「そらち応援大使」で、タレントの鈴井貴之さん(59)が、北海道空知地方の特産食材を紹介するPR動画「そらちを食べよう、仲間といっしょに」に出演し、27日にネットで公開された。鈴井さんと同僚らが、手ぶらで訪れてキャンプを楽しめる芦別市のグランピング施設で、バーベキューなどを楽しむ様子を紹介している。 北海道空知総合振興局と管内24市町でつくる道空知地域創生協議会の制作。鈴井さんは4月に公開した空知の四季折々を紹介する動画にも出演している。今回は食の魅力に焦点を当てた。動画には空知管内の全市町から集めた40種類の食材が登場する。 鈴井さんは赤平市の森に建て… Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
生活保護、夫の不倫…現実が見られない 母が子を衰弱死させるまで
2020年1月、千葉県市原市のアパートの一室で生後10カ月の赤ちゃんが衰弱死し、のちに母親が逮捕・起訴された。 遺体はやせ細り、あばら骨が浮き出ていた。同じ月齢の乳児の平均体重は8~9キロ。一方、亡くなった赤ちゃんはわずか3.5キロ。部屋は足の踏み場もないほど衣類やごみが散乱し、粉ミルクの缶にはうじがわいていたという。小さなアパートで、何が起きていたのか。 21年9月29日、千葉地裁の703号法廷で開かれた裁判員裁判の初公判。保護責任者遺棄致死罪に問われた被告(25)は、黒っぽいジャージーとスウェット姿でうつむきがちに入廷した。 検察官が起訴状を読み上げた。20年1月3~25日ごろ、市原市内の自宅で十分な食事や水分を与えることなく、当時生後10カ月の次女を放置し、低栄養と脱水によって衰弱死させた、とする内容だった。 裁判長「起訴内容に間違いはありませんか」 被告「間違いないと思います」 長女を出産「一目見ただけで涙が出た」 消え入りそうな声だった。弁… Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
大阪府、新たに61人の新型コロナ感染を確認 2日連続で50人超
大阪府は29日、府内で新たに61人が新型コロナウイルスに感染していることを確認したと発表した。51人だった前日に続き、2日連続で50人を上回った。60人以上となるのは、64人だった11月11日以来。新たな死者は確認されなかった。府内の感染者は延べ20万3726人、死者は計3064人。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
日本海側中心に30日から元日にかけて大雪に 気象庁が警戒呼びかけ
2021年12月29日 18時05分 上空に強い寒気が流れ込み、強い冬型の気圧配置になる影響で、30日から1月1日ごろにかけて、北日本から西日本の日本海側を中心に大雪や荒れた天気になる、と気象庁が29日発表した。積雪や路面凍結による交通障害、落雪、強風、高波などに警戒するよう呼びかけている。 気象庁によると、30日午後6時までの降雪は多いところで、東海地方が40センチ、北陸地方が30センチ、関東甲信地方が25センチ。30日午後6時からの24時間の降雪は多いところで、北陸地方は70~100センチ、関東甲信地方は60~80センチ、東北地方は50~70センチ、東海、近畿、中国地方は40~60センチと予想されている。太平洋側も山地を中心に大雪、平地でも積もるところがあるという。 大みそかの31日午後6時からの24時間の降雪は多いところで、関東甲信地方が50~70センチ、東北、北陸地方は40~60センチ、近畿は20~40センチとなる見込み。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
「子ども預かるよ」声かけ合えるお隣さん 子育てもシェアするハウス
連載「住まいのかたち」⑤ 信頼できる隣人と、子育てをシェアする。八幡友紀(やわたゆうき)さん(39)と梢(こずえ)さん(40)の夫妻がそんな暮らしを始めて、6年になる。 暮らしている共同住宅はコレクティブハウスという。それぞれの家族が住むトイレや台所を備えた部屋のほかに、住民みんなが共有するスペースがある。 プライバシーを守りながら、共同生活を楽しむ。北欧で1970年代に始まったライフスタイルで、6歳と1歳の子どもを育てる共働きの2人にとって、なくてはならない支えだ。 ただ、梢さんはここに移り住む前、「次は普通のマンションで暮らしたい」と思っていた。 ◇ ともに兵庫県高砂市の出身、同い年の2人が結婚し、東京での新居に選んだのは共有室のあるアパートだった。「仕事以外で人と知り合う機会になる」。友紀さんはそう考えた。 確かに友達はできた。ただ、周りは20~30代の単身者ばかり。住民同士が協力する活動もないため、顔を知らない人も多い。長男が生まれると、部屋は手狭になった。 友紀さんが見つけてきたのが、いま住んでいる東京都多摩市の「コレクティブハウス聖蹟(せいせき)」だった。NPO「コレクティブハウジング社」が管理運営する、2階建ての共同住宅だ。 夫の思いと裏腹に、梢さんはシェア住居での生活に少し疲れていた。共有の洗濯機では思った時間に服を洗えないし、深夜に共有室で騒ぐ若者もいる。 ハウスの見学には、しぶしぶ行った。そこで暮らしている人の話を聞くと、共同生活のイメージが湧いた。週2~3回は共有室の台所で当番が夕食を作り、一緒に食卓を囲むという。子育てする世帯も多く、歓迎してくれそうな手応えを感じた。 「ここならやっていけるかも」 共有室の掃除や備品の購入、イベントの企画といった係を決め、住民たち自身が運営を担うのが、コレクティブハウス聖蹟の特徴だ。顔を合わせて話す機会も多い。お互いの人柄を知り、親しくなっていくことができた。 「親だけが子育て」薄れていった 「住んでよかった」と心から思ったのは、入居から1年がたったころだ。 梢さんが体調を崩した。 夫は仕事で、連日深夜まで帰… Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
帰省ラッシュのJR新大阪駅 「コロナ心配だが」昨年より混雑
鈴木智之2021年12月29日 14時10分 年末年始の帰省ラッシュが29日、ピークを迎えた。コロナ禍で移動を控える動きがめだった昨年末に比べると人の流れはやや大きくなっているが、オミクロン株の感染が広がる気配があり、帰省客らは不安を抱えつつふるさとへ向かった。 JR新大阪駅の東海道・山陽新幹線ホームは29日午前、大きな荷物を抱えた家族連れらでごった返した。JR東海によると、午前10時までの新大阪発列車の自由席乗車率は、博多方面行きの「のぞみ」が軒並み100%を超え、最大120%に達した。昨年は最大70%だった。東京方面行きの最大は昨年が30%で、今年は70%だった。 6歳の娘と愛媛県西条市に帰省する兵庫県西宮市の会社員の女性(42)は「昨年末はコロナ禍で帰れず、今年も今のタイミングを逃したら帰れなくなると思いました」と話した。 2歳の息子とともに岡山市へ向かう大阪府豊中市の会社員の女性(33)は、事前に抗原検査を受けたという。「コロナは心配だが、祖母が高齢のため会えるのが最後になるかもしれないので帰省します」 新型コロナの感染者数は流行の第3波と重なった昨年末と比べると少ないが、オミクロン株の市中感染が各地で確認されている。岸田文雄首相は年末年始の帰省や旅行について「慎重に検討してほしい」としている。(鈴木智之) Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
また米兵逮捕 酒気帯び容疑、クラスター発生後3人目 沖縄県警
2021年12月29日 14時55分 沖縄県警は29日、米海兵隊キャンプ瑞慶覧(北中城村など)所属の曹長ジョセフ・エレスミラット容疑者(38)を道路交通法違反(酒気帯び運転)の疑いで現行犯逮捕し、発表した。 沖縄の米軍基地内で新型コロナウイルスの大規模なクラスター(感染者集団)が発生する中、21、25日にも酒気帯び運転容疑で米兵が逮捕され、日本政府や県は米側に対し繰り返し綱紀粛正を求めていた。 県警によると、エレスミラット容疑者は、前夜に酒を飲んだと話す一方、「(運転時は体内に)酒が入っているとは知らなかった」と容疑を否認しているという。逮捕容疑は29日午前7時10分ごろ、北中城村の県道で酒気を帯びて車を運転していたというもの。県警が検問中に酒のにおいがしたため調べたところ、呼気からは基準値の2倍以上のアルコールが検出された。 米海兵隊キャンプ・ハンセン(金武町など)でのクラスター発生は17日に判明し、15~28日で計277人に拡大。オミクロン株については、ハンセンで働く日本人基地従業員ら9人の感染が確認されたほか、ハンセンとは別の基地関係者の感染も判明。28日には沖縄県内で初めて「市中感染」も発覚した。県は、基地の感染が広がった結果、市中感染に至ったとみている。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
もしビートルズがいなかったら? 階級や人種の壁…4人が変えたもの
ビートルズは2022年にデビュー60年を迎える。「ビートルズがいない世界」を描いた2019年の映画「イエスタデイ」では、オアシスなどその後の著名ミュージシャンの多くが消失した。ビートルズがいなければ、世界は違ったものになっていただろうか。彼らが残したものは何だったのか考える。 映画「ザ・ビートルズ:Get Back」から、屋上コンサートでの演奏シーン。ディズニープラスで全3話を見放題で独占配信している(C)2021 Apple Corps Ltd. All Rights Reserved. 曲の寄せ集めにすぎなかったアルバムに、統一性や物語を持たせる「コンセプトアルバム」を作り上げたことは、音楽アルバムを芸術の領域へと押し上げた。加えて、ロックにオーケストラを取り入れたことは、後のピンク・フロイドやキング・クリムゾンのようなプログレッシブロックにつながった。 実験性はサイケデリックロックや現代音楽など様々な分野に広がり、ポップなメロディーを持ったロックは、デヴィッド・ボウイやオアシス、ニルヴァーナなどへと受け継がれた。 日本では、ビートルズの影響で1960年代にはタイガースやスパイダースなどのグループサウンズが生まれ、70~80年代には松任谷由実、中島みゆきなどのニューミュージックや、サザンオールスターズ、佐野元春などのロックに影響を与えた。 90年代には、Mr.Childrenやスピッツ、奥田民生、「渋谷系」という一ジャンルを築き上げたピチカート・ファイヴらに大きな影響を与えた。 「広い意味でビートルズの影響から逃れられるポップミュージシャンはいない。もはや自覚していないレベルにまで、空気のように広がっている」とビートルズのDNAを持ったアーティストのコンピレーションアルバム「Power To The Pop」シリーズを手がける音楽評論家の岩本晃市郎氏は語る。 「人種隔離をやめない限り、コンサートはやらない」 近年ではどうか。ライターの… この記事は会員記事です。残り1311文字無料会員になると月5本までお読みいただけます。 【1/24まで】2つの記事読み放題コースが今なら2カ月間無料!詳しくはこちら Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
「後世のためでもある」 元統計委員長が語る統計の意義
北村行伸・立正大データサイエンス学部長 10月まで国の統計について審議などをする総務省統計委員会の委員長だった。問題になった建設業の受注実績を表す国土交通省の「建設工事受注動態統計」の書き換えがあった時期だが、推計値と実際の値を足す「二重計上」について報告はなかった。残念だ。 2018年に厚生労働省の「毎月勤労統計」の問題が発覚後、点検リストを作成し、各省庁に提出を求めた。ただ性善説に基づいており、統計委が省庁に乗り込んで調査したわけではない。そこに限界もある。 建設関係は家計の消費などと… Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
「ビビってた?」 見つけた彼氏の一面 お台場の観覧車、最後の年末
横山輝2021年12月29日 12時00分 レインボーブリッジ、東京タワー、東京スカイツリー……。高度が上がるにつれて、東京の名所が次々と視界に入ってくる。 都内有数のデートスポット・お台場の複合施設「パレットタウン」。1周約16分間の大観覧車は、最高地点が地上から約115メートルになる。 「おぉ~、高い高い!」三重県の大学に通う20歳の男女のカップル。大観覧車の中でも人気が高い、床が透明の「シースルーゴンドラ」に乗った。「余裕って言ってたけど、すごいビビってたよね?」と顔色をうかがう彼女。「いや、べつに?」と強がる彼。 交際を始めて5カ月。今回が初めての旅行だった。お台場を選んだのは「東京の象徴のような場所だから」。彼女は彼を「かわいいところもあるんだな。まだ、お互いに知らないところも多いから」。大観覧車の中で見つけた恋人の新たな一面を喜んだ。 大観覧車を含むお台場の複合施設は、1999年の開業から23回目となる今年が最後の年の瀬となる。各施設が年末から順次営業を終え、大観覧車は来夏まで。一つの時代が終わる。 お台場は、人口や産業の分散化を目的に都が進めた「臨海部副都心基本開発構想」の一角だ。レインボーブリッジが93年、ゆりかもめが95年、球体の展望室が特徴のフジテレビは97年。大観覧車は約2100万人、「パレットタウン」は計4億人を集めた。 来年3月で営業を終えるタウン内の商業施設「ヴィーナスフォート」。社会人の彼(22)と学生の彼女(21)は、お互いのプレゼントにネックレスとトレーナーを買った。 今年最後のデート。「来年もよろしく」とほほえみ合った二人は、またお台場に来たいという。複合施設の跡地には、プロバスケットボールの試合会場にもなる多目的アリーナの建設などが予定されている。 東京は常に変化を続けている。(横山輝) Source : 社会 – 朝日新聞デジタル