日本大学板橋病院をめぐる背任事件は、同大学の田中英寿理事長が逮捕される事態に発展した。日大の学生や関係者らからは、憤りの声が上がった。 「背任事件に続いて今度は脱税事件。ふざけるなと言いたい」。日大文理学部4年の男子学生(22)は怒りをあらわにする。 アルバイトで学費を稼いでいた友人の日大生のことが気がかりだ。コロナ禍でキャンパスが閉まり、会えなくなったが、苦しい生活を送っていることは想像に難くない。一方、今回の事件をめぐっては、多額の金の授受疑惑がとりざたされている。「そうしたお金があるのなら、学費を安くするなど学生のために少しでも回してほしい」 日大の広田照幸教授(教育社会学)によると、卒業生からは「同窓会を開くなど『日大』の名前を出して何かをするのが、はばかられるようになった」といった嘆きも聞くという。「真面目で良心的な多くの教職員が非常に迷惑している。学生も保護者も卒業生も同様だ。首脳陣は総退陣し、体制を刷新してほしい。自浄の努力を世間に示すしか信頼回復の道はない」 日大は、早稲田大や慶応義塾… この記事は会員記事です。残り917文字無料会員になると月5本までお読みいただけます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
男子は2年ぶり「蓮」、女子は初の「紬」 子どもの名前ランキング
明治安田生命保険は29日、2021年に生まれた子どもの名前ランキングを発表した。男の子は「蓮(れん)」(前年2位)で2年ぶり7回目、女の子は「紬(つむぎ)」(前年8位)で初めて、それぞれ1位になった。かっこ内は主な読み方。 明治安田の保険の契約者のうち、21年1~9月に生まれた約1万7千人が対象。男の子は2位が「陽翔(はると、ひなた、ひなと)」、前年トップだった「蒼(あおい、あお、そう)」と「湊(みなと、そう)」が同率で3位だった。女の子は前年トップの「陽葵(ひまり、ひなた、ひな)」が2位、「凛(りん)」が3位となった。 読み方別のトップ3は男の子は「はると」「みなと」「りく」、女の子が「めい」「みお」「つむぎ」の順だった。 今夏の東京五輪の影響で人気が高まったとみられる名前もあった。男の子の「大輝」が前年281位から72位に急上昇。体操の橋本大輝選手から取ったとみられる。読み方も、卓球の水谷隼選手の「じゅん」が前年223位から170位に、サーフィンの五十嵐カノア選手の「かのあ」が前年ランク外から220位に順位を大幅に上げた。(小出大貴) 21年生まれの名前ランキング 【男の子】 【女の子】 1 蓮〈れん〉 1 紬〈つむぎ〉 2 陽翔〈はると〉 2 陽葵〈ひまり〉 3 蒼〈あおい〉 3 凛〈りん〉 3 湊〈みなと〉 4 澪〈みお〉 5 樹〈いつき〉 5 芽依〈めい〉 6 朝陽〈あさひ〉 6 結愛〈ゆあ〉 7 大和〈やまと〉 7 陽菜〈ひな〉 7 悠真〈ゆうま〉 8 杏〈あん〉 9 颯真〈そうま〉 8 紬希〈つむぎ〉 10 陽向〈ひなた〉 10 莉子〈りこ〉 10 花〈はな〉 ※明治安田生命調べ。〈〉内は主な読み方 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
函館で水揚げ急増のイワシどう生かす 子どもたちが料理に挑戦
【動画】函館産のイワシを使った料理に挑戦する小学生と保護者たち=三木一哉撮影 北海道函館市や北海道南部の食材を生かした料理を、親子がシェフから学ぶ「リトルシェフ養成講座」が27日、函館市の函館短大付設調理製菓専門学校であった。同校と市の共催。小学生と保護者8組19人が参加した。 この日のテーマは「函館でいっぱいとれているイワシをメインにして」。冒頭、函館近海で近年、イワシの漁獲量が急増している一方、なじみが薄いためにあまり活用されていない現状が紹介された。 ホテルのレストランで料理長の経験がある同校の吉田徹教頭が講師を務めた。子どもたちは、イワシを腹から開いて背骨を取り、香辛料やチーズをまぜたパン粉を付けて焼き上げるイタリア風のイワシフライや、七飯町産の洋野菜ポロネギを使ったスープの作り方を教わった。 参加した三浦結花さん(5年… この記事は会員記事です。残り303文字無料会員になると月5本までお読みいただけます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
「運営費見積もり甘い」「東京五輪の検証を」 札幌五輪計画を聞く
2030年冬季五輪招致に向け、札幌市は29日、経費を削減した開催概要案を公表した。新型コロナウイルスの感染拡大下で、ほぼ無観客で行われた東京五輪の経費がふくらみ、五輪のあり方への疑問もあるなか、五輪招致の機運がどこまで高まるのか。今回の計画について識者に聞いた。 鈴木知幸・国士舘大客員教授(スポーツ政策学) 元東京都職員で五輪招致に関わった鈴木知幸・国士舘大客員教授(スポーツ政策学)の話 大会運営費の見積もりが甘く、実際には支出がさらに膨らむ可能性がある。既存施設を五輪用に改修するには多額の経費がかかり、会場周辺の道路整備も必要となる場合が多いが、それも盛り込まれていないと考えられる。 今回示されたのは札幌市の負担分のみで、国や道の負担分が具体的に示されていない。会場を借りる長野県の負担割合も示されていない。東京五輪では開催決定後に費用負担をめぐり、東京都と国でもめる形になった。あらかじめ負担を明確にしてから道民に意向調査をすべきだ。 新たな感染症や災害などで開催が難しくなった場合に備え、IOCとの契約内容も説明すべきだ。五輪の開催都市はいわば「場所貸し」で、開催の最終的な決定権はない。東京五輪の反省を踏まえ、招致した場合のリスクも国民に示すべきだ。 舛本直文・東京都立大客員教授(五輪論) オリンピックに関する研究で知られる舛本直文・東京都立大客員教授(五輪論)の話 これまでの五輪でも、計画段階の予算を低く見積もり、最終的な経費が4倍近く膨れ上がることがあった。終わったばかりの東京五輪の検証も十分なされておらず、世界的にはコロナ禍も収束していない。この時期の計画案の発表は、五輪に対する国民の違和感につながる可能性がある。 また、今回示された大会ビジョンでは「スポーツ・健康」「経済・まちづくり」「社会」「環境」が挙げられているが、オリンピズムの根幹である「平和」が抜け落ちている。 五輪招致には世界各国やIOCから賛同を得やすいテーマ設定が必須だ。インフラ整備やインバウンド効果による観光経済成長などは、結果的に付随するメリットであり、招致の目的として前面に押し出すべきではない。コロナで分断された世界への貢献方法などを明確に示し、東京五輪との違いを打ち出すべきだ。(聞き手・榧場勇太、佐野楓) Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
新幹線延伸、観光客増… 五輪に期待する札幌市 市民の機運は
2030年冬季五輪・パラリンピック招致に向け札幌市が29日に公表した大会概要案には、既存施設の活用などのさまざまな経費削減策が盛り込まれた。市は今後、市民との対話や道民への意向調査を行うが、計画通り招致へ進めるかどうかは住民の理解と機運醸成にかかっている。 札幌では日本経済が右肩上がりだった1972年に冬季五輪が開催され、メダルラッシュが起き、インフラ整備も進んだ。今回は2030年度末に北海道新幹線の札幌延伸が計画され、五輪と合わせたまちづくりや観光客増を狙う。ただ、人口減で市財政も厳しいなか、市民に理解が得られるのか。新型コロナウイルスの感染拡大下で、ほぼ無観客で行われた東京五輪の経費がふくらみ、五輪のあり方への疑問もあるなか、五輪招致の機運がどこまで高まるかは未知数だ。 市が示した大会概要案では、2千億~2200億円と試算した大会運営費は国際オリンピック委員会(IOC)の負担金やスポンサー収入などでまかない、原則税金を投入しないとする。市負担となる施設整備費は既存施設の改修や建て替えを前提とし、従来案の800億~1400億円から最低限の800億円に抑える。市の実質負担額は400億~600億から450億円と試算した。 主な施設整備費は、アイスホッケー会場となる月寒体育館(豊平区)の建て替えで365億円(うち市負担は214億円)。現施設を札幌ドーム周辺に移転し、新たな施設をつくる。大会時は新旧両施設の活用を検討し、大会後は旧施設を取り壊すという。秋元克広市長は会見で「老朽化しており、大会のあるなしにかかわらず建て替えが必要。新設にはあたらない」と説明した。 スキーのジャンプ競技では、ラージヒルの大倉山ジャンプ競技場(中央区)にノーマルヒルを併設することで会場を一本化(整備費は市負担で78億円)する。選手村は、更新時期を迎える月寒地区の市営住宅を集約して建て替える計画と連動させ、一部を大会時の選手村として活用する(同157億円、うち市負担86億円)ほか、民間ホテルへの分散も進めるとしている。 概要案には会場配置の変更点も盛り込まれた。従来はニセコのみで行う計画だったアルペンスキーは、気象条件や競技日程の関係で札幌市のサッポロテイネスキー場も活用することなども検討している。 今後は新たな概要案が市民の理解を得られるかが鍵になる。市は、来年1月中旬~2月中旬にシンポジウムやワークショップなどを開いて市民対話を実施、3月までに市民だけでなく道民を対象にした意向調査を行う。意向調査の結果は「今後の進め方の参考」とし、招致を進めるかどうかは「総合的に判断する」(秋元市長)という。 市は動画やSNSなども活用し、子どもや若者も含めた幅広い世代への説明機会を設けたいとしている。秋元市長は「オリンピック・パラリンピックは、将来の札幌が市民に愛され、暮らしやすく、多くの人を魅了し、輝き続けるための持続可能なまちづくりを進めるプロジェクト。一人でも多くの方にこのプロジェクトに共感いただけるよう尽力していきたい」と語った。(中野龍三、佐藤亜季、能田英二) 秋元・札幌市長会見の一問一答 秋元市長の記者会見での主な一問一答は以下の通り。 ――経費削減の方法は。 「既存施設を最大限活用し… Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
秋篠宮さま、事実と異なる報道への「反論するための基準作り」に言及
2021年11月30日 0時00分 動画】56歳の誕生日に先立ち、記者会見に応じる秋篠宮さま=宮内庁提供 秋篠宮さまは30日に56歳の誕生日を迎えた。これに先立った記者会見で、長女小室眞子さんの結婚をめぐり、事実と異なる週刊誌報道やネット上の書き込みが続いたことを踏まえ、今後、そうした内容に反論するうえで「一定の基準」づくりをしていく必要がある、との考えを述べた。 これまで秋篠宮さまは一つ一つの報道やSNSの情報には反論も否定もしない姿勢を周囲に示してきた。だが今回の会見で秋篠宮さまは「雑誌であれネットであれ、人を深く傷つける言葉は許容できるものではない」と強調。「今後もこういうことは多分続くでしょう」との見解を示し、それを超えたら反論するという「基準」に言及したが、具体的に宮内庁内で検討が進んでいるわけではなく、実現するかは今後の課題だ。 会見は25日に赤坂東邸で開かれ、秋篠宮さまは宮内記者会の用意した五つの質問と関連質問にこたえた。 眞子さんと小室圭さんは10月26日に婚姻届を提出したが、圭さんの母と元婚約者男性との「金銭トラブル」の影響で、納采(のうさい)の儀、告期(こっき)の儀、入第(じゅだい)の儀と三つの結婚に伴う儀式を行わなかった。これについて、秋篠宮さまは「私の判断」だったと明かし、その時点で金銭トラブルが解決していなかったことを理由に挙げた。儀式を実施しなかったことで「皇室の行事、儀式が非常に軽いものだという印象を与えたということが考えられる」とも述べ、「迷惑をかけた方々に申し訳ない」と語った。 金銭トラブルをめぐっては、圭さんが今年4月に説明文書を公表したが、秋篠宮さまは「すぐに状況を整理して納得できるというものではない」と指摘。10月の結婚会見で報道陣と質疑する機会が設けられなかったことも含め「やはり(圭さんが)自分の口からそのことについて話をして、質問にも答える機会があった方がよかったと思う」と述べた。 報道の中に、眞子さんが皇族としての「公」より一個人の「私」を優先させているという論調もあった。秋篠宮さまは、皇族は「公は常に私に優先される」としながらも、眞子さんは「常に公的なものを優先していた」と思いやった。女性皇族の結婚は、男性皇族のように皇室会議を経ると定められていないことからも、「直接的に公と私というふたつの概念に当てはまるのか少し疑問に思う」とした。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
無許可で着物や貴金属を分割前払い販売 容疑で社長ら逮捕 奈良県警
2021年11月29日 20時15分 着物などを販売する際、分割の前払い契約を無許可で結ばせていたとして、奈良県警は29日、呉服店を展開する「松葉」(大阪市)の社長、松葉将登(まさと、48)=大阪府富田林市=と財務部長、田中保明(66)=兵庫県西宮市=の両容疑者を割賦販売法違反(無許可営業)容疑で逮捕し、発表した。松葉容疑者は容疑を認め、田中容疑者は「社長の指示だった。許可がいるとは知らなかった」と一部否認しているという。 奈良県警生活環境課によると、2人は昨年5月~今年4月、経済産業相から前払式(まえばらいしき)割賦販売業の許可を得ていないのに、きもの松葉奈良本店(奈良県橿原市)など10店で男女17人に計26回、着物や貴金属の代金(合計約1672万円)を分割で前払いさせ、販売した疑いがある。 前払式割賦販売では商品が引き渡されないなどのトラブルを避けるため、販売額が年間1千万円以上の場合は経産相の許可がいる。 県警によると、松葉は大阪、兵庫、奈良、和歌山の4府県に26店を展開している。昨年5月から今年4月までの前払式割賦販売による契約は約1280件、販売額は計約5億8千万円に上るという。 各地の消費者センターなどには、長時間勧誘されたり、キャンセルを妨害されたりといった同社をめぐる相談が15~20年に計約400件寄せられ、県警が捜査していた。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
山本元地方創生相の陣営関係者、買収容疑で逮捕 運動員に報酬約束か
加治隼人、城真弓2021年11月29日 20時25分 10月31日に投開票された衆院選で、選挙運動の見返りに報酬を約束したとして、福岡県警は29日、警備会社代表取締役の宮川淳士郎(58)、同社取締役の今坂公侑(まさゆき)(38)の両容疑者=いずれも北九州市小倉北区田町=を公職選挙法違反(買収の約束)容疑で逮捕し、発表した。捜査関係者によると、2人は自民党公認で福岡10区に立候補し落選した山本幸三氏(73)の支持者という。 発表によると、両容疑者は10月中旬ごろ、北九州市内で、男性2人に山本氏への投票を呼びかける電話をかける業務を依頼し、時給1千円の報酬を約束した疑いがある。県警は認否は明らかにしていない。 公選法は、選挙運動の運動員に報酬の支払いや約束をすることを原則認めていない。捜査関係者によると、大学生ら計十数人が同様に、報酬の約束のもと有権者宅に投票依頼の電話をしていたという。県警はこの十数人についても、同法違反の疑いで書類送検することを視野に捜査を進める。 山本氏は当選8回で、地方創生相や経済産業副大臣などを歴任。今回は、自民党公認で10区に立候補したが、約3500票差で落選した。宮川容疑者は山本氏の後援会幹部、今坂容疑者は支援者だった。陣営幹部は「内容もわからずコメントできない」と話す。(加治隼人、城真弓) Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
再審無罪の母親の国賠訴訟、大阪地裁が和解勧告 東住吉女児焼死
米田優人2021年11月29日 20時30分 大阪市東住吉区で1995年、女児(当時11)が死亡した火災で、殺人罪などで無期懲役が確定後、再審無罪となった母親の青木恵子さん(57)が、国と大阪府に損害賠償を求めた訴訟で、大阪地裁は29日、和解を勧告した。青木さんの弁護団によると、地裁は、青木さんが冤罪(えんざい)被害者であると確認する▽国や府が厳粛に今回の問題を受け止め、再発防止に努める▽国と府が和解金を青木さんに支払う――といった趣旨の和解内容を提案したという。 今後、それぞれが和解内容を検討し、合意に至らなければ、地裁は来年3月15日に判決を言い渡す。 弁護団は29日に記者会見し、勧告の受け入れを検討する意向を示した。青木さんは「判決を待つだけだと思っていたが、びっくりしている。判決が出ても(被告側が)控訴すれば、裁判は長くなる。『最後の裁判にしたい』という私の気持ちをくみ取ってくれたのかな、と思って感動した。国や府には和解に応じてほしい」と話した。 青木さんは、地裁の再審で、府警などの捜査段階での自白は誘導された疑いがあるなどとして、2016年に無罪判決を受け、確定した。青木さんは同年、違法な取り調べで自白を強要されたなどとして提訴。国や府は「違法な捜査はなかった」などと反論し、今年9月に結審していた。(米田優人) Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
Nissan annonce son grand plan électrique à 15 milliards d’euros
Il aura fallu trois ans, presque jour pour jour, après le déclenchement de l’affaire Ghosn, en novembre 2018. Trois ans après le plus grand scandale de l’histoire de Nissan, qui lui aura coûté des dizaines de milliards d’euros et des années de retard dans sa marche en avant, pour que le […]