高億翔2021年10月2日 12時17分 塩尻市塩尻町の丸山大輔県議宅で妻の希美さん(47)が殺害された事件で、希美さんが倒れていた自宅兼事務所の入り口が無施錠だったとみられることが、捜査関係者への取材で分かった。県警は、希美さんを襲った犯人が出入りした可能性もあるとみて、侵入経路について調べている。 県警によると、希美さんは、丸山県議が経営する酒造会社「笑亀酒造」の事務所内で29日午前6時45分ごろ、倒れているところを家族に発見されたという。 捜査関係者によると、希美さんが倒れていた場所の近くには金庫があった。しかし、室内が荒らされたり、何かが奪われたりした形跡は見つかっていない。割られた窓ガラスもなかったという。 県警によると、希美さんの死因は首を絞められたことによる窒息死だった。ただ、凶器は特定されていない。捜査関係者によると、希美さんの遺体には、首の絞め痕と、抵抗する際にできる擦り傷のほかに目立った傷はなかったという。 県警によると、希美さんは28日夜に同居家族と過ごしたことが確認されており、殺害は29日未明から早朝とみられている。関係者によると、丸山県議は29日の県議会で一般質問をする予定だったため、28日は長野市内の議員会館に宿泊していたという。 県警はフリーダイヤル(0120・059・110)で、事件に関する情報提供を呼びかけている。(高億翔) Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
かたいダイヤをどうやってけずる?
「かたいダイヤをどうやってけずる?」 長野県・藤田乃亜さん(中2)の質問 ののちゃんのDo科学 ののちゃんは、朝日新聞に連載されている漫画の主人公で、小学3年生。学級担任の藤原先生を相手に、身の回りの不思議を質問します。聞いてほしい疑問はこちらへ。science@asahi.com ののちゃん 先生、かっこいい指輪つけてるね! 藤原先生 うふふ、すてきでしょう。ダイヤモンドだよ。 のの キレイだなぁ。ところでダイヤって、どういうものなの? 先生 私たちが立っている地面より150キロ以上も下の、とてもとても深いところで、何億年もの大昔にできた石だよ。それが地面に近いところに出てきたところを人間が掘り出して、形を整えると、こんなにきれいな宝石になるんだ。 のの へぇ~。何でできてるの? 先生 私たちの体や空気の中にもある「炭素原子(げんし)」という物質の粒だよ。その粒がジャングルジムみたいに、規則正しくつながった「結晶(けっしょう)」になってるんだ。木を蒸し焼きにして作る真っ黒な炭も炭素原子でできているけど、粒の並び方がダイヤとはぜんぜん違うの。 のの すっごくかたいものだって聞いたことがあるよ。 先生 これまで見つかった物… この記事は会員記事です。残り852文字無料会員になると月5本までお読みいただけます。 【10/25まで】スタンダードコース(月額1,980円)が今なら2カ月間無料!詳しくはこちら Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
震災がれきから発見の遺骨、行方不明の92歳女性 資料再点検で判明
三井新2021年10月2日 9時26分 東日本大震災後に志津川湾(宮城県南三陸町)で回収したがれきから見つかった遺骨について、宮城県警は1日、石巻市北上町、佐々木ふくのさん(当時92)のものと判明したと発表した。 捜査1課によると、遺骨は右大腿(だいたい)骨1本。2014年11月22日、リサイクル業者が気仙沼市茗荷沢にある会社敷地内で、志津川湾から運んで来たがれきの中に見つけた。 佐々木さんは震災当時、1人で自宅におり、避難の途中で津波にのみ込まれた可能性が高いという。遺族が震災の3日後、県警に行方不明届を出していた。 県警が資料の再点検を行っていたところ、石巻海上保安署が保管していた遺骨とDNA型が同一とわかった。その後、さらに関係者の調査をして9月6日に身元を特定したという。 県警の遺骨は気仙沼市が保管していて、9月30日に長男に引き渡した。石巻海上保安署も後日、遺骨を引き渡す予定だ。(三井新) Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
ツバメの巣130個もある中学校 フンで撤去危機も「癒やし」で共存
大谷秀幸2021年10月2日 9時30分 4階建ての校舎に約130のコシアカツバメの巣がある鳥取県伯耆町の岸本中学校に9月30日、日本野鳥の会から感謝状が贈られた。ツバメと人との共存を願い、巣や生息環境を見守っている団体に贈っていて、県内では3例目だ。 日本野鳥の会鳥取県支部によると、農地の荒廃で虫を捕れる環境が減ったり、空き家が増えたりで、県内でもツバメの巣が減っている印象があるという。 岸本中は、周囲に水田が多く、ひさしで雨がしのげる環境にあり、今年も約50の巣が繁殖に使われた。コシアカツバメは4月に東南アジアから渡ってきて繁殖し、10月には帰る。レッドデータブックとっとりでは「絶滅危惧Ⅱ類」に指定されている。 松原隆校長によると、フンの問題などもあり、巣を撤去する話もあったが、住民から「ツバメの巣があって温かい雰囲気」との声が寄せられ、日本野鳥の会に相談した結果、そのまま残していくことになった。 生徒会長の篠原結光(ゆうひ)さん(3年)は「校舎からツバメが飛んでいる姿が見られ、癒やされる」と話す。松原校長は「ツバメに興味を持った生徒が学べる環境をつくるなど、ほどよい距離感で見守っていきたい」と話していた。(大谷秀幸) Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
婚約から4年、眞子さまの心情案ずる声 「つらかった分、幸せに」
宮内庁が1日、秋篠宮家の長女眞子さま(29)の結婚予定と、過去にPTSD(心的外傷後ストレス障害)と診断されていたことを明らかにした。国民の間からは祝福とともに、眞子さまの心情を案ずる声が上がった。 「婚約(内定)から4年は長かった。ご結婚できて良かったと思います」。お二人が通った国際基督教大学(ICU)のある東京都三鷹市。JR三鷹駅前で雨宿りをしていた市内の主婦先崎あかねさん(54)は、お二人の門出を祝福した。 母親の「金銭トラブル」や、その後の状況説明などを巡り、小室圭さんを良く思わない人がいるのは分かる。ただ結婚の自由は尊重されるべきだし、メディアやインターネット上の批判も行きすぎだと感じる。「皇族といえど一人の人間。個人としての人生もある。批判を目にして傷つくのも当たり前だと思う」 お二人の後輩に当たる同大2年の和田光さん(20)も、お二人への批判の数々に「もし自分が同じ立場だったら、耐えられない」と訴える。「SNSでの中傷も社会問題になっている。眞子さまは責任あるお立場とはいえ、何を言っても良いわけではない」と言う。 名古屋市の会社員男性(36)は「多くの困難があった中、よく意志を貫いて結婚までたどりついた」。眞子さまが診断を受けたことも「あれだけ周りからネガティブなことを言われたら誰でも傷つく。これまでつらかった分、幸せに暮らしてほしい」と気遣う。 同市の大学院生の女性(23)も「周りから色々言われて『皇族って大変だな』って思っていた」。既存のメディアだけでなく、インターネット上の様々な意見にも触れ、「何かあるとすぐメディアとかで批判されて、常にちゃんとしていなきゃいけないのはかわいそう」。ようやく決まった結婚には「『おめでとう』というより『良かったね』という感じ。誰からも何も言われない海外で幸せに暮らしてほしい」と話す。 5年前に眞子さまが佐賀県立… Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
コロナ病床確保計画、見直しへ 厚労省、第6波に備え都道府県に通知
厚生労働省は1日、新型コロナウイルスの感染が再び拡大する「第6波」に備え、11月末までに病床の確保計画を改めて見直すよう都道府県に通知した。今夏の「第5波」並みの状況になっても耐えられる医療提供体制を構築する。病床も増やすが、臨時の医療機関の充実や自宅療養者に対する対応の強化を重視する。 臨時の医療機関の充実などを重視するのは、病床をさらに増やせば一般医療への影響が大きくなるためだ。計画の名称も「病床確保計画」から「医療提供体制確保計画」に変更する。 新しい計画に向けて都道府県に対して、10月中をめどに①想定する感染規模②確保すべき病床数③臨時の医療施設の必要量④保健所の人員体制や地域の医療機関の体制――の報告を求めた。それに沿った新しい医療提供体制を11月末までに構築してもらう。 健康観察や診療は保健所だけ… Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
温泉流れ込む沢登り 世界遺産・知床で3日限定の公開
神村正史2021年10月2日 6時00分 世界自然遺産・北海道知床の秘湯「カムイワッカ湯の滝」(斜里町)で1日、立ち入り規制エリアの公開が始まった。知床を代表する観光地の利用再開に向けて3日まで試行する。来訪者は安全対策の手ほどきを受け、天然温泉が流れ込む秘境の滝を上流部までさかのぼった。 滝は落石の危険があるため、2006年から立ち入り可能エリアが入り口から上流へ100メートルほどの「一の滝」までに限られている。今回は1日100人限定の完全予約制で、「一の滝」から300メートルほど上流にある「四の滝」まで入れる。アンケートを取り、今後のルールづくりや安全対策について検証する。 来訪者は知床自然センターで安全対策のレクチャーを受け、シャトルバスを乗り継いで滝の入り口に着いた。ヘルメットをして、落差8メートルほどもある「三の滝」では岩肌に両手でとりつき、水温30~35度ほどの温かい水しぶきを浴びながら沢登りを楽しんでいた。 札幌市の会社員男性(66)は「大変よかったが危なく感じる場所もあった。指導員のような方がついて(期間限定ではなく)ずっと入れるようになればよいのでは」と話した。(神村正史) Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
休業長引き心折れ、声も出ず、血圧は200 あるスナックの再開の日
「お久しぶり!」 新型コロナ対応の緊急事態宣言が解除された1日午後5時、開店したばかりのスナック「if(イフ)」(大阪市西区)に、70代の夫婦が訪れた。多い時は週に1度来ていた常連だ。 「やっとだなあ」。2人は声を交わしながらマスクをはずし、乾杯した。妻は「ママとの会話が楽しくて。心から落ち着ける場所」と言った。 店を開けたのは、2カ月ぶりだった。 オーナーの河野(こうの)恭子さん(70)は2代目で、店を継いで20年余り。企業のビルが立ち並ぶビジネス街の路地にあり、仕事終わりや2次会で訪れる客でにぎわった。約20席あった店内が満席になることも少なくなかった。常連客がキープしていたボトルは100本近くになった。 だが、コロナ禍で客は激減。特に今年は、宣言下での休業が断続的に続いた。9月末までの売り上げは、コロナ前の半月分にも満たない。 協力金で約20万円の家賃や固定費、自身の生活費はまかなえる。ただ、問題はお金だけではない。人と話す機会が減った影響か、夏には声が出せなくなった時期も。心労のためか一時、血圧は200を超えた。 売り上げ減や、体調不良。河野さんはそれでもコロナの収束を願って休業要請に応じていましたが、さらに心が折れそうになる出来事がありました。 心が折れそうになったことも… Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
眞子さまと小室さんへ過熱した報道やSNS 秋篠宮ご一家は心痛める
宮内庁は1日に公表した文書で、眞子さまが誹謗(ひぼう)中傷と感じることが長期的に反復され、逃れられないという体験をしたことなどを明らかにした。宮内庁は「誹謗中傷」が何を指すか説明していないが、眞子さまと小室圭さんをめぐる過熱報道は週刊誌を中心に続いてきた。 お二人が2017年9月に婚約内定の記者会見をすると、祝福する報道が続いた。だが、同年12月に週刊誌が報じた小室さんの母佳代さんと元婚約者の「金銭トラブル」に端を発し、小室さん母子の私生活や結婚に否定的な報道が増えた。「一億総ブーイング」と見出しを立てた週刊誌記事もあった。 宮内庁は18年5月、「眞子内親王殿下に関する最近の週刊誌報道について」と題した文書を公表し、一部週刊誌で「侍従職関係者」「宮内庁関係者」のコメントとして両陛下(現在の上皇ご夫妻)が様々な発言をしているように報じられていると指摘した。報道に対する宮内庁の見解を記し、「眞子さまや秋篠宮両殿下、お相手の方に静かに考える環境を与えることを最重要と判断してきた両陛下(現在の上皇ご夫妻)の考えが無にされたことはあまりにも残念」とした。 ただ、その後もお二人の結婚に対する否定的な報道が続いた。SNS上にも中傷コメントが相次いでいた。 関係者によると、秋篠宮ご一家はSNSや週刊誌報道を自身で見ることがあったといい、心を痛めていたという。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
「待ち望んだ日」「次の波不安も」 解除初日の酒屋、飲食店は
【動画】緊急事態宣言解除初日の酒屋は飲食店は=西畑志朗、藤原伸雄撮影 新型コロナウイルス対応の緊急事態宣言が全国で解除され、1日から東京でも条件つきで酒類の提供が解禁された。活況への期待と感染拡大への不安が交錯する中、販売会社も飲食店も、そろりと動き始めた。 午前7時過ぎ、東京都練馬区の酒販売会社「秋山」の倉庫の周囲で、10人ほどの社員がトラックの荷台にビールだるや酒瓶を次々に積み込んでいく。「この日を待ち望んでいた」。同社常務取締役の秋山裕生(ひろお)さん(40)の声が弾む。 創業99年。取引先は都内を中心に約700店にのぼるが、飲食店に酒類提供の自粛が求められた7月の4度目の宣言後、約8割の取引が止まり、売り上げはコロナ禍前の3割に落ちた。配達も週5日から1~2日に。国の補償だけでは32人の社員に給料を払えず、酒販売以外の副収入で何とか補った。幼稚園と小学生の息子たちと公園で遊び、気を紛らわした。 高校生の頃から家業を手伝い… Source : 社会 – 朝日新聞デジタル