増山祐史2022年1月6日 11時44分 東京消防庁の出初め式が6日午前、東京都江東区の東京臨海広域防災公園であった。新春恒例の催しに約2100人の職員や消防団員らが参加し、江戸時代の町火消しの伝統を受け継ぐ「はしご乗り」や、震災を想定したドローン活用の救助訓練などを披露した。 清水洋文・消防総監は冒頭のあいさつで、昨年7月に静岡県熱海市で起きた土砂災害や12月に大阪市北区であったビル放火事件での消防の活動に触れ、「職員が一丸となって誰もが安全で安心して暮らせる『セーフシティー』の実現に取り組んでいく」と述べた。(増山祐史) Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
「性自認は女性」と説明の利用客、女性トイレに侵入容疑で書類送検
独自 2022年1月6日 12時08分 大阪市内にある商業施設の女性トイレに入ったとして、大阪府警は6日、戸籍上は男性で自覚する性は女性だと説明する40代の施設利用客=大阪府内在住=を、建造物侵入容疑で書類送検した。捜査関係者への取材で分かった。「いけないことだとわかっていたが、女性と認められている気がして女性トイレを使いたかった」と供述しているという。 捜査関係者によると、検察に起訴の判断を委ねる「相当処分」の意見をつけた。トランスジェンダーと訴える人のトイレ利用が送検されるのは極めて異例。 送検容疑は昨年5月末、大阪市内の商業施設の女性トイレに正当な理由なく侵入したというもの。トイレには女性用と明示されていた。同じフロアには男女問わず利用できる多目的トイレもあるという。 捜査関係者によると、利用客は府警に対し、職場では男性として過ごす一方、少なくとも10年以上、休日には女性用の服を着て外出を続けていたと説明。「女性トイレをこれまでに何十回も使った」と話したという。性別適合手術は受けておらず、体と心の性が一致しない「性同一性障害」であることを示す診断書などはなかったという。 昨年以降、施設側から「女性トイレに女装した男が入っている」と府警に度々相談が寄せられていた。警戒していた捜査員が、この利用客がトイレに入って手を洗う様子を確認したという。府警幹部は「施設側から苦情を受けたこともあり、罪に問える可能性がある以上、送検することになった」と話す。 性的少数者の子どもや若者を支援する一般社団法人「にじーず」(横浜市)の代表で、自身も性的少数者の遠藤まめたさん(34)は「多くの当事者はトラブルにならないよう、周囲にどう見られているかを気にしながらトイレを使っている。事件が注目され、性的少数者への偏見が広まらないか心配だ」と話す。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
Le nucléaire, priorité réaffirmée du Japon pour atteindre la neutralité carbone
Vue aérienne de la centrale nucléaire de Fukushima-Daiichi, dans la ville d’Okuma (Japon), en février 2021. AP Onze ans après la catastrophe de Fukushima, surfant sur la vague faisant de l’atome une solution au changement climatique, le Japon multiplie les signes d’un retour en force dans le nucléaire. L’Agence japonaise […]
カムカム交番だより? TOEIC900点も「3ない運動」英訳悩む
「3ない運動」を英語で言うと? 日本警察独特の用語が使われる「交番だより」。外国人住民のため、その英訳版をつくろうとした署員たちが知恵を絞っている。 愛知県警北署は昨年11月号から、英語版の「交番だより」を作り始めた。 増える外国人住民にも、犯罪や交通事故に備えてほしい。そんな願いからだ。 そこに立ちはだかったのが言葉の壁だ。「ツーロック」「魔の時間」……。どう訳せばいいのかが分からない。 ニュアンス伝えたくて 「犯罪にあわない・犯罪を起こさせない・犯罪を見逃さない」の「3ない運動」も、日本語ではリズミカルな標語だが、英語でそのニュアンスを伝えるのは難しい。 英訳を担当する北署警務課の職員、荻島千里さん(24)は「3文を直訳してもいいのですが、近しい表現が並んでしまう。日本語の持つ『3ない』のニュアンスも出しにくい」と話す。 上司の同課警部補、舩橋睦幸さん(47)と相談した。 交通事故や空き巣などの発生状況を伝えるため、交番が作る広報紙「交番だより」。英訳しにくい警察用語もあり、TOEIC900点超で海外経験もある職員も悩むといいます。 出した答えは「preven… Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
65歳が手を染めた詐欺 「この人からはまずい」お袋の面影感じて…
池袋の街並み=2022年1月4日午後4時52分、東京都豊島区、岩田恵実撮影 日が暮れゆく初冬の東京・池袋の街頭で、男性(66)は手のしわを数えていた。5年前に亡くした「お袋」が晩年にやっていたしぐさだ。 「年を取ると弱気になるね」 職を求めているが、コロナ禍での再就職は若者でも容易ではない。ため息が出た。 新型コロナウイルスの感染が広がった一昨年4月、清掃の仕事を失った。貯金を取り崩したが、半年でほぼ尽きた。 65歳で初めて犯罪に手を染めた男性。その手にはしわが刻まれていた=2021年11月23日午後2時24分、東京都豊島区、岩田恵実撮影 昨年6月、家賃を払えず、65歳で初めて犯罪に手を染めた。 男性は、生活苦の末に犯罪グループの一員となったいきさつを語り出しました。その現場で見たある光景が「想定外」につながったといいます。 しわが目立つ手で担ったのは… Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
「わあっ」と叫び声、なぜおりの外にトラ? 那須サファリパーク事故
小野智美2022年1月6日 9時06分 那須サファリパーク(栃木県那須町)の飼育員3人が、飼育するベンガルトラにかまれるなどした事故。襲ったのは、おりの中にいるはずのトラだった。前日夕方に担当飼育員が獣舎内への収容を確認したかどうか不明だという。 葛原直人支配人(46)によると、5日午前8時17分、女性飼育員(26)が獣舎が並んだ施設内に入り、園の安全確認をするために通り抜けようとした。もう1人の男性飼育員(21)は、安全確認後に電源を入れるため外に待機していた。5日は凍結があり、園の安全確認にふだんは通らない施設内を通ったという。 獣舎は通常、夕方のトラ収容後に施錠する。だが、11歳のオス「ボルタ」はこの日朝、獣舎外にいた。「わあっ」という叫び声に、この男性飼育員が見ると、「キーパー通路」に女性飼育員とトラがいたという。 キーパー通路と一番端の動物のいない獣舎の間の扉も、その獣舎と「アニマル通路」の間の扉も開いていたので、女性飼育員が「アニマル通路」でボルタに遭遇した可能性もある。 別の男性飼育員(24)と施設内の「前室」の奥にいた別の女性飼育員(22)が駆けつけ、相次いで襲われた。午前8時55分ごろ、獣医師が麻酔銃をうち救助。葛原支配人が119番通報したという。 獣舎の扉はワイヤ式ロープで開閉し、閉めた後は施錠する。ボルタが収容されていたはずの獣舎の扉は閉じて施錠してあった。 4日もボルタは園に出ており、閉園の午後4時半すぎには獣舎に戻る予定だった。獣舎には餌の肉を用意していたが、5日、餌の肉はそのまま残っていた。4日の閉園後、同日担当の飼育員2人は、ボルタが「アニマル通路」まで戻ったことは確認しているが、獣舎に戻ったことを確認したかどうかは不明だという。 葛原支配人は記者団に対し「徹底的に原因追及し、二度とこういう事故の起きないように万全の対策をとりたい」と話した。 日本動物園水族館協会によると、園の事故で負傷者が3人にもなった例は聞かないという。(小野智美) Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
「攘夷論に近い」気候変動への意識、危うい日本 安宅和人さんの警鐘
「未来は目指し、創るものだ」。慶応義塾大教授でヤフー・チーフストラテジーオフィサーの安宅和人さんはベストセラーになった経済書『シン・ニホン』(ニューズピックス刊)でそう説いた。世界規模の感染症や気候危機など課題は山積だが、未来は変えられるという。 ――新型コロナウイルスのパンデミックで社会はどう変わりましたか。 新型コロナと気候変動問題。この二つの根っこは同じです。人間と地球の衝突がもう無視し得ないレベルに至ったことを示しているのだと思います。 長期的には人類は人口もしくは1人当たりの環境負荷を大幅に下げないと、相当の変化を受け入れなければいけなくなる可能性があります。突き詰めて考えると、人間にとっての善と、地球にとっての善をどうにかすりあわせないと、僕ら人間は安定的に生き残れない。 「平和」の定義も変わりました。これまでは紛争や戦争が無い状態を指した。今でもこれらは大切ですが、それ以上にパンデミックや気候変動などによる天災によって、破壊されていない状況であること、が加わりました。 記事の後半では、災害の増加や2050年にはどのような社会になっているかについて聞きました。安宅さんが取りあげたのは、「パンデミック・レディー」という言葉でした。 新型コロナは、今は野生のコ… Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
ハチドリの努力から火星移住まで 気候変動、生き残るため舵を切る時
神奈川県鎌倉市のJR大船駅前の一角にたたずむ「和酒bar Tae」。暗めの店内に設置された間接照明の柔らかな明かりが、各地の銘酒と店主の渡辺妙子さんがつくる小料理を浮かび上がらせる。「お客さんはやっと以前の7割程度まで戻ってきたかな」 2年弱、新型コロナウイルスに振り回された。最初の緊急事態宣言が出た2020年春から、休業や酒類の提供自粛が要請されるたびに店は休んだ。21年10月中旬にようやく再開した。 その間、新たに取り組んだことがある。店の電気を再生可能エネルギー(再エネ)に切り替えたことだ。 「気候変動で魚の生態や農家の作物に影響が出ると、普段から聞いていた」 コロナ禍で、地球のことを考えなければ、くらしていくことはできないと、改めて思い知った。休業で詳しく調べる時間が生まれ、毎日使う電気も見直そうと考えた。 店を支えるのは、再エネ実質100%の電気を扱う「ハチドリ電力」(福岡市東区)。代表の小野悠希さん(26)は、ビジネスで社会問題の解決をめざす「ボーダレス・ジャパン」(東京都)に就職した18年から1年間、ミャンマーで農家の支援事業に携わった。 ハチドリ電力などが所有する太陽光発電所。パネルの下では麦の種まきが行われていた=2021年12月23日、千葉県匝瑳市、藤原伸雄撮影 帰国後、スウェーデンの環境活動家、グレタ・トゥンベリさん(19)をニュースで知った。自分と同じ、未来を担う若者が気候変動は人類の存続に関わる「気候危機」だと訴え、世界を大きく動かそうとする姿に感銘を受け、小野さんも勉強を始めた。 「気候危機はもう手遅れだという専門家の意見もあった。そんな状況で、自分には何ができるだろうか」 考えた末、国内で出る温室効果ガスの約4割を占める発電からの排出を減らそうと、ハチドリ電力を立ち上げ、20年8月から電力の提供を始めた。「人生をかけて再エネの普及に取り組む覚悟を決めた」と話す。 新型コロナのパンデミックは、人間と地球のつきあい方を、改めて振り返るきっかけとなった。私たち人間はこれからも地球で、持続的に、くらすことができるのだろうか。地球規模のさらなる脅威「気候危機」は現実のものとなっている。 広告宣伝費を抑えることで、値段設定も低めにし、料金の1%は社会課題の解決に取り組むNPOなどへの寄付に、もう1%を、再エネの普及に充てる。昨冬には寒波で電力需給がひっ迫。本来なら利用者に電気代金のしわ寄せが行くはずだったが「環境のために一歩を踏み出した人を大切にしたい」と、自社で負担を被った。 名前の由来は南米の民話にある。 森で火事が起き、多くの動物が逃げる中、1羽のハチドリがくちばしに水を蓄えて運び、必死に火を消そうとした。「そんなことしても無駄だ」と冷ややかな動物たちに、ハチドリは言った。「私は私にできることをしているだけ」――。 民話はそこで終わる。 でも、小野さんはその先を考えた。 「小さなハチドリだけでは無理かもしれないが、ハチドリの姿に心を動かされた他の動物たちが協力して水をかけてくれれば、火事は消えるかもしれない」 ハチドリ電力の小野悠希代表=2021年11月17日、福岡市東区、根本晃撮影 個人が電気を再エネにしたところで、影響は小さいかもしれないが、その姿をみた他の人々が追随したらどうか。気候危機に対しても、このハチドリのような精神で取り組みたい。名前にはそんな思いを込めた。 小野さんは言う。「個人ができることには限界はある。それでも、ベターな選択を積み重ねれば、きっと社会は変わるはず」。企業や個人からの問い合わせは、今も相次ぐ。21年末、契約は5500件を超えた。 20年10月、政府が温室効果ガスの排出を50年に「実質ゼロ」にすると宣言。国内外で、コロナ禍からの復興に気候変動対策を盛り込む動きが広がる。経済産業省の担当者は「投資家の要求もあり、脱炭素はサプライチェーンにも要求される。再エネのニーズは増えていく」と話す。 年の瀬の千葉県匝瑳(そうさ)市。同社などが所有する太陽光発電所のパネル下にある畑で、大麦の種がまかれていた。約半年後には大きく成長し、実りを迎える。 脱炭素に向けて石油業界でも動き コロナ禍からの復興と併せて… Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
運転中に体調急変・・・自動停止システムの技術基準設定へ 国交省
走行中に意識を失うなど運転手の体調急変による事故を防ごうと、国土交通省は、車両が運転手の異常を検知して自動停止させる「ドライバー異常時対応システム」の技術基準を定める方針を固めた。近く関係規定を改正する。システムを搭載した新型車は2023年9月から基準への適合が義務づけられる。 システムは、車内カメラやセンサーで運転姿勢の崩れやまぶたの状態、一定時間のハンドル無操作などを検知し、異常と判断すれば減速、停止させる仕組み。 新たに定める基準は、減速が始まる5秒前までに表示や音声などで運転手に警報を発する▽急減速にならないよう減速時の速度変化量を一定水準以下にする▽車線変更の機能がある場合は、センサーで周囲の安全を確認し、方向指示器やハザードの切り替えができるようにする▽バスでは作動前に乗客らに音声やランプなどで警報する――など。 バスやタクシー、トラックなどの事業用自動車で死者が出たり、病気で運転が継続できなくなったりした「重大事故」は19年で5076件。うち運転手の健康が原因とされるものは327件(6・4%)に上る。 体調急変による事故を防ぐた… この記事は会員記事です。残り323文字無料会員になると月5本までお読みいただけます。 【1/24まで】2つの記事読み放題コースが今なら2カ月間無料!詳しくはこちら Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
詐欺被害の女性、ひと月後に強盗に押し入られる 関与の疑いで男逮捕
2022年1月5日 14時56分 東京都内で昨秋、高齢女性が特殊詐欺の被害に遭った1カ月後、自宅を訪れた人物に現金を奪われる強盗の被害に遭っていたことがわかった。 警視庁は両事件に関与したとして20代の男を詐欺や強盗の疑いで逮捕した。同庁は、詐欺事件を通じて資産状況を知り、再び狙ったとみている。同様の事件が起きる可能性が否定できないとして、特殊詐欺の被害者らに「何かあれば相談してほしい」と呼びかけている。 捜査1課によると、5日に詐欺容疑で逮捕されたのは建設業の栗本昌史容疑者(28)=茨城県日立市宮田町2丁目=ら男3人。 栗本容疑者らは共謀して昨年10月27日、東京都豊島区の80代女性に区役所職員や郵便局員を名乗って電話をかけ、「介護料の還付金があり、古いキャッシュカードを回収するので、職員に渡してもらいたい」などと伝えて女性宅でキャッシュカード3枚をだまし取った疑いがある。 カードは直後にATMで使われ、計約240万円が引き出されていた。栗本容疑者は調べに対し「黙秘します」と話しているという。 女性は約1カ月後の11月30日、自宅に押し入ってきた人物から刃物を突きつけられ、現金7万円を奪われる被害に遭った。同課は12月、事件を1人で起こしたとして、栗本容疑者を強盗などの容疑で逮捕した。周囲の防犯カメラの映像などから特定したという。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル