三上修2021年12月29日 18時30分 北海道置戸町のおけと湖で29日、氷上ワカサギ釣り場がオープンした。厳冬の中、氷上に並んだ色とりどりのテントの中で防寒着姿の釣り人らが数センチのワカサギを釣り上げていた。 昨年より3日遅れの解禁。午前中に42人が訪れ、100匹以上を釣る人もいた。 町内の農業井上一さん(53)は農家仲間の4人でやってきた。3時間ほどでそれぞれ30匹前後の釣果。「農閑期なので釣りやスノーモービルを楽しんでいます。ワカサギは天ぷらやつくだ煮で味わいます」と井上さん。 おけと湖は鹿ノ子ダムによる人造湖。オープンが早く、ニジマスなども釣れ、道東の各地から釣り人が集まる。今シーズンの氷上釣り大会は1月30日に、40人限定で2年ぶりに開催する。 オープンは2月20日までで、氷の状態によっては3月6日まで延長する。午前7時~午後4時、遊漁料金は大人610円、中学生以下300円。(三上修) Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
客は不動産会社? LPガス業界で続く慣行、紹介料支払い便座設置も
「貸し付け配管」や「無償貸与」と呼ばれる慣行がLPガス業界で長く続いている。ガス会社はガス管や給湯器などを無償で住宅に設置する代わりに、消費者とのガス供給契約を独占する。割高なガス料金を請求されていても、消費者は気づきにくい構造がある。 北海道内に本社を置くLPガス販売会社の幹部は、会社で9月に受けた一本の電話が忘れられない。 声の主は、通信機器販売業者の営業担当者。道内の都市部にある賃貸マンションへのガス供給を斡旋(あっせん)するとして、条件が示された。 ガス会社は、①賃貸用の十数… Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
「個人情報」を免罪符にしてきた霞が関 統計不正を防ぐ具体策はこれ
東京大学教授・川口大司さん 2018年に厚生労働省の「毎月勤労統計」で不正が発覚した後、総務省の統計委員会の下に「点検検証部会」がつくられ、各省庁の基幹統計をすべてチェックした。大学の研究者ら8人が集められ、私も専門委員の1人になった。 とはいえ、各省庁に出かけていって、統計が現場でどう作られているのか調べることはなく、各省庁に自己申告させた書類を検証した。 具体的には、部会は2組のワーキンググループに分かれ、19年3月から4月にかけて、それぞれ5回の会合を開いた。調査や集計の仕方のほか、記入漏れのチェック法などについて検証した。決められた細かな手続きをしっかり踏んでいない調査はいくつかあっても、毎月勤労統計を除いて、「利用上重大な影響のある結果数値の訂正事案」はなかったという結論になった。 国土交通省はこの時点で、建… Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
千葉・成田市で住宅など3棟焼ける、80代女性と連絡取れず
2021年12月29日 19時18分 【動画】千葉県成田市川栗の住宅で火災=上沢博之撮影 29日午後5時15分ごろ、千葉県成田市川栗で「平屋建てから出火している」と119番通報があった。成田署などによると、いずれも木造の平屋建て母屋と2階建ての離れ、2階建て倉庫の計3棟が全焼した。住宅は4人暮らしで、そのうち80代女性と連絡が取れなくなっているという。同署が出火原因を調べている。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
会えるときに会いたい、コロナ禍の帰省 「パパー!」と抱きつく子も
福岡空港は29日、年末の帰省客や出迎える人で終日にぎわった。中には「パパー!」と叫んで走り、到着した男性に抱きつく子どもの姿も。同空港を運営する福岡国際空港によると、年末年始の国内線の予約数は、昨年に比べて約42%の増加という。 福岡県古賀市の男性(70)は、到着口のガラス越しに、娘と一緒に東京から来た2歳の孫がぐずる様子を見つけ、ほほえんだ。再会は1年ぶり。毎日ビデオ通話はするが「会うのは初めましてくらいの気持ち」。「大きくなったな~」と感慨深げだ。 福岡市の会社員の男性(45)は、妻の帰省に3歳の娘と同行し、義父母が待つ福井県へ。昨年はコロナ禍で控えた。今年のお盆からは数回会っているという。「会えるときに会っておかないと。孫を抱かせてあげたい」と話した。 空港にPCR検査を受けに来た人もいた。福岡市の自営業の40代女性は、30日の便で数年ぶりに沖縄に帰省する。昨年は、コロナを心配する家族から「帰ってこないで」と言われた。「母が病気なので感染したら大変。心配をかけないよう検査に来ました」(古畑航希) Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
米軍キャンプハンセンのコロナ感染 47%がオミクロン株と認定
外務省は29日、沖縄県の米海兵隊基地キャンプ・ハンセン所属の米軍関係者で新型コロナウイルスに感染した約半数を、オミクロン株の感染者と認定した、と発表した。米側がデルタ株による感染かどうか検査した結果、47%が違った。日米が協議し、これらの陽性者はオミクロン株による感染と見なして対応することを決めたという。米側はゲノム解析を進めている。 同基地の新型コロナの陽性者は29日午前の時点で272人いる。外務省は、米側が何人を検査したかなど具体的な人数については、「米側との協議により、公表できない」としている。 同基地を含むすべての在日米軍基地では、兵士たちが米国を出国時に新型コロナの検査を行っていなかったことが明らかになっている。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
年末のアメ横、にぎわい再び 買い物客「これが一年の締めくくり」
東京・上野のアメ横商店街に、年末の風物詩が戻ってきた。仕事納めから一夜明けた29日は食材を買い求める人でごった返し、通り抜けるのも大変なほどに。アメ横商店街連合会によると、27~31日の人出は、新型コロナウイルスの感染拡大が続いていた昨年は100万人程度だったが、今年は150万人ほどを見込んでいるという。 埼玉県川口市の男性(73)は、大みそかに妻と食べるカニを2年ぶりに買いに来た。刺し身をつつきながら年越しするのが毎年の楽しみだが、昨年はコロナ感染が不安で来られなかった。「アメ横に来るのが一年の締めくくり。今年は来られて良かった。今から大みそかが楽しみです」と笑顔だった。(遠藤隆史) Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
歌舞伎町で9歳男児転落死 母親を殺人容疑で逮捕、無理心中図ったか
2021年12月29日 21時50分 29日午前7時5分ごろ、東京都新宿区歌舞伎町1丁目のホテル近くで小学3年生の男児(9)が倒れているのを近くの歌舞伎町交番の警察官が見つけ、その場で死亡が確認された。警視庁は、この直前に男児をホテル23階の非常階段付近で何らかの方法で殺害したとして、無職の母親(47)=川崎市=を殺人容疑で逮捕し、同日発表した。 新宿署によると、母親は容疑を認め、「3人で順番に飛び降りて無理心中を図ろうとした」と供述しているという。母親は28日午後5時半ごろ、長男の男児と小1の長女(7)と3人でホテルにチェックインしていた。23階の非常階段ではブーツ1足が見つかったという。署は母親が男児を非常階段から突き落として殺害したとみている。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
琉球新報社の記者が酒気帯び容疑 沖縄県警が検挙 同社が発表
2021年12月29日 20時32分 琉球新報社(本社・那覇市)は29日、編集局所属の男性記者(32)が、道路交通法違反(酒気帯び運転)の疑いで沖縄県警に交通切符(赤切符)を交付された、と発表した。記者は県警の取材を担当しており、飲酒運転したことを認めているという。同社は処分を検討している。 同社によると、記者は29日午前2時半ごろ、宜野湾市の公園に駐車していた私用の乗用車を自宅まで約100メートル運転した。自宅前で警察官に呼び止められて飲酒運転が発覚。呼気からは基準値の5倍以上のアルコールが検出されたという。 記者は28日夜に那覇市内で飲酒後、この公園までタクシーで移動。その後、飲酒運転をしたという。29日朝になり、記者本人から同社に報告があったという。 同社の松元剛取締役編集局長は「皆さまの信頼を著しく損なうことになり深くおわび申し上げます。言語道断の行為で社として厳正に処分します」とのコメントを発表した。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
「病死」CT画像で一転、連続殺人に 茨城・介護施設元職員を再逮捕
会員記事 林瞬、佐々木凌 西崎啓太朗、鹿野幹男2021年12月29日 21時00分 茨城県古河市の介護老人保健施設で男性入所者が注射筒(シリンジ)で空気を注入されて殺害された事件で、茨城県警は29日、元施設職員の赤間恵美容疑者(36)=同市大和田=が、同じ施設の別の入所者の殺害にも関与していたとして、殺人容疑で再逮捕し、発表した。赤間容疑者が施設に勤務した2カ月余りで複数の入所者が急死しており、県警は連続殺人事件として捜査している。 捜査1課によると、赤間容疑者は昨年5月30日午後3時半ごろ、看護師として勤務していた「けやきの舎(いえ)」で、入所者の鈴木喜作さん(当時84)=同市=の右腕の点滴チューブからシリンジを使って空気を注入し、血液が循環しない状態にして殺害した疑いがある。鈴木さんは同日午後5時15分ごろ、搬送先の病院で死亡した。 赤間容疑者は、同年7月に入所者の吉田節次さん(当時76)の足の血管に空気を注入して殺害したとして、8日に殺人容疑で逮捕されていた。水戸地検は29日付でこの事件については処分保留とした。 急変、容疑者が最初に伝える 県警は、吉田さんの死亡を機に、ほかの入所者が死亡した経緯について捜査。鈴木さんは当初、病死とされ、遺体は司法解剖されなかったが、鈴木さんが搬送された病院で撮影されたCT(コンピューター断層撮影)の画像が保存されていた。CTの画像から体内に空気が入った形跡が確認されたという。県警はCT画像への専門医の見解のほか、鈴木さんの容体の急変を最初に同僚に伝えたのが赤間容疑者で、その直前に、1人で鈴木さんの部屋に入る姿を別の職員が目撃していることなどから、赤間容疑者が殺害に関与した疑いがあると判断したという。 鈴木さんは介護を必要としていたが、寝たきりではなく、容体が急変する状態ではなかったという。 県警によると、赤間容疑者は昨年4月下旬から看護師として同施設で働き始めたが、鈴木さんが死亡した後の6月中旬からは施設側の判断で看護職ではなく、介護職となり、シリンジを扱う立場ではなくなった。だが、7月に吉田さんが死亡する直前にベッドの近くでシリンジを動かす様子が目撃され、同僚から問い詰められた直後に、自主退職していた。 県警は捜査に支障があるとして、赤間容疑者の認否を明らかにしていない。(林瞬、佐々木凌) 赤間容疑者、病院でも勤務経験 本人のフェイスブックや知人… この記事は会員記事です。残り1034文字無料会員になると月5本までお読みいただけます。 【1/24まで】2つの記事読み放題コースが今なら2カ月間無料!詳しくはこちら Source : 社会 – 朝日新聞デジタル