吉沢英将2022年1月13日 18時14分 上空に強い寒気が流れ込み、冬型の気圧配置が続く影響で、14日も北日本から西日本の日本海側を中心に大雪となる見通しだ。気象庁が交通の乱れに警戒するよう呼びかけている。 同庁によると、日本海からのびる気圧の谷の影響で北陸を中心に局地的に雪が強まるおそれがあるという。14日午後6時までの24時間に予想される降雪量は、いずれも多いところで、関東甲信、北陸80センチ▽東海、近畿60センチ▽北海道、中国50センチ▽四国8センチ。(吉沢英将) Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
大阪2452人感染 オミクロン判明は44人 2千人超は4カ月ぶり
大阪府は13日、府内で新たに2452人が新型コロナウイルスに感染していることを確認したと発表した。新規感染者が2千人を超えるのは2011人だった昨年9月8日以来、約4カ月ぶり。死者は確認されなかった。府内の感染者は延べ21万2648人、死者は計3067人のままだった。 変異株「オミクロン株」への感染が新たに判明したのは44人で、全員に海外渡航歴がなかった。府が確保している重症病床(612床)の使用率は1・0%、軽症中等症病床(3110床)は22・7%、宿泊療養施設(9604室)は17・4%となった。 大阪府庁=大阪市中央区 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
放火直前に鍵を捨てた?ビルのゴミ箱から発見、容疑者宅のものと判明
大阪市北区のクリニックで25人が犠牲になった放火殺人事件で、谷本盛雄容疑者(61)の住宅の鍵が事件後、クリニックが入る雑居ビルのごみ箱から見つかったことが捜査関係者への取材でわかった。大阪府警は、谷本容疑者は戻るつもりがなく、事件直前に鍵を捨てたとみて調べている。 事件発生から間もなく1カ月。谷本容疑者は事件後に一酸化炭素中毒で死亡したが、府警は多くを巻き込む事件を計画していたとみて動機を調べている。 谷本容疑者は昨年12月17日午前10時18分ごろ、ビル4階にあるクリニック内にガソリンをまいて火をつけ、西沢弘太郎院長(49)らを殺害した疑いがある。 捜査関係者によると、事件後の現場検証で、ビル1階のごみ箱から複数の鍵が見つかった。一つは谷本容疑者が所有していた大阪市西淀川区の住宅のものと確認され、他は使用していた自転車などの鍵の可能性があるという。 府警によると、ビル周辺の防犯カメラに事件発生直前、自転車を止め、ガソリン入りの容器を入れたとみられる紙袋を持ってビルに入っていく男の姿が映っていた。府警は男は谷本容疑者で、ビルに入った直後に鍵を捨てた可能性があるとみている。 事件前夜にガソリン運搬か 防犯カメラに姿 府警がクリニック内の防犯カ… この記事は会員記事です。残り756文字無料会員になると月5本までお読みいただけます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
外国人の長期収容「国連ルールを無視」 難民申請の2人が国を提訴
村上友里2022年1月13日 18時35分 裁判などの審査がないうえ収容期限を告げられないまま、出入国在留管理庁の施設に長期収容されたのは国際人権規約に違反するなどとして、難民申請中の男性2人が13日、計約3千万円の損害賠償を国に求める訴えを東京地裁に起こした。 計約5年間収容された原告のトルコ国籍のデニズさん(42)はこの日の会見で「施設での精神的暴行は国連のルールを無視している」と話した。入管庁は「適切に対応したい」とコメントした。 原告2人の収容については、国連の作業部会が2020年に「恣意(しい)的拘禁」を禁じる同規約に反すると指摘。同庁は「事実誤認」と反論している。(村上友里) Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
宮崎県で新規感染100人 昨年8月以来の100人台
宮崎県と宮崎市は13日、県内で新たに100人の新型コロナウイルス感染を確認したと発表した。1日の新規感染者が100人を超えるのは昨年8月31日発表以来、約4カ月半ぶり。県内で確認された感染者は6364人になった。(大畠正吾) Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
盗み容疑で医師を逮捕 「黒装束で泥棒に入る映画を見て刺激された」
2022年1月13日 20時30分 住宅から現金を盗んだとして、警視庁は医師で研修医として虎の門病院(東京都港区)に勤務する遠山友希容疑者(31)=同区六本木3丁目=を住居侵入と窃盗の疑いで逮捕し、13日発表した。自宅から多数の黒色の衣類が発見されており、「黒装束で泥棒に入る映画を見て刺激され、実際にやったら高揚感が得られた」と話しているという。 捜査3課によると、容疑は昨年4月25日未明、多摩市の戸建て住宅に忍び込み、現金約5万2千円を盗んだというもの。1階リビングの窓を割り、鍵を開けた可能性があるという。 2016年1月~21年4月、金沢市、都内、千葉県で同様の手口の被害が少なくとも44件起きていた。同課は遠山容疑者が関与した可能性があるとみて調べている。 遠山容疑者は昨年、医大生時代に過ごした金沢市と都内で同様の事件を起こしたとして、同庁に窃盗などの容疑で逮捕されていた。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
生活保護の受給実現せず、口座の残高はわずか ビル放火殺人の容疑者
大阪市北区の雑居ビル内のクリニックで25人が犠牲になった放火殺人事件で、谷本盛雄容疑者(61)=事件後に死亡=が昨年春、生活保護の申請について区役所に相談していたが、受給は実現しなかったことが捜査関係者らへの取材でわかった。谷本容疑者の金融機関の口座の残高はわずかだったことも判明。大阪府警は事件前の容疑者の生活について調べている。 捜査関係者らによると、谷本容疑者は昨年と数年前の2回、大阪市此花区役所に生活保護申請の相談をしていた。本人から相談はあったが、申請手続きの段階で止まった。谷本容疑者は担当者と話し合っていたが、途中で「もういいです」などと言って辞退したこともあったという。 谷本容疑者は1987年から同市西淀川区内の3階建て住宅を所有。捜査関係者によると、長年にわたって仲介会社を通じて貸し出し、家賃収入を得ていた。住宅の周辺住民によると、夫婦とその子どもが10年以上、暮らしていた。 住宅は延べ約60平方メートル。住人は2020年に転居し、家賃収入は途絶えたとみられる。谷本容疑者は事件の1カ月ほど前、離婚前に妻や息子と暮らしていたこの住宅に10年以上ぶりに戻ってきた。 西淀川区の住宅に戻る前の一時期、谷本容疑者は此花区内の2階建て住宅に住んでいたとみられる。此花区に生活保護を相談したのはこの時期と府警はみている。 兄「30年以上疎遠で、弟の差し押さえのことは分からない」 捜査関係者によると、谷本容… この記事は会員記事です。残り485文字無料会員になると月5本までお読みいただけます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
沖縄・渡名喜島に米軍ヘリが緊急着陸 普天間所属
沖縄県・渡名喜島(渡名喜村)の村所有のヘリポートに13日夕、米軍普天間飛行場(同県宜野湾市)所属の攻撃ヘリ「AH1Z」1機が緊急着陸した。県が県警や村、沖縄防衛局から確認した。県によると、機器に異常が出たため予防着陸した、とパイロットが県警に説明しているという。けが人などの情報はない。 13日午後8時過ぎに村から県に入った情報では、当初は2機降りたが1機はすぐに飛び立った。残った1機の人員は2人。米軍は沖縄防衛局の照会に対し、着陸したのは1機で、別のヘリ1機が復旧支援のため現地に向かっていると回答したという。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
チェック体制機能せず NHK、字幕問題で改めて陳謝 捏造は否定
昨年末に放送されたNHK・BS1スペシャル「河瀬直美が見つめた東京五輪」に、取材内容と異なる字幕が付けられた問題で、制作したNHK大阪拠点放送局の角英夫局長・専務理事は13日、定例会見で「報道機関として最も守るべきことができていなかった」と改めて陳謝した。その上で「故意に架空の内容を作り上げた事実はない」として捏造(ねつぞう)ややらせにはあたらないとの考えを示した。有識者からは「事実上の捏造」「重大な放送倫理違反」といった指摘が出ている。 番組は、映画監督の河瀬直美さんらが東京五輪の公式記録映画を製作する現場に密着したもの。問題となっているのは番組後半、映画監督の島田角栄さんを追いかけたシーンだ。島田さんは河瀬さんの依頼を受け、五輪にまつわる様々な声を拾い上げようと、コロナ下でライブの開けなくなったミュージシャンや、逼迫(ひっぱく)する医療現場などを取材した。 この中に登場する匿名の男性について、番組では顔にモザイクをかけた上で「五輪反対デモに参加している」「実はお金をもらって動員されていると打ち明けた」と字幕で説明した。 だが男性は、「これまで複数のデモに参加して現金を受け取ったことがあり、五輪反対のデモにも参加してお金を受け取ろうという意向がある」と、字幕内容と異なる趣旨の発言をしていたとNHKは説明している。 「思い込みで字幕」 会見に同席した堀岡淳・局長代行は「制作担当者が、男性が五輪反対デモに参加したと思い込み、事実関係の確認が不十分なまま字幕をつけた」と釈明。角局長は「取材、制作の過程で制作担当者間のコミュニケーション不足に加え、事実の確認とチェック体制が不十分だったことが原因」と述べ、捏造ではないかとの指摘に「意図的、または故意に架空の内容を作り上げたという事実はない」と改めて否定した。 男性はこの場面のあと、「デモは全部上の人がやるから、書いたやつを言ったあとに言うだけだから」「それは予定表をもらっているから、それを見て行くだけ」と発言。このシーンも五輪反対デモに関する証言だと印象づけるものではとの指摘に対し、角局長は「そこについて議論したことがなく、(現段階で)きちんとした回答ができない」と答えた。 昨年12月26日の放送後、視聴者から複数の問い合わせがあり、NHKは男性に再取材。しかし男性の記憶があいまいで、デモに参加した事実を確認することができなかったという。五輪反対デモの参加者らのネガティブなイメージを流布した責任を問われた角局長は、「深くおわび申し上げます。大変申し訳ありませんでした」と謝罪した。 NHKの前田晃伸会長も同日、定例会見で「河瀬さんや島田さんをはじめ映画関係者、視聴者に本当に申し訳ない。改めておわびします」と陳謝した。「制作段階でチェックする仕組みはできあがっているが、十分に働かなかったことが一番大きな問題。しっかり再発防止に向けた取り組みをすることが一番大切だ」と話した。 NHKの番組チェック体制はどうなっているのか。 番組制作に携わる複数のプロ… Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
テント素材で災害時の避難 大阪の企業が実用化目指す
金居達朗2022年1月13日 19時02分 阪神・淡路大震災から27年を迎える17日を前に、テント構造物を手掛ける太陽工業(大阪市淀川区)が、テント膜製の緊急避難用の橋を開発し、実用化に向けてテストを行っている。 テント膜製の筒を空気で膨らませることで立ち上げる。全長13メートル、内径1・4メートル、重さ130キロ。災害時は発電機を用いて送風機で立ち上げられるという。地上で立ち上げた後、トラックからワイヤでつり上げる。主に氾濫(はんらん)した河川などの上に渡し、被災者の避難や物資の支援などを想定しているという。 同社の開発担当者は、「通常の仮設橋は車両の通行を想定した金属製で、設置に数日かかる。テント製であれば30分ほどで立ち上がるので、目の前にいるのに助けられないという緊急の状況での使用を期待できる」としている。 17日には枚方警察と同市消防の防災訓練でお披露目し、今後は実用化に向けて訓練を重ねていくという。(金居達朗) Source : 社会 – 朝日新聞デジタル