【動画】弁天島のそばで海面に漂うイワシを次々と食べるトド=道立総合研究機構稚内水産試験場提供 日本最北端・北海道稚内(わっかない)市の宗谷岬の沖に浮かぶ弁天島に、今冬もトドが大群できている。今年に入ってイワシの大量死が続き、道立総合研究機構稚内水産試験場は海面に漂うイワシを食べまくる様子も動画に収めた。 稚内水試によると、今冬のトドのまとまった上陸は昨年11月28日で、約10頭が観察された。12月は多くても60頭程度だったが、1月に入って500~800頭に急増。2月はさらに増え、19日のドローン調査では約1500~1700頭にのぼった。 宗谷地域一帯の海岸では1月… この記事は有料会員記事です。残り345文字有料会員になると続きをお読みいただけます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
ネットで数千円、請求は10万円 高額鍵開け業者2社に業務停止命令
住宅の解錠サービスで、ウェブ上では料金を数千円と表示しながら、10万円を超える請求をして契約を結び、クーリングオフに応じなかったとして、消費者庁は25日、同じ男が社長を務める「Rセキュリティ」と「鍵」(ともに東京)の2社に対し、特定商取引法違反で6カ月の業務停止を命じたと発表した。 同庁によると、2社はウェブでは解錠代を「4980円~」などと表示。自宅の解錠の依頼を受けた段階では具体的な金額は示さず、作業員が訪問後に見積もりして、10万円超の料金で勧誘して契約を求めていた。2020年6月以降、実際に契約を結んだ少なくとも3人の客からクーリングオフの申し出があったが、「クーリングオフは受け付けられない」などと事実と異なる説明をしていた。うち1人には同様の説明を1カ月半繰り返し、クーリングオフを妨害した。 男は「鍵の110番・水道1… この記事は有料会員記事です。残り260文字有料会員になると続きをお読みいただけます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
元作業員1人に賠償命令、もう1人は棄却 下関じん肺第2次訴訟判決
三菱重工業下関造船所(山口県下関市)の健康被害をめぐる損害賠償請求訴訟の判決が25日、山口地裁下関支部であった。種村好子裁判長は、下請けや孫請け会社の元作業員2人のうち、1人は会社側の責任を認め、遺族に1430万円の賠償を命じた。もう1人は請求を棄却した。 元作業員2人は1957~2009年、船内で電気溶接をするなどし、作業中に粉じんを吸い込んだとして国からじん肺認定を受けた。17年4月に三菱重工に計約7千万円の損害賠償を求めて提訴。その後2人は死亡し、遺族が訴訟を引き継いだ。 種村裁判長は判決で、元作業… この記事は有料会員記事です。残り421文字有料会員になると続きをお読みいただけます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
「ベテラン運転士の乗り心地を」 山手線の自動運転、営業中に試験
「ドライバレス運転」の導入を目指すJR東日本は25日、山手線の自動運転試験の様子を報道公開し、自動での加減速や乗り心地を確認した。 実験に使う車両は、発車から停車まで自動制御する「自動列車運転装置(ATO)」を搭載。通常、加減速は運転士が手動で操作するが、ATOの場合、出発時にボタンを押すだけで自動運転になる。 山手線は運行密度が高いため、先行車両との間隔に応じて走行パターンを調整できるシステムづくりを目指しているという。 JR東は2018年度以降、終電後に走行試験を重ねてきたが、今年2月からは営業車両が走る日中に実施している。 25日は前後に営業車両が走るなかでの試験走行だった。正午前に大崎駅を発車し、外回りを2周した。この間、加減速を減らして惰性で走行する時間を長くする省エネ運転の効果を検証した。また、ATOでベテラン運転士の運転パターンを再現した。担当者は「乗り心地に明らかな指標はないが、熟練運転士のような操作を目指す」という。 JR東は、将来の労働人口の… この記事は有料会員記事です。残り351文字有料会員になると続きをお読みいただけます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
大阪府、新たに8534人の感染確認 死者は47人 新型コロナ
大阪府は25日、新たに8534人が新型コロナウイルスに感染していることを確認したと発表した。また新たに47人の死亡も確認された。府内の感染者は延べ62万5518人、死者は計3814人になった。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
恋バナできない私が見つけた居場所 ドラマ「恋せぬふたり」舞台裏も
小学生の頃から、「好きなタイプは?」と恋愛にまつわることを聞かれたとたん、楽しくなくなった。 恋愛は遠い世界の話のように感じていた。趣味の話では盛り上がれるのに。 腹を割って話せる関係の友人はいなかった。年齢を重ねるとともに、孤独感が積もっていった。 東京都豊島区の行政書士岡嶋俊哉さん(32)は、昔から「恋バナ」ができなかった。 他者にひかれないという人物の記事をネットであるとき読んだ。 「恋愛が分からない」と語る当事者の体験が自分と重なった。これまで感じていた生きづらさを打開する糸口になるかも。 記事中で紹介されていたNPO法人「にじいろ学校」(東京都渋谷区)が開く、他者に恋愛感情を抱かない「アロマンティック」や他者に性的にひかれない「アセクシュアル」と呼ばれる人たちの交流会に参加した。 交流会は初対面の人ばかりなのに、昔から知っているような感覚になるほど「あるある」と共感することだらけ。 当たり前に恋愛を楽しむ周りの「普通」とどんどんずれていく自分に、やっと合うラベルを見つけられたようだった。 参加を重ねた27歳の時、「アロマンティック・アセクシュアル」を自認した。 名前がついたことで、幼い頃… この記事は有料会員記事です。残り2337文字有料会員になると続きをお読みいただけます。 フカボリ 旬の話題の舞台裏から事件の真相まで、気になるニュースの深層に迫ります。世の中に流れる情報の一歩先へ。「もっと知りたい」「ちょっと気になる」に応えます。[記事一覧へ] Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
阿蘇山、警戒レベル上昇で「全く登れない」と誤解 草千里まで行ける
城戸康秀2022年2月25日 13時42分 熊本県の阿蘇山の噴火警戒レベルが「2(火口周辺規制)」から「3(入山規制)」に引き上げられたのを受け、阿蘇火山防災会議協議会(会長・佐藤義興阿蘇市長)は24日、中岳第1火口から約2キロ圏内の立ち入り規制を始めた。 規制に伴い、阿蘇山上に向かう登山道は阿蘇パノラマライン坊中線が草千里駐車場横まで、南阿蘇村からの同吉田線は池の窪牧野入り口までとなる。市道仙酔峡線も国立阿蘇青少年交流の家入り口付近で通行止めとなり、仙酔峡には行けなくなった。 阿蘇五岳への登山は、中岳と高岳が引き続き規制される。烏帽子岳と杵島岳は24日から登山禁止となったが、いずれも山頂は2キロ圏外にあり、登山路の安全確認後に規制解除される見込み。現状、登山可能なのは根子岳のみ。 阿蘇市は、観光客に阿蘇山はまったく登れないと誤解される風評被害の発生を強く警戒。SNSなどを通じて「草千里までは行けるといった正確な情報の発信に力を入れたい」(佐藤義興市長)という。(城戸康秀) Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
「ちくったな」担任に被害訴えた後に地獄が…学校で性暴力が起きたら
20年余り前、ある公立中学校。被害者の女子生徒(当時)と両親が起こした訴訟の判決によると、男子生徒らの性暴力は1年の時に始まった。すれ違いざまに胸やお尻を触られたり、ほうきの先で胸を突かれたり。その後も胸を触られるなどの被害が続いた。 子どもへの性暴力第6部⑪ イラスト・甲斐規裕 3年になり、女子生徒は担任の男性教諭に加害者の名前を挙げ、体を触られたと伝えた。ところが教諭は被害を詳しく確認しないまま、クラスの帰りの会でこう言うだけだった。 「女子の体にタッチしている男子がいるようだけど、それはセクハラといって、社会問題になっていることと同じだ。人の嫌がることは二度とするな」 子どもたちの間で起きる性被害について考える「子どもへの性暴力・第6部」の最終回。被害を未然に防ぎ、深刻化させないための鍵は、大人の気づきと行動です。教員に相談してかえって行為が悪化することもあります。どのような対応が求められるのか、考えます。 これを聞いた加害生徒は被害… Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
医療ベンチャーめぐりうその資料提出した疑い 株価つり上げ目的か
ジャスダック上場の医療ベンチャー「テラ」(東京)の株価をつり上げるため、うその情報を公表したとして、警視庁は25日、テラ社と業務提携していた医薬品関連会社「CENEGENICS JAPAN」(セネ社、東京)=破産手続き中=の代表取締役だった竹森郁容疑者=東京都港区=ら男2人を金融商品取引法違反(偽計)の疑いで逮捕した。捜査関係者への取材でわかった。 捜査関係者によると、竹森容疑者らはテラ社が第三者割当増資をすると発表した2020年10月、セネ社がテラ社に協力する資金として別の会社から約25億円を調達する際、この会社の口座に約75億円の資金があるという虚偽の資料をテラ社に提出、株価をつり上げようとした疑いがある。 テラ社は資料を元に投資家向… この記事は有料会員記事です。残り249文字有料会員になると続きをお読みいただけます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
性暴力、友人や先輩から… 学生134人調査、ハンドブック作成
関西学院大の学生らが、学内で性暴力に関するアンケートを実施し、その結果をもとに「性暴力防止ハンドブック」を作った。性暴力を「受けたことがある」と答えた人の約4割が誰にも相談できなかったことから、「同世代に性的同意の必要性について知ってほしい」と取り組んだ。 人間福祉学部3年生の3人が、コロナ禍で若年層の予期しない妊娠や家庭内での性暴力が増加傾向にあると知り、昨年7月、学内の教員らの協力のもと、学生に性暴力の実態について聞いた。女性100人、男性32人、その他2人が回答した。 これまでに受けたことがある性暴力を聞くと(複数回答可)、「身体的特徴への言葉の嫌がらせ」20・9%、「同意のないボディータッチ」20・1%、「痴漢」14・9%、「盗撮」9・7%、「ストーカー行為」8・2%、「同意のない性行為」1・5%だった。「ない」としたのは44・8%だった。 加害者は半数以上が面識のない人だったが、友人34・4%、先輩11・5%と続いた(複数回答可)。 誰にも相談しなかった理由に… この記事は有料会員記事です。残り408文字有料会員になると続きをお読みいただけます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル