2021年11月15日 21時05分 勤めていた関西みらい銀行の支店から現金を盗んだとして、京都府警は15日、大津市富士見台の無職、井手口陽容疑者(42)を窃盗の疑いで逮捕し、発表した。「思い出せない」と容疑を否認しているという。 捜査3課によると、井手口容疑者は今年1月8日~12日の間、勤務していた関西みらい銀行御池支店(現在は京都支店内に移転)の金庫から、現金10万円を盗んだ疑いがある。 同行によると、同支店の現金は残高より2350万円少なくなっており、府警が関連を調べている。 府警は支店内の防犯カメラの映像などから井手口容疑者を特定したという。同行によると、井手口容疑者は当時、同支店のお客さまサービス課長で、金庫を開閉できる立場だった。現金の不足は4月に発覚し、井手口容疑者は5月に懲戒解雇された。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
旭川医大の次期学長に副学長 パワハラなど問題行為の吉田学長後任に
会員記事 井上潜、本田大次郎2021年11月15日 21時15分 国立の旭川医科大学(北海道旭川市)の学長選考会議(議長・奥村利勝同大教授)は15日、吉田晃敏学長が文部科学相に辞任届を出したことに伴い、次期学長を決める投票を行った。投票結果を踏まえて同会議で審議し、西川祐司・同大副学長(61)=病理学講座(腫瘍(しゅよう)病理分野)教授=を次期学長に選任した。西川副学長は同会議の前議長で、吉田学長の解任申し出を決めた。 同大によると、7月から次期学長の選考を始め、学長候補者の推薦を求めたところ、西川副学長と、長谷部直幸特任教授(66)、山本明美教授(63)の3人が推薦された。15日に教員や幹部職員ら391人による投票が行われ、8~12日には不在者投票もあった。 記事後半では学長選考会議の奥村議長の、会見での一問一答を掲載。議長が西川副学長を選任した理由などを説明しています。 有効投票数は361票で西川副学長が165票、山本教授が151票、長谷部特任教授が45票。結果を受けて学長選考会議で審議し、全会一致で西川副学長の選任を決めた。同会議は「ガバナンスの回復に向け強い使命感と意欲が確認された」としている。 学長選考会議は6月22日… この記事は会員記事です。残り871文字無料会員になると月5本までお読みいただけます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
帰社して日報書きながら飲酒、その後マイカーで帰宅も 八街事故公判
藤谷和広、竹中美貴2021年11月15日 21時45分 千葉県八街(やちまた)市で6月、小学生の列に飲酒運転のトラックが突っ込み児童5人が死傷した事故で、自動車運転死傷処罰法の危険運転致死傷罪に問われた無職梅沢洋被告(60)の公判が15日、千葉地裁(金子大作裁判長)で開かれた。被告が勤務していた会社の元上司の証人尋問があり、昨年6月ごろ以降、取引先から被告の飲酒運転を疑う連絡が4回あったが、直接口頭で注意したのは1回だけだったと明かした。 元上司は尋問に対し、前の晩に飲んだ酒の影響と思っていたと説明。被告をドライバーから外さなかった理由を「降ろすとドライバーの確保が難しいという事情もあった」と語った。 この日は被告人質問もあり、被告は飲酒運転を週に2、3回していたと明らかにした。業務の途中に高速道路のパーキングエリアなどで週1、2回、飲酒していたほか、会社で日報を書きながら飲酒し、自家用車で帰宅することもあったという。ドライバーを続けていた理由については、給料がよかったことを挙げた。 被告は事故発生時の状況についても説明。児童の姿には気づかなかったとし、事故原因について「飲酒による居眠りだと思います」と語った。被害者らへの思いを問われると「ごめんなさいという言葉しか出てきません」と述べた。法廷には被害児童の関係者用の席が設けられ、周囲から見えないよう仕切り板で囲われていた。この席からすすり泣く声が聞こえ、公判は一時中断した。(藤谷和広、竹中美貴) 事故で死傷した児童の家族は15日、「被害者家族一同」として、弁護士を通じて報道機関に「裁判はまだ進行中ですので、それを見守りたいと思っております。本日の裁判の中で被告人が常習的に飲酒運転をしていたことが明らかになったことに対しては、改めて強い憤りを覚えるとともに、被告人の飲酒運転さえなければ防ぐことができる事件だったのではないかという思いを強くしております」とのコメントを寄せた。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
鹿児島・出水の養鶏場で鳥インフル2例目確認 1例目から2.5キロ
鶏の殺処分にあたる鹿児島県職員=2021年11月15日午後2時54分、鹿児島県出水市、鹿児島県提供 [PR] 鹿児島県は15日、同県出水市の養鶏場で高病原性の鳥インフルエンザ(H5亜型)の感染を確認したと発表した。県はこの養鶏場で飼われている採卵鶏約1万1千羽の殺処分を始めた。農林水産省によると、国内の養鶏場では秋田県に次いで今季3例目。九州では同じ出水市で約2・5キロ離れた養鶏場に続いて2例目となる。 農研機構動物衛生研究部門(茨城県つくば市)のPCR検査で高病原性の鳥インフルエンザ感染と判定された。農水省は専門家らを現地に派遣し、感染経路などの調査を始める。 出水市では12日に市内の養鶏場で国内2例目の高病原性鳥インフルエンザが判明し、約3万8千羽を殺処分した。農水省によると、H5N1亜型のウイルスが検出された。県は、現時点で防鳥ネットの破れなど防疫態勢の不備は見つかっていないとしている。 県によると、13日にこの養… Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
新型コロナ、新たに79人感染 今年最少、沖縄は1年4カ月ぶりゼロ
新型コロナウイルスの国内感染者は15日午後8時現在、新たに79人が確認された。今月1日の84人を下回り、今年に入って最少となった。東京都の新規感染者数も7人で今年最少、沖縄県はゼロだった。沖縄県でゼロとなるのは昨年7月18日以来。沖縄を含め感染者ゼロは29県だった。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
海賊版サイト「漫画BANK」の運営者情報、米国の裁判所が開示命令
日本の漫画の海賊版サイトとしては最大級の「漫画BANK」について、運営者の氏名や住所、IPアドレスなどを開示するよう米国の裁判所が、グーグルなどに命令を出したことがわかった。複数の関係者が明らかにした。情報が開示されれば、出版社は刑事告訴や損害賠償請求などを検討する。 漫画BANKは2019年12月に存在が確認され、今月上旬に閉鎖された。 「鬼滅の刃」「進撃の巨人」「名探偵コナン」など人気作品の単行本や雑誌の作品が無断で掲載され、無料で読めた。出版社などでつくる海賊版対策の団体ABJの調査では月間約8千万のアクセスがあり、アクセス数や滞在時間から試算される無料で読まれた被害額は2082億円に上るという。人気を集めた背景にはコロナ禍による「巣ごもり需要」もあるとみられる。 集英社、講談社、小学館、K… この記事は会員記事です。残り251文字無料会員になると月5本までお読みいただけます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
入所者の90代女性にわいせつ容疑 介護職員2人逮捕 広島・庄原署
2021年11月15日 19時51分 勤務先の介護施設に入所している90代の女性にわいせつな行為をしたとして、広島県警庄原署は15日、いずれも介護職員の宇津宮卓也容疑者(27)=同県三次市十日市南3丁目=と池田瑠里子容疑者(37)=同県庄原市宮内町=を準強制わいせつの疑いで逮捕し、発表した。宇津宮容疑者は容疑を認め、池田容疑者は「覚えていないけどやったかもしれない」と供述しているという。 2人の逮捕容疑は9月25日午前3時15分ごろ、庄原市内の介護施設で、入所者の女性に宇津宮容疑者の下半身を手で触らせたというもの。庄原署は10月25日、この介護施設の女子更衣室に無断で入ったとして宇津宮容疑者を建造物侵入の疑いで逮捕=11月15日に処分保留で釈放=し、その際に押収した証拠品から今回の容疑が浮上したという。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
原爆ドーム前で「爆心地鎮魂薪能」 被爆前の日常と文化に思いをはせ
原爆ドーム(広島市中区)前で15日夜、「爆心地鎮魂薪能」があった。原爆ドームが世界遺産登録から12月で25年を迎えるのに合わせ、この地域に息づいていた文化を知ってもらおうと、被爆前に近くに自宅があった住民らが初めて企画した。ひのき舞台が設けられ、2曲が上演された。 ドームの前身、広島県産業奨励館は爆心地から北西約160メートルにあり、一帯は「猿楽町(さるがくちょう)」や「細工町(さいくまち)」と呼ばれていた。江戸時代に能楽師や楽器の細工師らが多く住んだことに由来する。戦時中も日常的に謡曲や能のはやしが聞こえてくる城下町の風情漂う町だった。 約400世帯が暮らしていた両町には、格子戸を備えた2階建ての家屋が軒を連ね、駄菓子店や釣具店、陶器店などが並んでいた。 しかし、人々のそんな穏やか… この記事は会員記事です。残り271文字無料会員になると月5本までお読みいただけます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
禅寺に燃ゆる紅色 樹齢160年のドウダンツツジが見頃
田辺拓也2021年11月15日 17時00分 兵庫県豊岡市の安国禅寺で、ドウダンツツジが見頃を迎えている。樹齢は約160年で境内の斜面約10メートル四方に枝を伸ばす。 昨年は新型コロナウイルスの影響で一般公開は中止となった。2年ぶりに多くの参拝客が訪れて、カメラを手に紅葉狩りを楽しんでいた。平日の午前8時~午後5時で拝観料は300円。19日まで。(田辺拓也) Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
難病の妹の世話、ほめられる言葉がプレッシャーに 周囲に話せぬ悩み
夕方、大学やアルバイトなどから帰宅すると、弟(18)や妹の分も食事を準備して一緒に食べる。大学から出された課題で机に向かう時も、独り言を話す弟を気にかける。 大阪府の大学4年、清崎鈴乃(りんの)さん(21)は、幼い時から知的障害と自閉症のある弟の陽斗(はると)さんを支えてきた。 母と清崎さん、陽斗さん、高校1年の妹の4人家族。「母も仕事で忙しいから、周りの子と違っても、私が家事や弟の世話をするのはうちでは当たり前だった」 周りになじめないこともあった。陽斗さんは周囲の刺激で不安を感じて大声を出すこともあり、人が集まる場や遠出は気を使う。家族で遊びに出かけることは数少なかった。「家族とバーベキューしたとか、テーマパークに行ったとか友達が話す時は、会話に加わりづらかった」 就職後はどうする? 家族のバランス崩れると心配する人も 学校と家の両立は楽ではなか… この記事は有料会員記事です。残り1428文字有料会員になると続きをお読みいただけます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル