川村剛志2021年12月8日 21時03分 東京電力福島第一原発の処理水の海洋放出について、原子力規制委員会の更田豊志委員長は8日の定例会見で、東電が放出に向けて新設する設備の計画書を年内に提出しなければ、政府と東電が掲げる2023年春の放出開始が困難になるとの見方を示した。 処理水について、東電は海底トンネルを設置し、同原発の1キロ沖合に流す方針を示している。そのためには、放出に必要となる希釈用の海水と混ぜる設備などの建設計画を規制委に提出し、審査を受ける必要がある。東電は「どのような設備を設置していくかなどをまとめている」と説明。提出時期については未定としている。海底トンネルの掘削などには1年ほどかかる見込み。更田委員長は「(計画書の提出が)年を越えてしまうと、苦しくなってくる。年内に申請されることを希望する」と語った。(川村剛志) Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
鹿児島県十島村で震度4 4日以降、震度1以上200回超
2021年12月8日 23時17分 鹿児島県十島村の悪石島で8日午後10時44分ごろ、震度4の地震を観測した。福岡管区気象台によると、震源はトカラ列島近海で、震源の深さは約20キロ。地震の規模を示すマグニチュードは4・3と推定される。地震による津波の心配はないという。 またこの地震で、同村小宝島でも震度2を観測した。トカラ列島近海では、4日昼から地震が頻発している。気象台によると、震度1以上の地震は8日午後3時現在で、222回確認されている。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
誕生日にあたり公表した雅子さまの感想全文 ご体調の医師団見解も
皇后雅子さまが9日に誕生日を迎えるにあたり、宮内庁は皇后さまの感想を文書で公表した。全文は次の通り。 ◇ 今年も誕生日を無事に迎えることができましたことを有り難く思います。また、今月初めには娘の愛子が成年を迎え、多くの方々から温かい祝福を頂きましたことに心から御礼を申し上げます。5日に行われた成年の行事もおかげさまで無事に終えることができ、安堵(あんど)いたしました。愛子が生まれてからの20年間は長かったようにも、あっという間だったようにも感じられますが、様々な思い出が思い起こされて感慨深く思います。 同時に、あの幼かった愛子が… この記事は会員記事です。残り4341文字無料会員になると月5本までお読みいただけます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
雅子さま、58歳の誕生日 「あの幼かった愛子がもう成年か」と感慨
杉浦達朗2021年12月9日 0時00分 皇后雅子さまは9日、58歳の誕生日を迎え、これに先立って文書で感想を公表した。20歳の誕生日を迎えた長女愛子さまについて「あの幼かった愛子がもう成年かと思いますと、信じられないような気持ちもいたします」と言及。「これからも様々な経験を積み重ねながら一歩一歩成長し、成年皇族としての務めを無事に果たすことができますよう願っております」と思いをつづった。 天皇ご一家は9月、長年住んでいた赤坂御所から皇居へ移った。皇后さまは感想の中で「寂しさを感じましたが、自然豊かな吹上の地での新たな生活をつつがなく始めることができましたことを有り難く思っております」と述べ、上皇ご夫妻や職員らへの感謝を記した。 皇后さまの適応障害の治療を担当する医師団も、誕生日に合わせて「見解」を文書で公表。「工夫を重ね、ご活動を続けるよう努力していらっしゃることは自信につながり望ましい」とした一方で、「体調には依然として波があり、大きい行事の後は疲れが残ることがある」としている。 宮内庁によると、皇后さまは今年もコロナ禍で活動は制限されたが、天皇陛下とともに東日本大震災の被災者との交流など、オンラインを活用した公務に積極的に取り組んだ。昨年は取りやめた誕生日の祝賀行事を今年は行い、昨年3月以降会っていなかった上皇ご夫妻とも面会するという。(杉浦達朗) Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
【写真まとめ】皇后雅子さま58歳に 結婚からこれまでの歩み
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国内4例目のオミクロン株感染者と同便 岐阜県の1人が濃厚接触者に
岐阜県は8日夜、記者会見を開き、県内在住者1人が、新型コロナウイルスの変異株「オミクロン株」の感染者と同じ飛行機に搭乗し、濃厚接触者と確認されたと発表した。保健所の聞き取りに「7日に体調が悪かった」と話しているといい、検査結果が出るまで医療機関に入院する方向で県が調整している。 県によると、この濃厚接触者は、国内4例目の感染者の男性と同じ便に搭乗していた。4日に入国し、入国時の検査は陰性だった。翌5日に車で県内の自宅に戻ったという。県は8日夜に厚生労働省から連絡を受け、体調などを確認していた。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
1票差の尼崎市議選、結果は変わらず 県選管が申し立て棄却
西田有里2021年12月8日 21時00分 兵庫県選挙管理委員会は8日、1票差で当落が分かれた6月の尼崎市議選(定数42)の結果について、落選した寺坂美一(よしかず)さん(45)の審査の申し立てを棄却したと発表した。県選管が票を再点検し、当落は変わらないと判断した。 申し立てを受け、県選管は最下位で当選した迫田敬一氏(50)の1913票、寺坂さんの1912票、無効投票の2435票を再点検。疑義のある67票を抽出して判定した結果、迫田氏の得票数は変わらず、寺坂さんの得票数は2票減って1910票とした。(西田有里) Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
東京・神宮外苑で「光の祭典」 重要文化財の絵画館がキャンバス
東京・明治神宮外苑を舞台に初開催される光の祭典「TOKYO LIGHTS」が8日、報道公開された。 重要文化財の聖徳記念絵画館の外壁に映し出されるのは、1分台の短編プロジェクションマッピング映像作品を競う「アジア最大級」の国際大会「1minute Projection Mapping Competition」の作品。「希望」をテーマにカナダやウクライナ、ベトナムなど世界54カ国・地域からエントリーされた246作品のうち、事前審査で選ばれた優秀作品が上映される。 軟式球場では、光を全身に浴びながら歩ける全長約100メートルの「光のレーザートンネル」など、レーザーやファイバーの光線を駆使した「光のエンターテインメント」が楽しめる。 イベントは9日から12日まで。1日2回の入れ替え制で、入場には公式ホームページでの事前予約が必要。(西畑志朗) Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
全国で136人の感染を確認 群馬の工場クラスターで新たな感染者も
新型コロナウイルスの国内感染者は、8日午後7時半現在で新たに136人が確認された。前週の同じ曜日(12月1日)に比べ、16人増えた。死者は3人。26県で感染者がゼロだった。 新たに確認された感染者が最も多かったのは、東京都で21人で前週と同じ数だった。群馬県と大阪府で13人、兵庫県が12人だった。 群馬県の13人のうち、クラスター(感染者集団)が発生した太田市の工場で、新たに従業員3人の感染が確認され、工場関連の感染者は計47人となった。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
「自然共生エリア」設定へ 環境省が方針、ゴルフ・スキー場もOK
関根慎一2021年12月8日 18時12分 環境省は8日、国内で生態系を守る区域として「自然共生エリア」(仮称)を新たに設定する方針を示した。2030年までに陸、海域の30%以上を保全する国際目標を満たすため、国立公園など従来の保護区域のような法令による規制は設けず、間口を広げる。モニタリングなど一定の条件を満たせば、ゴルフ場やスキー場などでも認める。 国内で生態系を保全する区域としてカバーされているのは陸の20・5%、海の13・3%。国連の生物多様性条約締約国会議(COP15)では、30年までに面積の30%以上を保全する国際目標「30by30」が検討されており、数値の上積みが課題となる。22年度から試行し、23年度から正式に認定を始める。 開発への法的規制は設けず、「(林など)二次的自然環境に特徴的な生態系が存する」「希少な動植物種が生息生育」などを認定基準とする。自然破壊との批判もあるゴルフ場やスキー場を認める理由について、環境省は「一定の割合で森林を残している場合もある」(自然環境計画課)などと説明している。(関根慎一) Source : 社会 – 朝日新聞デジタル