2022年1月8日 21時22分 国民民主党の栃木県連代表を務める斉藤孝明県議(49)が、酒を飲んだあとに車を運転し、物損事故を起こして一時その場を離れた疑いがあることが分かった。県警が道路交通法違反(事故不申告など)容疑で調べている。 捜査関係者によると、斉藤県議は6日未明、宇都宮市関堀町の市道を運転中、車を道路脇の塀にぶつけたが、事故を申告せずに一時、現場を離れた疑いがある。 斉藤県議によると、5日夜に会食した後の帰宅中だった。知人の車で約1時間後に現場に戻り、警察官の聴取を受けた。検査では基準値以下のアルコールが検出されたという。斉藤県議は「ウイスキーを2、3杯飲んでいたと思う。代行がつかまらず自分で運転してしまった。ルールを作る立場の議員として、あってはならないことで申し訳ない」と話した。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
「店開けないと、でもオミクロンも心配」感染急増の中、3連休始まる
新型コロナウイルスの変異株「オミクロン株」が猛威をふるい、感染が急拡大する中、8日、年始の3連休が始まった。東京・浅草は昨年よりもにぎわったものの、感染拡大を不安視する声も。一方、感染者が急増する沖縄の繁華街は閑散とし、落胆の声が漏れた。 東京・浅草の仲見世通りは午前中から家族連れやカップルでにぎわっていた。マスクを外して食べ歩く人の姿もちらほら見られた。 千葉県船橋市の会社員女性(25)は、首都圏の感染者数が急増する状況に「もっと広がり外出しづらくなる前に」と知人とやってきた。「まだ外国ほど拡大していない。マスクや手洗いをしていれば、これくらいは大丈夫かな」。6歳の長女とやってきた東京都江戸川区のパート女性(37)も「感染者の伸びは気にはなるし、怖い」としつつ、「本番はまだこれから。せっかくだし今日までなら」と話した。 和菓子店「中富商店」の今の売り上げは、コロナ禍前の半分弱にまで戻ったという。社長の小笠原桃子さん(33)は「国内観光客はコロナに慣れてもうあまり気にしていないのかな」と話す。ただ、これまで品物をよく買ってくれた外国人観光客や修学旅行の団体客らはいまだにほぼ姿が見えない。「感染防止への意識が下がって感染が広がることで、元の浅草に戻れなくなるのは嫌だ」と話した。 土産店を営む女性店長(50)は「売り上げはコロナ禍前の9割減のまま」と肩を落とす。「完全に感染が収束しなきゃ、客層も購買力も元には戻らない。今、人出だけが減らずにまた感染が拡大すれば、同じ状態が続くだけ」と不安を隠さない。 別の土産店の女性従業員も「人が来なきゃ店が死んじゃう。でも、お客さんと顔を合わせると、自分も感染してしまうのではないかと怖くもなる。複雑な気持ちです」と打ち明けた。 福岡市最大の繁華街・天神も買い物客でにぎわった。天神中心部にある新天町商店街。入り口に通行人向けのアルコール消毒液が置かれていたが、利用する人はまばらで通り過ぎる人がほとんどだった。 ボトルに消毒液を補充していた警備員男性(73)によると、1年前に設置された当初は、1リットルのボトルが1日で空になることもあったが、今は1日で3分の1ほどしか減らないという。「それぞれのお店に置いてあるし、慣れもあると思う。人の流れも一時期と比べ5割増し。正月から緩んでいると感じる」 商店街にある「みよしの食堂」の女性店員(57)は「昨年と比べ、今年の正月のにぎわいはすごかった」と振り返る。人通りが戻ることに期待する一方で、変異株「オミクロン株」について「いつ重症化につながる変異株になるか分からない」と警戒する。「店も開けないといけないけど、変異株も心配」と、苦しい心の内を話した。 8日に3日連続の過去最多となる1759人の感染者が出た沖縄県。那覇市きっての繁華街、国際通りに立つ泡盛専門店の女性従業員(58)は「先週末よりもかなり減っています」と、まばらな人通りを見て肩を落とした。観光客や家族連れがちらほらと姿を見せるが、国際通りに並ぶ多くの店は閑散としていた。 昨年は9月末までの4カ月間、新型コロナウイルスの緊急事態宣言下にあった沖縄。観光客が激減した国際通りでは、多くの店が臨時休業を余儀なくされた。それでも緊急事態宣言の解除後は徐々に人出が戻り、年末年始は多くの客でにぎわったという。女性は「ようやく回復してきた矢先。またコロナで振り出しに戻された。このままだと、また緊急事態宣言が出されるのでは」とため息をついた。(山口啓太、吉田啓) Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
焼き肉店で店長人質に男が立てこもりか 「刃物持っている」と通報
2022年1月8日 22時40分 8日午後9時ごろ、東京都渋谷区代々木1丁目の焼き肉店「焼肉牛星代々木店」から「刃物を持った男が立てこもり、『爆弾を所持している』と言っている」という趣旨の110番通報があった。 捜査関係者によると、店の関係者が人質になっている可能性があるという。警視庁が外に出てくるよう男を説得するとともに、状況の把握を進めている。東京消防庁によると、午後10時現在、けが人の情報はないという。 店はビルの1階に入っており、客やほかのテナントの関係者らは避難した。警視庁によると、立てこもった男の要求などは不明だという。現場はJR代々木駅からすぐの場所で、近くには明治神宮や新宿御苑がある。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
電車内で「俺コロナ」 威力業務妨害容疑の男、逮捕後に陽性判明
JR東海道線の電車内で「俺はコロナだ」と言って営業を妨害したとして、愛知県警岡崎署は8日、アルバイトの男(20)=住居不定=を威力業務妨害の疑いで逮捕し、発表した。「コロナのご時世だから、隣に座ってほしくないと言っただけだ」と容疑を否認しているという。 署によると、男は8日午前10時ごろ、JR豊橋駅から岡崎駅に向かって走行する列車内で、周りにいた乗客に対して「俺はコロナだ」と発言し、警察への通報を余儀なくさせるなど業務を妨害した疑いがある。 逮捕後の検査で、男はコロナの陽性と判明した。署は、男が陽性を認識していたかなどについて、捜査を進めている。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
えみちゃん置いていくのか 妹の涙の選択、二つの石像にかける声
福岡県筑豊地区の住宅街。夜、とある家の庭先に明かりがともる。照らされる二つの石像は「くまモン」と「ばいきんまん」。ここで姉妹が長年、家族と一緒に暮らしていた。 姉の近藤恵美子さんは生後8カ月で高熱を出し、脳性小児まひに。左腕は不自由だが、右腕や足をゆっくりと動かすことはできる。言葉も理解しているものの、発する声は「あー、あー」としか聞こえない。 妹のまさこさん(54)が、代わりに姉の言いたいことを言葉にする。腹をさすると「おなかが減ったのね」。消し忘れた照明を指すと「電気を消すね」。だが時にもだえるように何かを訴えることも。まさこさんが思いつく言葉を口にすると、姉は首を振ったり、うなずいたり。 「みんなに迷惑かけている」 「そんなことないよ」 時間をかけて、そんな会話を2人で交わしてきた。 まさこさんは高校中退後、県外で就職したが、姉のことが気がかりで1年で戻った。交際していた男性を家族に紹介すると、周りは結婚を勧めてくれた。けれど、悩んだ。 「えみちゃんを置いて家を出… この記事は有料会員記事です。残り390文字有料会員になると続きをお読みいただけます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
浅草で昨年比63%増、嵐山で32%増 3連休初日の人出は?
新型コロナウイルスの変異株「オミクロン株」が猛威をふるい、感染が急拡大するなか、8日から3連休が始まった。 3連休初日の人出について、各地の主要駅周辺を対象に、感染が拡大していた2021年、コロナ禍前の20年と比べた。NTTドコモの携帯電話の位置情報から推計した午前10時~午後2時のデータでみると、人出は21年よりも増えたが、20年ほどには戻らなかった地点がほとんどだった。 昨年比で増加率が大きいのが、浅草(東京都台東区)の63%増、天神駅(福岡市)の45%増、新宿駅(東京都新宿区)の38%増、嵐山(京都市)の32%増など。 例外は過去最多の感染者数を更新し続けている沖縄県の国際通り(那覇市)で、今年も前年割れの結果となった。 国際医療福祉大の和田耕治教授(公衆衛生学)は「感染力が強いオミクロンとの闘いはこれまでのウイルスとは異なるという認識を持たなければならない。この1週間でもわかるように短期間で感染者が急増すれば、医療・介護の分野をはじめ社会が急に機能停止する恐れがある。接触機会を減らす▽マスクの着用▽3密を避ける、といった基本的な対策を徹底していく必要がある」と話した。(長野佑介) Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
迫る中学、高校、大学受験 今できること、しなくていいこと
年が明け、本格的な受験シーズンが到来した。コロナ禍が続くなかで今年の受験はどうなるのか。受験生はどう動けばいいのか。中学、高校、大学受験の塾担当者に聞いた。(聞き手・宮坂麻子、川口敦子) 中学入試 直前期のNGワードとは ~サピックス小学部教育情報センター本部長・広野雅明さんのアドバイス 中学入試が始まりました。コロナの感染が広がる可能性もあるので、体調管理を第一に考えてください。この時期、新たな勉強には手を出さない。時事的なことを親子で話したり、これまでの内容を徹底したりする方がいい。1度解いた過去問を解いて、点数が上がった部分を親が褒めて自信をつけるのもいいでしょう。 1月中に複数回入試がある学校は2、3回目の方が合格しやすい場合が多い。1回目で不合格なら2、3回目も挑戦してください。東京の私立中の入試がスタートする2月1日までに進学先を確保していれば、本人も自信を持って2月に臨めます。 サピックス小学部教育情報センター本部長の広野雅明さん=東京都渋谷区代々木のサピックス小学部 終わった入試の間違い直しは… Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
日本に残る「壁」、どう崩すか 衝撃的だった500超の車いす席
慌ただしく人が行き交う師走の東京駅の新幹線ホーム。電動車いすの女性は手元のスティックを操作し、車内に一人で入れることを確認した。介助者や駅員など、誰かの手助けを必要としないのは、ホームと車両の隙間などが解消されたためだ。「これなら一人でどこにでも行けそう」 女性は障害者にかかわる問題の解決をめざすNPO法人「DPI日本会議」のメンバーだ。同会議事務局長の佐藤聡さん(54)は「自由に移動できるのは誰もが持つ権利」と話し、女性とともに活動を続ける。 佐藤さんは9歳のころ、遊んでいる最中に脊髄(せきずい)を損傷し、車いす生活となった。当事者目線での「気付き」を行政機関などに伝え改善を図ろうと、2014年から活動に加わった。特に力を入れるのが公共交通機関のバリアフリー化だ。段差や隙間など、「壁」を取り除くことで障害者と社会がつながりやすくなると考えるからだ。 様々な亀裂が生じ、分断が進んでいるように見える今の日本社会。手を取り合ってつながろうとする動きや人たちを追う連載の第4回です。佐藤さんが感じる「壁」は物理的なものだけではありませんでした。 「遅れている…」米国スタジアムでの体験、原動力に 「障害は障害者個人にあるの… この記事は有料会員記事です。残り1325文字有料会員になると続きをお読みいただけます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
「不自由展」封筒破裂、名古屋・大阪会場は同一犯か 同じ差出人名
昨年7月に「表現の不自由展・その後」の関連展示をしていた名古屋市の市施設に郵送された封筒が破裂した事件で、差出人名や消印の郵便局名が、その約10日後に大阪市の同様の展示会場に送られた郵便物と同じだったことがわかった。電池を使う仕掛けも同じだった。愛知県警は、同一人物の犯行とみて威力業務妨害の疑いで調べている。名古屋会場での破裂は8日で発生から半年を迎えた。 捜査関係者によると、両会場に送られた封筒には、ともに右翼団体を連想させる差出人名があり、兵庫県内の郵便局の消印が押されていた。単3電池やリード線を使って、開封すると火薬に通電し破裂する仕組みも同じで、展覧会の中止を求める文書が入っていた。 犯行声明などは確認されていない。捜査幹部は「誰でも入手できる材料。関与した人物の割り出しには時間がかかる」と話す。 愛知県警は、消印のあった地域の防犯カメラ映像の分析や、郵便局員らへの聞き込みをして捜査。展示に批判的な団体などからも情報を集めている。 事件があった展示は、国際芸術祭「あいちトリエンナーレ2019」で一時中止された企画展の出展作品を集めたもの。昨年7月6日から市施設「市民ギャラリー栄」(名古屋市中区)で始まり、同8日朝に職員が郵送された封筒を開けたところ、10回ほど破裂音がしたという。けが人はなかったが、開催2日で事実上中止となった。 大阪会場は大阪府所有の施設「エル・おおさか」(大阪市中央区)。施設の指定管理者によると、会期中の同17日に郵便局から「不審な郵便物がある」と連絡があった。別の場所で開封した大阪府警から「爆発物のようなものだった」と伝えられたという。 不自由展をめぐっては、昨年… この記事は会員記事です。残り762文字無料会員になると月5本までお読みいただけます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
ツチガエル、水中でも鳴きます その声は 九大・鹿野准教授が発見
2022年1月8日 11時00分 ふつう陸上で鳴き袋を膨らませて鳴くツチガエルが、水中でも鳴くことを生態学者の鹿野雄一・九州大准教授が発見した。動画をネットで公開している(https://youtu.be/bJHjFg_vDF8 )。 水中では鳴き袋を使わず、腹部を動かして「ギュウギュウ」と鳴く。声の間隔は陸より短く、音程は低かった。野外調査中に偶然気づき、撮影に成功した。 「なぜわざわざ水中で鳴くのか、シンプルに不思議」。陸で鳴くトノサマガエルなども水中で鳴くかもしれないという。発見は意外と身近にあるかも。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル