兵庫県は25日、新たに3360人の新型コロナウイルス感染を確認したと発表した。1日の感染者数が3千人を超えたのは初めてで、21日の2942人を超えて過去最多を更新した。 県内の24日時点の新型コロナ病床の使用率は51%(重症病床は3・5%)。ホテルなどの宿泊療養施設は35%となった。自宅療養者は1万2393人。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
川崎の3人死傷事故、脇見運転か 容疑者「インコに気をとられた」
土居恭子2022年1月25日 17時00分 川崎市宮前区の市道で24日、男児ら3人がワゴン車にはねられ死傷した事故で、自動車運転死傷処罰法違反容疑で現行犯逮捕された無職、舟渡今日子容疑者(50)=同区=が「助手席のインコに気をとられた」と供述していることが神奈川県警宮前署への取材で分かった。同署は脇見運転が事故につながった可能性があるとみて調べる。 事故は24日午後1時25分ごろ発生した。同署によると、舟渡容疑者は飼っていたインコの治療のため、自宅から動物病院に向かっており、インコはかごに入れて助手席のシートベルトで固定していたと話しているという。舟渡容疑者は、現場付近を走行中、インコの様子を気にして前方を見ておらず、緩やかな左カーブで対向車線にはみ出したと同署はみている。 舟渡容疑者が運転するワゴン車は、道路脇を自転車で走行していた堀間美恵子さん(39)=同市高津区=をはねた後、歩道上に乗り上げ、歩道沿いのコンクリート製の壁に車体をこすりながら進み稲本琉正ちゃん(3)と母親(29)=同市宮前区=をはねた。堀間さんと琉正ちゃんは搬送先の病院で死亡し、母親は左手首を骨折するなどの重傷を負った。(土居恭子) Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
本名でサインが書けない その背景とは? 絵が届ける隔離の歴史
現場へ! 「隔離」を伝える② 小春日和の12月初旬だった。旧産炭地として知られる福岡県の筑豊地方にある古民家のギャラリーに、イーゼル(画架)にのった12枚の絵が並んでいた。 熊本市現代美術館の学芸員だった、蔵座(ぞうざ)江美によるギャラリートークが始まった。 縁側で和む女性を描いた油彩「日向(ひなた)ぼっこ」(1996年)。作者は大山清長だが、よくみるとサインは〈OKAWA〉とある。 「自分で描いた作品なのに、本名を書けなかった時期があったんです。どんな思いだったかと想像するだけで胸が痛みました」 ハンセン病になったために国立療養所「菊池恵楓園(きくちけいふうえん)」(熊本県合志(こうし)市)に隔離された人々による作品だった。本名を変えられていた大山清長が、園名〈大川一(はじめ)〉として生きた時代のものだった。 彼らや彼女らは、病が癒えた後もふるさとに戻ることはかなわず、園内に絵画クラブ「金陽会」をつくり、絵に没頭した。大山はふるさとの奄美大島を題材にした作品を残し、2015年に92歳で世を去った。 蔵座と金陽会との出会いは2… この記事は会員記事です。残り1033文字無料会員になると月5本までお読みいただけます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
関東で今夜から雪のおそれ、東京23区も積雪か 路面凍結など注意
吉沢英将2022年1月25日 12時03分 東海沖で発生する見込みの低気圧の影響で、関東では25日夜から雪や雨が降る見通しだ。東京23区でも積雪となるおそれがあり、気象庁が交通の乱れや路面の凍結に注意を呼びかけている。 同庁によると、低気圧は25日夜までに発生し、26日朝にかけて伊豆諸島付近を北東へ進む見込み。26日正午までに予想される24時間降雪量は、いずれも多いところで、関東北部3センチ▽関東南部の山地2センチ▽関東南部の平地1センチ。予想よりも降水量が多く、気温が低くなった場合は降雪量が増えるおそれもあるとしている。(吉沢英将) Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
ベッドや食器、癒やしのグッズも 伝統技術、愛する猫のために
会員記事 榊原織和、岡田将平2022年1月25日 13時00分 【動画】猫を気持ちよくする「ねこじゃすり」=岡田将平撮影、綿岡美幸さん提供 丸みのあるシルエットと淡い色合いが、優しさやあたたかみを感じさせるベッド。すっぽり収まる猫たちは気持ちよさそうだ。ベッドは和紙でできている。貼り重ねると強度が高くなり、丈夫だが軽い。 吸湿性があり、冬は暖かく夏も快適。表の色やデザインはオーダーメイド、汚れたら和紙を貼り替えて長く使うことができる。手すき和紙「石州勝地半紙(せきしゅうかちじばんし)」を作る島根県江津市の「風の工房」の商品で、自然素材の良さにひかれ注文が絶えない。 工房の佐々木さとみさん(55)自身も10匹を飼う大の猫好き。市販の猫グッズに使われている化学薬品が気になり、飼い猫のため和紙とこんにゃくのりでハウスを自作したことがきっかけだった。SNSに投稿すると、「ほしい」という声が寄せられ、成形を試行錯誤して2017年に商品化した。2匹が一緒に収まる姿が写真映えもして人気のベッド「ざ・ぴーにゃっつ」など、ベッドとハウスで5種類がある。 かつて国内有数の和紙の生産… この記事は会員記事です。残り1513文字無料会員になると月5本までお読みいただけます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
心愛さん虐待死3年、刑務所の父が語った目標「娘が目指した道に…」
千葉県野田市の小学4年、栗原心愛(みあ)さん(当時10)が虐待死した事件から24日で3年となった。この日を前に、父方の家族は支援者を通じ、心愛さんを助けてあげられなかった後悔の念が消えないことや、傷害致死罪などで懲役16年の判決が確定した父親の勇一郎受刑者(44)の近況を明らかにした。 コメントを寄せたのは、勇一郎受刑者の母親。支援者を通じ、「心愛ちゃんを忘れた日はなく、毎日、安らかに眠ってくれるよう手を合わせてきました。助けてあげられなかった後悔の念が消えることはありません」などとした。 勇一郎受刑者の近況も明らか… この記事は有料会員記事です。残り1215文字有料会員になると続きをお読みいただけます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
那須の雪崩事故、引率3教諭の謝罪なし 調停不成立、遺族は提訴へ
栃木県那須町で2017年3月、登山講習中の大田原高校の生徒7人と教諭1人が死亡した雪崩事故で、遺族の一部が県や引率3教諭などに事故の責任を認めて謝罪するよう求めた民事調停の協議が24日、宇都宮簡裁であり、調停は不成立に終わった。遺族は近く損害賠償を求めて宇都宮地裁に提訴する方針。 「県側には話し合う態度はみじんもなく、歩み寄りはなかった。彼らの主張は2年間一歩も動かなかった」。亡くなった奥公輝さん(当時16)の父・勝さん(50)は記者団に沈痛な面持ちで語った。 遺族側は繰り返し、講習会を引率していた3教諭に出席を求め、謝罪を求めてきたが、県側は最後まで応じなかった。 調停は亡くなった8人のうち、奥さんら6人の遺族が2020年3月、宇都宮簡裁に申し立てた。県と講習会を主催した県高体連、大田原高校長(当時)、引率教諭3人=業務上過失致死傷容疑で書類送検=の6者に対し、事故発生の責任を認め、遺族側に「真摯(しんし)に謝罪」することを求めた。遺族は雪崩事故は冬山登山の危険性を軽視したことによるもので「天災ではなく人災」と訴えていた。 調停協議はこれまで8回開かれた。遺族側は3教諭が出席した上で事故について謝罪することを再三求めたが、3人が出席することはなかった。遺族側によると、代理人も立てていないという。 遺族側は3人の出席がなくても成立する和解案として、県が3人の過失を認めた上で県が3人に賠償を求める案を提示したが、県は応じなかった。 憤る遺族「二枚舌だ」 「過失や責任の取り方につい… この記事は会員記事です。残り405文字無料会員になると月5本までお読みいただけます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
米軍三沢基地の外でPFOS、目標値の2倍 消火用水流出問題で調査
横山蔵利2022年1月25日 10時35分 米軍三沢基地内の消火システムから消火用水約760リットルが流出した問題で、青森県三沢市は、基地外で行った水質調査の結果を明らかにした。 2カ所で調査し、そのうち1カ所のサンプルから、発がん性が疑われる有機フッ素化合物「PFOS(ピーフォス)」などの濃度が環境省の暫定目標値(1リットルあたり50ナノグラム以下)の2倍となった。 市は、基地から同化合物を含む泡消火剤が流出した可能性が高いとするものの、小桧山吉紀市長は「人体や環境にどのような影響があるか不明」とコメントを出した。 今後は、県や国などの関係機関の意見を聞きながら、対応を協議していく方針だという。(横山蔵利) Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
無免許運転7回の木下元都議、起訴内容認める 初公判
新屋絵理2022年1月25日 10時51分 昨年7月の東京都議選の告示期間中などに無免許運転を7回したとして道路交通法違反の罪で在宅起訴された元都議・木下富美子被告(55)の初公判が25日、東京地裁であった。起訴内容について裁判官から「どこか違っているところはありますか」と聞かれた木下元都議は「いえ、ございません」と答え、起訴内容を認めた。 起訴状によると、木下元都議は昨年5月29日から7月2日にかけて計7回、板橋区や新宿区内で乗用車を無免許で運転したとされる。 板橋区選出だった木下元都議は昨年7月の都議選で再選したが、翌日に無免許運転で当て逃げをしていた疑いが発覚した。所属していた「都民ファーストの会」は木下元都議を除名処分とし、都議会は辞職勧告決議を2度可決した。木下元都議は辞職を否定していたが、11月に在宅起訴された直後に辞職を表明。会見では「今後下される司直の判断に従って罪を償いたい」と述べていた。 東京地検は当て逃げの容疑については不起訴処分にしている。(新屋絵理) Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
廃校の校舎を分室がわりに 切迫の保健所、業務縮小でしのぐ動きも
過去に例のない新型コロナウイルスの感染拡大で、最前線に立つ保健所が切迫している。自宅療養者の死亡が相次いだ「第5波」の教訓を生かし、各地で負担軽減のための取り組みが進むものの、対応が追いつかない地域は増えており、現場の危機感は高まる。(本多由佳、小林直子) 1日300人以上の新規感染者が出ている東京都品川区。1月中旬の平日、クリニックを営む三浦和裕医師(45)は感染者30人に電話をかけ続けていた。午前9時にスタートし、途中で別の業務を挟みながらも終わったのは午後10時。 高齢だったり胸の苦しさを訴えたりする患者がいれば、朝晩に1日2度は電話を入れる。軽症者でも電話で聞き取った症状を記録する必要があり、短くても1人あたり5分程度はかかる。「これ以上の対応は難しい。それでもぐっと歯を食いしばってやるしかない」 応援職員45人来たが… 東京都は今月12日、都内全… この記事は会員記事です。残り1671文字無料会員になると月5本までお読みいただけます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル