伊藤和行2022年3月31日 22時00分 これまで20歳だった成人年齢が、4月1日から18歳に引き下げられる。2018年6月に成立した改正民法が同日施行されることに伴うもので、既に18歳に引き下げられている選挙権年齢とあわせ、若者の社会参加を促す狙いがある。成人年齢は、1876(明治9)年に太政官布告で定められてから146年間、変わっていなかった。 4月1日時点で18、19歳の人は、1日に成人となる。18歳になる誕生日が4月2日以降の人は、誕生日に成人となる。(伊藤和行) Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
ヒグマに襲われ男性2人がけが 札幌の山中
佐野楓、角拓哉2022年3月31日 22時30分 31日午後2時半ごろ、札幌市西区山の手の三角山の山中で、「男性2人がヒグマに襲われ、けがをした」と市職員から119番通報があった。2人は市から委託されたNPO職員で、ヒグマの巣穴を調査していた。頭や腕をかまれたが、命に別条はないという。道警によると、ヒグマによる被害は今年初めて。 道警地域課によると、現場は三角山山頂の西約500メートル付近の山中。市環境共生担当課職員とNPO職員ら計5人がヒグマの巣穴を調査していたところ、巣穴をのぞき込んだNPOの男性職員(47)が中にいたヒグマに頭をかまれた。助けようとしたNPOの男性職員(58)も右腕をかまれた。2人は自力で下山した。ヒグマは2人を襲った直後に走り去ったという。 3月13日に現場付近で巣穴が見つかったという情報が市に寄せられていた。(佐野楓、角拓哉) Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
佐賀市の水路で87歳曽祖父と2歳のひ孫死亡、散歩に出かけて不明に
3月31日午後7時50分ごろ、佐賀市川副町小々森の水路で、近くに住む無職糸山力二(りきじ)さん(87)と、同居のひ孫山田咲帆(さきほ)ちゃん(2)が仰向けの状態で浮かんでいるのを警察官が見つけた。2人は病院に搬送されたが死亡が確認された。 佐賀南署によると、この日午後7時ごろ、咲帆ちゃんの父親から「祖父と娘が散歩に出かけたまま帰ってこない」と署に通報があり、付近を捜索していたところ、水路に浮いている2人を見つけた。現場の水路の幅は約5・7メートルで、水深は約50センチ。2人に目立った外傷はないといい、1日に司法解剖をして死因を調べる。 発見時、咲帆ちゃん、糸山さ… Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
道警ヤジ排除訴訟、控訴しないで 原告2人が知事に要請
平岡春人2022年3月31日 22時30分 3年前の参院選で、札幌市で演説中の安倍晋三首相(当時)にヤジを飛ばした男女2人を北海道警の警察官が排除したのは、表現の自由を侵害する違法な行為だったとして、道に慰謝料などの支払いを命じた札幌地裁判決を受け、原告の2人は31日、被告代表者の鈴木直道知事宛てに控訴しないよう求める要請書を郵送した。 原告側は知事に面会を求めたが、道側が拒んだため、要請書を送った。2人への謝罪や、原因検証とその結果公表、再発防止策の実施も求めている。 この日会見した原告代理人の小野寺信勝弁護士は「沖縄では県警の違法行為をめぐる訴訟で、県警が控訴を求めたが知事が見送ったケースがある」と指摘。原告の男性(34)は「僕が排除された時、知事は現場にいた。現場に居合わせた人間としてどう思っているのか問いたい」と話した。(平岡春人) Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
18歳、きょうから成人 借金やクレジット契約で悩まないために
民法が改正され、4月1日から成人する年齢が18歳に引き下げられる。18、19歳も親の同意なくさまざまな契約が可能になる一方、責任も負うことになる。消費者トラブルが増えることが懸念されており、事業者側も一定の対応が進んでいるが、新成人を狙った悪質商法は増えるだろうとして、専門家は注意を呼びかけている。(小林未来、前田朱莉亜) 貸金業界、6割は18、19歳に貸し付けせず 大学の先輩に「1年で何倍にもなる」と勧められ、50万円を借り入れて投資用のソフトを買ったのに、説明と異なり全然もうからない――。 全国の消費生活センターには、投資やネットビジネス関連のマルチ商法などで、若者に借金させて商品を買わせるトラブル報告が相次ぐ。これまでは、20歳未満の未成年が融資を受ける際は通常親の同意が必要だったが、4月からは18、19歳は親の同意なくお金を借りられるようになる。 トラブル防止のため、貸金業者らは18、19歳に貸し付けないなどの自主規制を進める。日本貸金業協会と金融庁による昨年の調査では、貸金業者561社のうち、8割超の470社が「18、19歳の学生には貸し付けない」と回答。学生かどうかに関わらず「18、19歳には貸し付けない」と回答したのは6割超の361社だった。同庁は、自主規制が進んでおり、貸し付けないとする業者の割合は今年に入ってさらに増えているとみる。 同協会は、成人年齢引き下げ… この記事は有料会員記事です。残り1673文字有料会員になると続きをお読みいただけます。 【5/10まで】記事読み放題コースが今なら2カ月間無料!詳しくはこちら Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
容疑者を「100歳で死亡」と推定 1995年の殺人、手配の男送検
山口県と北九州市で1995年、山口県下関市出身の無職吉田卓三さん(当時37)の切断された遺体の一部が相次いで見つかった事件で、死体遺棄容疑などで指名手配されていた父親の吉田富一容疑者を昨年10月、山口県警が殺人などの容疑で書類送検していたことが、捜査関係者への取材でわかった。 捜査関係者によると、吉田容疑者は生存していれば昨年に100歳となったが、山口・福岡両県警の捜査本部は死亡していると推定し、書類送検して捜査本部を解体。捜査を終結していた。こうした事例は「100歳送致」と呼ばれ、全国で初とみられるという。 書類送検容疑は、卓三さんを… Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
工夫だったのに… 早大のオンライン不正受講、学生が語る「事情」
オンラインで視聴する授業動画を、何本も同時に再生した学生が多数いることが判明した早稲田大学。この授業の成績について大学側は、同時再生した学生は「不可」にすると受講者に通知し、成績は今月1日に発表された。しかし、「不可にする前に事情を聴いてほしかった」と話す学生もいる。どんな「事情」があったのか。 早大によると、問題となったのは、商学部の必修科目として2021年度秋学期に開講された「ビジネス法入門」。新型コロナ対策のため、学生たちは教室での対面授業を受ける代わりに、教育支援ソフト「Moodle(ムードル)」で授業動画をオンラインで視聴することに。単位を取るには期限内に全て見終える必要があった。 この授業動画を巡っては、何本も同時再生させていた学生がいたことが2月に表面化した。その数は100人ほどになるとみられる。大学は、本来は各動画を1本ずつ視聴しなくてはならないとして同時再生を不正行為と判断。同時再生した学生の成績を「不可」とする方針を示していた。 学生「僕たちの言い分も聞いてほしい」 この授業を受けた複数の学生によると、各動画は、初回視聴時はスキップ再生できない設定になっており、2度目以降は、任意のところから再生できるようになっていたという。 今回、成績が「不可」となっ… Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
共通テスト問題を流出、「公正な試験害した」 女子大学生を家裁送致
川嶋かえ2022年3月31日 20時03分 大学入学共通テストの受験中に試験問題を撮影して外部に流出させたとして、東京地検は31日、女子大学生(19)を偽計業務妨害の非行内容で東京家裁に送致したと発表した。関係者によると、保護観察官らの指導を受けて刑事施設に入らず社会で更生する「保護観察」が相当との意見をつけたとみられる。 女子大学生の協力者として問題の映像を受け取り、事情を知らない大学生に解答させるため転送したとされる会社員の男(28)については、偽計業務妨害罪で略式起訴した。略式起訴は、非公開の書面審理で罰金などを求める手続き。 発表によると、女子大学生は1月15日、大阪府内の会場で受験中、「世界史B」のすべての試験問題をスマートフォンで動画撮影。ネットを通じて受け取った男が静止画像に加工して、解答を求めるメッセージとともに東大生ら7人に送信したという。地検は、こうした行為を「公正な試験の実施を害する恐れを生じさせる」と判断した。 関係者によると、ネットを通じて女子大学生と知り合った男は、報酬を約束されていたという。警視庁が2月に2人を書類送検した。大学入試センターは、女子大学生の全科目の成績を無効にしている。(川嶋かえ) Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
千葉市で震度4、マグニチュード推定4.7 新幹線一時運転見合わせ
2022年3月31日 21時10分 31日午後8時52分ごろ、千葉県北西部を震源とする地震があった。千葉市花見川区で震度4、東京都と千葉、埼玉、茨城、神奈川の各県で震度3を記録した。気象庁によると、震源の深さは約70キロ、地震の規模を示すマグニチュードは4・7と推定される。 JR東海によると、東海道新幹線は東京―小田原間で一時運転を見合わせ、午後9時ごろ再開した。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
「ここに上陸されたら…」自衛隊がミサイル配備進める南西の島々
【動画】宮古島であった対空・対艦ミサイル部隊の訓練=藤脇正真撮影 トラック型のミサイル発射装置が相次いで上空を向き、射撃態勢をとった。発射装置から伸びるケーブルを隊員が素早く数十メートル先の遠隔操作のための機材に接続する。 「安全点検!」「よし!」。機材の周囲にしゃがみ込んだ隊員たちのもとに、最後に駆け寄った1人が右手を挙げ、「展開完了!」と声を上げた。 陸上自衛隊宮古島駐屯地(沖縄県宮古島市)で2月8日にあった対空・対艦ミサイル部隊の訓練は、上空からの攻撃に対処しつつ、敵の艦艇を迎え撃つシナリオのもとに進んだ。 日本復帰から50年を目前に、米中対立の「最前線」に置かれる沖縄。沖縄を代表するリゾート地・宮古島や石垣島では、自衛隊がミサイル網の構築を急いでいます。記事後半では、軍事基地化が進む現場を記者が訪ね、住民らに思いを聞きます。 駐屯地は島の中央部にある… Source : 社会 – 朝日新聞デジタル