2021年11月13日 15時28分 13日午前3時20分ごろ、神奈川県山北町の国道246号で、青森市の私立青森山田中学校サッカー部の生徒が乗ったマイクロバスが、駐車中のトレーラーに追突した。バスには男性運転手(23)のほか、部員ら計18人が乗車しており、うち14、15歳の部員3人と監督の男性(36)が顔や足などに軽いけがをした。 松田署によると、現場は片側2車線の道路で、左側車線に駐車していたトレーラー後部の右端部にバスが追突した。トレーラーの運転手にけがはなかった。バスの運転手は「遠くの道路案内の標識に気をとられた」と説明しているという。バスは静岡県御殿場市での合宿のため、青森市を12日午後6時ごろに出発していた。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
非常通報装置「押して」 斉藤国交相、鉄道の安全で協力呼びかけ
磯部征紀2021年11月13日 15時30分 鉄道の車内で乗客が襲われるなどの事件が相次いでいることを受け、斉藤鉄夫国土交通相は13日、東京都江東区の東京メトロの訓練施設を視察し、車内の非常通報装置の使用について国民に協力を求めた。 斉藤氏はこの日、通報装置やホームドアの操作方法など安全対策について説明を受けた。視察後に報道陣の取材に応じ、電車に乗車した際にはまず非常通報装置の場所を確認し、非常事態に遭遇した際にはちゅうちょなくボタンを押すように求めた。「すでに押した人がいても押して欲しい。複数回押されればいち早く非常事態を知らせることができる。安心して鉄道を利用するには乗客の皆様の協力も必要です」などと述べた。 京王線の事件で起きた、車両のドアとホームドアの位置が約2メートルずれた状態も施設内の模擬駅や訓練用の車両で再現され、その状態からドアで避難した場合の状況も確認した。 斎藤氏は「ホームドアが開いていれば比較的安全に外に出られると感じた。(京王線の事件では)ホームドアに足をかけていた人もおり、その時点で開ければ転落事故につなったかもしれず難しい判断だったと思う」と話した。(磯部征紀) Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
遠出しないアウトドア、コロナ下で人気 関連グッズや施設も好調
自宅内やベランダを使った「おうちキャンプ」、折りたためるいすを持って公園や河川敷でのんびりと過ごす「チェアリング」――。外出を控えたコロナ禍を経て、遠出をせずに、自宅や身近な場所でアウトドアに親しむ人が首都圏で増えている。調理やファッションにアウトドア用品を採り入れる人も多く、気軽にアウトドア体験ができる施設も人気を集めているようだ。 東京都内の男性会社員(41)は昨春の1回目の緊急事態宣言中、自宅マンションの1室を「キャンプ場」にした。家具が何もない5畳ほどの部屋に毎朝、キャンプ用のいすやテーブルを「設営」し、家族で食事したり、在宅での仕事場所にしたり。「自宅でもキャンプの雰囲気を楽しんでいます」 子どもの通う小学校が休校になり、家で子どもを飽きさせないための工夫として始めた。緊急事態宣言が全面解除された後の先月、久しぶりに家族で都外のキャンプ場に出かけたが、いまも家で調理器具や家具にキャンプ用品を活用する。男性は「家でも楽しく過ごせる。今後も続けるつもり」と話す。 「おうちキャンプ」関連商品、昨年より問い合わせ増 アウトドア用品を手がけるス… この記事は会員記事です。残り1768文字無料会員になると月5本までお読みいただけます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
【マンガ動画】火災への備えは大丈夫? 空気が乾燥する冬は要注意
2021年11月13日 11時00分 【マンガ動画】火災への備え 自分も地域も 空気が乾燥する冬は火災に要注意だ。2016年には新潟県糸魚川市で大火が発生した。また、大地震が起きれば同時多発的に火災が発生し、消防の対応が追いつかないこともある。高齢者世帯が増えていることもあり、地域で支え合うことが求められている。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
鹿児島の養鶏場で鳥インフル確認、3万羽超を殺処分へ 今季2例目
白石昌幸2021年11月13日 11時26分 鹿児島県は13日、同県出水市の養鶏場で高病原性の鳥インフルエンザ(H5亜型)の感染を確認したと発表した。県は同日午前5時から、この養鶏場で飼われている採卵鶏約3万8500羽の殺処分を始めた。農林水産省によると、国内の養鶏場では秋田県に次いで今季2例目、九州では今季初となる。 農林水産省は専門家らを現地に派遣し、感染経路などの調査を始める。県によると、12日午前10時半に農協から「養鶏場で1カ所にまとまって8羽が死んでいる」と、県家畜保健衛生所に通報があった。県が死んだ鶏などの遺伝子検査をして、H5亜型と判明した。 県が設定した鶏や卵の移動制限区域内(3キロ圏内)には23農場・約91万1千羽、搬出制限区域内(3~10キロ圏内)には96農場・約461万8千羽の計約552万9千羽が飼育されている。県は制限区域付近に消毒ポイントを6カ所設け、通行車両の消毒を始めた。(白石昌幸) Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
シャチやシワヒモムシも…「細かすぎる」ガイド本、今度は名港水族館
皆木香渚子2021年11月13日 8時30分 名古屋港水族館(名古屋市港区)で暮らす生き物の特徴や飼育現場の舞台裏を紹介する「あまりに細かすぎる名古屋港水族館ガイド」(ぴあ)が発行された。昨年、東山動植物園のガイド本をつくった2人による水族館版だ。 「ぴあ」中部支社の出版プロデューサー伊奈禎さんと地元編集プロダクションBASARAの吉田はぐさんは、昨年3月に「あまりに細かすぎる東山動植物園ガイド」を出版した。動物の家族関係や個体の性格をモノクロのイラストを中心に紹介する構成。好評だったことから、「あまりに細かすぎる」シリーズとして、名古屋港水族館ガイドを出すことになった。 小さな生き物も多い水族館では、個体ごとの愛称が付けられた動物は、シャチなどの大型海洋哺乳類に限られる。愛称があり個体識別がしやすい生物は、個体ごとの特徴的な行動や性格を、前作同様、手書きのイラストで説明した。サンゴ礁や深海といった生息環境ごとに群れで飼育されている生き物は、アップの写真を使って紹介した。 東山動植物園版に比べ、カラーページが多い。色彩が豊かな水族館の生き物の特徴を伝えるため、写真を多く掲載している。 飼育生物の紹介だけでなく、飼育担当者の仕事内容や館内展示にも焦点を当てている。「進化の海」という骨格標本の展示コーナーを担当する神田幸司さん(45)は「館の展示には細部までこだわりがあり、ガイドブックで紹介できてよかった」と話す。 たとえば、シャチの骨格標本の左側の肋骨をよく見ると、骨折して治った跡があるという。展示の説明にも記されていない情報だが、ガイドに盛り込まれた。「シャチ同士のケンカで折れたのかも。生きていたのだと実感が湧きます」 南極近海に生息する腸のような見た目の生物シワヒモムシの採取時の様子など、飼育担当者から聞き取った専門性の高い内容も掲載している。 取材した吉田さんは、マニアックな話を盛り込みつつも、前提知識がなくても楽しく読めるよう意識したという。「専門的な図鑑は作れないが、生き物たちのすばらしさをお客さん目線で伝えたい」という。 「あまりに細かすぎる名古屋港水族館ガイド」は税込み1300円。全国の書店やネットで購入できる。(皆木香渚子) Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
新幹線乗務中に車掌がスマホゲーム 「位置情報を登録したかった」
2021年11月13日 8時45分 JR東日本新潟支社は12日、上越新幹線の車掌が乗務中に私用のスマートフォンでゲームをしていたと発表した。2011年から乗務中に繰り返し行っていたといい、同社は厳正に処分するとしている。 同支社によると、40代の男性車掌は、5日午前9時24分新潟発東京行き「とき314号」の運転室内で、10~20回にわたって位置情報の登録数を競うゲームをしていたという。 同社の規則では、新幹線車内に私有携帯を持ち込む際は電源を切った状態にし、使用を禁じていた。車掌は「位置情報をより多く登録したかった」と話しているという。 6日に一般の人から同社のホームページに投稿があり、発覚した。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
地球温暖化でどんな影響が出ている? 1.1度でも上がると…
地球温暖化でどんな影響が出ているの? 神奈川県・保谷花音子さん(中1)の質問 ののちゃんのDo科学 ののちゃんは、朝日新聞に連載されている漫画の主人公で、小学3年生。学級担任の藤原先生を相手に、身の回りの不思議を質問します。聞いてほしい疑問はこちらへ。science@asahi.com ののちゃん 地球温暖化の研究が今年のノーベル賞なんだってね。 藤原先生 ノーベル物理学賞を受賞する真鍋淑郎(しゅくろう)さんたちのことね。石油や石炭を燃やすと出る二酸化炭素(CO2)のような「温室効果ガス」によって、地球の空気(大気)があたたまるのが地球温暖化。その研究に早くから取り組んできたことがみとめられたんだって。 のの 昔はこんなに暑くなかったって、大人の人たちが言ってる。 先生 温暖化の影響はもう出ているの。石油や石炭をたくさん使うようになったのは18世紀後半に始まった産業革命から。それから世界の気温は平均で1・1度ほど上がっている。世界の科学者による国連の報告書では、50年に1回しか起こらなかったような暑い日は、10年に1回ほどになっているそうよ。 のの 1・1度でも、影響が出ちゃうんだ。 先生 平均気温がそれだけ上がるのは大きなことよ。日本でも暑い日が増えて、特に異常な暑さを記録した年は1990年代以降に集中している。熱中症の危険が増えたし、果物やコメの育ちかたが悪くなる例もあるの。大雨も増えているし。 のの どうして大雨が? 先生 気温が1度上がるごと… この記事は会員記事です。残り755文字無料会員になると月5本までお読みいただけます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
戻りガツオやマグロ漁にも軽石の影響 高知沖で漂流確認
小笠原諸島の海底火山「福徳岡ノ場」の噴火でできた大量の軽石が、高知沖の海上を漂流している。沖縄や鹿児島の港湾に押し寄せ、その後、太平洋側の黒潮の流れに乗って北上しているとみられる。高知県内でも、漁船の操業を早めたり、漁場を変えたりと影響が出始めている。 室戸岬沖約200キロを漂流する軽石=2021年10月31日午後0時20分、第5管区海上保安本部提供 「このまま漁を続けたら危険だと思って、すぐに和歌山の港へ移動した」 久礼漁協(中土佐町)に所属するマグロはえ縄漁船「隆勝丸(りゅうしょうまる)」は、高知沖約320キロの海域で、漂流する軽石に遭遇した。 黒原隆盛船長によると、10月28日、一帯が暗くなり始めた午後6時ごろ海面が白く光るのが見えた。 「油が漏れたかと思ったが、においがしない。よく見ると軽石だった」 翌朝、魚をさばくための水が出にくくなった。さらに船室の蛇口から米粒大の軽石が出てきた。 漁船は海水を吸い込み、エンジンの冷却水としても利用する。軽石が吸水口に詰まると、エンジンがオーバーヒートして操業できなくなる可能性がある。 軽石を吸い込むと、船底に取り付けられている「濾過(ろか)装置」が詰まり、エンジン故障につながるという=2021年11月8日、高知県中土佐町久礼、羽賀和紀撮影 危険を感じた黒原さんは、予定より早く和歌山県の那智勝浦へ寄港した。「軽石があったのはビンチョウマグロの好漁場。残念だが、しばらくは危ないので近づけない」 久礼漁協の崎山義澄組合長は、秋の旬を迎え、太平洋を南下する戻りガツオ漁への影響も心配する。今年は春先からの豊漁でカツオの価格が暴落。新型コロナウイルスの感染拡大による飲食店の営業自粛も重なり漁師には苦難の年だった。「コロナが落ち着いて飲食店への需要が増える時期。戻りガツオのシーズンに新たな懸念が増えた」と嘆く。 室戸岬から望む太平洋。軽石の漂流が確認されている=高知県室戸市 県内の漁協からは、軽石に関する大きな被害の情報は入っていない。沖合で軽石の漂流が見つかった室戸でも、キンメダイやサンゴの漁場とは離れており、漁船に影響は出ていないという。県漁協室戸統括支所の谷岡大輔・同支所長代理は「軽石に注意して操業し、被害を受けた場合は速やかに報告してほしい」と呼びかけている。 軽石が海の生き物に与える影響はわかっていない。むろと廃校水族館(室戸市)によると、餌と形や大きさが似ているため養殖魚が誤飲する可能性が考えられ、ウミガメの誤飲もあり得るという。 第5管区海上保安本部(神戸市)によると、足摺岬の南約146キロ沖と、室戸岬の南約207キロ沖の2カ所で軽石が漂流しているのを巡回中の航空機が10月末に確認した。 室戸岬沖約200キロを漂流する軽石=2021年10月31日午後2時13分、高知県室戸岬沖、第5管区海上保安本部提供 室戸岬沖では、南北約110キロ、東西約70キロにわたって筋状に広がり、黒潮の流れに沿う形で東へ流れているという。海洋研究開発機構(本部・神奈川県横須賀市)の予想では今後しばらく、高知沖を漂うとみられている。 県は、水産庁が出した注意喚起の通知を海岸沿いの市町村に伝え、軽石への注意を呼びかけている。海上の漁業用施設への漂着を防ぐ効果が期待できるとして、各土木事務所や漁協などに確保しているオイルフェンスの数を確認したり、庁内で情報共有をしたりといった準備を進めている。11月9日時点で県内沿岸への漂着や漁業被害は確認されていないという。(羽賀和紀、清野貴幸、富田悦央) Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
公明議員秘書、国税に再三要望 知人会社の税務調査巡り「顔立てて」
公明党選対委員長の高木陽介衆院議員(61)=比例東京=の公設秘書が昨年12月から今年2月にかけて、知人が顧問を務める会社の税務調査をめぐり、会社側の要望を電話で10回以上、国税庁に伝えていたことが関係者への取材でわかった。秘書は、国税側と会社側との面会の場を設けたほか、同庁職員を議員会館に呼んで会社側の不満を伝えていた。 秘書は朝日新聞の取材に、会社側の要望を繰り返し国税庁に伝えた事実を認めたうえで、「納税者の意見を伝えただけで、圧力をかけたわけではない」と説明。一方、個別の税務調査への介入ではないかとの指摘については「真摯(しんし)に受け止めたい」と答えた。 東京国税局の税務調査を受けたのは、「若返りサプリメント」を販売する会社「健康医学研究所」(東京都新宿区)。 関係者によると、同社は、仕入れ時に支払った消費税が売上時に受け取った消費税を上回った場合に差額が還付される制度を使い、還付を申請していた。だが昨年8月に税務調査が始まり、申し立てていた消費税約1億円の還付手続きがストップ。同社の顧問は還付されないことなどへの不満を知人の秘書に相談した。 秘書は昨年12月下旬以降、調査中を理由に止まっていた消費税の還付を求める同社の要望を、国税庁に電話で繰り返し伝え、社長らと面会するよう求めた。国税側は同月24日に東京上野税務署(台東区)で社長らと面会。だが社長らが対応に不満を持ったため、秘書は同庁に「うちの顔を立てて下さい」と伝えた。その後、同28日には東京国税局(中央区)で再度の面会が行われた。 その後も続いた税務調査の中で、国税側は今年1月27日、社長らに調査結果の見通しを説明し、課税処分する可能性を示した。 秘書は会社側からこの説明内容への不満を聞き、翌28日、国税庁の課長補佐2人を議員会館に呼び、還付が行われていないといった同社の不満を直接伝えた。同社側に不正の根拠を明確に示すことを求めたうえで、「気をつけてもらいたい」と述べたという。 税務調査の結果、東京国税局は今年4月、同社がサプリ原料の仕入れ額を過大に計上し、2019年10月までの1年間で約11億円の所得隠しをし、消費税の還付額も過大に申し立てたと認定。重加算税を含む法人税と消費税計約7億円を追徴課税(更正処分)した。同社はこれを不服とし、7月に国税不服審判所に審査を請求した。 同社は朝日新聞の取材に応じていない。同社の税理士は「消費税還付がされず、資金繰りが厳しくなった窮状を訴えるため、代議士事務所に国税庁への働きかけを求め、動いてもらった、と社長から聞いている」と話した。 国税庁は「個別の税務調査にはコメントしない。一般論として議員や議員秘書からの問い合わせに関わらず、国税庁としては、個々の事実関係に基づき、法令等に照らし適切に対応している」としている。(中野浩至、浦野直樹) <昨年> 8月 東京国税局が健康医学研究所への税務調査を開始 12月下旬 高木陽介衆院議員の公設秘書が国税庁に同社の要望を伝える 24日 東京上野税務署で同社と国税側が面会 28日 東京国税局で再度の面会 <今年> 1月27日 国税側が税務調査の中で同社に課税処分の可能性を示す 28日 秘書が国税庁の課長補佐2人を議員会館に呼び、同社の不満を直接伝える 4月 東京国税局が約11億円の所得隠しなどを認定、同社に約7億円の追徴課税 7月 同社が課税処分を不服として国税不服審判所に審査請求 (関係者への取材による) 高木議員「金銭的な授受も不当な働きかけもない」 高木陽介衆院議員は12日までに朝日新聞の取材に複数回文書で回答し、「秘書は、困っている方の市民相談に応じて、国税当局には公正かつ適正な対応を求めると共に、当事者に丁寧な説明をしてもらいたいと伝えました。もとより金銭的な授受もなければ、不当な働きかけや圧力をかけた事実もありません。『健康医学研究所』関係者とは、私は面識もありません」とした。 ◇ 高木氏の事務所は12日夕、朝日新聞の取材に対し、公設秘書について「既に退職しております」と回答した。 国税OB「こうした行為が許されれば、公平性が損なわれる」 国税OBの朝長英樹税理士の話 今回の公設秘書による一連の行為は、個別の税務調査に介入して特定の納税者が有利になるように口利きをしたと思われても仕方がない。こうした行為が許されれば、税制の公平性が損なわれることになる。 「利害関係ではない」 秘書との一問一答 公明党の高木陽介衆院議員の… Source : 社会 – 朝日新聞デジタル