布田一樹2021年11月30日 19時07分 福岡ペイペイドーム(福岡市中央区)の選手用ロッカールームからプロ野球選手のグローブなどを盗んだとして、福岡県糸島市の清掃員が窃盗罪で福岡地裁に起訴された。29日の公判で、被告は福岡ソフトバンクホークスや東京ヤクルトスワローズの選手の道具を盗んでいたことを認めた。 起訴されたのは中浜英寿被告(23)。起訴状などによると、被告はホークスの和田毅投手のグローブ(約10万円相当)を盗んだとして窃盗の罪で9月に起訴された。また、ヤクルト山田哲人選手のバッティンググローブ2セット(計約2万円相当)を6月に、ホークスの千賀滉大投手、今宮健太選手、和田投手のグローブなど3点(計約21万円)を8月に盗んだとして11月までに追起訴された。 29日にあった追起訴分の公判で検察側は、被告が盗んだ用具の画像をLINEで買い取り業者に送って査定してもらい、売却で得た金を遊興費に充てていたと指摘。「清掃人の立場を利用した球団関係者の信用を裏切る悪質な犯行」として懲役2年を求刑した。判決は12月6日。(布田一樹) Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
東電旧経営陣の責任問う株主訴訟が結審 約10年の審理終え来夏判決
福島第一原発事故をめぐり東京電力が津波対策を怠ったとして、東電の株主が旧経営陣に22兆円の賠償を求めた訴訟が11月30日、東京地裁(朝倉佳秀裁判長)で結審した。旧経営陣の責任を問う民事裁判は2012年3月の提訴から約10年にわたる審理を終え、来年7月13日に判決が言い渡される見通し。 争点は①旧経営陣が津波の危険を認識できたか(結果予見の可能性)②防潮堤建設や浸水対策を講じられたか(結果回避の義務)――など。株主側と旧経営陣側は30日、最後の意見を法廷で改めて述べた。 他県に避難した原告の男性「どこで死ぬのか・・・」 原告の株主の弁護団は、東電側が国の地震予測「長期評価」にもとづき15・7メートルの津波を想定していたため「津波を予見できた」と指摘。設備への浸水を防ぐ「水密化」をすれば事故は防げたと主張した。 事故後に福島県から金沢市に避難した株主の浅田正文さん(80)は「終(つい)のすみかを失い、どこで死ぬのかとの思いが頭を離れない。事故が起きた責任は経営の誤りにある」と語った。 これに対し被告の旧経営陣側は、国の長期評価は「具体性がなく対策を講じるのは不可能だった」と反論した。長期評価の取り扱いを社外の専門組織に委ねた判断も「事故前の目線で見れば合理的だった」と訴えた。 旧経営陣のうち勝俣恒久・元会長ら3人は、ほぼ同じ争点で刑事責任も追及されている。業務上過失致死傷罪で強制起訴され、東京地裁は19年に無罪としたが、東京高裁で公判が継続中だ。今回の民事裁判は株主側が刑事裁判の証拠も検討すべきだと求め、審理が長期化していた。(村上友里、編集委員・佐々木英輔) Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
2匹の公務員ネコ、職場は市役所の車庫 ごみ収集車を天敵から守る
【動画】福岡県朝倉市環境課がネズミ対策に猫を飼育=古畑航希撮影 福岡県朝倉市の家庭ごみ収集を担う市の事務所に、2匹のネコがいる。敷地内を走り回ったり、職員にニャーニャーと甘えたり……。野良猫かと思いきや、実は市が予算を使って飼っているという。「公務員ネコ」のお仕事とは? ごみ収集車の駐車場をのぞくと、積まれた資材の上を2匹のネコが自由気ままに動き回っていた。休憩中の職員の足にすり寄ってきたり、猫じゃらしで職員と遊んだり。ときには敷地の外に出てしまうことも。 2匹が事務所で暮らすことになったきっかけは、今年6月、市環境課の職員が住民から「3匹の子ネコが段ボール箱に入れられて捨てられている」と相談されたことだった。1匹は市職員の親戚が飼うことになったが、残りの2匹は引き取り手がなかった。 自宅でネコをすでに飼っていた中村敬一郎課長がいったん家に連れ帰ったが、次の出勤日からは職場に連れてくるように。 実は、課にとって待望のネコだったからだ。 ■えさ代、市の予算に計上… この記事は会員記事です。残り706文字無料会員になると月5本までお読みいただけます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
学生の修士論文と表現7割同じ 「盗用」の教授に3年間の研修義務
2021年11月30日 16時23分 関西大学は11月30日、60代の男性教授の論文1本で盗用を認定した、と発表した。教授だけの名前で投稿した論文の文章の70%が、教授が主査を務めた学生の修士論文の表現と同じだったという。今後、大学の懲戒規定に基づき、教授への処分を決める。 関西大によると、論文は2020年に大学のウェブ上の論文集に掲載された。3月に研究不正に関する窓口に「論文の内容が、教授が主査を務めた修了生の修士論文の内容と酷似している」という趣旨の匿名の告発があり、大学の調査委員会が調べていた。 聞き取りに対し、教授は「非常に良い論文だったが、論文の著者が自分の名前で発表する意向がないということだったので、自分の単著として公表して形に残したかった」などと説明したという。通常、修士論文は公表されない。原稿の段階では修了生との共同研究と注記していたが、最終段階で消したとしている。 教授は修了生に口頭で許可を得たとしている。ただ、調査委は、論文は修了生との共著とするべきで、それが無理でも修了生の論文を元にしていることを適切に表示するべきだったと判断。注記を消した上で、教授単独の論文として投稿したことは、故意に適切な表示をせず「盗用」にあたると認定した。 関西大は論文の取り下げを教授に勧告したが、応じるかどうかの意思表示がなく、現在も掲載されている。今後の取り扱いについては検討中だという。懲戒処分とは別に、教授に対して今後3年間、研究倫理研修を毎年受講することを義務づけ、従わない場合は研究費の申請、使用を認めないとした。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
日大への補助金交付、「厳正な判断が重要」 会見で文科相
桑原紀彦2021年11月30日 16時23分 日本大学理事長の田中英寿容疑者(74)が脱税容疑で逮捕されたことについて、末松信介文部科学相は30日の記者会見で「深刻な事態で、極めて遺憾」と述べ、改めて早急に大学幹部を呼び、徹底した調査と説明責任を果たすよう強く指導する意向を示した。 日大は、現時点で今年度の国からの経常費補助金交付が保留されている。私立各校への補助金の交付を担う日本私立学校振興・共済事業団が配分額を決める予定だが、末松文科相は「極めて厳正な判断がなされることが重要」と指摘し、不交付の措置もあり得ることをにじませた。一方、田中理事長の進退については「まず、日大の中で十分な議論をしていただきたい」と述べるにとどめた。(桑原紀彦) Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
横領容疑の山内・元参院議員「一部、目的外支出に充てた」供述
2021年11月30日 12時30分 業務上横領容疑で逮捕された元参院議員の山内俊夫容疑者(74)=東京都港区=が、空港の格納庫事業をめぐり28億円を出資した投資会社に「3、4カ月で50億~60億円で転売できる」と説明していたことが関係者への取材でわかった。 警視庁は30日、山内容疑者を送検した。出資金のうち計約2億3千万円を着服したとみて、裏付け捜査を進めている。 捜査2課によると、逮捕容疑は2019年3月、格納庫の売買を手がける羽田空港格納庫合同会社(東京都渋谷区)の資金約1億円を着服したというもの。「職務執行者」として合同会社の経営に関与していたという。捜査関係者によると、「一部を目的外の支出に充てた。格納庫が転売できたら金を返すつもりだった」などと供述しているという。 捜査関係者によると、着服したとされる約1億円の原資は、山内容疑者が懇意にしていた投資会社の出資金とみられる。投資会社は合同会社に社員として名を連ねており、山内容疑者から「空港の格納庫を買って転売すればもうかる」などと誘われ、18年4月に約28億円を出資していた。 関係者によると、山内容疑者は当初「3~4カ月で転売が可能」などと説明していた。1年経っても進展がないため、投資会社が調べたところ、着服が分かったという。山内容疑者は逮捕前、合同会社の聞き取りに対し、約2億1700万円の私的流用を認めていたという。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
大阪府の吉村知事、12月のドバイ万博訪問見送り オミクロン株警戒
2021年11月30日 13時30分 大阪府の吉村洋文知事は30日、新型コロナウイルスの新たな変異株「オミクロン株」が世界各国で確認されていることを受け、12月に予定しているアラブ首長国連邦(UAE)でのドバイ万博の訪問を取りやめる考えを明らかにした。大阪府庁で記者団に、「オミクロン株が世界で危険視されるなか、ドバイへの出張は控えるべきだ。日本全体で水際で防いでいくことが重要で、大阪で陣頭指揮をとる自分自身が出席することはない」と述べた。 吉村知事と大阪市の松井一郎市長は2025年の大阪・関西万博にパビリオンを出す参加国の招請活動のため、経済界の関係者らとともに12月11日の「ジャパンデー」に合わせた現地入りを予定していた。 一方で、「次期開催地の責任者として一度も現場を見たことがないのはよくない」として、来年3月末までのドバイ万博の会期中に現地を訪れたいとの意向も示した。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
危険な第4種踏切、解消へ協議会活用を勧告 総務省の行政評価局
江口悟2021年11月30日 13時30分 警報機も遮断機もない「第4種踏切」で事故が多発していることを受け、総務省行政評価局は30日、国土交通省に対し、解消に向けた協議会を地域ごとに設けるよう勧告した。鉄道事業者と地域住民の合意形成を促し、第4種踏切の解消を早める狙いがある。 第4種踏切は現行の技術基準を満たさず、国交省は遮断機を備えた第1種踏切に改良するか、廃止するよう鉄道事業者に求めている。しかし、行政評価局の調査報告書によると、人通りも列車の本数も少ないところを中心に全国でまだ約2600カ所が残る。事故の発生率は高く、2019年には100カ所当たり1・02件が発生し、第1種の0・59件の2倍近かった。 一方、費用などの問題があり、19年度に廃止や廃線、第1種化で解消した第4種踏切は49カ所にとどまる。廃止する場合は近隣住民の生活の支障にならないよう迂回(うかい)路の整備なども求められ、地元自治体との話し合いが必要だ。 このため、行政評価局は、第1種化する場合の費用負担などを含め、鉄道事業者と市町村、国の出先機関などが参加する「地方踏切道改良協議会」の枠組みを積極的に活用するよう国交省に求めた。同省鉄道局は「勧告の趣旨も踏まえ、各地で設置が進むよう取り組む」としている。(江口悟) Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
Shohei Ohtani picks up Outstanding Designated Hitter honors
Los Angeles – Two-way sensation Shohei Ohtani added another award to his trophy chest on Monday after the Los Angeles Angels slugger won the Outstanding Designated Hitter (OHD) award for the 2021 season, Major League Baseball said. Ohtani, a starting pitcher who also hits, was unanimously named the American League’s […]
横断歩道渡る幼稚園児の集団が車にはねられる 園児2人と教諭が軽傷
林国広2021年11月30日 9時56分 29日午後2時10分ごろ、佐賀市神園2丁目の市道の三差路交差点で、信号機付き横断歩道を渡っていた市内の幼稚園の男児2人と20代の幼稚園教諭が、市内の40代女性が運転する乗用車にはねられた。 佐賀県警佐賀北署などによると、園児のうち1人は頭部を打ち、もう1人は右手の小指にけが、幼稚園教諭は頭部を打つなどしたがいずれも軽傷という。 事故当時、園児5人と幼稚園教諭の計6人が集団になって青信号の横断歩道を渡っていたという。乗用車も青信号で右折する際にはねられたらしい。(林国広) Source : 社会 – 朝日新聞デジタル