31日午前6時半ごろ、那覇市のアパートの一室で火災があり、住人の清掃作業員の女性(21)が病院に搬送され、その後死亡が確認された。沖縄県警は同日、女性の弟で、この部屋に住む高校生(16)を現住建造物等放火の疑いで緊急逮捕し、発表した。県警は、容疑の認否を明らかにしていない。 那覇署によると、高校生は31日午前6時20分ごろ、アパートの一室に放火した疑いがある。この部屋には女性や高校生と母親ら4人が暮らしており、出火当時、母親は外出していたという。 ◇… Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
60年の歴史に幕 震災乗り越えた神戸・長田のダイエーが閉店
森直由、大下美倫2021年12月31日 20時49分 阪神・淡路大震災で倒壊しながら仮設店舗で営業を再開し、地域を支えたダイエー西神戸店。その後を継いだダイエーグルメシティ新長田店(神戸市長田区)が31日に閉店し、あわせて60年の歴史に幕を閉じた。 西神戸店は1961年に開業。JR新長田駅南の大正筋商店街内にあり、ダイエー創業者の故・中内功氏が店頭に立ったこともある地域の中核店だった。だが、95年1月の震災で倒壊し、火災で焼けた。 営業を再開できたのは約5カ月後の同年6月。地元商店主らで立ち上げた共同仮設店舗の一角だった。当時の仮設店舗の写真には、プロ野球パ・リーグで快進撃し、優勝したオリックスを応援する「がんばれ!オリックス 元気です神戸。」と書かれた幕が掲げられている。 その後、市が整備した再開発ビルに移転。2003年に西神戸店は閉店し、近くにダイエーグルメシティ新長田店が開店した。 ダイエー広報は閉店について、周辺のスーパーなどとの競争激化による売り上げ低迷のためと説明する。 神戸市によると、JR新長田駅南地区の人口は、震災前の約4500人から、00年には約2800人まで減少した。その後は再開発で分譲マンションが相次いで建ち、人口は増加に転じた。20年には6千人を超え、それを受けてスーパーが次々と進出した。 近くの女性(75)は「昔は何でもそろっていて、困ったらダイエーに来ていたが、閉店は仕方ない。周辺にほかにもスーパーがあるので」と言う。 地元の商店街で日本茶販売店を営む伊東正和さん(73)は「地域と共に商売を続けて、思い入れがあるだけに寂しい」と話す。 31日午後5時、閉店。店員らが深々と頭を下げると、最後の瞬間を見届けようと集まった人たちから大きな拍手が起きた。(森直由、大下美倫) Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
今こそ未来を語ろう 樹齢100年の森が過疎の村に教えてくれたこと
まっすぐに伸びた太い幹は、節が残らないように20~30メートルの高さまできれいに枝打ちされている。木々の間からは星空が見えた。 岡山県西粟倉(にしあわくら)村の樹齢100年の森。2005年、村長だった道上(みちうえ)正寿さん(71)は、森を育ててきた先祖の存在を感じた。 「目の前に見えとる問題なんてくだらん。もっと遠くを見んと。昔の人の知恵を今、授からにゃいけん」 前年、村は合併をせず、単独で残る道を選んだ。当時の人口は約1700人。兵庫、鳥取との県境にあり、林業を支えとする村には、これといった特色もない。輸入木材の影響で木材の価格は下がり続け、若者は村を出て行く。道の駅の観光施設も赤字。コンサルティング業者も交えた話し合いで村人は「村には何もない」「どうにもならん」とこぼし、議論は行き詰まった。 コロナ禍で先行き不安が増す中、「未来」への関心が高まっています。未来をどうデザインしていけばいいのか。過去の「遺産」と向き合うことで未来を切り開いた、過疎の村の歩みを手がかりに考えます。 何かに迷ったらいつも行く樹… Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
「新年はコロナが終息するように」 京都・八坂神社で「をけら詣り」
吉村駿2021年12月31日 20時56分 新年の無病息災を祈り、京都市東山区の八坂神社で31日夜、境内の火を持ち帰る年越し行事、「をけら詣(まい)り」があった。午後7時半ごろ、境内3カ所にある灯籠(とうろう)でキク科の薬草オケラに火がつくと、参拝者らが、竹で編んだ「吉兆縄(きっちょうなわ)」に次々と火を移していた。 新型コロナウイルス感染対策で、神社の入り口を東大路通に面する西楼門と、北門の2カ所に限定。境内は一方通行にし、31日深夜は露店の営業もなかった。 同神社によると、をけら詣りは江戸後期に始まり、コロナ禍前は例年約25万人が訪れていたという。授かった「をけら火」を、火種にして雑煮を食べると、1年を健康に過ごせると言われている。参拝者らは、火が消えないように、吉兆縄をぐるぐると回しながら持ち帰った。 権禰宜(ごんねぎ)の東條貴史(たかふみ)さん(35)は、「をけら詣りは、疫病退散の御利益がある八坂神社で脈々と続いてきた神事。新年こそは、一刻も早くコロナが終息することを願っています」。 学生時代を過ごした京都で年越ししようと名古屋市から訪れた早戸嘉則さん(46)は、「今年はコロナで週1回しか出社できず人との距離ができてしまった。来年はコロナや病気にかからないのはもちろん、人とのコミュニケーションも早く元に戻ってほしい」と話した。(吉村駿) Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
京都府内のJR山陰線、列車3本で乗客宿泊 大雪で倒木影響
2022年1月1日 1時20分 京都府内のJR山陰線で12月31日夜、大雪の影響とみられる倒木が相次ぎ、列車の運行に遅れが出た。このうち特急列車など3本が、途中の駅などで運行を停止。JRはこの3本に乗っていた乗客計約100人が車内で宿泊できるように準備した。 JR西日本福知山支社によると、31日夜、京都府綾部市などのJR山陰線で、特急列車と普通列車計3本が、運行中に相次いで倒木を見つけた。このうち特急きのさき(京都発福知山行き)2本が倒木に接触したが、けが人はなかった。 この列車3本は倒木を取り除いて運転を再開。しかし、倒木の警戒のため徐行運転が続き、後続列車を含め3本が途中駅で運行を停止したり、未明に終着駅に着いたりしたという。 同社は倒木のため、園部―綾部駅間で運転を見合わせた。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
