新型コロナウイルスのオミクロン株の感染が急拡大する中、2月1日から東京、神奈川で中学入試が本格的に始まる。首都圏の中学受験者はさらに増えると予想されているが、なぜ中学受験を選択するのか。1月の埼玉、千葉の入試会場などで聞いた。(黒田早織、真田香菜子、川口敦子、宮坂麻子) 1月10日スタートの埼玉は受験者増 理由?? 今月10日から私立中の入試が始まった埼玉県。大宮開成中(さいたま市)は、10日の入試の志願者が開校以来初めて2千人を超え、2147人(前年1655人)となった。小林佑樹教頭は「栄東中(同市)なども増えており、中学受験全体の熱量が高まっている。コロナ禍でICTの環境やきめ細かな個人指導など私立の強みが評価されたのもあるのでは」と話す。 10日朝、同校で聞くと、東… Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
飲み水に触れる塗料、品質試験でデータ偽装か 洗ったサンプル提出
神東塗料本社 水道管の塗料に規格外の原料を使っていた塗料メーカーの神東塗料(兵庫県尼崎市、東証1部上場)が、日本水道協会に提出する品質試験のデータを偽装していた疑いがあることが協会への取材でわかった。塗料から溶け出す成分を分析するためのサンプルを、協会が定める条件より高温で長時間乾燥させて、さらに水で洗っていたという。成分を少なくみせるために不正をしていた可能性がある。 神東塗料は朝日新聞の取材に28日、「不適切行為については確認を進めている。事態が判明次第、公表したい」(総務人事室)とコメントしたが、試験の詳細は明らかにしなかった。 市町村などは水道工事の際、自治体でつくる日本水道協会の規格認証を取った製品を使っている。塗料メーカーは認証を取る際、塗料を塗ったガラス板を乾かしたサンプルの試験片を協会に提出。試験片を水に浸し、染み出した成分を委託先の外部機関が分析した上で、安全性が確認できたものを協会が認証している。 日本水道協会によると、神東… この記事は有料会員記事です。残り790文字有料会員になると続きをお読みいただけます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
くぐるとご利益? 高さ5メートル、神社に大きなお多福面 福岡市
2022年1月29日 18時20分 節分を前に、福岡市の櫛田神社に「大お多福面」がお目見えした。口をくぐると商売繁盛や家内安全のご利益があるとされ、2月15日まで飾られている。 お面は高さ5・3メートル、幅5メートル。木の骨組みに和紙などが貼られた立体的なつくりだ。和紙は大お多福面が始まった1961年から同じものが使われている。 人がくぐって破れるなどするため、和紙を貼ったり色を塗ったりして「お化粧直し」をした。職人は「シワも増えてきたけどかわいく仕上げました」。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
手延べそうめん作り 寒風と青空で風味豊かに 小豆島
田辺拓也2022年1月29日 18時35分 香川県・小豆島で特産の手延べそうめんづくりが最盛期を迎えている。同県土庄町の中岡製麺所では、従業員が青空の下、延ばされたそうめんを天日に干していた。 同製麺所の中岡健吾代表(50)によると、小豆島の手延べそうめんは屋外で寒風にさらす伝統製法で作られており、麺が締まりコシが強く風味が豊かな点が特徴。全国の生産地では屋内で乾燥させる地域がほとんどだが、小豆島は晴れの日が多く気候が安定しているため、そうめん作りに適しているという。例年、10月から翌年の3月末まで作業が続く。(田辺拓也) Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
NHKの異色エンタメ番組「魔改造の夜」 29日夜、Dンソーら参戦
「役に立たない技術が人を幸せにすると、私は知っている」。朝日新聞朝刊1面のコラム「折々のことば」で紹介された言葉だ。あるユニークなテレビ番組から生まれた。 この言葉が載ったのは一昨年9月23日、NHK・BSプレミアムのエンタメ番組「魔改造の夜」について、こうつづる。 「『実益と生産性』を無視した『大人げない』技」「『リミッターを外し』て行けるところまで行く、そんな法外な情熱からしか創造的な技術は生まれない?」 実益も生産性も、今の世の中にはあってしかるべきものと思われている。そんな同調圧力をものともしない番組とは――。 番組は2020年を皮切りに不定期で第3弾まで放送されてきた。そのたびにSNSを中心に話題を集め、放送後はトレンド入りもする人気ぶりだ。 1月29日、新作が放送されます。対決は「ペンギンちゃん大縄跳び」。ペンギンの人形をジャンプするマシンに改造し、5体同時の大縄跳びに挑戦。参戦する3チームは、金属加工のプロ集団・S陽製作所、事務機器などの巨大メーカー・Rコー、世界有数の自動車部品メーカー・Dンソー。放送はNHK・BSプレミアムで午後10時から。番組では、新たな参加チームも募集中。 番組のコンセプトは、「超一流のエンジニアたちが極限のアイデアとテクニックを競う技術開発エンタメ」。ぬいぐるみや家電を改造し、とんでもないモンスターにしてしまう。 大企業がイニシャル名で参加 奇抜なエネルギーと笑いに満ちた番組のセットは、廃虚の倉庫をイメージしている。薄暗く不気味で、対決の催しは「夜会」と呼ばれる。 たとえば、食パンはトースターから大ジャンプ。扇風機は50メートルを疾走する。クマのぬいぐるみが瓦割りをする。 視聴者からは「毎度毎度、アホな競技を思い付くものだよな」「どうしたら(こんな企画が)会議で通るのか」。奇抜なアイデアをたたえる声が相次ぐ。 とりわけすさまじかったのが、機械仕掛けの犬の人形による徒競走だ。 見た目重視でたどたどしく動… Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
母を失い、自殺の道連れに…医師の至近距離から銃発射、計画的犯行か
会員記事 山田暢史、川野由起2022年1月29日 21時08分 埼玉県ふじみ野市の立てこもり事件で、県警は29日、人質の男性医師を銃で殺害したとして無職渡辺宏容疑者(66)を殺人容疑で送検した。渡辺容疑者は調べに「自殺を考え、自分1人ではなく先生やクリニックの人を殺そうと考えた」と話しているという。 死亡したのは医師の鈴木純一さん(44)。捜査関係者によると、司法解剖の結果、死因は胸に銃弾1発を浴びたことによる心破裂。至近距離から発射された銃弾は体を貫通し、即死状態だったとみられる。 渡辺容疑者は母親(92)と同居し、数年前から鈴木さんが院長を務める在宅クリニックを利用していた。母親は26日に亡くなり、鈴木さんが死亡確認をしたという。 渡辺容疑者は27日夜、母親の在宅看護に関わっていた鈴木さんら医療関係者の男女7人を自宅に呼び出し、散弾銃を複数回発砲。その後、鈴木さんを人質にとって自宅に立てこもった。事前に散弾銃2丁や催涙スプレーを用意したとみられ、サバイバルナイフも見つかった。県警は事前に計画していた可能性があるとみている。 東入間医師会などの説明では… この記事は会員記事です。残り383文字無料会員になると月5本までお読みいただけます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
不透明なLPガス料金 「変えるな」と圧力をかけたのは誰か
2021年春。東京都にある全国LPガス協会の一室に微妙な空気が流れていた。 ガス業界と経済産業省などが業界動向について話し合う有識者会議。両者で取り組んできたLPガス料金の透明化の徹底に向け、「一緒に頑張りましょう」とガス販売会社の代表者に呼びかけた経済産業省の幹部は、思いがけない反応を覚えている。 「そうは言っても」。販売会社の代表者は悩ましそうに口を開き、こう続けた。 「『いまの料金を変えるな』と… この記事は有料会員記事です。残り886文字有料会員になると続きをお読みいただけます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
日本料理研究家の柳原一成さんが事故死 群馬・安中で運転中に
2022年1月29日 22時09分 群馬県安中市松井田町松井田の国道18号で28日午後7時15分ごろ、日本料理研究家の柳原一成さん(79)=東京都港区=が運転する軽ワゴン車が、側道との分岐にある縁石にぶつかり、横転した。県警によると、柳原さんは頭を強く打ち、搬送先の病院で29日正午前に死亡が確認された。 現場は片側1車線の直線で、安中署が事故原因を調べている。 柳原さんが東京・赤坂で主宰する料理教室のホームページによると、懐石料理の近茶流(きんさりゅう)宗家として料理の指導にあたり、テレビ番組にも出演していた。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
サプライズの打ち上げ花火 火の粉が燃え移った? 枯れ草燃える
2022年1月29日 22時19分 【動画】広島市西区の枯れ草火災=目撃者提供 29日午後7時15分ごろ、広島市西区観音新町4丁目の川沿いにある飛行場跡地付近から出火し、周辺の枯れ草に燃え広がった。広島西署によると、飛行場跡地でサプライズの打ち上げ花火のイベントが開かれ、その火の粉が燃え移ったとみられる。けが人はいないという。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
11年後に戻ってきた父の遺体 身元不明の震災遺体いまだ53体
東日本大震災で死亡し、身元がわからないままの遺体がいまも岩手、宮城両県で53体ある。震災から11年。両県警は、新たな身元の特定方法や捜査の積み重ねで多くを家族・親族の元に帰したが、最後の一人を特定するまで捜査は終わらない。(宮脇稜平) 「10年以上経っているから内心は噓(うそ)じゃないかと」 震災で死者・行方不明者が合わせて800人以上にのぼった岩手県山田町。昨年11月に県警から、保管している遺骨が父の竹内直治さん(当時78)だと特定されたことを知らされた男性は最初、そう思った。 震災当時、男性は直治さんと母の3人暮らし。両親は避難しようと玄関を開けたところ津波にのまれ、男性は母を2階に引き上げたが、直治さんは流されて行方不明になっていた。 自宅の敷地内で見つかった骨は別人のものだった。 お墓には直治さんの服を入れて弔ってきたが、遺骨は10年8カ月経ってようやく家族のもとに帰った。 男性は「おやじもやっと安心したんじゃないか。まだ遺体が戻らない知り合いも多い。身元が判明する人が今後も出ることを期待したい」と語る。 直治さんの身元特定の鍵となったのは、細胞内にあるミトコンドリアDNAを使った鑑定法だ。 鑑定では一般的に、細胞内に一つしかない核の中のDNAを使うが、ミトコンドリアは数十から数万含まれるため、損傷が激しい遺体でも採取しやすく、捜査にも広く使われている。 震災時、岩手県内では山田町や大槌町で大規模な火災が発生。遺体の損傷が激しく、県警が昨年4月時点で保管していた身元不明の遺体48体のうち、30体は核からDNAが採取できていなかった。 そこで県警は今年度から3年計画で、この30体を対象にミトコンドリアによる鑑定を始めた。ミトコンドリアからは母方のDNAしか採れないため、親族に行方不明者がいないかや遺体の発見場所など、10年余りの捜査で蓄積した情報とすりあわせて結論を導き出した。 捜査1課の担当者は「何年経とうと、やれることはすべてやる」。この手法で身元が特定されたのは、岩手県内では直治さんが初めてだった。 被災場所を逆算する手法も 2011年3月11日に発生… Source : 社会 – 朝日新聞デジタル