻元氏は演説で「最後のとりで」というフレーズを何度も使って、声を張り上げた。 維新が掲げる「大阪から日本を変える!」とのキャッチコピーを引用し、「みんなが支え合う、セーフティーネットを大事にする、カジノをやめる。そんな大阪に変われば、日本が変わります。大阪の最後のとりでを一緒に守ってください!」と支持を訴えた。 選挙戦中、支持者たちと拳を振り上げる立憲前職の辻元清美氏(右)=2021年10月29日午後6時15分、大阪府高槻市、細見卓司撮影 2週間前は違った。 衆院が解散された10月14日。辻元氏は高槻市内で演説後、池下氏について記者団に問われ、「あんまりね、他陣営のことは気にしない方なんです。維新はローカル。ローカルな維新は眼中にないんですけどね」と言い切った。 選挙戦序盤の演説の力点は、岸田政権にどう対峙(たいじ)するか。 維新に関しては、ツートップである松井一郎代表(大阪市長)と、吉村洋文副代表(大阪府知事)が推し進めるカジノを含む統合型リゾート(IR)について「しっかり歯止めをかける」と演説で述べる程度だった。 「敵は辻元氏」 一方、衆院選初挑戦となる池下氏の陣営は、最初から「敵は辻元氏」と見定めていた。 選挙戦中、街頭演説で支持を訴える維新新顔の池下卓氏=2021年10月27日午後3時28分、大阪府高槻市、細見卓司撮影 辻元氏が演説した同じ日の14日、吉村副代表はJR高槻駅前に応援に駆けつけた。デッキ上を埋め尽くした約3千人の聴衆(陣営発表)を前にこう訴え、拍手喝采を浴びた。 「(選挙で)強い人がいるんです。辻元さん。強烈に厳しいからやってきた。成長のための改革は維新しかできない。改革をやるのが池下さんだ」 吉村副代表は、辻元氏の発言を念頭に自身のツイッターでも「眼中に入っていってやろうじゃないか」と気勢を上げた。 池下氏の陣営関係者は「(辻元氏の発言は)ありがたかった。池下と辻元氏の対立構造に持ち込めた」と振り返る。 池下氏自身も地元出身をアピール。高槻市議だった祖父の時代から続く地盤と府議時代に培った人脈をいかし、自民支持層への食い込みを図った。陣営関係者によると、あえて自民批判は手控えたという。 吉村洋文・日本維新の会副代表が応援に入ると人だかりができた=2021年10月29日午後、大阪府高槻市、久保田侑暉撮影 選挙戦中盤にさしかかり、報道各社の情勢調査で辻元氏と池下氏との接戦が報じられた。 接戦が報じられると、辻元氏は戦術を転換しました。さらに、新たな手も打ち、波紋を広げました。その内幕を紹介します。 辻元氏は、街頭での維新批判… Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
京王線に刃物を持った男、車内にガソリン臭、1人意識不明 男を確保
2021年10月31日 20時54分 31日午後8時前、京王線国領駅(東京都調布市)で「(電車内で)刃物を持っている男がいる」との110番通報があった。消防によると、電車内のシートが燃え、けが人が6人いるという。捜査関係者によると、60代の男性が刺されて意識不明。男が確保されているという。 京王電鉄によると、列車は新宿行きの特急列車。車内はガソリン臭がして煙が充満し、乗客は国領駅ホームから避難したという。京王線は、上下線で運転を見合せている。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
4人に誤った投票用紙交付 鹿児島県南大隅町
鹿児島県南大隅町選挙管理委員会は10月31日、衆院選の同町第25投票所(同町佐多伊座敷)で、有権者4人に比例代表の投票用紙を交付すべきところを、誤って小選挙区の投票用紙を交付したと発表した。 町選管によると同日午前11時30分ごろ、担当者が投票用紙を手渡しで交付していたが、手元に置いていた比例代表の用紙がなくなったため、補充する際に誤って小選挙区の投票用紙を準備して交付してしまったという。5人目に交付する際に間違いに気づいたという。(白石昌幸) 2021衆院選 ニュースや連載、候補者の政策への考え方など選挙情報を多角的にお伝えします。[記事一覧へ] Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
大阪府で新たに45人感染 死者は確認されず
大阪府は31日、府内で新たに45人が新型コロナウイルスに感染していることを確認したと発表した。1週間前の日曜(24日)と比べると7人多い。新たな死者は確認されなかった。府内の感染者は延べ20万2533人となり、死者は計3045人。 入院中の重症患者は前日と同じ19人で、府が確保している重症病床(605床)の使用率は3・1%。軽症・中等症患者は16人増の132人で、軽症・中等症病床(2838床)の使用率は4・7%となった。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
東京都で新たに22人感染 前週より3人増、重症者14人
東京都は31日、新型コロナウイルスの新規感染者を新たに22人確認したと発表した。1週間前の日曜日(24日)より3人増えた。31日までの1週間の合計感染者数を1日あたりで平均すると、前週の78・6%にあたる24・6人だった。 人工呼吸器か体外式膜型人工肺(ECMO)を使用とする都の基準による重症者数は、30日の発表と同じ14人だった。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
保育園児ら17人食中毒 「マグロパン粉焼き」給食からヒスタミン
2021年10月31日 14時41分 大阪市は31日、同市東住吉区の社会福祉法人みおつくし福祉会「湯里(ゆざと)保育園」で29日に給食を食べた園児と職員計17人がヒスタミンによる食中毒になったと発表した。全員軽症で、快方に向かっているという。 市生活衛生課によると、給食を食べた園児や職員計155人のうち、1~6歳の園児12人と職員5人の計17人が発熱や頭痛、じんましんなどの症状を訴えた。給食で出された「マグロのパン粉焼き」から食中毒を起こすヒスタミンが検出され、市は同園に対し、31日から2日間の調理業務の停止命令を出した。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
「芝居で食っていく」劇団四季の舞台が生まれるまで 池井戸潤が迫る
作家の池井戸潤さんが仕事の現場を訪ねる企画が、朝日新聞土曜別刷り「be」で連載中です。今回はいつもと少し趣向を変えて、劇団四季の舞台作りです。埼玉県川口市で、スタッフたちの技術の粋にカメラとペンで迫ります。デジタル版では池井戸さんが撮影した写真をたっぷりご覧いただけます。 ◇ 戦争の記憶も生々しい1953年7月14日、日本の演劇界にひとつの革命が起きた。 劇作家・加藤道夫のもとに集結した浅利慶太ら、慶應義塾大学と東京大学の学生たちが中心となって立ち上げた劇団がそれだ。 その名は、劇団四季。 なぜ革命なのか。採算が度外視され、舞台以外で稼いだ金を舞台に注ぎ込み、役者は赤貧に甘んじるのが当たり前のようになっていた新劇時代に、「役者が芝居だけで食っていく」ことを目標に掲げたからだ。 旗揚げ時の団員、わずか10人。 それから68年が経ったいま、劇団四季は所属俳優約700人、演出、経営スタッフ各約350人という世界最大の規模へと成長した。その全員が劇団からの給料やギャラで生計を立て、副業にいそしむことなく舞台に打ち込む、正真正銘のプロ集団ができあがった。日本の演劇に革命を起こさんと、わざわざフランス革命の記念日に旗揚げした若者たちの夢が結実したのだ。 さてこの朝。埼玉県の川口駅前にある川口総合文化センター・リリア裏手の搬入口に、劇団四季のスタッフ、アルバイトなど50人ほどが集結していた。 同センターで夜ひらかれる公演のための舞台づくりがこれから始まるのだ。 演目は、ファミリーミュージカル『はじまりの樹の神話~こそあどの森の物語~』。 『キャッツ』『オペラ座の怪人』『ライオンキング』『アラジン』など、劇団四季のヒットミュージカルは多数ある。どれも大都市の大型劇場でのロングラン公演が定着したスタイルだ。そしてロンドンのウエストエンドやニューヨークのブロードウェー発。 これに対して『はじまり~』は、劇団四季の若手が中心になって立ち上げた、オリジナルのミュージカルである。 午前9時の開場とともに搬入口にトラックをつけ、スタッフたちが次々と荷物を劇場内に運び始めた。「乗り打ち」と業界用語で言われる、移動先での舞台設置の始まりである。 照明や音響といった機材に小道具、そして舞台でもっとも目立つ大道具。もしこれがブロードウェー・ミュージカルのセットだったら、著作権の観点から撮影は難航しただろうが、今回は太っ腹の劇団四季さんから「何を撮ってもオッケー」との了承を得た。ありがたい。 舞台監督を囲んで作業の段取りや危険箇所などの注意事項を打ち合わせた後、技術スタッフたちによる設置が始まった。 ここに集うのは、技術、業績とも国内トップクラスの精鋭たち。劇団四季といえば俳優の演技や歌唱、ダンスばかりが注目されがちだが、実は裏方もまたそれに勝るとも劣らぬ技能集団なのである。 まず、舞台上にリノリウムの… Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
12歳が投票 選管が投票用紙を誤交付 北海道函館市
阿部浩明2021年10月31日 15時06分 北海道函館市選挙管理委員会は、衆院選の期日前投票で、選挙権のない少年(12)に誤って投票用紙を交付し、投票させたと発表した。他の票との区別がつかないため、投票は有効票扱いになるという。 市選管によると、少年は30日、市内の商業施設の期日前投票所を父親と訪れ、母親の入場券で受け付けをした。係員が選挙人名簿との照合を十分にしないまま手続きを進め、投票用紙を交付した。少年が小選挙区の投票をしたあとに係員がミスに気づき、比例代表と最高裁判所裁判官の国民審査は投票されなかった。父親は、体調の悪い妻の代理投票が可能だと思い、少年に入場券を渡したという。(阿部浩明) Source : 社会 – 朝日新聞デジタル