福岡県は3日、県内の新型コロナウイルスの新規感染者が5272人だったと発表した。1日あたりの新規感染者数としては、初の5千人台となった2日の5042人を上回り、最多を更新した。(山田佳奈) Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
国内初の内密出産へ 10代母親の名前記さず出生届、慈恵病院が方針
熊本市の慈恵病院は、西日本の10代女性が匿名を希望して出産した赤ちゃんについて、女性の意向を踏まえ、母親の名前を記さずに出生届を出す方針を固めた。病院が独自に受け入れを表明してきた「内密出産」の国内初の事例となる。関係者への取材でわかった。 内密出産は、予期しない妊娠をした女性が、病院の担当者だけに身元を明かして出産し、後に子どもが望めば出自を知ることができる仕組み。法律に定めはないが、様々な事情で女性が孤立出産に追い込まれ、母子の命が危険にさらされることを防ぐ狙いから、慈恵病院が2019年に導入を表明した。 病院の説明によると、女性は昨年11月中旬にメールで病院に相談。妊娠を知られて親に縁を切られることや、相手男性からの暴力を恐れ、匿名での出産を望んだ。12月に来院して赤ちゃんを出産。女性はその後、病院の説得を受け、新生児相談室長にのみ身元を明かした。子どもの特別養子縁組を望む書面を作成して退院した。 一方で女性は赤ちゃんに深い愛情を示し、病院は女性が翻意する可能性もあるとみて、連絡を取りながら意思の確認を続けてきた。確認できた女性の意向を踏まえ、病院は母親の名前を記さずに出生届を熊本市西区役所に出す見通しだ。女性とは今後も連絡を保つ方針だという。 病院は、新生児相談室長が母… この記事は有料会員記事です。残り433文字有料会員になると続きをお読みいただけます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
「ギャラ飲み」派遣女性ら、申告漏れ疑い 収入数千万円でも申告せず
一定の料金を支払って呼んだ女性らと一緒に飲食する「ギャラ飲み」と呼ばれるマッチングサービスをめぐり、店に派遣される女性らに税金の申告漏れの疑いが相次いでいたことが、関係者への取材でわかった。東京国税局は運営会社への税務調査の過程でこうした状況を把握。収入を得ながらも納税についての知識がなく、申告しないケースが多発しているとみられる。 同国税局が調査したのは、東京都内のマッチングサービスの運営会社。ホームページなどによると、利用者はサービスに登録している「キャスト」と呼ばれる女性らに集合場所などを指定して飲食し、キャストは運営会社を介して収入を得る。キャストは20~30代の女性が中心で、人気があると月1400万円以上を得ることも可能としている。 キャストは運営会社との雇用関係はなく、税金が源泉徴収されないため収入から経費などを差し引いた所得が一定額を超えると、所得税を納める必要がある。また、年収が1千万円を超えるなどの基準を満たすと消費税の納税義務も生じる。 関係者によると、国税局は昨… この記事は有料会員記事です。残り252文字有料会員になると続きをお読みいただけます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
福岡・大任町長、特殊警棒を示し脅した疑い 福岡県警が書類送検
特殊警棒を人前で示して脅したとして、福岡県警が3日、福岡県大任町の永原譲二町長(68)を暴力行為等処罰法違反の疑いで福岡地検飯塚支部に書類送検したことが、捜査関係者への取材でわかった。 捜査関係者によると、永原町長は昨年10月8日午後8時過ぎ、同町の集会所の駐車場で町内の男性らの前で伸縮式の特殊警棒を振り出して示し、脅した疑いがある。特殊警棒を所持したことについては認めているという。 関係者によると、男性が知人… この記事は有料会員記事です。残り200文字有料会員になると続きをお読みいただけます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
成田空港の滑走路付近にカモ33羽の死骸 貨物機に群れが衝突か
上沢博之2022年2月3日 20時20分 成田空港のA滑走路付近で1月30日朝、カモ33羽の死骸が見つかった。29日深夜にA滑走路を離陸したシルクウェイウェスト航空の貨物便の機体に、鳥との衝突(バードストライク)によるものとみられる多数の痕跡や損傷が見つかっており、カモの群れと同機が衝突したとみられる。国土交通省が、同機の損傷の程度や詳しい原因について確認している。 機体は無事アゼルバイジャンに到着 国交省成田空港事務所によると、同機は1月29日午後11時半ごろ、A滑走路を離陸。上昇中の短時間、機体に振動があり、操縦室で異臭もしたため、機内を点検したが異常は見当たらず、無事に目的地のアゼルバイジャンの空港に到着した。着陸後の点検で、機体に鳥の死骸が付着しているなど、バードストライクの痕跡や損傷が多数見つかったという。 成田空港を運営する成田国際空港会社(NAA)によると、衝突発生時に同機から連絡はなく、翌30日午前9時40分ごろ、A滑走路付近の芝地で鳥の死骸を見つけたため、滑走路を約20分間閉鎖し、33羽の死骸を回収した。いずれもカモの死骸だったという。(上沢博之) Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
「瀬戸の花嫁」PRの島、架橋工事で官製談合の疑い 前町長ら逮捕
瀬戸内海の小豆島(香川県)と離島を結ぶ架橋工事をめぐり、入札情報を業者に漏らしたとして、香川県警は3日、同県土庄(とのしょう)町の前町長、三枝邦彦容疑者(63)を官製談合防止法違反などの疑いで逮捕し、発表した。高松市の建設会社2社の幹部2人も公契約関係競売入札妨害容疑で逮捕した。 捜査2課によると、三枝容疑者は昨年11月、土庄町が発注した小豆島と沖之島との架橋工事の一般競争入札で、非公表の最低制限価格を漏らした疑いがある。 ほかに逮捕されたのは、タチバナ工業(高松市)役員の松田善雄容疑者(67)と、平成機工(同市)相談役の真嶋忠雄容疑者(74)。三枝容疑者から真嶋容疑者を介し、松田容疑者に情報が伝わった疑いがあるという。県警は3人の認否を明らかにしていない。 入札では、タチバナ工業をふくむ企業共同体が最低制限価格に近い6億6820万円で工事を落札した。 三枝容疑者は2013年の町長選で初当選。昨年12月の町長選で3選を目指したが落選した。 小豆島と沖之島の間には橋が… この記事は有料会員記事です。残り255文字有料会員になると続きをお読みいただけます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
国際宇宙ステーション引退へ 31年に南太平洋に落下、NASA計画
日米欧ロなどが建設した国際宇宙ステーション(ISS)の運用を2030年で終える計画を米航空宇宙局(NASA)が発表した。31年1月に南太平洋上に落下させて廃棄する構想という。民間が建設する新たなステーションに役割を引き継ぎ、NASAは月や火星の探査に注力する方針だ。 NASAは1日、米バイデン政権が昨年末に決めた30年までの運用延長に基づく計画を公表。計画では、民間に協力して20年代のうちに新しいステーションを建設させ、NASAや各国の宇宙機関は顧客として、民間のステーションを利用する。ISSは、地上約400キロ上空の現在の軌道から徐々に高度を下げ、最終的に南太平洋の上空で大気圏に再突入させるという。 NASAは、米宇宙企業アク… この記事は有料会員記事です。残り204文字有料会員になると続きをお読みいただけます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
一斉に消えた「熊本県産」アサリ 福岡の市場、産地偽装問題の影響か
福岡市の市場で3日、取引されるアサリから「熊本県産」が一斉に姿を消し、「中国産」ばかりになった。量そのものも半減。外国産アサリが「熊本県産」と偽装されて出回っているとして、熊本県が1日、県産アサリの出荷を8日から停止すると発表した影響が出ているとみられる。 福岡市中央区長浜の博多港そば。ここの中央卸売市場鮮魚市場では、入荷した魚介類を卸売業者2社が仲介し、仲卸業者に販売する。 両社によると、アサリはこの時期、1日500~700キロが持ち込まれる。だが3日の入荷量は半分近くに減り、「2日まではすべて熊本県産だったが、3日は中国産しか入らなかった」という。 卸売会社「福岡中央魚市場」… この記事は有料会員記事です。残り857文字有料会員になると続きをお読みいただけます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
歴史重ねた「不動さん」のコケ、はがされる 「きれいにしたかった」
大阪・ミナミの繁華街にあり、「水かけ不動さん」で知られる法善寺(大阪市中央区)で、お参りする人らが長年にわたって水をかけ、生え育っていた石像のコケがはがされたことがわかった。寺側は「心が痛む」とため息をつく。はがした人物は警察を通じて寺に謝罪し、「少しコケがはがれていたのできれいにしようと思った」と説明したという。 コケがはがされたのは、不動明王の脇にある「制多迦(せいたか)童子」と「矜羯羅(こんがら)童子」で、いずれも頭部のコケがなくなった。同寺によると昨年12月下旬、参拝者から「童子はこのような顔だったんですね」と連絡があり、発覚。境内の防犯カメラには同19日早朝、ひしゃくを使ってコケをはがすような動きをする人物が映っていたという。 同寺から被害届を受けた大阪… この記事は有料会員記事です。残り202文字有料会員になると続きをお読みいただけます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
「顔の周りクリーンに」 イトーヨーカ堂販売の空気清浄機に措置命令
「顔周辺の空気をクリーンにする」などとうたった首にかける携帯型空気清浄機には効果を裏付ける根拠がなく、景品表示法違反(優良誤認)にあたるとして、消費者庁は3日、大手スーパー・イトーヨーカ堂(東京)と、家庭用品製造の大作商事(同)に対し、再発防止などを求める措置命令を出した。 同庁によると、イトーヨーカ堂は昨年8月、自社の通販サイトで、大作商事が製造した「ピュアサプライ」について、マイナスイオンが顔周辺の浮遊物質を排除するなどと表示。大作商事も昨年6月以降、自社のサイトで同様の表示していた。同庁が根拠となる資料の提出を求めたところ、提出されたのは密閉空間での実験結果で、通常の生活空間での効果の裏付けとは認められないと判断したという。 イトーヨーカ堂は自社サイト… この記事は有料会員記事です。残り120文字有料会員になると続きをお読みいただけます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル