日吉健吾2022年1月10日 18時00分 【動画】白いもふもふのシマエナガ=日吉健吾撮影 厳冬期を迎えた北海道で、「雪の妖精」と呼ばれる野鳥「シマエナガ」が、羽毛に空気をため込んで、モフモフの愛らしい姿を見せている。 シマエナガは全国に生息するエナガの亜種で、北海道に生息。全長14センチの半分が尾で、国内最小級の鳥だ。ここ数年、SNSなどネットを中心に人気に火がつき、写真愛好家の憧れの的になった。 観察のベストシーズンは、冷え込みが厳しくなる12月~2月。札幌市中心部の公園などにもいるが、小さくて素早く動くので撮影は難しい。群れで行動する時の「ジュルルジュルリ」という鳴き声が聞こえたら、出会える可能性が高い。 筆者は市内の公園や森林を何度となく訪れ、やっと撮影できた。十数メートルの距離で焦点距離600ミリ相当のレンズを使っても、小さく感じるほどだ。 シマエナガは周遊しているので、訪れる木々の周辺でじっと待つ人もいれば、散策しながらバードウォッチングを楽しむ人もいる。 筆者も散策中、クマゲラやアカゲラ、ヤマセミが撮影できた。木々に生い茂る葉がない冬は、野鳥に出会うチャンスだ。(日吉健吾) Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
110番で「今日は何曜日?」 本田望結さん「悩みは#9110へ」
「110番の日」の10日、俳優でフィギュアスケーターの本田望結さん(17)が警視庁の一日通信指令本部長を務めた。都内では通報の約2割が不要不急の内容で、同庁は「警察相談ダイヤル(#9110)」の利用を促している。本田さんも「事件事故は110番、悩みや心配は#9110に」と呼びかけた。 警視庁が昨年受理した110番通報は約163万7千件で、前年より6万6千件多かった。不要不急とみられるものは約27万7千件(17%)あった。これまでに不要不急と判断したのは「免許の更新方法を知りたい」といった警察署やホームページで確認できる情報への問い合わせや、「パソコンの調子が悪い」「今日は何曜日か」などという。 本田さんはこの日、特殊詐欺に関する模擬通報を受理し、被害者から話を聞いて現場の警察官に指示を出した。「新宿から渋谷への行き方を教えて」という不急の通報も受け、「#9110との使い分けが大切だと思いました」と話した。 一方、新宿区では、お笑いユニット「おいでやすこが」のおいでやす小田さん(43)とこがけんさん(42)が新宿署の一日署長になり、実際に110番通報であった「家にゴキブリが出た」などの内容に大声でツッコミを入れて、適正利用を訴えた。(角詠之、土舘聡一) 不要不急の110番通報の実例 ・幽霊が家に入り込んだみたいだ ・用事はない。試しにかけた ・今日は何曜日か ・体がかゆい。警察官にかいてもらえないか ・学校の願書の取り寄せ方法を知りたい ・コンビニへの道案内をしてほしい ・家が雨漏りしている ・電話が壊れた。どうしたら良いか ・パソコンの調子が悪い ・テレビの電波状況が悪い。調整の仕方を教えてほしい ・知人に電話するとすぐに切られてしまう。理由は何なのか ・タクシーを呼びたいが電話がつながらない ・ホテルの場所がわからなくなった。迎えにこさせてほしい ※警視庁への取材による Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
「3分割」の成人式、リモート会場も オミクロン株警戒で京都市
「成人の日」の10日、各地で成人を祝う行事が開かれた。新型コロナウイルスの変異株・オミクロン株の感染が急速に広がり、各自治体は対策に心を砕いた。 京都市の新成人は約1万4700人。左京区の市勧業館「みやこめっせ」では10日、市主催の「はたちを祝う記念式典」が開かれ、4998人が参加した。 新型コロナウイルスの感染が急拡大し、京都市は対策として式典を3回に分けて開いた。さらに、みやこめっせ内や近くのロームシアター京都に「リモート会場」を設け、式典の様子を中継映像で流した。 参加者を分散させたことで、メイン会場に入った人数を定員5千人の約3割程度まで抑え、新成人たちが座る席の間隔を約1メートル確保することができたという。 会場に向かう新成人たちの列の近くには「ソーシャルディスタンスを保ってください」と書かれた看板が掲げられた。入り口には消毒液を置き、体温を測定した。 看護師をめざしているという大学2年の松川爽一郎さんは「(コロナ禍に追われる)医療従事者を尊敬のまなざしで見ている。自分もそうなりたい」と話した。(徳永猛城) Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
横浜市で2万人超が成人式「会食控えて」 抗原検査キットを事前送付
全国の市区町村で人口が最多の横浜市では、横浜アリーナ(港北区)で、「密」を避けるため4回に分けて成人式を実施した。対象者3万6373人のうち2万1913人が式に参加し、緊急事態宣言下で開催した昨年より6606人増えた。新成人らはマスクを着用し、小中学校で習い、例年なら式典で斉唱する市歌を無言で静聴した。 市は独自の感染防止対策として、新成人らに抗原検査キットを無料で事前配布すると案内し、ワクチン未接種者を中心に希望者約2500人に送った。山中竹春市長は10日の式典で、「この会場でみなさんをお祝いすることができて本当にうれしく思います。神奈川県内も(コロナ禍の)第6波に入った。式典後の会食はお控えください」と呼びかけた。 式典実行委員長で新成人の誓いをした大学生、斎藤夕羽希(ゆうの)さん(20)は「背筋が伸びる思い。本番に向けて、発声やおじぎの角度まで練習した。緊張したが、練習通りできた。コロナ禍で式が開かれるかどうか心配だった。みなさんにお祝いしていただいて、うれしい」と話した。(田井中雅人) Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
採用面接で飛行機に乗ったとうそか 15万円詐取した疑いで逮捕
古畑航希2022年1月10日 22時25分 採用面接のために飛行機に搭乗したなどとうそをつき、現金約15万円をだまし取ったとして、福岡県警は10日、広島県福山市東深津町6丁目の笹原光洋容疑者(50)を詐欺容疑で逮捕し、発表した。「現金はもらったけど、だますつもりはなかった」と否認している。 筑後署によると、笹原容疑者は福岡県大川市の電気機械器具製造会社の面接を受けるため、昨年2月22日ごろに同市のファミリーレストランを訪れて面接を受けた際、偽物の領収書を出して交通費を請求し、飛行機代として現金15万4260円をだまし取った疑いがある。 署によると、笹原容疑者はその後も同じ会社の面接を2回受け、その場で交通費を受け取っていたという。会社は採用に前向きだったが、笹原容疑者が「今の仕事を急には辞められない」という趣旨の連絡をしてから音信不通になり、不審に思った同社社長の男性(51)が8月に署へ相談した。(古畑航希) Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
教頭先生は広島カープに「入団」した 定年目前で追ったもう一つの夢
定年退職を目前に、公立高校の教頭からプロ野球・広島東洋カープの職員に転身した男性がいる。数学教師としての知識を生かし、選手のデータを分析する仕事を担う。教育現場とは大きく異なる勝負の世界へ、何を追い求めて飛び込んだのか。 「君たちの成長を見届けるのが私の夢だ」。昨年8月末、佐賀県立伊万里商業高校の教室で教頭の土井一生(かずお)さん(59)は、20人の生徒たちに語りかけた。 約30年、中学や高校で数学や電気系科目を教えてきた。2学期を前にしたこの日が「最後の授業」になった。教え子の卒業を見届けられないことへの申し訳なさを胸に抱きつつ、こう告げた。 「先生のもう一つの夢を追わせてくれないか」 9月、広島市の新たな職場に、土井さんの姿があった。広島東洋カープだ。 定年まであと1年の土井さんは、あこがれの球団からの誘いに心動かされます。迷いを断ち切ったのは妻の一言でした。そして、別れを告げた教え子たちがかけてくれた言葉は。 球団には約150人の職員が… この記事は有料会員記事です。残り1531文字有料会員になると続きをお読みいただけます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
福岡市で「はたちのつどい」 3800人が参加、席を一つ空けて着席
2022年1月10日 20時12分 成人の日の10日、福岡市では昨年に続き、事前申し込みによる、午前午後の2部制で時間を短縮した成人式「はたちのつどい」が開催された。今年度の新成人は1万6251人(昨年11月30日現在)。午前午後合わせて約8千人の申し込みがあり、実際には約3800人が会場を訪れた。 感染防止対策として、入場の際に検温や消毒を実施。式典では席を一つ空けて着席した。建物の外でも密を避けるため、整列による入場を呼びかけたが、午前と午後の部の間には、敷地外で多くの新成人が集まり、記念撮影などをしていた。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
警備員に変装し「すとぷり」ライブ会場へ侵入疑い 本物に止められる
加治隼人2022年1月10日 21時14分 警備員に変装して福岡ペイペイドームのライブ会場に忍び込んだとして、福岡県警は、自称同県宇美町障子丘南2丁目のパート、井上大地容疑者(21)を建造物侵入の疑いで逮捕したと10日、発表した。本物の警備員に見つかり、警察に通報されたという。 中央署によると、井上容疑者は9日午後3時25分ごろ、福岡市中央区地行浜2丁目のペイペイドーム内に侵入した疑いがある。「警備員の服を着て、チケットを買わずに中に入った」と容疑を認めているという。 井上容疑者は、この日開かれていたアーティストグループ「すとぷり」のライブ会場に侵入し、関係者以外立ち入り禁止のエリアに進もうとしたが、不審に思った関係者から連絡を受けた警備員に止められた。署は、侵入しやすくするために警備員のふりをしたとみて、詳しい動機などを調べている。(加治隼人) Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
「何だっけ…このにおい」19歳はハッとした 忘れられぬ養護園の食
会社からの帰り道、通りに漂う夕げのにおいに鼻が反応した。「何だっけ、このにおい」。2021年10月の夜だった。 埼玉県に住む小林裕太さん(19)は自転車のペダルを踏みながら、ハッと思い出し、その場で電話をかけた。高1でスマホを買ってもらったとき、真っ先に登録した番号へ。昨春、高校を卒業して埼玉に引っ越して以来の電話だった。 「会議中で話せないからまた… この記事は有料会員記事です。残り1211文字有料会員になると続きをお読みいただけます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
神戸市で2カ月連続の「成人お祝いの会」 感染対策で会場屋根を開放
武田遼2022年1月10日 18時09分 「成人の日」の10日、各地で成人を祝う行事が開かれた。新型コロナウイルスの変異株・オミクロン株の感染が急速に広がり、各自治体は対策に心を砕いた。 神戸市ではノエビアスタジアム神戸(兵庫区)で「成人お祝いの会」が開かれた。「密」を避けるため、居住する区ごとに午前と午後の2部制となり、計約7600人が参加した。 市内の一つ上の世代はコロナ禍の影響で「お祝いの会」が2回延期され、ようやく昨年12月に実施されたばかりだ。 市はこのところの感染拡大に神経をとがらせてきた。会場に一度に入れる人数はスタジアムの定員の約17%までとし、開閉式の屋根は開けたままにした。参加する新成人にはLINEかウェブで名前や電話番号などの事前登録を求め、入り口では検温を実施した。昨年12月の会では会場周辺が記念撮影などで混雑したことから、今回はスタジアムに隣接する芝生広場を一部開放した。 高校時代の友人と晴れ着姿で参加した神戸市北区の大学2年、西岡紀々香(ののか)さん(19)は「祖母に晴れ着姿を見せられることがなによりうれしい」と笑顔を見せた。オミクロン株の感染拡大で会が開かれるか不安だったといい、この後の同窓会への参加は控えることにしたという。(武田遼) Source : 社会 – 朝日新聞デジタル