伊藤秀樹2022年3月13日 9時27分 くまモンの誕生日の12日、「くまモン誕生祭2022」が熊本市中央区の市民会館シアーズホーム夢ホールで催された。くまモンの集客イベントは3年ぶり。1千人以上のファンが、お祝いに駆けつけた。13日もある。 ステージイベントでは、誕生日ケーキが用意され、プレゼントの刀が贈られた。宇宙に飛び出したくまモンが地球へ「くまモンパワー」を発信するパフォーマンスや、県内に拠点を置く劇団「096k熊本歌劇団」との殺陣演技などがあった。ステージで蒲島郁夫知事は「熊本県をくまモン県にするように頑張る。駅や港など、どこでも生のくまモンに会えるくまモンランド化構想を考えている」とあいさつした。 家族3人で訪れた熊本市立龍田西小学校3年の川端滉大さんは「くまモンに会えることが楽しみ。誕生日おめでとう」と話した。(伊藤秀樹) Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
「えほんの力で思いを形に」 考え抜いた姉弟の新たな遺言サービス
遺言を書くのにあわせ、自分の人生を絵本にして残す――。そんなサービスを打ち出す司法書士事務所が昨秋、大阪市に誕生した。その名も「えほん遺言司法書士事務所」。手がけるのは、司法書士の弟と広告業界で働く姉。遺言を身近に感じてもらい、トラブルを避けるために遺言を作る人を増やすのがねらいだ。 まず、依頼者の半生を聞きとり、自分史や家族への思いをまとめた一冊の絵本をつくる。その絵本の中にポケットをつけ、法的に有効な遺言書を入れる。好きな作風にあわせ、16人以上の絵本作家からデザインを選ぶ。依頼から完成まで、半年ほどかかるという。 事業を始めたのは、司法書士の水上和巳さん(31)と姉の瞳さん(34)。 和巳さんは高校卒業後、司法書士の試験に24歳で合格。東京に拠点を置く大手の事務所に採用された。相続登記などを手がける中、遺言がないため、遺族間でトラブルになるケースを目の当たりにしてきた。 司法統計によれば、遺産分割事件のうち、残された財産が1千万円以下のケースが3割超を占める。和巳さんは「一般家庭でも起きる問題だ」と考え、独立を検討していた2020年夏、「残された人に余計な負担がかからないよう、遺言を書くことが楽しいと思えるサービスをできないか」と瞳さんに相談した。 瞳さんは広告業界に身を置き、選挙で投票すればタピオカ入りのドリンクが半額で買えるキャンペーンなど、社会課題の解決をめざすユニークな企画に関わってきた。和巳さんの話を受け、姉として、ビジネスパートナーとして協力できないかと考えた。 藍染めや漆塗りの遺言を提案してはどうか――。さまざまなサービスを検討した結果、行き着いたのが絵本だった。イラストで描かれ、文字が少なくて読みやすく、親しみやすい。絵本は、世代を問わず、受け入れられるコンテンツだと思っていたという。 昨年10月に大阪市中央区に… この記事は有料会員記事です。残り749文字有料会員になると続きをお読みいただけます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
酒気帯び運転容疑、52歳の俳優を現行犯逮捕 兵庫県警
2022年3月13日 11時53分 酒を飲んで車を運転したとして兵庫県警生田署は13日、横浜市磯子区岡村6丁目の川原英之容疑者(52)を、道路交通法違反(酒気帯び運転)の疑いで現行犯逮捕し、発表した。署によると、川原容疑者は兵庫県出身の俳優だといい、「三宮で同級生と焼酎を飲んだ」などと供述して容疑を認めているという。 署によると、川原容疑者は13日午前6時15分ごろ、神戸市中央区三宮町1丁目の県道で、乗用車を酒気帯びの状態で運転した疑いがある。 川原容疑者が信号待ちをしていたトラックに追突する事故を起こし、トラックの運転手が110番通報。警察官が呼気を調べて発覚した。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
留学か出産か、女性だけ選ばされるのは 若手官僚らの声、制度動かす
家族のあり方や働き方の変化で、出産や育児をめぐる環境も大きく変わっている。様々な理由や事情で、子どもを「産まない」「もたない」という選択をしても、「なぜ?」「まだ?」と聞かれることも。「産まない」という選択についてどう思うか、考えた。 留学をあきらめるか、出産を先に延ばす、または産まないか――。留学中の出産を認めていなかった国家公務員の留学制度が先月見直された。国を動かしたのは、出産のために留学をあきらめたり、今後のキャリアプランに悩んだりする若手官僚らの声だった。 人事院は2月22日、ツイッターで「産前・産後休暇を取得しても留学を続けられるようになりました」と発表した。留学は2年間で、入省10年未満が対象。留学中に妊娠した場合、留学をとりやめて帰国しなければならなかった。 声を上げた一人が若手官僚らでつくる「新しい霞ケ関を創る若手の会(プロジェクトK)」副代表で、経済産業省ヘルスケア産業課の紺野春菜さん(32)だ。結婚3年目となる27歳の時に、留学に立候補した。 ただ、当時の選考担当者から「制度上、留学が終わるまで出産できない」と言われ、心が揺れた。選考期間を含めると、留学が終われば31歳。少しでも早く留学したかったが、周囲から言われた「1、2年(出産が)遅れても問題ないでしょ」という言葉も、「留学前にササッと産んで連れて行けば?」という言葉も、悪意はないと分かりながらも違和感がぬぐえなかった。 悩んだ末に留学はあきらめ、不妊治療を経て出産した。現在は育児休業中で、1歳と0歳の子を育てている。子どもはかわいいが、留学への心残りと、妊娠は認めないという女性にだけ課せられた制約への憤りは、くすぶり続けた。 そんななか、2月上旬、若手… この記事は有料会員記事です。残り1886文字有料会員になると続きをお読みいただけます。 Think Gender 男女格差が先進7カ国で最下位の日本。生きにくさを感じているのは、女性だけではありません。だれもが「ありのままの自分」で生きられる社会をめざして。ジェンダーについて、一緒に考えませんか。[記事一覧へ] Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
帰りたかった浪江のふるさと 「避難先で一生を終える」決断した祖父
一帯に広がる空き地の先に地平線が見える。福島県浪江町の内陸部にある立野地区。住宅は所々に残っているが、道を歩く人の姿は見えない。 「あそこにも家があった。あそこにも。ここは集会所――」。仙台市から車を走らせてきた横山眞志(71)は運転席から空き地を指さし、2月上旬に同行した記者に向かって教えてくれた。 横山眞志さんの自宅跡=2022年2月9日午前10時19分、福島県浪江町、申知仁撮影 横山は1951年1月1日、立野で稲作、養蚕、林業などを営む家の長男として生まれた。60歳になるまで生家で暮らした。町農協(合併後はJAふたば)職員との兼業農家だった。 集会所のあった付近から少し山側に入り、生家のあった敷地に着いた。4年前に解体された自宅の面影を残すものはない。 突然奪われた日常 自宅跡に残した白いコンテナ 変わってしまった「ふるさと」。脳裏に浮かぶ立野での暮らしは、一生続くと思っていた。 近くの山から湧き水をタンクで集め、水道代わりに。秋には結婚して仙台に引っ越した次女が、家族を連れて稲刈りの手伝いに来てくれた。休日は孫と一緒に家のそばの坂道に寝転がり、何もせず青空を眺めるのが楽しみだった。 震災前、立野には約900人が暮らしていた。住民同士の付き合いは深く、夏は盆踊りや花火大会で盛り上がった。神楽の芸能保存会もあり、結婚や出産のたびに奉納に来てくれた。2008年に父親が亡くなった時は、葬儀に600人以上が駆けつけてくれた。 そんな暮らしは突然、奪われた。東京電力福島第一原発の事故で、住民はちりぢりに避難。横山も仙台市の次女宅に駆け込んだ。立野地区は原発から半径20キロ圏内で、一帯に避難指示が出された。その夏、仙台市内の借り上げ住宅に移った。 東日本大震災、そして東京電力福島第一原発事故は多くの人の人生を狂わせました。その中の一人、横山さんのふるさとへの思い、葛藤を描きます。(文中敬称略、年齢は現在) 横山が、立野の自宅跡地に残… Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
マンションは「管理を買え」、でもどうすれば? 管理不全になる前に
「マンションは管理を買え」。そういわれるくらい、マンションの管理は重要です。住民で担うのが基本ですが、とはいえ、専門的な知識が少なく難しいのが実情です。最近は、建物の老朽化や住民の高齢化が進み、管理費や修繕費の捻出に悩む管理組合も出てきています。 困った時はどうすればいいのでしょうか。マンション管理に詳しい専門家2人に聞きました。 相談先はどこに? マンションの管理問題で多いのが、「どこに相談したらいいのか分からない」という悩みだ。 マンション管理コンサルタント「さくら事務所」(東京)の土屋輝之さんは、東京都などの各地の管理士会や行政の窓口をあげる。国の管理計画認定制度が4月から始まり、今後は行政の関与が増えていくことも期待できる。 コンサル事務所などが管理ノウハウをまとめたホームページや動画を活用するのも有効だ。無料の相談電話窓口がある事務所も多く、インターネットなどから信頼できる事務所を探すこともできる。 ただ、ネットが苦手な人もいる。土屋さんは「ネットに詳しい住民の子どもさんや若い住民もいるはず。力を借りて、オンライン通話の設定をしてもらったり事務所の連絡先を探してもらうなど、ネットを使いこなせる人に面倒をみてもらうことが、解決の第一歩になる」と話す。 一方で、管理などについて相談を受ける一般社団法人「日本マンションサポート協会」(東京)の川島崇浩・代表理事は、マンション管理センターなどの公の相談窓口もあるが、「情報交換会での口コミで専門家を探すのも有効」と話す。ただ、情報交換会には管理組合が主体になるものもあればコンサルや大規模修繕の施工会社、設計事務所が主催するものもあり、その点は選びどころだ。 たとえば、管理組合が主体で運営しているものに、理事長らが参加する勉強会「RJC48」がある。 「管理組合主体の情報交換会で名前が出てくる専門家は、ある程度信頼できる。そこに相談するのは一つの方法です」と川島さんは話す。 日常の管理で注意点は? では、日常管理を進める上で、どんなことに注意すればいいのか。 川島さんは初めの一歩として… Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
全国初の女性市長・元芦屋市長の北村春江さん死去 震災の復興指揮
2022年3月13日 14時24分 全国初の女性市長として兵庫県芦屋市長を務めた北村春江(きたむら・はるえ)さんが13日午前9時44分、誤えん性肺炎のため同県西宮市内の病院で、死去した。93歳だった。通夜は15日午後6時、告別式は16日午前11時30分から、芦屋市春日町1の3の芦屋マイトリーホールで。喪主は長男篤(あつし)さん。 京都市生まれ。弁護士から芦屋市教育委員長を務め、1991年の市長選で初当選し、3期12年務めた。95年の阪神・淡路大震災では自宅が全壊。市長室に段ボールと布団を敷いて寝泊まりし、救援活動や復興を指揮した。 2003年に市長を退任後は弁護士に復職していた。昨春から体調を崩していた。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
ナイトクルーズ中の旅客船と台船が衝突、1人けが 山口県周南市沖
前田健汰2022年3月13日 15時59分 12日午後8時ごろ、山口県周南市の晴海埠頭(ふとう)南方の沖合で、航行中の旅客船「ハイドロびんご」と、いかりを下ろして海上に停泊中だった台船が衝突した。徳山海上保安部によると、旅客船は周南市主催のナイトクルージング中で、乗客48人を含む50人が乗っており、11歳の少女1人が柱に頭を打って軽いけがを負った。台船は無人だった。 ハイドロびんごは総トン数19トン、長さ約17・6メートルの双胴船で、広島県福山市のジャパンハイドロ社が所有。水素と軽油を一緒に燃やすエンジンを搭載した世界初の小型旅客船として、昨年7月に竣工(しゅんこう)した。(前田健汰) Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
大阪で4897人の感染確認 新型コロナウイルス
2022年3月13日 18時41分 大阪府は13日、府内で新たに4897人が新型コロナウイルスに感染していることを確認したと発表した。また、2月17日から3月12日にかけて、70~90代の12人が死亡したことも発表した。府内の感染者は延べ72万9768人、死者は計4296人になった。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
拉致被害者家族会、早期の日朝首脳会談求める 今後の運動方針決める
北朝鮮による拉致被害者家族会と支援団体「救う会」は13日、東京都内で合同会議を開き、今後の運動方針について、早期の日朝首脳会談の実現を日本政府により一層求めていくと決めた。 家族会の横田拓也代表(53)は会議後の記者会見で「親世代が元気なうちに会えなければ何の意味もない」と述べ、日朝のトップ会談実現に向けて岸田文雄首相自らの具体的な行動を求めた。 今年は家族会結成から25年、北朝鮮が拉致を認めて拉致被害者5人が帰国してから20年にあたる。横田代表は「私たちは節目などとは感じておらず、北朝鮮にいる家族を毎日心配している」と話した。 横田めぐみさんの母、横田早… この記事は有料会員記事です。残り172文字有料会員になると続きをお読みいただけます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル