数字は語る 「人間、つれえ時ほど、あめえものが必要なんだ」 朝ドラの和菓子屋のお父さんのセリフではないが、コロナ下でケーキの売り上げが好調だ。 総務省の家計調査報告によると、2020年の1世帯(2人以上)あたりのケーキの支出金額は7151円と10年ぶりに7千円台を回復した。前年比157円増、2%の伸びだ。 月別に見ると、12月が1384円と他の月の2倍以上にのぼる。何はなくともクリスマスにはケーキ、という需要は堅い。 協同組合全日本洋菓子工業会… この記事は会員記事です。残り660文字無料会員になると月5本までお読みいただけます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
5人死傷のタクシー事故、病死の運転手を書類送検
2021年12月9日 13時37分 東京都千代田区で9月、タクシーが歩道に突っ込んで5人が死傷した事故で、警視庁は9日、事故翌日にくも膜下出血で死亡した山本斉運転手(当時64)=東京都杉並区=を自動車運転死傷処罰法違反(過失運転致死傷)と道路交通法違反(過労運転等)の疑いで容疑者死亡のまま書類送検した。同庁への取材で分かった。 麴町署によると、運転手は9月11日午後4時20分ごろ、千代田区九段南1丁目の都道(内堀通り)で、体調不良だったのにタクシーを運転。操作を誤って自転車に接触して男性と女児にけがを負わせた上、歩道に乗り上げて小林久美子さん(当時73)=東京都品川区=をはねて死亡させ、タクシーの男性客にもけがを負わせた疑いがある。 タクシーのドライブレコーダーの映像には、事故直前に意識がもうろうとする運転手の様子が記録されていたという。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
歌で食でラトビア満喫、国交樹立100年の記念イベント 六本木で
佐藤達弥2021年12月9日 14時00分 日本と欧州バルト海沿岸のラトビアの国交樹立100周年を記念し、同国特産のミトン(手袋)などを展示するイベントが東京都港区の六本木ヒルズで19日まで開かれている。11、12日には同国とゆかりがある歌手・加藤登紀子さんらのステージ演奏もある。いずれも入場無料。 今年は日本とラトビアが国交を樹立してから100年にあたる。イベントは在日ラトビア大使館や同国の投資開発庁などが主催。六本木ヒルズ内の会場「ヒルズカフェ/スペース」では、同国の家庭で伝統的に編まれている特産品のミトン約100点を展示。太陽や花、雪の結晶など自然の柄がモチーフで、落ち着いた色使いが特徴だ。ダツェ・トレイヤ・マスィー大使は「派手すぎない色の取り合わせは日本人の美的感覚とも共通点があると思う。コロナ禍で最近難しい海外旅行の気分を楽しみに来てほしい」と話す。 会場ではラトビア料理を注文して食べることもできる。ライ麦パンにニシンをのせたカナッペや、ビーツとナシのサラダなど、素朴な味付けで飽きが来ない。首都リガと姉妹都市の神戸市で養殖されたサーモンなど、日本の食材も使っている。食事をした人限定で、ラトビアのクリスマス飾り作りも体験できる。 11、12日にはヒルズ内の「六本木ヒルズアリーナ」で、ラトビア訪問歴もあるNHK東京児童合唱団やラトビア伝統楽器の演奏などがある。12日午後5時~5時半には加藤登紀子さんが出演。加藤さんは自らの代表曲「百万本のバラ」がラトビアで作曲されたことから同国とゆかりが深い。 19日までの期間中で一部、招待客限定のイベントのため一般の人が入れない時間帯がある。問い合わせは在日ラトビア大使館(03・3467・6888)。(佐藤達弥) Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
原点は「きれいなゴミを作る」ことへの疑問 利他の精神でバッグ製造
なめらかで軽く、丈夫なエチオピア産の羊の革を使ったバッグを現地で製造する「andu amet(アンドゥ・アメット)」。3年前に東京・表参道に店を構えた。代表兼デザイナーを務める鮫島弘子さんは、「作る人も使う人も、手にしたみんなが幸せになるブランドにしたい」と語る。その根底に流れるのは、世代を超えて受け継いだ「利他」の精神だ。 もともとは化粧品メーカーでデザイナー・プランナーとして働いていた。たくさんの化粧品を世に送り出したが、新商品を出すたび、売れ残った大量の商品が廃棄されていく。 「私はきれいなゴミを作っている」 こう感じて3年余で会社を辞… この記事は会員記事です。残り1711文字無料会員になると月5本までお読みいただけます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
登校中の小学生の列に車が衝突、逃走 4人が軽傷
2021年12月9日 10時49分 9日午前7時40分ごろ、静岡県菊川市本所で、通学途中の小学生約30人の列に後ろから来た乗用車がぶつかった。県警によると、転ぶなどして1~5年生の児童4人が擦り傷や打撲などの軽傷を負った。車は立ち去ったといい、菊川署がひき逃げ事件として調べている。 署によると、現場には歩道がなく、児童らは道路脇を歩いて登校していたという。事故は学校に着いた児童が教員に報告して発覚した。逃げた車は灰色っぽい軽乗用車とみられ、署が行方を追っている。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
ボタン押せば、転がり出るどら焼き コロナ下で和菓子自販機が話題に
愛知県大治町に和菓子の自動販売機がお目見えし、話題になっている。開店から57年の歴史を持つ町内の和菓子店「松葉堂」が、コロナ下で収益を確保しようと始めた。ものめずらしさと、店に遠慮せず一つから買える手軽さが受け、新しい客の開拓につなげている。 自販機は町役場の南西500メートル余りの住宅街にある店の前にあり、町の名物「大治太鼓」のデザインがあしらわれている。角切りのサツマイモをまんじゅう生地に入れて蒸した愛知県の名物鬼まんじゅうや、どら焼き、団子、季節の菓子など10種類を110~400円で販売。お金を入れてボタンを押せば、和菓子が出てくる。 6月に設置すると、テレビ局やユーチューバーに紹介された。店主の山本益司(ますじ)さん(56)によると、商品を補充しようにも自販機の前に行列ができ、補充できないこともあった。週に1万円ほど売り上げが増えたという。 10月に孫2人と訪れた町内の男性会社員(60)は初来店だった。男性は「店に入るのはおっくうだけど通りすがりでも気軽に買えるのがいい。たまには変わったもんが欲しいし、孫がせがんでいたので寄った」と話した。 一番人気は鬼まんじゅう。「暑さに弱い菓子。おいしく食べてほしいけど、6時間もたてば味が変わる」(山本さん)ため、夏場は店頭販売をやめていた。しかし温度管理ができるようになり、レギュラーメニューに。冷やした状態でもレンジで温め直すと、おいしさがよみがえる。 コロナ下では、客の動きが鈍… この記事は会員記事です。残り590文字無料会員になると月5本までお読みいただけます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
Les paysages nocturnes, une folie que le Japon veut partager avec le monde
Le chateau de Sekiyado illuminé la nuit, avec le mont Fuji, depuis Sakai, au Japon, le 24 novembre 2021. CHARLY TRIBALLEAU / AFP LETTRE DE NAGASAKI L’observatoire perché sur le mont Inasa offre une vue unique sur la baie de Nagasaki, dans le sud-ouest du Japon. De cette hauteur aménagée […]
商品券で辞職の市長、実はさらに10万円分受領 談合起訴の業者から
冨田悦央、羽賀和紀2021年12月9日 7時00分 高知県香南(こうなん)市発注工事を巡る官製談合事件で起訴された建設業者から昨年8月に商品券10万円分を受け取り、今月7日に辞職を表明した清藤(きよとう)真司市長(56)が昨年12月にも、この業者の商品券10万円分を知人を介して受けていたことが分かった。2度目の受領は、談合があった工事の入札が公告された直後だった。 官製談合事件では、工事を落札した香南建設元社長の北代(きただい)達也被告(53)と、市職員から最低制限価格に近い額を聞いて北代被告に伝えたとして元市議の志磨村(しまむら)公夫被告(61)が、公契約関係競売入札妨害や贈賄、あっせん収賄の罪で起訴された。 8日に取材に応じた清藤市長によると、昨年12月に高校時代の同級生である建設業者から商品券10万円を市役所で受け取った。「入札など仕事に関する話はしなかった」と言う。 同級生は朝日新聞の取材に、市長に渡した商品券は北代被告からもらった20万円分の一部だと話した。「市長への寄付は初めてだったと思う。20万円あっても買う物がないから市長にやろうと思った」と言う。 清藤市長は、今年9月に北代被告らが高知県警に逮捕された際に、県警などの任意聴取を受けたことを明かしている。商品券が北代被告のものであることは、「聴取で捜査員に言われて初めて知った」と8日の取材に説明した。 清藤市長は今年10月初旬、後援会の政治資金収支報告書を修正。昨年8月19日に北代被告から、同12月9日に同級生から10万円分ずつの商品券の寄付を受けたと記載した。談合が事件化された工事の入札の公告は、昨年12月7日だった。(冨田悦央、羽賀和紀) Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
コロナで誤算、万博でも パビリオン誘致に遅れ・膨らむ建設費用
2025年の大阪・関西万博の開幕まで3年半を切った。コロナの影響で海外からのパビリオン(展示館)誘致が遅れ、参加表明国は目標の4割にとどまる。巻き返しをねらったドバイ万博でのイベントが大幅な縮小となり、関係者は危機感を強めている。会場の建設費用も当初より膨らむなど、課題は多い。 アラブ首長国連邦(UAE)のドバイ万博で11日に予定する「ジャパンデー」。各国の要人を招き、大阪府の吉村洋文知事らが現地入りして大阪・関西万博への出展を呼びかける方針だったが、新たな変異株「オミクロン株」の感染拡大を受けて規模縮小が決まった。吉村知事や関西経済連合会の松本正義会長らは出席の見送りを決め、万博をPRする国際フォーラムなども中止になった。 ある財界幹部は「ジャパンデーの縮小で影響が大きいのは海外からのパビリオン誘致。今年は全力で世界にPRすべき年だったが、コロナで対面での誘致活動も難しく、目標の参加国が集まるか心配だ」と話す。 海外からのパビリオン誘致目標は150カ国、25国際機関だが、11月下旬時点で参加表明は64カ国、5国際機関にとどまる。1970年大阪万博では、宇宙船アポロ12号が持ち帰った「月の石」が展示されたアメリカ館や、宇宙船ソユーズが置かれたソ連館などに人気が集まった。今回も海外からのパビリオンが集客のカギを握る。 記事後半では、資金集めの課題のほか、万博会場となる人工島「夢洲」の紆余曲折についても紹介します。 政府関係者は「コロナが長引… この記事は有料会員記事です。残り3529文字有料会員になると続きをお読みいただけます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
災害級の豪雨もたらす線状降水帯 気象庁が「半日前」予測に本腰
気象庁が、短時間で集中的な豪雨をもたらす「線状降水帯」の予測を本格化させる。過去には甚大な災害につながったケースも多く、将来的には「半日前」と「直前」の2種類の情報を発信したい考えだ。 線状降水帯は2018年7月の西日本豪雨で発生したほか、20年7月に熊本・球磨川が氾濫(はんらん)した豪雨の要因にもなった。これらの災害を受け、気象庁は今年6月から線状降水帯の発生を伝える「顕著な大雨に関する情報」の発表を開始。9月までに計17回出された。 線状降水帯 次々と発生した積乱雲が線のように列をつくり、数時間にわたってほぼ同じ場所で雨が降る雨域。水蒸気を大量にふくんだ空気が狭い範囲に流れ込むことで発生する。気象庁によると、長さは50~300キロほどで、幅は20~50キロ程度。 ただ、この情報は雨量や雨域が基準を満たした段階で各都道府県を複数の地方に分けた単位に発表するもので、「予測」ではない。土砂災害や河川の氾濫などの恐れがあることは伝えられるが、防災対応を担う自治体が十分な準備をするのは難しかった。 線状降水帯は気象現象として小規模な上に、上空の水蒸気量の観測データが少ないため、これまで予測は困難だとされてきた。 気象庁は今後、水蒸気量の観… この記事は会員記事です。残り760文字無料会員になると月5本までお読みいただけます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル