北朝鮮による拉致被害者家族連絡会(家族会)は11日、東京都内で臨時総会を開いた。拉致被害者の田口八重子さんの兄、飯塚繁雄さん(83)が体調不良により代表を辞任し、横田めぐみさんの弟拓也さん(53)が3代目の代表に就任した。田口さんの長男の飯塚耕一郎さん(44)が事務局長に就いた。 飯塚繁雄さんは2007年11月、初代代表の横田滋さん(昨年6月に87歳で死去)が体調不良で辞任したのに伴い、2代目代表に就任。しかし、17年ごろから体調を崩して入退院を繰り返し、集会や記者会見での途中退席が続いていた。 飯塚繁雄さんは11月に家族… この記事は会員記事です。残り212文字無料会員になると月5本までお読みいただけます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
竜が虎が亀が迫ってくる……越後のミケランジェロがいた 新潟・魚沼
会員記事 文・佐藤恵子、写真・迫和義2021年12月11日 17時00分 越後のミケランジェロ――。そう呼ばれる芸術家が山里にあまたの作品を残した。150年ほど前のことだ。何者なのか。 越後にも「ミケランジェロ」と呼ばれる人がいた。故郷に偉大な芸術家の名にたとえられる人がいたと知り、代表作がある西福寺(さいふくじ)(新潟県魚沼市)へ向かった。 お堂に入り、小さくうなってしまった。5メートル四方の天井がびっしりと彫られ、鮮やかな色を放っていた。僧侶、曲がりくねった竜、もくもくとわき出る黒煙……。どれも立体的で、不思議と迫ってくるように感じた。 よく見ると、ほかにも生き物がいる。虎、亀……。口をあんぐり開けたまま見上げていると、平沢龍彦副住職(33)が教えてくれた。「あそこにワシやスズメも」。次々に「隠れキャラ」が現れ、面白くなっていく。 「越後のミケランジェロ」と称される石川雲蝶(うんちょう)が1850年代に完成させた大彫刻で、「道元禅師猛虎調伏(どうげんぜんじもうこちょうぶく)」と呼ばれる。曹洞宗の開祖・道元禅師が山で修行中に虎に襲われ、投げつけた杖が竜に姿を変える。そんな場面だ。「透かし彫り」という技法によって、浮かび上がるように見えるという。 記事後半では、地元で人気のグルメスポット紹介や会員登録すると応募できるプレゼントもあります。 雲蝶は江戸で生まれ、仕事を… この記事は会員記事です。残り845文字無料会員になると月5本までお読みいただけます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
【写真まとめ】BIG BOSS新庄監督 就任後の軌跡をたどる
2021年12月11日 17時30分 11月4日にプロ野球・北海道日本ハムファイターズの監督就任会見を行って以降、多くの話題を振りまいている「BIG BOSS(ビッグボス)」新庄剛志氏。これまでの様々な写真をまとめました。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
「野村さんはプロ野球のお父さん」 日本ハム新庄監督ら思い出語る
プロ野球ヤクルト、南海、阪神、楽天で監督を務め、昨年2月に亡くなった野村克也さん(享年84)。11日、東京・神宮球場で営まれたしのぶ会には薫陶を受けた多くの球界関係者が訪れ、日本ハムの新庄剛志監督(49)、稲葉篤紀ゼネラルマネジャー(49)、栗山英樹・前監督(60)も参列し、故人を懐かしんだ。 ほとんどの参列者が喪服姿だった会場で異彩を放っていたのが新庄監督だ。グレーのジャケットにタートルネックのセーター。「阪神時代に僕が勧めたブランドで、野村さんが一番気に入っていた服。この会にどうしても着たかったので(息子の)克則君に頼んで頂いた。5万~6万円かけてお直ししてもらいました。野村さんのにおいが残っているような気がします」 野村さんを一言で評すると「プロ野球のお父さん」という。「ファンあってのプロ野球。そして、メディアを通して(チームを)コントロールするという考えは、なるほどなあ、と。僕も今、監督として選手とファンを意識しながら発信しています」と話した。 さらに新庄監督は、野村さん… この記事は会員記事です。残り628文字無料会員になると月5本までお読みいただけます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
ノムさんの言葉「バイブル」 しのぶ会に2800人 神宮球場
プロ野球のヤクルト、楽天などで監督を務め、昨年2月に84歳で亡くなった野村克也さんをしのぶ会が11日、ヤクルトの本拠地・神宮球場(東京都新宿区)であった。ファンやゆかりの人ら約2800人が訪れ、様々な思い出を胸に、最後の別れを告げた。 球場周辺には野村さんが所属した6球団の帽子やユニホーム姿のファンも。同区の小学5年生、大高仁和(にな)さん(11)は西武ファン。「野村さんが色々な選手を育ててくれて、いまの野球がとても面白くなっている。ありがとうございます、と伝えました」 杉並区の自営業上条賢治さん(51)と妻京子さん(54)は「野球の奥深さを教えてもらった」と話す。野村さんが雑誌のコラムで「昔は内野席でスコアを付けて観戦する客がいた」とぼやくのを読んで以来、年間60試合ほど訪れる球場に、スコアブックを欠かさず持参する。今季のプロ野球は野村イズムを継承した高津臣吾監督が制した。「日本シリーズを一番楽しんだのは、野村さんだったのでは」と笑った。 野村さんが指導したシニアリーグのチームと監督として対戦した世田谷区の会社役員菅井実人さん(74)は「球場では野村さんからあいさつにみえた。『君のチームに並ぶのに5年、追い越すのにさらに5年かかる』と言われたのは非常に光栄だった」と振り返る。 同区の自営業川上立雄さん(63)は、野村さんの言葉に勇気づけられてきた。「名言は多いが、核心は『目的を持って行動しなさい』『先には必ず光がある』だと思う。普段の仕事は日の当たらない面もある。どんな状況でも力をくれるバイブルのようだ」と感謝した。 この日、球界関係者らが出席する式典もあった。野村さんの下で臨んだ1992年の日本シリーズで3完投した岡林洋一さん(53)は、「選手として最高の経験をさせてもらった。『一流になれ』『感性を磨け』『メモをとれ』。当時かけてもらった言葉は、現役を引退した後の方がより重みを感じる」と恩師をしのんだ。(山本亮介) Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
奇抜なデザインで笑顔に 肌荒れ防ぐマスク、化粧品会社が考案
2021年12月11日 21時22分 新型コロナ禍でマスクが手放せない生活が続くなか、乾燥や摩擦から肌を守る「フェイスリペアマスク」を、大阪市の化粧品会社「ユノス」が販売中だ。 美容液を染みこませた特殊な不織布で、保湿効果は約1時間続く。外出時は普段のマスクと重ねて使え、息苦しくないように鼻と口の前には穴を開けた。 肌荒れに悩む人を笑顔にしたいと社長自ら発案した。担当者は「奇抜なデザインで着ける人も見る人も笑顔にできれば」。同社ホームページなどで買える。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
震度5強の悪石島から避難始まる 16人が奄美大島へ
会員記事 奄美通信員・神田和明2021年12月11日 21時30分 震度5強の地震が9日にあったトカラ列島の悪石島(あくせきじま、鹿児島県十島〈としま〉村、75人)から、希望する住民の島外避難が11日、始まった。親子連れら4世帯16人が村営フェリーで奄美大島の名瀬港(同県奄美市)に到着。荷物を詰め込んだバッグを手にタラップを下り、それぞれの滞在先に向かった。 郵便局長の津波古(つはこ)香織さん(43)は消防団長の夫を島に残し、2児を連れて避難した。震度5強のときは職場にいたが、激しい揺れに「家が崩れるのではと思った。自宅では食器が落ちて割れていた」と振り返る。「いつまた大きな揺れがあるか不安だった。今夜からゆっくり寝られます」とほっとした表情の一方、「揺れが収まって早く帰れるようになってほしい」と話した。 避難者は、村が借りるホテルや親戚宅などに滞在する。12日には、悪石島から8世帯14人が鹿児島市にフェリーで向かう。 震度5強の地震を受け、気象… この記事は会員記事です。残り195文字無料会員になると月5本までお読みいただけます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
ワクチン接種しYOSAKOIソーランを観覧 札幌で実証実験
佐野楓2021年12月11日 18時30分 新型コロナウイルスワクチンの接種証明などで感染拡大時の行動制限を緩和する実証実験が10日、札幌市内のイベントで実施された。今回はコロナ禍で2年連続中止となった「YOSAKOIソーラン祭り」の実行委員会が協力。同委が主催した3日間の公演「北海道元気文化祭」の初日に行われた。 会場の定員934人に対し、実験では600人の定員を設け、約500人が来場。来場者は入り口でワクチン接種証明を提示し、それがない場合は会場外で無料の抗原検査を受けてから入場した。 出演したYOSAKOIチームなど約300人もワクチン接種証明を事前に確認。公演では観客の手拍子に合わせて、10団体がパフォーマンスを披露した。 北海道内での実験は10月に飲食店、11月にカラオケ店とライブハウスであり、今回が最後となる。実行委の星野尚夫会長は「実験を糧に来年の祭りの開催に知恵を出していきたい」と話した。内閣官房新型コロナウイルス感染症対策推進室の石橋英宣参事官は「年末に東京である最後の実験などと共に結果を検証し、ワクチン・検査パッケージが実際に適用された際のオペレーションに生かしていく」と語った。(佐野楓) Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
電車内で事件に遭遇…その時記者は 疑似体験して初めてわかったこと
【動画】鉄道車内からの避難を記者が体験した=瀬戸口翼撮影 東京・京王線車内で起きた刺傷事件を受けて始めた企画「鉄道と安全」には、読者から多くの反響が寄せられている。通報ボタンを押すとどんな音がするのか。乗務員に何を伝えればいいのか――。疑問に答えるため、記者が車内からの避難を体験した。 京急電鉄(本社・横浜市)の協力を得て、使われていない駅ホームに停車した4両編成の回送電車を使った。電車に乗り込むと、3両目で不審者が刃物を振り回していると想定した。 2秒後に「どうしましたか」 記者はまず、非常通報装置(通報ボタン)を探した。ドア上部に通報ボタンと消火器の位置が掲示してあり、すぐわかった。通報ボタンの位置は車両によって異なる場合がある。車いす優先車両などは席の配置が異なるためだ。運転課の池田功一課長補佐は「できれば、乗車時に通報ボタンがどこにあるのか確認して欲しい」。この車両は連結部分の近くにあった。 「非常の場合 SOS」と書かれた通報ボタンの扉を開くと、大人の親指より一回り大きい赤いボタンがある。押すと「ビー」というけたたましい音が響いた。イヤホンで音楽を聴いていても、通常の音量ならば気付くほどの大きさだった。ボタンは高齢者でも簡単に押せそうな固さだ。 2秒ほどで「どうしましたか」と声が聞こえた。「刃物を振り回している人がいる」と伝えると、ボタンの上にある4桁の数字を読み上げるよう指示された。車両番号だという。 続いて「不審者を刺激しない… この記事は有料会員記事です。残り1439文字有料会員になると続きをお読みいただけます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
「母が元気なうちに姉と再会を」家族会・新代表、横田拓也さん
北朝鮮による拉致被害者家族連絡会(家族会)は11日、東京都内で臨時総会を開き、拉致被害者の田口八重子さんの兄、飯塚繁雄さん(83)が体調不良のため代表を退任し、横田めぐみさんの弟拓也さん(53)が後任に就くことを決めた。いずれも同日付。 飯塚さんは2007年、初代代表だった横田滋さん(昨年6月に死去)が体調不良で退いたことに伴い、代表に就任。ただ、17年ごろから体調を崩して、集会や記者会見を途中退席することが目だち、今年11月中旬には緊急入院していた。 同月に家族会や支援団体「救う会」が開いた集会でも、冒頭にあいさつをした後、退席していた。あいさつでは「首相や拉致問題担当大臣がめまぐるしく代わるたび解決をお願いしたが、結果が出ません。私たちは苦しい立場に置かれていますが、絶対あきらめられない」と訴えていた。 この日の臨時総会に、田口さ… この記事は会員記事です。残り202文字無料会員になると月5本までお読みいただけます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル