大阪市は21日の市議会委員会で、市が設置する火葬場5カ所のうち1カ所を新型コロナウイルスに感染した死者専用として運営していると明らかにした。2月に入ってからの死者急増に対応するためで、当面続ける方針だという。 委員会での市環境局の答弁によると、10日から八つの火葬炉がある鶴見斎場(同市鶴見区)をコロナ専用とし、1日18人の火葬を行える態勢を整えた。 市は感染対策として、当初からコロナ死者の受け入れを鶴見斎場に限り、コロナ以外の死者の火葬終了後にコロナ死者4~5人の火葬を行っていた。しかし、府内のコロナ死者の急増に伴って火葬待ちの状況が生じたため、鶴見斎場をコロナ死者専用に切り替えた。市環境局は「さらに稼働時間を延長して対応したい」とする。(新谷千布美) Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
なぜ人は猫に魅せられるのか イエネコこそ新たな「百獣の王」に
テレビをつければネコがあちこちのCMに登場し、書店をのぞけばネコを取り上げた雑誌や本が並ぶ。2月22日の「猫の日」も大盛り上がりで、今や「ネコの時代」が到来したかのように見える。ネコと人間はどう関係を築いてきたのか、「猫はこうして地球を征服した」(インターシフト社)の著書がある米ジャーナリスト、アビゲイル・タッカーさんに話を聞いた。 Abigail Tucker 1980年生まれ。米スミソニアン誌特約記者。近著「Mom Genes(母性の遺伝子)」の日本語版が2023年春にインターシフト社から刊行予定。 ――人間とネコは古来共存していたのでしょうか。 「人類とネコ科の動物の関係は、肉をめぐる壮大な戦いだったと言えます。肉は生存に必要な非常に大事なたんぱく質源で、確保するのに多大な労力が必要でした。人類が最初に食べた肉は大型のネコ科の動物の食べ残しだった、と言う研究者もいます。食べ残しの肉を見つけると、少し盗み食いしては一目散に逃げたのです。そうしないと今度は食べられてしまいますから。実際、ヒトはネコ科の動物にいつも狙われていました」 かつて「ライバル」だった人類とネコ科動物 「ヒトの脳が大きくなったのは、肉を得るためだったという説もあります。脳が大きくなり、武器を作ることができるようになると、ヒトとネコ科の動物の間にある種の力の均衡が生まれました。ライバルと言っていいでしょう。我々にはやりがあり、彼らには牙と爪があった。それを生かして両者が食物連鎖の頂点に立ち、一定の距離を保つようになったのです」 ――それがなぜヒトは小型のネコと暮らすように? 「転機は新石器革命です。人類は1万年ほど前に農耕や牧畜をするようになりました。定住して集落をつくり、食べるために動物を飼うようになったのです。これに伴って人口は大きく増えました。一方で、ライオンやトラなど集落に近づく大型の捕食動物を排除するようになりました。家畜が襲われるのを防ぐためです」 「これが別の効果も生みました。集団で暮らすとさまざまなゴミが出ます。大型の動物がいなくなったことも相まって、ゴミを狙って中型の捕食動物が集まってくるようになりました。キツネやテンといった動物です。その中にネコもいたのです。こうした定住地のゴミの研究では、イエネコにつながるリビアヤマネコの骨が見つかっています」 「ネコというとよくイヌと比較されます。『自分はネコ派だ』『イヌ派だ』とかよく言いますよね。しかし、ネコの生態は、人間が意図的にそうしているわけではないのに、人間の生活からこぼれ落ちてくる資源を当てにして人間の近くに住むハトやネズミにむしろ近いのです。『片利共生』と言います。彼らは我々の生活の範囲にいますが、支配されているわけではありません」 ――そうした動物の中でなぜネコだけ家の中にまで入ってくるようになったのでしょうか。ネズミを捕るからですか。 「ネコがネズミを駆逐するというのは幻想です。ネコは小動物に反応する習性があるので、ネズミをやっつけることもあるでしょう。知り合いに、メリーランド州ボルティモア市の公衆衛生の専門家がいます。この専門家が市内の裏通りでネコが何をしているのか観察をしました。そこで分かったのは、ネコとネズミが共存しているということでした。餌をあさるためにゴミ箱の近くにネコとネズミが一緒にいて、ネコはネズミを捕らえようともしませんでした。ネズミの中には大きなものもいて、ネコにしてみれば戦うと危険もあるのです。これは現代の話ですが、新石器革命のころも変わらなかったでしょう」 インタビュー後半では、人間はなぜ「ネズミも捕らない」ネコを家の中へ招き入れたのか、ネコが世界中へ広がっていった歴史、そしてなぜ現在、ネコブームが起きているのか、についてタッカーさんがひもといていきます。 ――ではなぜ? 人間の「弱み」につけ込んだネコたち 「確かに、集落に近寄って来… Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
中学受験終え、どう過ごす? 鉄緑会、すでに800人以上申し込み
首都圏の中学入試がほぼ終わった。次の目標である大学受験を見据え、早くも塾に入る子どもも少なくない。受験を終えた子どもたちはこの時期、どう過ごせばよいのか。(川口敦子、塩入彩、編集委員・宮坂麻子) 「合格おめでとう 次は東大」 1月中旬、中高一貫校生向けの「東大受験指導専門塾」をうたう「鉄緑会(てつりょくかい)」(東京都渋谷区)のホームページに、新中1を対象にした説明会の案内がアップされた。 「中学入学はそれ自体がゴールなのではありません」「大学受験の準備は早ければ早いほど有利となります」――。 東大412人という昨年の東京本校の合格実績とともに、生徒や保護者を刺激する言葉が並ぶ。「東大合格のための最も確実で合理的な方法を伝授します」 東大医学部、法学部の学生、卒業生によって1983年に設立された同塾は、講師のほとんどが東大の学部生や院生、卒業生だ。現在は、ベネッセホールディングスの傘下に入り、東京と大阪に拠点を構える。 「ありがたいことに、入会希望者は年々増えています」と同塾の冨田賢太郎会長は言う。 大阪は1月中旬ごろから、東京は難関校の中学受験が終わった2月初旬ごろから入会の申し込みが相次ぐ。特に東京の場合、中1の4月開講までの入会なら、開成や桜蔭、筑波大付属駒場など、一部の「指定校」の合格者は選抜試験なしで入塾できる。指定校は昨年より1校増え、14校ある。 昨年のこの時期に入会した生徒は約1千人で、3年前より200人ほど増加。今年も2月17日時点で、すでに800人以上の申し込みがあった。大阪校も、入会希望者が増加傾向にあるという。 最近では、生徒の親が鉄緑会の卒業生であるケースも多くなっているといい、「塾での学習が効率的だと保護者自身がよく認識している」と冨田会長。同塾では、目標を「東大合格」と明確にし、中学3年間で習う英語や数学を中1の1年間で完了する。中学入学以降に途中入会も可能だが、「追いつくには、一定の苦労はある」と言う。 この時期に入塾希望者が殺到するのは鉄緑会だけではない。 東京都渋谷区にある英語専門… Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
児相、窒息死した男児を2回保護 施設入所決めるも母親が同意せず
有料会員記事 大宮慎次朗、黒田陸離 小寺陽一郎、土居恭子2022年2月21日 21時27分 神奈川県大和市で小学1年の次男を窒息死させたとして母親が逮捕された事件で、県の児童相談所が過去に2回、次男を保護していたことがわかった。2回目に保護した際に施設入所措置の方針を決めたが、母親から同意を得られず、裁判所も児相の申し立てを却下。次男は自宅に戻った8カ月後に死亡した。 神奈川県が21日、記者会見で明らかにした。県警によると、20日に逮捕されたのは同県大和市西鶴間3丁目、自称看護助手の上田綾乃容疑者(42)。2019年8月6日、自宅で次男雄大さん(当時7)の鼻と口を何らかの方法でふさいで殺害した疑いがある。「何もしていないです」と容疑を否認しているという。 県によると、雄大さんが生まれた際、10年ほど前に上田容疑者の長男(当時5カ月)と長女(同1カ月)が相次いで死亡していたことを把握した児相は、大和市と連携して上田容疑者を支援していた。だが、12年10月に雄大さんが心肺停止で緊急搬送されたため翌11月に生後5カ月の雄大さんを一時保護。その後、施設入所の措置に切り替え15年3月まで保護していた。 17年4月には三男(同1歳5カ月)が自宅内で死亡したため、児相は再び雄大さんを一時保護。ただ、施設入所については母親が同意せず、家庭外での一時保護が続いた。18年10月に横浜家裁が児相の申し立てを却下し、翌11月に一時保護が解除された。 保護期間中、雄大さんは周囲に「母親に投げ飛ばされて口から血が出たことがある」と話したという。帰宅後も児相と大和市は自宅を訪れるなどして支援を継続。雄大さんが亡くなる4日前にも訪問していたが、「虐待の兆候はなかった」という。 県は第三者による検証委員会を立ち上げる方針。記者会見で県は「きょうだいが亡くなる中、安全に家庭生活できるか疑問を持っていた」と指摘。家裁の判断については「この家庭での養育が不適切だという書類をそろえられなかった。大変残念に思っている」と述べた。(大宮慎次朗、黒田陸離) 「突然苦しみ始めた」と119番通報 死亡した雄大さんの口などの… この記事は有料会員記事です。残り425文字有料会員になると続きをお読みいただけます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
わたしたちの猫ミニーメイ……君は子猫と幸せになったよね?
ミニーメイは幸せかな。猫を見かけるたび、茨城県常総市の登坂明子さん(56)は、飼っていた猫を思い出す。きれいな茶トラのお母さん猫だった。 「うちの猫が赤ちゃんを産んだんだけど、もらってくれない?」 約40年前、明子さんが高校1年の時。近所の人がそう言ってくれた。家族は両親と明子さん、8歳下の小学生の妹・陽子さんの4人で全員猫が大好き。喜んで迎え入れた。「赤毛のアン」の登場人物から「ミニーメイ」と名付けた。 当時、猫の放し飼いは珍しくなかった。今は感染症や交通事故、繁殖を防ぐため環境省は猫の室内飼育を推奨しているが、家の中と外を自由に行き来する飼い猫も多かった。 実家周辺は車通りも少なかった。ミニーメイがドアの前を行ったり来たりすると、誰かがドアを開けて外に出す。夕方、「ニャア」と聞こえたら家に入れる。ミニーメイは午後5時までに必ず帰宅し、パートから戻る母を迎えた。 野良猫と思われないよう首輪を付けていた。 肌寒い夜のお気に入りは、明子さんの布団。妹はお姉ちゃんばかりずるいと怒った。「どこを歩き回ったかわからないミニーメイと、シャンプーもしないで一緒に寝るなんて」と今は苦笑するが、当時はそれが幸せだった。 その年の秋。ミニーメイのおなかが膨らんでいるのに気づいた。妊娠していた。妊娠後も明子さんの布団に潜り続けた。 ある朝。明子さんは足元の冷たい感触で目が覚めた。布団をめくると、ミニーメイが赤黒い塊を二つ抱えていた。死産だった。慌てて母を呼んで部屋に戻ると、ミニーメイは子猫をガリガリとかじり始めた。 母が、隙を見て赤ちゃんを庭に埋めた。ミニーメイは「ナアナア」と低い声で鳴いた。ベッドの周囲をぐるぐる歩き回っていた。 翌年の春。今度は元気な子猫を2匹産んだミニーメイは、塀の外に出なくなった。庭の柿の木に子猫が登るのを眺め、母乳をあげて過ごす日々。時々小学生が子猫を塀の外に呼び出して遊んだ。ミニーメイは子猫が人に触られるのを嫌がった。 それから約2カ月。明子さんが学校から帰ると子猫がいない。家族全員で探しても見つからない。 私、なぜそんなことをしたの……今でも思う 毎日、ミニーメイは外出し… Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
2番だって、いいじゃないですか 「日本No.2協会」立ち上げ
2番だって、いいじゃないですか――。富士山に次ぐ日本で2番目に高い山・北岳(標高3193メートル)のある山梨県南アルプス市の住民らが、「2022年2月2日」に「日本No.2協会」を立ち上げた。様々な分野で2位の自治体や団体と、「1番ではない」ことの悔しさを自虐的に共有しながら、決して劣らない魅力を発信していく。22日に初のサミットを開く。 協会は、北岳のある同市芦安地区で民宿旅館を営む名取大介さん(41)が、住民有志と発足させた。2番目は、1位に比べて注目されない「痛み」を抱えるが、差を認めつつも甘んじず、地元の活性化をめざすという。 日本記念日協会には、「2月2日」を「No.2の日」として登録申請した。さらに2が多く並ぶ22日に登録されることになり、同日午後2時から、初の「No.2サミット」をオンラインで開く。 芦安地区の旅館業者でつくる… この記事は有料会員記事です。残り418文字有料会員になると続きをお読みいただけます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
大分・沖縄・山口で重点措置解除 飲食店から不安の声も
新型コロナウイルス対応の「まん延防止等重点措置」が、大分、沖縄、山口の3県で解除された。ただ感染が収まったとは言えない中、21日から営業時間の短縮を元に戻したり、営業を再開したりした飲食店からは、不安の声が漏れる。 全国有数の温泉地として知られる大分県別府市。21日は平日でもあり、観光客はまばらだった。だが駐車場には、まだ重点措置が適用されている県のナンバープレートをつけた車が多かった。福岡市から友人4人で訪れた会社員男性(25)は「大分は重点措置が解除されたので、仕事の休みに合わせて来ました」。 別府市の明礬(みょうばん)温泉にあるうどん店「明礬うどん」は、重点措置の間は午後8時までにしていた営業時間を午後9時までに戻し、酒の提供も始めた。だが女将(おかみ)の平田弘恵さん(54)は「マスクをしていない県外からの客もいて、常に不安に感じている。県内での(1日あたりの新規)感染者はまだ数百人単位で出ており、解除は早かったと思う」と話す。 別府市によると、観光客は2019年が833万人だったが、20年は442万人とほぼ半減。外国人客の割合も約20%から約4%に落ち込み、観光関連産業の苦境は続いている。 このうどん店では感染拡大防… この記事は有料会員記事です。残り800文字有料会員になると続きをお読みいただけます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
暴力団と明かさず組事務所購入か 山口組系組長ら詐欺容疑で逮捕
2022年2月21日 21時30分 愛知県警は21日、指定暴力団6代目山口組の直系組織「竹中組」ナンバー2で傘下組織組長の村上茂徳容疑者(43)=名古屋市東区=ら男2人を詐欺の疑いで逮捕したと発表した。 ほかに逮捕されたのは、傘下組織組員の小縣裕史容疑者(44)=北名古屋市。村上容疑者は容疑を否認し、小縣容疑者は「黙秘します」と話しているという。 捜査4課によると、2人は2016年1月、小縣容疑者が暴力団員であることを隠して名古屋市北区の4階建てビルを約2100万円で購入した疑いがある。ビルは村上容疑者が組長を務める組織の事務所として使用していたという。 この組織は名古屋市内に事務所を構えていたが、2014年に火事で焼失。新たな事務所を探していたという。 竹中組は、山口組の竹中正久4代目組長の出身組織で、兵庫県姫路市に本部がある。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
暴風雪に見舞われた北海道 80台以上絡む多重事故で1人死亡
【動画】北海道の暴風雪 網走では視界がなくなるほどの状態に=神村正史撮影 発達した低気圧などの影響で、北海道内は21日、各地で暴風雪に見舞われた。吹雪が発生した場所で多重衝突事故など4件が起き、男性1人が死亡。鉄路や空路も大きく乱れた。22日も局地的に大雪になる見込みで、JR北海道は札幌駅発着の全列車を始発から運休する。気象庁は猛吹雪による交通障害などに注意を呼びかけている。 道警によると、21日の未明から朝にかけ、暴風雪が原因とみられる人身交通事故が4件発生した。 北斗市の函館江差自動車道の北斗中央インターチェンジ(IC)―北斗追分IC間の上り線では午前7過ぎ、「多重事故が起きた」との通報が相次いだ。80台以上が絡んでおり、17人が病院に運ばれ、同市富川2丁目、大工吉田信一さん(67)の死亡が確認された。 事故発生当時、現場付近は風雪で視界不良となる「ホワイトアウト」の状態だった。渋滞に巻き込まれた車両を含めて100台以上が動けなくなった。 北斗市白川でも午前8時20分ごろ、乗用車2台が正面衝突したと110番通報があった。1人が病院に搬送された。 午前4時55分ごろには当別町の札幌大橋で、タンクローリーなど7台がからむ事故が起きた。30代と50代の男性2人が胸などに軽傷を負った。 室蘭市本輪西町の国道37号では午前7時45分ごろ、乗用車同士が正面衝突。接触を避けようとしたトラックや乗用車など約10台が道路から脱輪し、渋滞が約4時間発生した。60代女性が腕などを負傷した。 雪の影響で交通機関も大きく乱れた。 JR北海道によると、札幌駅発着の列車を中心に計1096本が運休した。このうち札幌と新千歳空港を結ぶ「快速エアポート」は計148本だった。 JR北は22日の運行について、札幌駅発着の全列車を始発から運行を見合わせると発表。利用客の多い千歳線の札幌―新千歳空港間の除雪作業を優先して進める。順調にいけば、同区間で昼ごろから1時間に2本程度の運行ができる可能性があるとしている。そのほかの路線の運転再開は見通しが立っていない。 札幌駅発着の列車は、6日の大雪の際も運休や遅れが相次ぎ、運行中の列車29本が駅などで立ち往生したため除雪作業の妨げとなった。JR北は、21日は計画運休によりトラブルが起きていないとし、島田信明・運輸部長は会見で「今回はすぐに除雪に取りかかれる。(22日中の)運転再開をめざす」と述べた。 一方、新千歳空港は21日朝から、2本ある滑走路を交互に使用しながら除雪作業を続けた。北海道エアポートによると、午後7時半現在で新千歳発着の羽田、成田、関西便など計180便が欠航。航空各社によると、22日も新千歳以外の道内発着便の一部で欠航が決まっている。天候次第で、欠航便がさらに広がる見通しだという。 気象庁によると、21日午後5時現在の最大瞬間風速は、えりも岬42・2メートル、網走市32・9メートル、浦河町31・5メートルなど。石狩市浜益では、2月の観測史上最大となる29・6メートルを記録した。 札幌市南区の小金湯では、6時間降雪量の最大値が29センチに達し、昨冬までの2月の最高値を超えた。このほか羅臼町で26センチ、遠軽町で25センチの雪が降った。 札幌管区気象台によると、強い冬型の気圧配置は22日も続く見込み。同日夕方にかけて、日本海側南部を中心に発達した雪雲が流れ込み、局地的に大雪になるおそれがあるという。 22日に予想される最大風速は日本海側で20メートル、太平洋側、オホーツク海側で20~15メートル。22日午後6時までに予想される24時間降雪量は、いずれも多い所で、日本海側50センチ、太平洋側40センチとなっている。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
「お客さん来てもらいたけど、不安も…」コロナ重点措置解除の島根県
新型コロナウイルス対応のまん延防止等重点措置が5県で解除された。島根県で、措置期間中に「休業」の貼り紙が貼られていた繁華街や観光地では、不安と期待が入り交じった声があがった。 松江市東本町のスナック「黄昏(たそがれ)」の松浦登喜子さんは期間中、娘と2人で営む店を完全に閉めていた。県内に重点措置が適用されたのは今回が初めて。客足は完全に遠のくと予想したのが大きな理由だが、感染者数が増え続ける中での営業にリスクも感じていたためだ。 現在、県内での感染拡大は比較的抑えられているが、全国的には連日多くの感染者が発表される中での解除。「本当は延長してもらいたかったくらい。お客さんには来てもらいたいけど、不安もある。気持ちは複雑で、当面はぴりぴりしながら店を開くことになると思う」 多くの観光客でにぎわう出雲… この記事は有料会員記事です。残り247文字有料会員になると続きをお読みいただけます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル