北海道は13日、新型コロナウイルス感染症対策本部会議を開き、札幌市で飲食店に求めている営業時間の短縮要請などの措置を14日までで解除することを正式決定した。札幌市の飲食店の時短要請が解除されるのは約5カ月半ぶり。また道は15日から、宿泊費割引事業「新しい旅のスタイル」を札幌市を含む全道で再開する。 北海道では緊急事態宣言が9月30日までで解除されたが、最大都市・札幌市では感染リスクが高いため、10月14日を期限に重点対策を続けてきた。不要不急の外出自粛のほか、飲食店には午後8時までの時短(酒類提供は午後7時半まで)、第三者認証を受けた飲食店には午後9時までの時短(酒類提供は午後8時まで)などを要請してきた。 道内では新規感染者数が10~20人前後の状況が続き、札幌市でも感染状況が落ち着いてきた。そのため、道は札幌市の重点対策を14日で終えることを決めた。飲食店での時短のほか、イベント営業時間の午後9時までの短縮や大規模集客施設での入場整理の要請も終了する。 今後全道では31日まで、基本的な感染対策に加え、飲食店の4人以下の利用やカラオケ設備の利用自粛、イベント参加人数の上限1万人などを求める。 「新しい旅のスタイル」の再開については、10月15日~11月15日の旅行が割引対象となる。14日から販売される旅行商品が対象。また、飲食割引の「Go To イート」については、現在は持ち帰りや宅配限定だが、15日からは4人以下、2時間以内の飲食を条件に店内でも利用できるようになる。 対策本部会議で鈴木直道知事は「感染が再拡大した場合は速やかに事業を停止するが、そうならないよう事業者、利用者双方に感染防止対策の徹底を図ってもらいたい」と述べた。 札幌市の秋元克広市長も13日の定例会見で「(15日から飲食店への)制限がとれるといっても気を緩めることなく、利用者とお店が一緒になって感染リスクの高い行動を避けてほしい」と述べた。秋元市長はまた、昨年も2度実施した、市内ホテルなどの宿泊料を一律に割り引く市の観光需要喚起策「サッポロ割」(仮称)を11月中旬以降に実施する考えを示した。(中野龍三、佐藤亜季) Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
Hey!Say!JUMPコンサート、ワクチン接種で定員増に 愛知
愛知県は13日、新型コロナウイルスに40人が感染したと発表した。うち名古屋市は15人だった。 12日時点の入院者数は124人(病床使用率7・1%)、重症者は12人(同6・6%)。 県は12月に実施されるワクチン接種証明や検査による陰性証明をイベント開催などに活用する制度「ワクチン・検査パッケージ」の実証実験について、12月11、12日に名古屋市南区の日本ガイシホールでのコンサートで実施すると発表した。定員の50%までとしている収容率を100%に緩和する。アイドルグループ「Hey!Say!JUMP」のもので1回あたり定員8千人、計4回開催する。 入場者の連絡先リストの作成や会場での人の密集状況、マスク着用率の確認などをする。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
Astros blow out White Sox to advance to ALCS
Jose Altuve slugged a three-run homer, Carlos Correa, Alex Bregman and Michael Brantley each drove in two runs, and the Houston Astros booked a spot in the American League Championship Series for the fifth straight season with a 10-1 trouncing of the host Chicago White Sox in Game 4 of […]
気象庁、緊急速報メール取りやめへ 大雨特別警報や噴火警報で
吉沢英将2021年10月13日 14時51分 気象庁は12日、大雨などの特別警報や噴石や火砕流についての情報を伝える噴火警報を携帯電話に通知する「緊急速報メール」の配信を、28日でやめると発表した。いずれも2015年11月から配信していた。大きな地震の発生を伝える緊急地震速報や大津波警報、津波警報の配信は続ける。 気象庁は12日の会見で廃止の理由について、避難についての緊急速報メールは全ての地方自治体で配信できる体制が整い、プッシュ通知で災害情報を伝える民間の防災アプリも普及が進んだと説明した。 配信をやめる情報で最も発表の頻度が高い大雨特別警報は5段階ある警戒レベルで最も高い「レベル5」にあたる。すでに災害が発生している可能性が高い時に出される情報で、「レベル5の情報だけを配信する意義は薄れた。レベル4までに避難を完了してもらいたい」と担当者は話した。 緊急速報メールは、NTTドコモ、au、ソフトバンクが無料で提供するサービス。登録は不要で、対象地域にある携帯電話に一斉メールで速報を届ける。(吉沢英将) Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
「私はあなたの親ですよ」 赤ちゃんペンギンを欺く飼育員の工夫
勝部真一2021年10月13日 15時00分 【動画】エンペラーペンギンの赤ちゃん誕生=勝部真一撮影 鳥類は、最初に見た「動くもの」を親とみなす習性がある。和歌山県白浜町のアドベンチャーワールドでは、ある程度成長させてから親鳥に返す「初期人工育雛(いくすう)」を採り入れている。「私はあなたの親ですよ」。飼育員はちょっとした工夫で、赤ちゃんペンギンを見事に欺いている。 世界最大のペンギン、エンペラーペンギン(コウテイペンギン)が今月1日、体重303グラムで生まれた。同園としては15例目のヒナ。「ペンギン王国1階」で一般公開が始まり、同園の公式YouTubeでも見ることができる。 23歳の母親が7月29日に産卵。体重が40キロ近い親鳥に潰されないよう孵卵(ふらん)器で温め、9月29日にひなが内側から殻をつつき割る「嘴(はし)打ち」を確認した。自力で卵を割って出てくることが困難だったため、スタッフが殻割りを補助した。 同園では2004年にエンペラーペンギンの国内初、世界でも2館目となる孵化(ふか)に成功した。11年まではスタッフが育てる「完全人工育雛」だったが、人の手で成長したペンギンはペアをつくらず、次世代の繁殖につながらない可能性があるため、12年からある程度成長したら親鳥に返す「初期人工育雛」に取り組んだ。 鳥類は生まれて最初に見た動くものを親と認識する。それまでは「人の姿」でエサを与えていたが、親鳥に戻してもエサがもらえないことがあるため、飼育スタッフはペンギン形の覆面をかぶり、くちばしに見立てた手袋をしてエサを与える方法を考案。いっさい声を出さず、親鳥の鳴き声を聞かせ、「コミュニケーション」をとる。一方、親鳥には石灰で作った偽物の卵を抱かせ、ひなを戻す際に偽卵と引き換えにひなを抱かせるという。 ひなは孵化後、いったん体重が減るが、5日時点の246グラムから11日には361グラムと順調に成長。毎日5回、ニシンやオキアミなどを流動食状にしたエサを食べていて、この日もペンギンに扮したスタッフが、優しくエサを与えていた。スタッフの長野真子さんは、「自分からは殻を割って出てこなかったが、誕生後はこれまでのひなと変わらず元気に育っている」と話していた。今月中には体力がつき始める約500グラムに成長するとみられ、親鳥の元へ返す予定。 エンペラーペンギンのひなが見られるのは国内では同園のみ。これまで誕生したひなは、すべて同じ両親から生まれていて、血統問題が深刻化しているという。このため、国内で同園のほかにエンペラーペンギンを飼育している名古屋港水族館(名古屋市)と、繁殖目的で動物を貸し借りする「ブリーディングローン」を行っていて、19年3月に1羽ずつ交換。昨年、今年と産卵を確認したが無精卵だったという。(勝部真一) Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
和紙の原料、育てる90代 記録映画「明日をへぐる」関西でも上映
編集委員・永井靖二2021年10月13日 15時00分 和紙の原料「楮(こうぞ)」を育てる高知県の山里の暮らしを描いた記録映画「明日をへぐる」(今井友樹監督、73分)が15日から、関西で上映される。日本文化を支える和紙に不可欠な素材とされながら、生産者の多くが90歳代という現実を1年半かけて取材した。 「へぐる」とは、蒸した楮の樹皮から外皮を刃物で削り取り、繊維質だけを残す作業。楮の産地、高知県いの町吾北地区で使われている言葉だ。今井監督は2019年10月から同地区に通い、楮の栽培や加工の様子とともに、生産に携わる人々の現状を記録した。 主要な取材先の農家、筒井良則さんは当時92歳。代々守ってきた楮の株は樹齢80年を超すものもあった。急斜面の株を手入れし、1年かけて伸ばした幹を収穫する様子や、集めた幹を家々が共同で蒸す作業などを描きながら、支え手が年ごとに欠けていく実態、それでも明るい日々のなりわいを作品はとらえている。 今井監督は「一人一人の手作業のたたずまいは、受け継がれてきた山里の歴史が凝縮されたかのように美しかった」と話す。和紙がなければ成り立たない、文化財の修復作業の様子も併せて記録した。 15~28日、京都市下京区の「京都シネマ」(075・353・4723)、16~29日、大阪市淀川区の「第七藝術劇場」(06・6302・2073)、いずれも一般1800円(当日)など。問い合わせはPalabra(03・5937・2231)。(編集委員・永井靖二) Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
Shohei Ohtani given free rein to prove himself against naysayers
For the first time in his pro career, the brakes came off a fit Shohei Ohtani in 2021, and the Los Angeles Angels’ star showed the world his long-pursued prowess as a two-way player. But some doubters are still calling his performance a fluke. Twenty years after Ichiro Suzuki became […]
おもちゃの病院、宣言明けて診察再開 「患者」抱えた子どもが列
東京都品川区には、毎年500個前後の「患者」が「治療」を求めてやって来る「おもちゃの病院」がある。修理を担う「医師」は全員ボランティア。緊急事態宣言の影響で休診が続いていたが、10月から、3カ月ぶりに診察を再開した。 9日、品川区役所に近い区消費者センター。会議室を利用した「病院」には開院前から行列ができていた。 「先生、急に動かなくなったんです」。母親と一緒に来院した佐久間駿(はやと)さん(6)はプラレールの電車を二つ持ち込んだ。クリスマスにもらったお気に入りで、母親が直そうとしたがうまくいかず、病院再開を待ちわびていたという。 診察を担当した萩原清邦さん(81)が中をのぞき込み、「これは電池ケースの接触不良だね」。5分ほどの作業で電車は再び動き出した。「お医者さんすごい!」と駿さんは喜んだ。 この日、2時間の診療時間に運び込まれたおもちゃは29個。利用者は子どもだけではない。押し入れに眠っていた踊るサルの「ルーシー」と来院したのは区内の71歳の男性。40年ほど前、息子が遊んでいたおもちゃだが、孫に見せてあげたいと、持ってきたという。ルーシーを手に「テレビゲームばかりじゃつまらないでしょ」と笑った。 おもちゃの病院は1984年、区のおもちゃの修理教室を受講していたメンバーが「技術を生かす場を」と提案したのがきっかけで始まった。会場は何度か変更したが、診察は無料で週1回のペースで開院を続けてきた。 お医者さんは現在9人。技術者だった人が多く、みんな機械好きで手先が器用だ。萩原さんは、放送局勤務で技術畑が長かった。「自分の技術をいかせるのがうれしい」と、自分の道具箱を携えて診療に臨む。 持ち込まれるおもちゃは、人形やオルゴールなど多岐にわたる。部品がなければ、メーカーに取り寄せたり手づくりでこしらえたり。7割ほどは預かって直す「入院」で、修理できないものも1割程度ある。 最近は外国製の部品が多くなり、交換できないことも少なくない。萩原さんは「壊れたら捨てるという意識がメーカーにも使う側にも強くなっている」と残念がる。 医師歴20年を超える武田邦夫さん(72)は「目の前で大切なおもちゃが直ったときの子どもたちの笑顔がやりがいです」。おもちゃを直すことだけが病院の目的ではない。ものを大切にする心も育む場にしようと、子どもたちには修理の仕方や道具の使い方を教えることもある。 開院は毎週土曜午後1~3時。月1回程度「休診」がある。問い合わせは区消費者センター(03・6421・6136)へ。(津田六平) Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
弁護側が無罪主張 神戸5人殺傷事件の初公判、検察側は「心神耗弱」
岩本修弥、井岡諒2021年10月13日 11時23分 神戸市北区の住宅地で2017年、親族と近隣住民計5人を殺傷したとして、殺人や殺人未遂などの罪に問われた無職竹島叶実(かなみ)被告(30)の裁判員裁判の初公判が13日午前、神戸地裁(飯島健太郎裁判長)で始まった。竹島被告は起訴内容を認めた。弁護側は、事件当時、被告は罪に問えない心神喪失の状態だったとして無罪を主張した。 起訴状によると、竹島被告は17年7月16日朝、神戸市北区有野町の自宅で、同居していた祖母の南部観雪(みゆき)さん(当時83)と祖父の達夫さん(同)を金属バットで殴ったり、包丁(刃渡り約16センチ)で突き刺したりして殺害。母親(57)も同様に殺害しようとして、重傷を負わせたとされる。 その後、2軒隣の民家の敷地にも侵入して、辻やゑ子さん(当時79)の首などを包丁で突き刺すなどして殺害。さらに別の民家の敷地内にあるアヒル小屋にも侵入し、中でアヒルの世話をしていた女性(69)を複数回刺し、殺害しようとしたとされる。 竹島被告は、包丁と金属バットを持ち、近くの有間神社付近にいたところを現行犯逮捕された。その際、兵庫県警に「誰でもいいから攻撃しようと思った」という趣旨の供述をしたという。神戸地検は2回にわたって計約8カ月間、刑事責任能力を見極めるための鑑定留置を実施。刑事責任能力を問えると判断し、18年5月に起訴していた。 刑事責任能力は、善悪の判断や行動を制御する能力のこと。刑法39条は、この能力が著しく減退した「心神耗弱」なら刑を軽くし、能力がない「心神喪失」は罰しないと定める。 今回、「心神耗弱」にとどまるとする検察側に対し、弁護側は「心神喪失」を主張。刑事責任能力の有無や程度が争点となる。(岩本修弥、井岡諒) 初公判を控え、亡くなった辻やゑ子さん(当時79)の遺族と負傷した住民女性(69)が、代理人弁護士を通じて報道各社にコメントを寄せた。 辻さんの長女と長男は「事件から4年以上が経ちましたが、今なお、信じられない、悪い夢なら覚めてほしいという感覚は変わっておらず、母を失った悲しみは深まりはしても、薄れはしません」との心境をつづった。 負傷した女性は「事件のことを考えないでおこうと努めてきましたが、今でも忘れることはできません。被告人には裁判を通じて事件に向き合って、反省してほしい」と訴えた。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
詐欺防止へ、ヒーローも登場「通話しながらATM操作したらいかん」
華野優気、河野光汰2021年10月13日 11時49分 高齢者らに電話をかけ、多額の金をだまし取る特殊詐欺の被害が今年も減らない。拡大を食い止めようと、大阪府警は11日から始まった全国地域安全運動であの手この手の催しを企画し、府民に注意を呼びかけている。 門真署は「特殊詐欺お断り!」などと書かれた大小2種類のステッカー800セットを作製。署員が管内の高齢者宅に配布し、インターホンの下や固定電話近くに貼ってもらう。同署の長屋祐一・生活安全課長は「詐欺行為の抑止や高齢者の危機管理につながってほしい」と期待を込める。 大阪市天王寺区上汐5丁目の天王寺郵便局では11日、天王寺署員と、銀行など計5団体の職員が利用客らに、偽のサイトに誘導して個人情報を盗み出す「フィッシング詐欺」の手口などが書かれたチラシを配った。ゆうちょ銀行天王寺店の山田昇店長は「地域で団結して防犯活動を続けていきたい」と話した。 布施署では12日にお笑いタレントの未知やすえさんを河内署、枚岡署の3署合同の一日署長にして特殊詐欺被害の防止を呼びかけたほか、17日には大正署が管内の家具店前で被害防止の啓発グッズを配布する。 府警が特に力を入れるのは「還付金詐欺」の被害防止だ。市役所職員などをかたって電話をかけ、「還付金があるのでATMで返還手続きの操作をしてほしい」「今日中に手続きを終えれば返還できる」などとATMに誘導。電話で会話しながらATMを操作させ、詐欺グループが指定する口座に送金させる。 府警特殊詐欺対策室によると、還付金詐欺は、今年8月末時点(速報値)の特殊詐欺全体の認知件数(964件)の半数以上(508件)を占め、前年同期に比べ388件増。被害額も全体(約16億200万円)の約3分の1にあたる約5億2500万円に上る。 11日午前、大阪市中央区西心斎橋1丁目の関西みらい銀行心斎橋営業部で、府警の防犯活動に協力するヒーロー「マモル」が、警察官が扮した高齢者に「携帯電話を使いながらATMを操作したらいかんよ」と注意する寸劇を披露。その後、南署員らと路上で、「ATMでは携帯電話の通話はご遠慮下さい」と書かれた啓発チラシなどを配布した。 府警特殊詐欺対策室の保田茂光課長補佐は「通話しながらATM操作するのが還付金詐欺の特徴。通話しながら操作している人を見たら周囲の人が声かけをしてほしい」と話した。(華野優気、河野光汰) Source : 社会 – 朝日新聞デジタル