白石昌幸2021年11月12日 17時13分 鹿児島県は12日、県北西部の出水市の養鶏場で鳥インフルエンザの感染が疑われる鶏が見つかったと発表した。簡易検査の結果、陽性反応が出た。農林水産省の判定で高病原性と確定すれば、国内の養鶏場では秋田県に次いで今季2例目、九州では今季初となる。 県によると、12日午前10時半に農協から「養鶏場で1カ所にまとまって8羽が死んでいる」と県保健衛生所に通報があった。死んだ鶏11羽と衰弱した鶏2羽を調べたところ、12羽で陽性が確認された。高病原性と判明すれば、県は移動制限区域や搬出制限区域を設定し、この養鶏場で飼育されている採卵鶏3万8500羽の殺処分を始める。(白石昌幸) Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
「光るブロッコリー」今年は光りません 駅前の新名物だったけど
2021年11月12日 17時30分 「光るブロッコリー」が、今年は光らないことになった。 名古屋駅前のタクシー乗り場付近の2本のクスノキのイルミネーションが、ブロッコリーのように見えると、ネットなどで話題になってきた。 同駅周辺では毎冬「メイエキイルミ」として、各所でイルミネーションが楽しめる。今年は10日に一斉に点灯された。 JR東海などの4社が「光るブロッコリー」を手がけてきたが、今年は点灯しないという。 4社のうちジェイアールセントラルビルの広報担当者は「今年はクリスマスツリーに注目して」と理由を説明する。 同駅前に設置されたツリーは高さ12メートルで、5万個ものLEDで彩られている。 午前7時から白くほのかに光り、午後5時から午前0時までは色とりどりに輝く。 このツリーの暖かな光がより目立つよう、周辺の光を抑えたという。 11月20日正午にはツリー前で聖霊中学高校(愛知県瀬戸市)のオーケストラ部のコンサートも予定されている。ツリーは12月25日まで見られる。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
大量の軽石の原因、海底火山を観測 専門家「いまだに活発な状態」
磯部征紀2021年11月12日 17時58分 海上保安庁は12日、沖縄県などに大量の軽石が漂着する原因となっている小笠原諸島の海底火山「福徳岡ノ場」の観測結果を発表した。付近では噴気や海水の変色が確認されたほか、軽石とみられる浮遊物も確認されるなど、活発な状態が続いているとみられる。 11日に航空機から周辺を観測した。北側から白色の噴気が立ち上がり、海面には気泡が出ていた。火山活動による金属性の成分と海水の化学反応で生じたとみられる濃い黄緑色の変色水も直径約3キロの範囲で確認。南東約20キロでは、変色水や軽石とみられる浮遊物もあったという。今月1日の観測時と比べて、火山活動でできた島の面積に大きな変化はなかった。 観測に同乗した東京工業大学理学院火山流体研究センターの野上健治教授は「海底火山活動は沈静化したとはいえず、いまだに活発な状態である」などとコメントしている。(磯部征紀) Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
サンマ漁、過去最低の恐れ 「とりすぎた可能性」や温暖化の影響も
近年続いているサンマの記録的な不漁が、今年はさらに深刻になる恐れが出てきた。本州一の水揚げ量を誇る岩手県では10月末時点で、2年連続で過去最低を記録した昨年の同じ時期と比べ4割程度にとどまっており、漁業関係者からは「打つ手がない」と悲鳴が上がっている。 岩手県内の水揚げ量の大半を占める大船渡港に11日早朝、7隻のサンマ漁船が次々と入ってきた。北太平洋の公海まで1週間かけて行き、漁をした成果は今期最高の計386トンだった。 その中の1隻、「第八十八博洋丸」(富山県入善町)は最も多い約80トンを水揚げした。甲板長(63)は「今回はまあまあだった」と言うものの、その表情はさえない。 「サンマ船に30年以上乗っているが、年々とれなくなっている。外国船もいっぱいおり、取り合いだ。これからの時期は海が荒れるので、漁は難しい」 水産研究・教育機構水産資源研究所(横浜市)の予想では、今年の水揚げ量は一昨年の水準に戻らないまでも、昨年は上回るという予想で、漁業関係者は淡い期待を抱いていた。 しかし、全国さんま棒受網漁業協同組合(全さんま、東京都)によると、今年の10月末までの水揚げ量は全国で9440トンで、過去最低だった昨年同期と比べて73%、岩手県は1千トンで、42%にとどまった。 不漁のため値上がり 「もうけない」 不漁のため値段も上がっており、単価は県平均で10キロあたり8140円と、昨年同期比の約1・5倍に跳ね上がっている。 買いつけて関東方面に卸している及川冷蔵(大船渡市)の及川広章社長は「この値段では売り先がない」と嘆く。通販を手がける大槌町内の業者も「予約を受けているので買わざるを得ないが、もうけはない」と頭を抱える。 全さんまの大石浩平専務理事は「日本に近い海ではとれなくなり、北太平洋の公海まで行くため燃料などの経費がかさむ。そのうえ重油の高騰で、この値段では船を出せば出すほど赤字の状態だ」と言う。 2018年には同時期に延べ2497隻が漁をしていたが、不漁のため激減し、今年は840隻に減った。「以前は9、10月が最盛期だったがここ数年は11月。一生懸命とるしかない」と話す。 温暖化、外国船との競合も 全国有数の水揚げ量がある青森県の八戸港では、サンマの水揚げはほとんどないものの、水産資源研究所八戸庁舎(青森県八戸市)で、サンマの資源量などを研究している。 巣山哲・主幹研究員は「現時点では、過去最低だった昨年を下回る可能性がある」と指摘する。 サンマは近年、地球温暖化に伴う海水温の上昇や海流の変化によって資源量が減少。より沖合を泳ぐようになったうえ、サイズも小ぶりになっている。 加えて、昨秋の調査で最も多くサンマがとれたのは、北海道の東のはるか沖合の公海上で、中国や台湾などの外国船と競合している場所という。 「資源量が増えたり減ったりするサイクルがあるとはいえ、過去の傾向などを考え合わせると、取り過ぎた可能性もある」と早急な対策を求めた。(東野真和、横山蔵利) Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
コロナ下、大学生を苦しめた「課題地獄」どうなった?
コロナ下で大学にオンライン授業が普及して以降、急浮上した問題の一つが「課題地獄」だ。「教えた内容が身についているのか不安」「試験の代わりに成績評価に活用しよう」。そんな理由で各教員が相次いで多くの課題を出し、学生たちが勉強に追いまくられるようになった。その後、問題は解決されたのか。 茨城大教育学部2年の女子学生は「コロナ禍の最初の頃は、授業後10分以内に課題を提出するよう求められ、次のコマの間に取り組んだこともありました」と振り返る。 現在、週16コマの授業をとっている。対面は4コマだけで、残るオンラインの授業では、ほぼ毎週何らかの課題が出ているという。 「最近は多くの先生が提出までに十分な時間をとってくれるので、無理なくこなせるようになっています」 ただ、課題のなかでも、授業の感想を書く簡単なものがある一方で、手間のかかるものもある。卵料理を3品作る課題では、調理中の自分や完成した料理の写真を撮り、カロリー計算したリポートなどとともに送信した。自宅周辺で子どもにとって危険な場所を見つけ、サイズを測って報告する課題もあった。 「課題地獄」なぜ起きた 一方、工学部や理学部の友人… この記事は会員記事です。残り1844文字無料会員になると月5本までお読みいただけます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
知的障害の男性をけって死なせた疑い 元非常勤職員を逮捕
2021年11月12日 14時18分 愛知県東浦町の知的障害者施設「なないろの家」で入所者が相次いでけがをした事件で、県警は12日、入所者2人に対する傷害罪で実刑判決を受けた元非常勤職員の水野有幸容疑者(46)を、別の入所者に対する傷害致死の疑いで逮捕した。 逮捕容疑は、2019年3月6日夕から7日朝、入所者の男性(当時49)の腹を蹴り、腸に穴が開くけがを負わせ、同月8日に搬送先の病院で死亡させたというもの。死因はこのけがによる「急性汎発(はんぱつ)性腹膜炎」だったという。 この施設では、他に50代男性2人と80代男性の計3人が腹にけがをし、うち50代の1人が約3カ月後に死亡した。水野容疑者は80代男性と死亡した男性に対する傷害罪で起訴され、名古屋地裁は9月30日、懲役2年4カ月の実刑判決を言い渡し、確定。水野容疑者は3月、起訴分に含まれなかった、もう1人の50代男性への傷害容疑で逮捕され、名古屋地検が捜査している。 地裁判決などによると、水野容疑者は空手の有段者で、知的障害のある入所者の生活支援をしていた。 愛知県は10月、施設の運営法人に対して新規利用者の受け入れを3カ月間停止する行政処分を出した。法人側は第三者検証委員会を設置して、運営体制や、事故や苦情への対応のあり方について検証している。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
東急大井町線の一部区間で運転見合わせ 踏切でタクシーと接触
2021年11月12日 11時27分 東急電鉄によると、東急大井町線の自由が丘―九品仏駅間の踏切(東京都世田谷区)で12日午前8時35分ごろ、タクシーと列車の側面が接触した。この事故の影響で、溝の口―大岡山駅間で運転を見合わせている。遮断機が下りていた踏切にタクシーが入り込んできたという。列車の乗客にけがはなかった。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
沖縄空手は単なる武道にあらず 結婚式で演武、小学校より多い町道場
東京五輪・パラリンピックで初めて空手が採用され、沖縄の空手界が活気づいている。伝統の武芸が世界の脚光を浴びて、地域振興にも弾みがつくと期待が高まる。一方で、先端技術を活用して新しいスポーツを生み出そうという地域もある。「ご当地スポーツ」の現在を探った。 世界に愛好家1億3千万人 10月下旬、沖縄県豊見城市の高台に立つ沖縄空手会館を訪れた。エントランスを入ると真正面に、地元紙の大見出しが躍っている。 「喜友名 金」「県勢初の快挙」。見出しに囲まれた写真は沖縄市出身の喜友名(きゆな)諒(りょう)選手の雄姿。東京五輪の空手・男子形での優勝を報じる号外だ。 会館は「空手発祥の地・沖縄」を国内外に発信する拠点として、県が2017年3月にオープンさせた。 国際大会も開ける競技コート4面を備えた道場のほかに、赤瓦の屋根の特別道場があり、高段者の昇段試験や名人の演武に使われている。本場の空手を体験しようと国内外から訪れる人に最適の流派や道場をアドバイスする案内センター、沖縄空手の歴史を学べる展示施設もある。 空手の起源には諸説あるが、琉球王国の士族が教養として身につけた護身術がルーツとされる。大正時代に本土の大学生に伝えられ、移民や米兵らによって海外にも広まった。 「現在、世界199の国と地域に1億3千万人の空手家、愛好家がいます」 そう胸を張る佐和田勇人(は… この記事は有料会員記事です。残り1273文字有料会員になると続きをお読みいただけます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
~のよ、~だぜ…人気翻訳者が女言葉・男言葉を「必要悪」と言う理由
会員記事 聞き手・刀祢館正明2021年11月12日 12時00分 翻訳小説を読んでいると、女性なら「そんなこと言ってないわ」とか、男性なら「俺は平気さ」といった言い方が登場することが少なくない。実際にそんな言葉を使う人はいまや少ないのではと思うが、翻訳者はどのように考え、訳しているのだろう。「ダ・ヴィンチ・コード」などの翻訳で知られる文芸翻訳者の越前敏弥さんに聞くと、話は翻訳論にまで及んだ。 ――女言葉や男言葉を、実際、翻訳する際にどの程度使っていますか。 「全く使わないわけではなく、最小限にしようと努めています」 ――最小限とは。 「ある種の必要悪、ですかね。この言葉がいいのかわかりませんが。一般に、文字の媒体は映像の媒体と違って、顔は見えないし声は聞こえません。僕が翻訳するフィクションの世界の場合、メリハリをつけざるを得ないということがあります」 後半で、越前さんは『ダ・ヴィンチ・コード』の翻訳で「わ」使ったことを挙げつつ、女言葉・男言葉と向き合ってきた試行錯誤の日々を振り返ります。越前さんがいつも頭においているという「書き手が日本語を知っていたら?」という言葉の意味とは――。 ――メリハリ、ですか… この記事は会員記事です。残り2025文字無料会員になると月5本までお読みいただけます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
Shohei Ohtani wins Silver Slugger Award
New York – Los Angeles Angels two-way star Shohei Ohtani added another honor to his collection on Thursday, winning his first Silver Slugger Award as designated hitter. The 27-year-old joins Ichiro Suzuki as the only Japanese players to win a Silver Slugger. Ichiro, the former Seattle Mariners outfielder, is a […]