2022年迎え明治神宮で終夜参拝再開 人出はコロナ禍前の半分程度
横山輝2022年1月1日 1時40分 2022年を迎え、明治神宮(東京都渋谷区)では2年ぶりに「終夜参拝」を再開した。参拝客数はコロナ禍前の半分ほど。広報担当者は「やっぱり家にいようかな、という人が多かったのでは」と話した。 午前0時、年越しを知らせる太鼓の低音やさい銭の「チャリン」という音、参拝客が手を合わせる音が交差した。コロナ禍前は年間300万人ほどが訪れていたが、「もっと人がいるかなと思っていた。この寒さや、オミクロン株の拡大が影響したのでは」と広報担当者。0度前後という冷え込みの中、足を運んだ参拝客は、手を合わせて思い思いに祈った。 高校時代の友達と2人で訪れた中島慶斗さん(21)は「周りにいてくれる人の健康」を祈った。コロナ禍で、人との関わりはネット上が大半。感染拡大が落ち着き、「メシ行こう」と誘ってくれた友達がありがたかった。「何げない日常が続く1年であってほしい」 夫と子ども2人の4人で訪れた安藤真弓さん(49)は「無事に1年を過ごせたことのお礼にきました」。引っ越しや長女の大学受験、長男の高校進学といった「イベント」が続いた年。「今年も、体調崩すことなく。ね?」と、ベンチコートを着込んだ長男に話しかけた。(横山輝) Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
「いま生きるのに必死」 大みそかの夜、炊き出しに120人が行列
コロナ禍の収束が見えない中、住まいや仕事を失った人に大みそかの食事を提供する炊き出しが31日、東京都内であった。 豊島区の東池袋中央公園では、NPO法人の「TENOHASI」が午後6時から焼き肉弁当を配布。30分前には約120人が列を作っていた。 TENOHASIは、1月2日にも同じ場所で支援をします。食料の配布は午後6時からで、なくなり次第終了します。 「やっていてほっとした。とにかくありがたい」。配布を待つ列で、黒いコート姿の男性(63)は話した。前年も同じ場所で炊き出しを利用した。「今年もやっているかも」と訪れたという。 運送会社を経営したり、個人で運送の仕事をしたりしていたが、コロナ禍に入った2020年春から仕事は激減。住まいのアパートを追われ、所有していたトラックも売った。都内の公園などで1年あまり、路上生活を続けている。 現場で感染者が出て仕事がストップ 21年もコロナ禍が完全に収… Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
毎日1枚ずつ小銭集め…「月光仮面」から佐渡の交番へ大みそかの寄付
高億翔2021年12月31日 21時02分 「毎日1枚ずつ集めた小銭です 交通事故などで困っている人に少しでも役立てば幸福です 月光仮面」 2021年の大みそか、「月光仮面」を名乗る匿名の寄付が新潟県の佐渡島にある両津交番と佐和田交番に届いた。 佐渡署によると、匿名の寄付は島で1974(昭和49)年から続き、今回で49回目という。ポリ袋にたくさんの硬貨で計2万3千円余りが入っていて、「一年間財布の中の小銭を集めたものです。わずかですが交通遺児のために使ってください」などと書かれたメモも入っていた。 佐渡署の金井幸雄副署長は「寄付を頂いた方々には心から感謝申し上げます」などとコメントを出した。この「お年玉」は県の交通遺児基金に寄付し、役立ててもらうという。(高億翔) Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
年越しの「相談村」、訪問者は前年の2倍に コロナ禍で生活苦しく
長期化するコロナ禍で生活が苦しくなった人たちを支援するため、弁護士らのグループが31日、「年越し支援・コロナ被害相談村」を東京都新宿区の大久保公園で開いた。自治体などの窓口の多くが閉まる年末年始に、労働や生活に関わる相談を受けたり、コメや野菜などの食料品を提供したりする場をつくっている。元日も午前10時~午後4時に同公園で開く。 労働組合や弁護士らでつくる実行委員会が前年に続いて開催した。会場には、女性のためのブースも設けられ、女性スタッフだけで相談にのる態勢が整えられている。 実行委によると、31日午後4時時点で、20代から90代の208人が訪れたという。前年の大みそかの2倍の人数だった。寄せられた相談の中には、システムエンジニアとして月収が100万円あったが、失職して今は野宿生活をしている男性(56)や、3カ月前に解雇されてアパートの家賃を払えなくなったという男性(55)など、仕事や住まいを失うケースが目立つという。 共同代表の棗(なつめ)一郎弁護士は「失業期間が長引く中で、今回は労働相談も増えている。行政は失業対策に取り組むべきだ」と話す。(藤崎麻里) Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
En Asie, naissance de la plus vaste zone de libre-échange du monde
L’Asie fait un pas important vers son intégration économique et commerciale. Le Partenariat régional économique global (Regional Comprehensive Economic Partnership, RCEP), négocié depuis 2011 et qui entre en vigueur ce 1er janvier 2022, devrait donner naissance à la plus vaste zone de libre-échange du monde après un abaissement progressif des droits de […]