Japan’s Shohei Ohtani delivered a season for the ages, while the ‘Field of Dreams’ game staged in the middle of a cornfield reaped huge ratings, but Major League Baseball ended the year on a sour note with a work stoppage that could alienate fans. In Ohtani’s first full MLB season […]
コロナの「闇」照らせ 福岡・糸島高でイルミネーション点灯
2021年12月15日 12時00分 コロナ禍で高校生活を送り、受験シーズンを迎えた3年生を励まそうと、福岡県立糸島高の生徒会が校庭にイルミネーションをともした。 吹奏楽部がクリスマスソングを演奏後、庭木を飾る計2万4千球のLEDライトが一斉に点灯。校舎の窓から見守っていた3年生らから歓声が上がった。 「中止された学校行事の代わりに」と生徒会執行部が企画。費用はPTAと同窓会が持った。明るい黄色の光が年末までコロナの「闇」を照らしてくれる。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
コウテイペンギン現る!太陽との別れ、陽光のない1カ月半の極夜へ
「コウテイペンギンが来てる!」、無線から声が響いた。「海氷上に2羽!」。カメラを担いで海岸を歩いていた私は慌てた。 ペンギンは見慣れている。群れでやって来るし、昭和基地内を散歩していたのもいたし……というのはアデリーペンギンだ。営巣地が近いので、夏はよく出会う。でもコウテイは違う! 営巣地が遠く、めったに現れない。南極で1年余り暮らしても「一度も見られなかった」という越冬隊員も多い。 それが今、目の前の凍った海の上にいるらしい。「千載一遇のチャンス、撮らなきゃ」と思うが、飛び出せない。海氷はどこに割れ目が潜んでいるかわからず、安全を確認したルート以外は出られない。徒歩や一人でも禁止。基地中心部に戻り、無線連絡を入れて……と手順も踏まなくては向かえない。「待ってて」と祈りながら、分厚い羽毛服に雪ぐつ、重い荷物を抱えて雪の中をどたばた、早歩きと変わらぬほどのスピードに情けなくなる。早くもスノーモービルで海氷上に出ていく隊員の姿が遠くに見えて、なお焦る。 12月21日~南極記者サロン「過酷下も快適、建物技術を宇宙へも」 地球上最も過酷な環境で暮らす南極の越冬隊員たち。その建物には極寒やすさまじい風雪にも耐える工夫や秘密がいっぱい。宇宙基地にもつながる最新研究も進んでいます。越冬経験者が語り合います。参加無料。申し込みは募集ページ(https://ciy.digital.asahi.com/ciy/11006446別ウインドウで開きます)またはQRコードから。 コウテイペンギンのそばにた… この記事は会員記事です。残り746文字無料会員になると月5本までお読みいただけます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
北の大地でワイナリー急増、みかん畑はアボカドに 変わる栽培適地
農業は天候に左右されやすく、気候変動は農家にとって切実な悩みだ。猛暑や長雨といった異常気象が農作物の出来に響く一方で、温暖化に適応しようと、新たな農作物の栽培を模索する動きもある。 農林水産省の「地球温暖化影響調査レポート」によると、国内の年平均気温は100年に1・26度の割合で上昇している。2020年は平年値を0・65度上回り、統計のある1898年以降で最も高くなった。 レポートは「農業は気候変動の影響を受けやすく、近年、温暖化による農産物の生育障害や品質低下等の影響が顕在化している」と分析する。例えば水稲は、出穂期以降の高温が影響し、白く濁る白未熟粒の発生が相次ぐ。品質や収量の低下につながり、2020年に報告のあった都道府県は33自治体に上った。 りんごは高温による着色不良・着色遅延が10自治体であった。温州みかんは、皮が果肉から離れる「浮皮(うきかわ)」や果皮の「日焼け」がそれぞれ9自治体あった。 小麦や米からピノ・ノワール栽培へ こうした温暖化の中で、農家は適応を始めている。 北海道では、温暖化でワイン… この記事は会員記事です。残り1321文字無料会員になると月5本までお読みいただけます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
養鶏場にネズミのフン? 鳥インフル媒介の可能性、農水省指摘
長妻昭明2021年12月15日 9時02分 熊本県南関町の養鶏場で発生した高病原性鳥インフルエンザについて、農林水産省は疫学調査の結果を公表した。感染経路は特定できなかったが、養鶏場にネズミのふんや野生動物が通れるほどの隙間が確認されたことから、ネズミがウイルスを媒介した可能性があるという。 農水省の疫学調査チームが3日に現地で調べたところ、鳥インフルが発生した鶏舎にネズミが通れるほどの隙間があり、内部でネズミのものとみられるふんや足跡が複数確認された。ウイルスは野鳥やふん、ネズミ、人を介して感染することから、ネズミが感染経路の可能性があるという。 養鶏場は感染リスクのある公道を挟んで鶏舎が2カ所に11棟ある。1カ所は消毒や訪問者用の長靴の用意などの対策を講じておらず、もう1カ所と自由に行き来できるようになっていた。鳥のふんを運び込む堆肥(たいひ)舎では防鳥ネットが張られておらず、いずれも農水省が定める飼養衛生基準に反していた。 その一方で、従業員が鶏舎に入るときは靴底と手指を消毒して定期的に消石灰をまき、鶏に与える水を塩素消毒するなど、基本的な対策は講じられていた。 農水省の消費・安全局動物衛生課は、13日までに国内で今季9例の感染が確認されているとして、養鶏農家に「10月から5月まで海外からウイルスを持ち込むことが多い渡り鳥が日本に来るので、全国どこにでもウイルスがあるものと思って飼養衛生基準を徹底してほしい」と呼びかけている。(長妻昭明) Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
乳児を2階から投げ落とし殺害か 容疑の23歳女を逮捕 千葉の施設
2021年12月15日 9時47分 生後間もない男児を建物の2階から投げ落として殺したとして、千葉県警は14日、同県四街道市の自称アルバイトの女(23)を殺人容疑で逮捕し、15日、発表した。容疑を認めているという。女は男児の母親とみられる。 四街道署によると、女は10日ごろから14日午前10時55分ごろまでの間に、同市内の障害者施設の2階から、生後間もない男児を敷地内に投げ落として殺害した疑いがある。女は施設の入居者とみられる。 14日、プロパンガスの業者が、施設の裏の草の上で裸の男児が倒れているのを発見。施設関係者が「建物の裏に裸の赤ん坊の遺体がある」と110番通報した。この施設は精神障害者や知的障害者を対象とするグループホーム。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
太平洋戦争開戦の日、先生は真珠湾攻撃の話をしなかった
太平洋戦争の開戦から80年。1941(昭和16)年12月8日、あえて真珠湾攻撃の話をせず、通常の授業をした先生がいました。「がっかりしたが、今になってみるとすごい人だった」と振り返る教え子の男性が、当時の様子を朝日新聞「声」に投稿してくれました。思想統制の及ぶ教育現場でのその先生の行動は、「あの当時、普通ならできない」と歴史社会学者の蘭(あららぎ)信三・大和大教授は話します。あのころ、人々は何を考え、どう行動したのでしょう。 まずは教え子、長野県の竹松進さん(89)の投稿「開戦 通常の授業した先生」(11月17日掲載)をご紹介します。 「開戦 通常の授業した先生」 太平洋戦争の始まった1941(昭和16)年、私は国民学校4年生。12月8日は月曜日なので定例の全校朝会があり、校長先生から「日本がアメリカ、イギリスと戦争をすることになった」との話がありました。「アメリカは月曜日ではなく、日曜日なんだ」と時差があるのを初めて知ったことだけ覚えています。 教室に戻り、担任の先生から、日本軍の勇ましい真珠湾攻撃の話が聞けると楽しみにしていました。しかし、時間割通り国語の授業になりました。休み時間に隣の組の子たちは「戦争の話をいっぱい聞いたよ」と誇らしげに話してくれるのでした。 先生は修身の時間に教科書を使わず、「良寛さま」を手製のガリ版刷りを使って授業。廊下で学年主任が目を光らせていたことが、子どもながら気になっていました。それからも担任の先生からは戦争の話を聞くことはなかったのでした。 戦後、教員になった私が「戦争の話をなぜしなかったのですか」と尋ねたら、「戦争は嫌いだから」との答えでした。今になってみると、すごい人だったと思います。大人の誰もが負けると言わなかった時のことです。 当日の様子をもっと聞いてみたいと思い、竹松さんにZoomでお話を伺いました。 「戦争慣れ」していた日々 12月8日の朝、ラジオで開… この記事は会員記事です。残り2210文字無料会員になると月5本までお読みいただけます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
「別フレ」買えなかった女の子へ 閉店する本屋の意地、導かれた結末
2017年10月、「那須ブックセンター」は本屋の空白地域だった那須高原にオープンした。 本屋が減り続けるなか、時代に逆行して「町の本屋さん」として開いた店だ。 そんな書店を毎月13日に訪れる、小学生の女の子がいる。 レジに持ってくるのは、講談社の少女向け漫画誌「別冊フレンド」。 2年ほど前から、発売日に来ては買ってくれる。 初めのうちは目も合わせてくれず、書店で本を買うことに慣れていないように見えた。 「こんにちは」「どの連載が面白いの?」 店長の谷邦弘さん(64)が声をかけるうちに、次第に話をしてくれるようになった。 「東リベ」とのコラボで そんな女の子が、12月は発売日より前に書店を訪ねてきた。 「今月も入ってきますか?」 最新号は、漫画「東京卍リベンジャーズ」の付録つきだ。 少年向け漫画誌の人気作とのコラボ企画とあって発売前から話題に。 女の子は定期購読をしているわけでなく、書店に並んだ本を毎月買っている。 人気になりそうだと聞いて、心配になったようだ。 彼女の不安は的中していた。 すでに取次会社から「入荷ゼロ」と案内が来ていたのだ。 「おじさん頑張るから。何と… Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
麻薬密売組織トップか 覚醒剤所持などの疑いで男ら逮捕 愛知県警
2021年12月15日 7時00分 覚醒剤を営利目的で所持したなどとして、愛知県警は覚醒剤取締法違反などの疑いで、薬物密売組織のトップとみられる男2人を逮捕し、14日発表した。 逮捕されたのは、イラン国籍で名古屋市北区の無職ネマティ・アスル・ベフルーズ(25)、山口県岩国市の自称塗装業中村則夫(58)の両容疑者。 薬物銃器対策課によると2人は他の者と共謀し昨年7月9日、名古屋市中区の路上で、覚醒剤約44グラム(末端価格約267万円)や乾燥大麻約25グラム(同約15万円)などを営利目的で所持した疑いがある。県警は認否を明らかにしていない。 県警は、2年ほど前にこの2人が密売組織の関係者であると把握し、捜査を開始。組織のトップで、薬物を仕入れて密売を指示していたとみている。違法薬物の取引現場を確認するなどしてきたという。 2人の関係先からは覚醒剤約43グラムや注射器、現金などが押収された。県警は、薬物の入手経路や売り上げの実態のほか、暴力団関係者の関与についても調べている。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
言えなかった「バカヤロー」 弟殺した死刑囚と向き合った「80分」
犯罪被害者と加害者に、対話の場を――。加害者家族を支援するNPO法人代表や交通遺族など7人が、任意団体「犯罪に巻き込まれた人々の支援」(仮)を11月に立ち上げた。そのうちの1人が、1983年に保険金目的で弟(当時30)を殺害された大分県の原田正治さん(74)だ。許せるはずもない加害者と重ねた「80分間の対話」でみえてきた「支援のかたち」とは。 ――加害者と面会しようと思ったのはどうしてですか? トラック運転手だった弟の明男を保険金目当てで殺した雇い主の長谷川敏彦・元死刑囚と面会したのは、事件から10年後のことです。「どんな顔をしているのかな、一度会ってやろう」と思いました。原則は面会できない死刑確定後も、手紙のやりとりをふまえて拘置所にお願いしたところ、所長の裁量で面会させてもらえました。 ――面会ではどのようなやりとりがありましたか? 最初の面会時間は20分ほど。そばには刑務官がいるし、初めての経験だったので足が震えました。あっという間に終わってしまい、相手の言葉を聞くだけで精いっぱいでした。「バカヤロー」と言葉をぶつけようと思っていたのに、言えませんでした。 ただ、長谷川君は「申し訳ありませんでした」と繰り返し、「これで私はいつでも喜んで死ねます」と言いました。私の目を見て、面会部屋で同じ空気を吸うなかで謝罪の言葉を聞いたのは、私の中では大きいことでした。それまでも手紙はたくさんきていましたが、100通の手紙より、1回の面会のほうが気持ちが伝わってきました。 遺族として死刑執行の停止求める 「もっと話したい」 ――その後も面会を重ねたのは、気持ちに変化があったからですか? 必死に謝る長谷川君と話しているうちに、こちらの気持ちも、なんだか溶け出していく感覚を覚えました。でも、許したわけではないんです。今でも絶対に許せない。最大の被害者は弟ですが、僕も事件を受け入れられなくて、お酒をたくさん飲むこともありました。事件が起きて、妻とも離婚してしまいました。僕の人生も壊された。許せるはずがない。 でも、なぜ弟が殺されなければならなかったのか。「加害者と話をしないと何もわからないのではないか」と思い始めました。 ――長谷川死刑囚は2001年12月に死刑が執行されました。葬儀にも出席したそうですね。 面会は結局計4回、全部で8… Source : 社会 – 朝日新聞デジタル